ソードアートオンライン3巻300ページからのIF
「あーっ、ずるいヨ、サクヤちゃん。色仕掛けはんたーい」
「人のこと言えた義理か! 密着しすぎだお前は!」
美人領主二人に左右からぴたっと挟まれて、キリトは困った様子ながら顔を赤くしてまんざらでもなさそうな……。
「ンー、じゃあ間をとって、近くのケットシー領のお城でお酒はどーカナ?もちろん、サクヤちゃんも参加でー」
「ああ、それならば問題は無いな。私としては二人きりの方が良いのだが。」
「あー、やっぱり色仕掛けスルつもりだったんだネー」
リーファ達が領主二人のやりとりに呆然としている内に、事がどんどん決まっていく。
「お、おい、俺どうすれば……?」
戸惑いながらも、僅かに鼻の下が伸びてしまう。
「……どうぞご自由に!あたしは、もう寝るから!」
そんなキリトにジト目を送った後、リーファは頬を膨らましてそっぽを向いた。
◇ ◇ ◇
「ココが、ケットシー領で一番国境に近い、お城ダヨ。綺麗な内装でしょ?」
「ルー自身が内装した訳ではあるまい?ルーは領民から色々と貢がれているからな、他にも莫大な私有財産があるらしいぞ」
美貌を綻ばせ、サクヤがキリトの耳元に囁く。
「モテルって辛いヨねー、にゃはは」
アリシャも不自然な程キリトに寄り添い、時々胸を腕に押し付ける。
既にリーファはログアウトし、この豪華に装飾がなされている城にいるのはキリト・サクヤ・アリシャの3人だけになっていた。
いや、もう一人。
「ぱぱっ、またドキドキしてます!浮気はダメですからね」
二人にはプライベートピクシーとして紹介したユイ。リーファと同じようなジト目で、腰に手を当てて睨んでいる。
「そ、そんなんじゃないって、俺は二人に世界樹攻略の相談を……」
キリトにはやましい思惑は無い筈なのに、何故かしどろもどろになってしまう。
さすがに耳元の吐息と腕に感じる柔らかい感触が……イロイロな意味で辛い。
「うー、あやしいですー」
「まあまあ、ユイちゃんも、ホラ飲んで飲んで、美味しいヨ」
アリシャが小さなお猪口をユイの目の前に置く。ユイの身体の大きさからすれば、かなりの量になりそうだが。
「おいおい、未成年にお酒は……」
そう注意しながらも、キリトの前にある酒瓶は半分以上減っている。
少し意地汚いと思いつつも、口当たりが良く、美味いのでつい進んでしまうのだ。
「大丈夫。本物のお酒じゃないんだしネ」
「ああ、法的にも身体的にも問題は無いという見解が公式に出されている。安心していい」
二人の領主もピッチが早い。アリシャに至っては既に2本目に取りかかっている。
「この場合、『ヤケ酒』という飲み方になるのですね?」
小さくお猪口に口をつけてからちょこんと首をかしげる。
「ユイちゃん、博識だネ」
「ユイ……なんで、そんな言葉知ってるんだ?」
「ふふふ、ぱぱのしらないところで、おべんきょうしれるのれす」
とろんと曇ったユイの瞳。呂律が廻らない口調で甘えるようにキリトに寄りかかる。
「サクヤさん。これ、やっぱ問題あるんじゃ?ユイ、一口で完全に酔っ払ってる」
キリトが額に冷や汗かきつつ、サクヤに視線をやる。
「ああ、少々の酩酊感はある。……ここまで顕著なのは珍しいが」
「わらしは、よっれなんていまふぇんよー。ふにぃ……」
そのまま肩から崩れ落ちるユイを、キリトの掌が受け止めた。
「あー、ユイちゃん、眠っちゃったネ。……そーなるとぉ、これからは大人の時間カナ?」
酔いつぶれたユイを慌ててハンカチで作った簡易ベットに寝かせるキリトを見て、
アリシャは"ニィッ"と、いかにも猫科といったいたずらな笑みを浮かべた。
そして、大きく腕を振って、ウインドウを操作し、一枚一枚服を消してゆく。
元々露出の大きかった服装が更に服の覆う範囲を狭め……。
「キリト君は優しいのだな。なぁ、ルー……って!」
