「ちっ、ボブ、調子に乗るんじゃないよ!」
「へっへっへ、いいじゃねえかよ。減るもんじゃなし」
「ちょっとっ!そんなところでスカしてないでなんとかしたらどうなのさ!ブリンドー!」
ブリンドーは操縦席に座ったまま、気のない声で答えた。
「つきあってやれよ、ジルバ。どうせ嵐がやむまで他にすることはねえんだ」
「お、さすがブリンドー。話がわかるぜ」
操縦席にいたブリンドーはゆっくり立ち上がると、揉み合う二人に近づいた。
「あんたたち…」
みるみる凶悪な人相に変わったジルバにボブがひるんだが、その手が鞭に届くよりもブリンドーが鞭を奪うのが先だった。
「いい格好だな、ジルバ」
「二人とも、あとで丸焼きにしてやる!」
ジルバの両手は縛り上げられて操縦席に固定され、操舵室の床に押し付けられている。
背もたれの背中側を利用した形で、作業用ロープで縛りつけたのだ。
ブーツの足首はボブにつかまれ、細い首には愛用の電気鞭が巻き付けられていた。
電気鞭のスイッチに手をかけたブリンドーは、ジルバの顔の脇に立って見下ろした。
明るい室内で、プラチナブロンドに縁取られた赤い性器がひくつくのがよく見える。
ジルバは凶悪な表情でブリンドーをにらみつけていた。
「いいのかよ、ブリンドー」
「ああ」
「俺だけ悪いな」
ぶちゅっ
と音をたててボブの亀頭がプラチナブロンドの茂みに沈んだ。
「くっ!」
それはボブの巨体から想像した通りに太く固い。ジルバは呻いた。
「うおっ、吸い込まれる」
久しぶりに味わう女の体はボブのあるかなしかの理性を奪った。
つかんでいるジルバの足首をその太ももに思いっきり押しつけ、脚を大きく開かせて根元まで押し込む。
「うあっ!あああっ!」
一気に貫かれてジルバは体を反らせて声を上げた。
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ
「ジルバ、気持ちいいぜ」
「ああっ、あっ、あんっ、ボブ、おまえっ、許さっ、ああっ」
ブリンドーがタンクトップをたくしあげた。
釣り鐘型の白い乳房と色素の薄い乳首があらわになる。
それを乱暴につかみ、弄んだ。
「うああ…」
うつろな目で見上げるジルバの頬は紅潮し、口からはよだれが流れている。
嫌がったところで結局は好きなのだ。ブリンドーは顔をゆがめた。
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ
「くっ、もう出ちまう」
「あんっ、ああんっ、ぐっ、ふあっ!」
「中はやめとけ、ボブ」
「う」
ボブは急いで抜くとジルバの腹の上にぶちまけた。
自分の指で二、三度しごいて絞り出す。
「なんで、中は、ダメなんだ?ブリンドー」
ボブは久しぶりの射精に腰を抜かして喘いでいる。
「考えが変わったからだ。俺もやる」
言いながら電気鞭をボブに渡した。
「中で出すと汚れるだろ、嫌なんだよ」
腹に出された精液を見て眉をひそめ、それが見えないようにをひっくり返す。
「うあっ?」
腕を縛られたジルバは体を支えるのがひざだけになって辛そうだが、
それにかまわず尻をつかんですっかり勃ち上がった男根を押しつけた。
「嫌がったわりに、こんなに濡れてるじゃねえか」
べっとりと濡れた亀頭からジルバの愛液をぬぐってその鼻先に持っていった。
「くっ」
「この淫乱が…」
吐き捨てるとずぶずぶと挿入した。ジルバが腰を震わせる。
「あああっ」
「これが好きなんだろ?」
根元まで突っ込むと、ジルバの腕と顔は操縦席の背もたれに押し付けられた。
「うぐっ、そんなことないっ、あたしはっ」
パンッ、パンッ、パンッ
