何だろうこの感じは……  
身体の中がムズムズする様な不快な感覚が朝田詩乃ことシノンを襲っていた。  
この感覚は何処かに覚えがある。  
今日偶然にも出逢った男? キリトの時にも感じた。  
最初出逢った時にはその男には思えぬ容姿からGGOでは数少ない女性プレイヤーだと思い、武装のコーデまで面倒を見てしまった。  
キリトからの告白で男だと分かった時、自分への怒りが込み上げて来た。同時に怒り以上の気持ちが身体の中を支配していくのを感じていた。  
GGOは、ただPTSD克服の為の手段でしか無く、特定の誰かと親しくなるなど考えもしなかった。  
けれども、キリトを女だと思っていた時のあの感覚はシノンには忘れがたいものであった。心の底から笑った感覚。それは、キリトが贈ってくれた物だ。  
時間が経つに連れてその気持ちは次第に大きくなり、恋という気持ちを自覚させる。  
 
今では、キリトの顔を思い浮かべるだけで頬が朱に染まる。  
彼の飄々とした態度からは思えもしないほど暗い過去に苛まれる姿は守ってあげたくなる。  
そう思えば、思う程に私はキリトの事が好きなのだと自覚される。  
 
彼と触れていたい。  
そう思う様になるのにも時間の問題であった。  
想いは募るばかりで、私は彼の前ではツレない態度か、何も言えずに顔を赤くしているしか出来ない。  
シノンは疲れた身体を癒す為に宿屋に入る。  
部屋は殺風景で、ベッドと机しかない。  
シノンは戦闘服を解除して下着姿になる。  
シノンはベッドに腰を降ろそうとした時に、背中にあるへカートに気が付き、武装解除をしようとする。  
不意にへカートにキリトが浮かび上がった様な錯覚に囚われた。  
その後はもう、なし崩しに身体が反応していた。  
 
「あぁっ…うっ…キ…キリト〜」  
彼の名前を呼びながら自分自身で身体を慰める。  
下着を移動させると自分の胸とマンコに触る。  
グショグショという卑猥な音が周囲に漏れ出し口から快感による声が止まらない。  
シノンは不意に先程、武装解除しなかったへカート手を伸ばす。  
「…わ、私…本当にどうかっしちゃってるわね……」  
そう呟きながらも手を止める事をしない。  
へカートの銃口を自身にズボズボという音を立てて押し込んでいく。  
当然、私自身は現実では経験などない、この世界でもそれは同じだった様で、身体に痛みが突き抜ける。  
赤い血がシーツを汚す。  
一瞬、手を止めてしまうが、身体は本能に従順で直ぐに再開してしまう。  
「うっ……キリト…す、好きなの…」  
マンコから血とはまた違う液体が漏れ始めていた。  
「ああぁっ!!」  
次第にへカートを動かすスピードが上昇していく。  
「もうっ……ダメ! …我慢出来ない!!」  
その言葉を合図にシノンに絶頂が訪れる。  
へカートが抜かれると同時に大量の透明な液体が吹き付けられる。  
 
後日。シノンはキリトと出会った時に、彼女は自分のした事の罪悪感に苛まれてまともに彼の顔を見る事が出来なくなったのである。  
 
 

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