同じく微笑ましげにキリトのお父さんぶりを眺めていたサクヤが、その切れ長の瞳を驚きで見開いた。
「こ、こら!いきなり何を!?」
「ナニって……色仕掛けに決まってるヨ」
既に全裸になったアリシャが、小振りだが柔らかく張りのありそうな二つの膨らみを小さく揺らし
サクヤの方へ振り返った後、再度キリトの傍へ忍び足で近づく。
「ふう、ユイは寝てるだけで、確かに問題無かっ……」
キリトが振り返った途端……目の前に笑みを浮かべた、全裸の猫耳少女。
「うえぇぇぇ!?」
「にゃはは、驚いた?」
言葉にならず、フリーズしたキリトに、その猫耳の美少女はとんでも無い事を言う。
「ネ?キリトくんはー、ALOのエッチにキョーミある?」
この言葉を口にしているのが、ケットシーの領主アリシャ・ルーで、自分が誘惑されているとキリトが気づいたのがきっかり10秒後。
……アリシャの柔らかそうなふくらみと、小さな桜色の先端。愛らしい無毛の秘所から目が離せないまま、なんとか言葉を口にする。
「え……ALOで……出来るの?」
(違う、俺にはアスナという妻がいて、浮気は出来ないとハッキリ言わないと
いや、それはSAOの中でのことだけど…ああ、だからALOではいいのか?いや、ダメだろ、ユイに叱られるし、アスナに合わせる顔が)
既にキリトの頭の中は大混乱に陥っていた。
「フツーは出来ないんだけど。
『城級の建物』で『ケットシー領の一部でしか取れないレアなお酒<ナイト・ルージュ>を飲む』と、
領主の権限で、プロテクトが外れるみたいなんだヨね。にゃはは、エライ人の特権カナ?
バグか仕様か解らないけど、サクヤちゃんといっぱい試したから間違い無いヨ」
「こら、ルー!それは誰にも言わない約束だったろ!」
サクヤが大慌てでアリシャの口を掌で塞ぐ。いつもは怜悧であろうサクヤの美貌が羞恥で桜色に染まっている。
「た……試したって……つまり」
「そーだヨ、全シルフの憧れ、美貌の領主の『弱点』を知ってるのは、このアリシャ・ルーなのでした!にゃはは」
そう言って笑うと、アリシャはサクヤの手をするりと抜け出し、後ろに廻ると、くにゅ……小さな手で長衣の上からサクヤの胸を揉みしだいた。
「ふぁ……」
凛とした今までのサクヤから想像も出来ないほど、艶っぽい喘ぎ声が漏れる。
「サクヤちゃんは、長衣で隠してるけど、ホントはおっぱい大きいんだヨ。それでネ、ココが弱点」
アリシャ・ルーの腕が長衣の中へ進入し……胸の辺り、何かを摘むような動きをする。
「ルー、やめっ……。あっああっ……くぅぅっ」
「サクヤちゃんだって、期待して来たんでしョ?<ナイト・ルージュ>出した時ナニも言わなかったしネ」
「くっ…ん……。だ、男性にも同じ現象が起こるか……知りたかったのは確かだが……ぁぁっ」
「このエッチな身体で試すつもりだったんだー?」
「ち、違……ぁぁぁぁっ!!!!」
サクヤの美貌が歪み、つぅぅっと涎が美しい唇の端から垂れる。
そういえばアスナもイッた時、こんな表情をしてたな……目の前で行われてる淫らな出来事が実感できず
キリトは呆然と、そんな事を思い出していた。
「イッちゃったネ、サクヤちゃん。胸だけでなんて、相変わらずびんかーん。それともぉ、キリトくんが見てからカナ?」
「ち、ちが――」
未だ快感の余韻を残した瞳のまま、サクヤは慌ててかぶりを振る。
「ぁっ……す、すまないキリト君。みっともない処を見せてしまった。今夜のことは忘れ…ぅぅんっ!」
からかうアリシャを無視し、真っ赤な顔でキリトに言い訳し始めたサクヤだが、再度胸を揉まれ言葉が途切れる。
「ナニ言ってるの。これからキリトくんに、いっぱいエッチしてもらうんだよ。」
「え……ええっ?!俺?」
自分の名前が出されたことに驚き、キリトはやっと我に返った。
「イヤ?女の子に恥をかかせるの?……ユイちゃんに言いつけちゃおうかナ」
