忘れた上着を取りに戻る。薄暗い教室の窓辺にケイを見つけた。
窓の向こうにサッカーをする、彼女と同世代の男供の声が聞こえる。3階の教室。誰も彼女と俺だけのこの空間を知らないだろう。
スイッチに手をかけない限り、この子は近付いてこなかった。
振り向いたケイの、不安が浮かぶ眼から逃げるように頭を撫でてから引き寄せた。
「先生?…今日、わたし、忘れ物して」
「うん」
撫でたり餌をあげたりすれば付いてくる猫ではない。ちょっと前はそうだと思ってた。この子が何を思うのかなんて簡単だった。
見透かされたれただろう。俺はミスをしたのだ。
「充電しよっか」
はっと顔をあげたケイにキスをした。いつも驚きと羞恥を見せる。
近頃の女子高生にしては長めのスカートをめくりあげる。指先だけで撫で回した。
舌を絡めると懸命に答えようとする。
飴を舐めているのが分かった。
「甘い」
「ごめんなさ…」
甘いもの好きじゃないって言ったのを、覚えてるのだろう。
下着の上から秘部に触れると、やわらかく、濡れているのが分かった。
「感じるの?」
先生と、生徒。
大人と子供。
そうしてる時間が多い分、ほんのちょっと触れ合うだけでも感じ合えるようになってしまった。
経験は少なくない。教師になり忙しくなるとそんなのも面倒になったけれど、暇潰しに女と付き合うことは簡単だった。
この子だけだ。初恋だってこんなに恋したりはしなかった。
「せんせい」
泣きそうな顔をした。
下着の中に指を忍ばせたら、早くもとろけて、柔らかくなっている。ガクガクと震える体。
「ほら、しっかり立て」
片腕を腰に回して支え、空いた手で彼女を犯す。身長差があるから、彼女が屈むとキスもままらなない。
より深く入れた中指を押し込んで撹拌する。
「や…あっ…」
「いや?」
うつむいて泣きながら首を振る。
舌を絡めながら彼女の体温が残る、濡れた手でセーラー服をまくりあげた。
乳房の中心をねじると、反応がいい。
「あっ…んっ」
この子の反応、成長過程、知り尽している。
口を塞ぐようにキスをしながらスカートの中の下着を引きずり下ろす。
「先生、また誰かに見られたら…っ」
「うん」
感じている証しとして汚れた下着を、机の脇に落とした。
再び指で入り口を広げる。いやらしいぬめりが容易に侵入を許してくれる。
「先生…っ」
「いい?」
潤む目が俺を見上げる。窓枠に彼女を押し付けた。