>詳しく  
 
二人は顔を見合わせてうなずき、部屋に入った。  
 
「ルナ」  
「あ、シャアラ…」  
ルナは気まずそうに振り返る。  
「よかった。私達、あなたを探してたの」  
「え? あ、ハワードも?」  
ハワードは部屋に入るとすぐ、後ろ手でドアをロックした。  
 
「な、なにす…」  
シャアラに羽交い締めにされ、ルナは身をよじった。  
「すぐすむわ。ちょっとサーチするだけだから。ハワード」  
声をかけられたハワードは無表情のままうなずき、チャックを下げる。  
「サーチって…、え?」  
見る間に、金髪に包まれたピンクの包茎が現れた。  
「ハワード、ちょっと、なにしてるの?」  
「大丈夫、すぐ終わるわ」  
耳に息がかかる。ルナはシャアラに耳朶をしゃぶられていた。  
「ひゃんっ! シャ、シャアラったら!」  
ハワードが口を醜く歪ませた。  
その手がむっちりしたルナの太股にかかろうとしたその瞬間…  
 
死角に隠れていたカオル、渾身の正拳突きがハワードのこめかみに決まった。  
ガスッ  
ハワードは白目を剥き、フルチンのまま反対側の壁に激突した。  
シャアラが飛んでいくハワードを見送っている間に、その鳩尾にも拳が入る。  
彼女は声もなく床に沈んだ。  
 
ルナはスカートを直し、自分を助けてくれたヒーローを見つめた。  
カオルは端正な顔を少し曇らせ、軽く前髪をかきあげる。  
 
「ふう」  
「ありがとうカオル、おかげで助かったわ」  
 
 
>詳しく  
 
「ベル、…ちょうどいいところに来てくれた」  
 
「実は、この部屋でシャアラとハワードが君を巡って…」  
「え?」  
「俺からは言いづらいが、つまり、そういうことらしい」  
「え?…いやぁ、まいったなぁ」  
ベルはまんざらでもない顔をして頭をかき、元気に部屋に駆け込んだ。  
 
とりあえず、目についたシャアラに飛びついて服を脱がす。  
ピンクのシャツを脱がされるに至って、さすがに意識が戻ってきた。  
「え、なに、ベル?」  
とてもうれしそうなベルの前に、半裸の自分がいる。  
「きゃっ」  
そのシャアラを小脇に抱え、今度はハワードに飛びついた。  
ズボンを一気に下ろされた衝撃でハワードも目を覚ます。  
「うわ、なんだお前!?」  
 
そして、とまどう二人を前に2秒ほどで全裸になった。  
「キャー!イヤー!脱がないでー!」  
しかも、すでに勃起していた。  
 
「仲良くしよう、なっ!」  
いいざま、ハワードの包茎を剥きにかかる。  
「ウワー!なにすんだおいやめろやめろやめ」  
鋭い痛みが走り、絹を裂くような悲鳴を上げる。  
パニックになり逃げようとしたシャアラは、足首をつかまれた。  
「きゃっ!」  
俯せのまま引きずられていき、尻をつかまれる。  
 
「ああん!」  
指を差し込んでみたら濡れている。  
どうも、シャアラは被虐体質のようだ。  
シャアラの隠された性向を知ったベルは無性に興奮して、挿入を開始した。  
「やっ、いやあ!」  
泣きわめくシャアラ。  
しかし、ベルはかまわず抽送を開始した。  
「あんっ!ああっ!」  
 
パンパンパンパン…  
二人が性交を始めたのをいいことに、ハワードはじりじりと後ずさった。  
回らない頭で、逃げる手順を懸命に考える。  
だが、服の端をつかんだ瞬間、ベルの糸目が光った。  
腰をつかんで引き寄せられ、シャアラと並んで四つんb(以下自粛  
「わー!ちょっと待…う…ぎゃー!パーパー!!」  
 
ドアを外から閉めると通路に静寂が戻る。  
カオルは何事もなかったように笑い、黒髪をかきあげた。  
(ご愁傷様…)  
 

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