アリシャが上目遣いで可愛く睨み、脅かしてくる。
……その脅し文句より、彼女の小麦色の柔らかそうな身体、サクヤの乱れた吐息がキリトの心を惑わせる。
「うぐっ」
「それに、コレは実験だヨ。バグの検証ってヤツ。キリトくんは、それに協力してるだけ。にゃはは、これなら浮気じゃないヨネ?」
アリシャ・ルーが身体を見せ付けるように仰向けに寝転がった。
既に桜色の乳首はつんと立ち、無毛の秘所も隠さないままキリトを見つめる。
そして、一瞬、ちらっとサクヤを横目で見て微笑んだ。
「……ん……そうだな、検証への協力要請ということであれば……問題ないな?」
やっと息を整えたサクヤも、吹っ切れたように妖艶な笑みをキリトに向けた。
その指は小さくウインドウを操作して、衣服を消し始めている。
そして数秒後、長衣で隠されていた、サクヤの豊乳が露になった。
先ほどまでルーに揉まれていたせいか、白い双乳が瑞々しく張り、
少し大き目な桜色の乳輪がぷっくりと膨らんで、硬く尖った乳首を持ち上げて扇情的に震えている。
「そ……れ、は」
サクヤの豊かな丘陵に惹きつけられたまま視線を外すことが出来ないキリトがそれでも理性を振り絞り、拒否の言葉を紡ごうとした、その時。
「ここは、交渉成立してるヨ……ほらほら」
アリシャのからかうような声と共に、サクヤの美しい裸体に見惚れていたキリトへ向かって、ひょいと手が伸ばされる。
仰向けの状態から軽く起き上がっての不意打ち。
その手は、この淫靡な状況によって、黒いズボンに包まれながらも、微妙に自己主張し始めていた部分を撫であげた。
「っ!!」
腰が砕けそうな感覚がキリトを貫く。
かろうじて、その衝撃に耐え抜くと……じわり、とアリシャが愛しげに擦り上げている場所から
心地良い痺れるような熱さが湧きあがってくる。
――久しく忘れていた、アスナとの密戯で育てられた性的な快感。
「うぁー、スゴイスゴイ、どんどん大きくなる…サクヤちゃんも触ってみなヨ」
アリシャが無邪気な声ではしゃぐ。その間にもキリトの股間を撫で上げる手は休まず、
それどころか、盛り上がった部分に頬すりせんばかりに顔を近づけている。
「……こ、こら、やめっ――え……うぁぁ……」
とりあえず、強引に引き剥がそうとアリシャの肩に手をかけた途端、その柔らかさと温かさ、華奢な感触に躊躇する。
そして、上目遣いに微笑みかけるアリシャの瞳に射すくめられ、慌てて視線を逸らすと……
そこへ四つん這いのまま、サクヤが近づいてくる姿が見えた。
キリトの動きが止まる。
白くなめらかな肌と、美しく引き締まったウエスト。
そこから、柔らかい曲線を描く白桃のようなお尻にまでかかる艶やかな黒髪。
何より、獣のような格好で近づいている為、重力に従いその体積を増したような豊かなふくらみが
ふるふると揺れ、キリトの視線を釘付けにする。
(アスナも……結構あったけど……)
無意識に比べてしまい、唾を飲み込む。
サクヤのスレンダーな身体に実るたわわな果実は、キリトの理性を吹き飛ばすには十分な魅力をもっていた。
「アー、もう!サクヤちゃんに見惚れて、アタシのこと忘れてるでしョ?!」
ぐいっとズボンが下着ごとずり下ろされた。ひんやりと夜気が下半身を覆い、ゾクッと悪寒が走る。
予想もしなかった"攻撃"に慌てたキリトの足が、脱がされたズボンと下着に絡まる。
「――どわっ」
「隙あり〜」
仰向けに倒れたキリトに、追撃をかけるかのような素早さで、アリシャが覆い被さる。
そして、剥き出しにされたモノを手に取り……何故か数秒固まったまま動かなくなる。
「……うそ……サクヤちゃん、見て!すごいヨ。これ」
アリシャが驚いた猫のように目を丸くして、驚嘆の声を上げる。
捕まえた獲物を見せびらかすようにサクヤの方へ手の中……いや、手に大きく余るソレを見せる。
「……なっ……」
