あの雪の中での出来事の後。  
震える体を二人は抱き合いしのいだ。  
其の日から二人は互いを意識するようになった。  
暗い心の傷を語ったカオル。黙って聞いていたルナ。  
 
――すべては心から始まった。  
 
「ルナ」  
そういとおしげにルナの髪をとく。  
二人は今はだかでみんなの家のベッドに寝そべっていた。  
遺跡の調査にでかけたシンゴたちを送った後である。  
「カオル、くすぐったい」  
そういえばいうほどルナをいとおしく思う心があふれて来る。  
「はぁ……」  
くりくりとルナの乳首をつまむ。ルナはくすぐったさの中に甘い疼きを見出して、  
裸の体を動かした。  
「カオル……」  
カオルの顔がすこし歪む。  
ルナはカオルの逸物を手に取ると上下にしごき始めた。  
「気持ちいい、カオル?」  
「バカ」  
小さく呟く。その顔も赤い。  
「あ、はぁ……」  
やがて二人は六の字九の字になっていた。  
ルナはカオルの逸物を舌で愛撫し、カオルはルナの女性を優しく舐める。  
お互いがそれを延々と繰り返す。  
「あ、ああ……」  
ルナの口から甘い鳴き声が漏れてくる。  
「どうした、もう降参かルナ」  
そういわれればルナも負けぬ気が起きてくる。  
「はあっ……駄目、カオル……から、いかせるんだから」  
そういうとルナはカオルの逸物を口に含んだ。  
そのままぺろぺろと亀頭を舐めまわす。  
「うっ、ルナ……」  
二人は夢中になって互いの体を舐めあい、知り尽くしあった。  
若い二人の吐く息が夜の空気に溶けて拡がった。  
「いくぞ、ルナ」  
「うん来て、カオル」  
やがてルナをカオルが組み敷いてのしかかる。  
カオルの逸物はルナのサーモンピンクの女性に宛がわれると、上から力が込められる。  
「うん……」  
ルナが息を吐く。其の顔はぞっとするほど可愛い。  
カオルの逸物は根元まで突きこまれていた。  
「ああ、ルナっ」  
カオルが上下に腰を振る。  
其の度にぬちゃぬちゃという音がする。  
ルナの女性からはたっぷりと愛液がでて二人の愛を奏でる。  
「カオル、カオルっ、好きぃ……!」  
二人は貪るように口付けを交わした。  
二人の唾液が混じり、互いに交換し合う。  
「ルナ、ルナ!」  
「カオル!」  
やがて二人は絶頂を迎え――   
 
「カオル……カオル、愛してる」  
「ルナ……ルナ、好きだ」  
 
(終わり)  
 
 

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