「うあっ、あんっ、あっ」
尻と腰がぶつかりあう音が響く。
その姿を見てボブは再び勃ちあがり、左手でジルバの髪をつかむとその顔を自分に向けた。
「歯を立てたらスイッチを入れるからな」
スイッチに手をかけた右手をジルバに見せてから、あごをつかんで口に突っ込んだ。
「ぐっ」
「うはははは、いいぞジルバ」
ボブはうれしそうに言うと遠慮なく腰を打ち付けた。
巨大な亀頭を何度ものどに当てられてジルバは目に涙をためる。
ブリンドーは勢いを弱めると、尻を広げて指で菊門を弄りはじめた。
「んんっ?」
ジルバがくぐもった抗議の声をあげる。
愛液をすくっては塗り、すくっては塗りして揉みほぐす。
「うぐ…」
「なんだ、こっちは始めてか」
バカにしたように言うと、ブリンドーは中指を挿入した。
「んんー」
「きついな、これなら楽しめるだろう」
言うと、ヴァギナから抜いた男根を菊門に沈めていく。
ジルバは目を大きく見開いた。
「はあっ、はあっ、はあっ、…うっ」
その瞬間、アナルファックを目の当たりにして興奮したボブが再び射精し、
ジルバの口中だけでなく、髪となく顔となく白濁した大量の液を浴びせた。
「あひぃ…」
ジルバは背筋を駆けのぼる快感に震えていた。
今はボブにもたれかかるように立たされており、後ろでブリンドーが肛門の開発に、前ではボブが乳房に夢中になっている。
腕の拘束は、もうめんどくせえ、と言ってボブが解いた。
「ふあぁ…」
脚がガクガク震えて愛液がとめどなく流れる。
頭がおかしくなりそうな快感だった。
「ボブ、そこに寝ろ」
「そうこなくちゃ」
「なにを…」
言い終わらないうちにボブの上に腰を下ろされた。
「ひっ!」
再びボブの巨根が挿入され、ジルバは限界を迎えた。
全身を痙攣させて四肢を突っ張らせる。
「あああああああああああああああああああああああ!」
海老のように体を反らせると、失神した。
バシッ
尻に衝撃を感じてジルバが目覚めると、前後でボブとブリンドーが動いていた。
窓を見ると、空が明るくなりはじめている。嵐が過ぎるのも近い。
「やっと起きたか」
「まだ終わってねえのに寝るなよ」
どうやら、ジルバを起こすためにブリンドーが尻を張っていたらしい。
その痛みさえ、もはや快感ではあったが。
「勝手なことを、言うんじゃ、ないよっ」
「お、元気だねえ、まだまだ楽しませてくれよ」
「はっ、あんたなんて、百年早…っ、んっ」
唇を噛んで、思いっきり締め上げる。
「おっ!」
「うっ!」
男達の反応をジルバは見のがさなかった。
するどく目を走らせて電気鞭の柄を探す。
それはうかつにも手の届くところに放置してあった。
(あとは楽しむだけさ)
ジルバは自分でも腰を使いはじめた。
「ふあぁ…あ…ああっ…んあっ…」
胎内で二人が一層膨張するのを感じた。
自分の背中にも再び快感が駆けのぼる。
「あああああっ!」
「またイクッ!」
「うっ!」
胎内に熱い放出を感じた瞬間、ジルバは電気鞭に手を伸ばした。
ためらわずにスイッチを入れる。
「ぎゃあああああ」
「うわあああああ」
男達の叫びを聞きながら、ジルバは恍惚と電撃を味わっていた。
「あたし、これがないと本当にはイケないんだわ」
海はすっかり凪いでいる。
青空の下を疾走するボートの上で仁王立ちになり、ジルバは笑った。
海蛇を倒したブリンドーに声をかける。
「またやるわよ。もちろん締めはこれで」
鞭に手をかけ満足げなジルバに、ブリンドーは笑うしかなかった。
「はははははは…」
「笑ってやがる…」
その笑顔に戦慄した少年がいたとかいないとか。
それはまた、別な話。