「何をしているのかねえ、坊や」
ハワードはその声に背筋を凍らせた。
何とか拘束された腕を解こうと後ろ手にテーブルの上の果物ナイフを取ろうとしていたところである。
「あわわ……」
ハワードは恐怖のあまり泡を吹いてふらついた。
そこへ電磁ウィップが風を切る。
「ひょげええええええっ!!」
ここは「みんなの家」である。時刻は深夜。
闇に飲まれたそれはもはや「みんなの家」ではなく、
ブリンドー達脱獄囚一味の「巣窟」となっていた。
「へぶぅ」
情けない声を出して、ハワードは床に突っ伏した。
体中電撃が流れて、今でも筋肉がひくついて痛い。
その涙と鼻水にまみれた情けない顔を、ジルバは嫣然と見下ろした。
「おいたをする坊やにはお仕置きが必要だねえ」
ジルバがへろへろに倒れたハワードの前にしゃがみ込む。
ジルバはハワードのズボンのジッパーをズーッと下げた。
「おい、何やッてんだジルバ」
「なあに。ちょっと坊やをからかってやるのさ」
ハワードは頭が混乱して訳が分からぬ。
ジルバはハワードのジッパーを下ろすと、その中に手を突っ込んだ。
そして、なんと、逸物を掴んで引きずり出したのである。
「な、何をするぅ」
「今から坊やのジュニアをかわいがってやるのさ」
そういうとジルバはハワードの逸物を上下にこすり始めた。
「ひっ、ううっ」
こんな状況だというのに、いやこのような状況だからか、ハワードの逸物は勃起しだした。
「おや、勃ってきたねぼうや」
「あん、ひああ」
いつもいけだかなハワードは存外マゾ気があるらしく、拘束された状態で逸物を愛撫する感覚に忽ち登り詰めていく。
「あひぃ、僕イッちゃううう!」
そういうと、ジルバは手をぴたりと止めた。
「駄目駄目、すぐにはいかせないんだからねえ」
ジルバの笑みはぞっとする程色っぽい。
ジルバはそのまましばらくハワードの逸物に休息を与えると、亀頭をぴんぴん指で弾いた。
「さあ、坊やはこれに耐えられるかしらねえ」
ジルバは床にかがみ込んで、長い髪をかき分けた。
「言っておくけど、私の口に出すと酷いからね!」
そう言うとジルバはハワードの逸物を口に含んだ。
「はひゃああ、ふうっ!!」
ハワードが黄色い声を漏らす。
ジルバの舌はいやらしくハワードの亀頭をなめ回すと、じゅばじゅばと喉の奧までくわえ込んで吸い込む。
「じゅばじゅば……案外大きいじゃないか」
「あひぃ、ひえええええええええっ!!」
ハワードは父の権勢をたてに学校では好き勝手放題だったが、女性経験はない。童貞だ。
それに対し、ジルバの口淫は刺激が強すぎた。
「あふぅ、でるううううう!!」
「うぶっ!!」
ちょうどジルバが喉の奥でハワードを吸っていたとき、ハワードは炸裂した。
ごほごほとジルバがせき込む。口から精液を漏らすが幾分かは飲んでしまったらしい。
「この糞ガキぃぃぃ!!」
「ひぎゃああああっ!!」
ジルバの電磁ウィップがうなる。
「あれ程中だしするなと言ったのに、このバカ餓鬼が、このこのこの!!」
「あひいい!!ぎゃあああ!止めて、女王様ああああっ!!」
ハワードはさんざんに鞭打たれ、ほうほうのていで地に伏した。
「はあ、はあ」
「ふん、糞餓鬼め、私も興奮してきたじゃないか」
サディズムに酔ったかジルバはハワードを蹴って仰向きにした。
そして逸物を掴み出すと再びしゃぶりつくす。
「あひぃいいいいいい!!」
忽ちハワードの逸物は固さを取り戻した。
「それじゃ、いくからねえ」
そういうとジルバはそのままハワードの逸物に自身の女性をあてがい腰を下ろすように挿入した。
「あひぃ、ひあああああっ!!」
「はあ、はあ、どうだい坊や」
ハワードは初めての挿入に夢うつつだ。
ジルバの膣内は温かくぬるぬるとハワードの逸物に絡みついてくる。
ジルバは髪を振り乱しながら女性上位で腰を振っている。
「どうだい、いいならいいとお言い、豚め」
「いいです、女王様ああああ」
二人とももう限界だ。
「ああ、女王様、僕あ、僕あもう!!」
「出そうなのね」
そう言うとジルバは性器からハワードの逸物を抜いた。
そして一気にしごく。
「ふあああああああっ!!」
ハワードは天に向かって射精した。
(終わり)