オリオン号(寝室)。  
珍しくルナはベルと二人っきりになった…。  
他のメンバーが、交代に来るのはだいぶ後になるだろう。  
 
「ねぇベル…良いのよ。今ならカオルも居ないし…」  
そう言うとルナは、ベルにじっと眼差しを向けたまま  
机に腰掛けた状態で片方の足を台の上に乗せる。  
 
(ル…ルナ…!)  
そうだ。  
ルナはさっき自分のパンティを脱ぎ捨てたんだった。  
つまり、今スカートの中は・・・  
 
上げた片足と共に捲れ上がるスカート。ベルは生唾を飲んだ。  
「ル、ルナ!こうゆう事は好きな奴と…!」  
「ベル、私とするのイヤ…?」  
「い、イヤなものか…!で、でも君はカオルと…」  
 
ルナはふいに目線を下げる。  
「私は好きな人とじゃなきゃしない…もちろんカオルは好きよ。」  
「ルナ…」  
ルナの綺麗な眼差しが、又ベルを見上げる。  
「でも私を想ってくれるベルの気持ちも大切にしたいの…それじゃダメ…?」  
・・・・・・・・。  
(俺は夢でも見てるのだろうか。あのルナが俺を…)  
「ベルさえ嫌じゃなければ今…あっ」  
言い終わらないルナを机へ押し倒すと、口をこじ開け舌を絡ませた。  
「はっ…あっあっ…ベル!」  
ルナが苦しそうに息を掃く。  
(君は優しいから嘘を言っているのかも知れない。  
でも良いんだ…!只一度でも俺を求めてくれるなんて…ルナ…!)  
 
 
ルナはポ〜っとした表情で天井を見つめていた  
「・・・どうだった?」  
当然の声に驚くが相手はカオル、ルナはすぐ笑顔に戻る  
「う〜ん、ベルらしい優しい感じだったよ、中にも出さなかったし」  
「・・・フ、そうか」  
ベルのことだルナのことを考えたんだろう、カオルは思う  
「カオルは?」  
「シャアラは・・激しかった」  
そう言うとカオルはルナが横になっているベッドに腰かける  
「なんだか・・・欲求不満のような感じだったな」  
「ん〜、ベルって奥手だからね」  
そこが可愛いんだけど、と付け足す  
「ねぇ・・・カオル」  
突然真剣な声を掛けられカオルはルナの顔を見る  
「まだ、できそう?」  
「・・・ベルに悪い」  
「でも・・・私の子宮が精子欲しいってうずくの」  
この様子じゃ何を言っても利かないな、とカオルは溜め息混じりにルナのベッドに潜り込む  
「まったく、これじゃあ何のためにお前を・・・」  
「気にしないで、ねぇ?」  
 
 
 
「もっと!・・・っ・・・もっと激しくよ!・・・ベルッ!」  
「無理だよっ・・・出ちゃうよ・・・シャアラッ・・」  
 
―end  

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