キリトとアリシャのやりとりを、楽しそうに眺めながら近づいていたサクヤの瞳が、
示されたモノを映すと、相方と同じように大きく見開く。
平均を大きく超えた、キリトの『肉柱』。
いや、彼の得物と同じく『巨剣』とでも言うべき、黒く巨大なモノがそそり立っていた。
刺激された為か既に、赤黒い凶暴そうな亀頭からは、トロトロと先走り汁が流れ、淫靡さをコレでもかという程漂わせている逸物だった。
「男性の……は、これ程、大きくなるものなのか?!」
その巨大な剣を目の当たりにし、助けを求めるようにアリシャへ視線をやるサクヤ。
「あ、あはっ。そんな事言われても、アタシだって、実物ミルのは初めてだヨ」
引きつった笑いを浮かべるアリシャの額を冷や汗が伝う。
正直、キリトも焦っていた。
SAOと違い、ALOは実際の体をモデルとしていない。
どうやら、かなり「レア」なモノを持ったキャラになってしまったらしい。嬉しくも何とも無いが。
とりあえず、全世界の男性の為にも誤解を解かないと……妙な義務感にかられてしまう。
「あ、あー、その。ソレは、このキャラの身体的特徴で、
た、多分、男性の平均値は、これよりかなり小さいんじゃないかな……と」
そーいうコトを女性に説明するのは、かなり恥ずかしく、語尾が段々と小さくなってしまうことは避けられなかった。
それでも、これを平均と思われると、全男性に申し訳が立たない。
「……そうなんだ?よかった〜。リアルでこんなのにサレたら、死んじゃうヨね」
長大なキリトのモノを小さな掌で弄びながら、サクヤへ同意を求めるアリシャ。
その瞳には再び悪戯を企む子猫のような光りが灯り始めている。
「ああ、さすがにリアルであれば、躊躇するな」
「にゃは、サクヤちゃんのえっちー。ここでなら、幾らでもシたいってことだネー」
「そ、そんな事は――」
「あれ?違うの?じゃあ、コレはアタシのものでいいよネ?」
「こら、ルー、また抜け駆けするつもりだな」
(もう、どうとでもしてくれ……)
自分の「レアアイテム」を前に、好奇心に任せ色々と品評する彼女達をよそに、
妙に諦めと達観が入り混じったような気持ちで寝転がっていたキリトだったが、
アリシャの行動で我に返らされることとなった。
ちゅ……ぴちゃ。
「――!!なっ!」
キリトの逸物に唇を近づけたかと思うと、小さく可愛い舌先を伸ばし、チロチロと舐め始めたのだ。
そして、ひとしきり舐めると、ゆっくりと口を開いて先端を咥える。
ぴちゅ……あむ。
当然アリシャの小さな口では全てを含む事など出来ないが、先端だけを小さく唇で抑え、
鈴口から流れる先走り汁をミルクを舐め取る子猫のような熱心さで、ぴちゃぴちゃと音をたてて舌で掬い上げる。
両手で扱かれ、舌先が触れる度に、キリトの巨剣から溶けるような熱さが体中を這い上がり、
その先から、更なる快楽の証を染み出させた。
アリシャの大胆な行動をキリトとサクヤは呆然と見つめる。
「……んふ……れろ……ぁ、ねぇサクヤちゃん。キリトくんの美味しいヨ」
アリシャが、『ソフトクリーム舐める?』と薦めるかのように、太く逞しい肉柱を握って、サクヤに示す。
向けられたモノの先端は、アリシャの唾液と、小さな切れ口から溢れるトロトロとした汁で凶悪に光っている。
サクヤが魅了されたように、キリトの足の間へ入る、大きな乳房が僅かに太ももに触れる。甘く柔らかい。
「……」
サクヤは無言で唇を近づけると、ゆっくり口を開いた。
美味しそうに肉柱を舐めていたアリシャの愛らしい顔が笑みを湛える。
「サクヤちゃん、どーぞ、めしあがれ」
「ん……ちゅ……ぁぁ」
「サクヤさ……うわっ!」
キリトの意思とは全く関係なく、否、キリトの欲望と完璧に連動した凶悪なモノは。
初めて会ったばかりの美貌のシルフの唇に包まれた。
◇ ◇ ◇
汚い等とは一瞬たりとも思わなかった。
それどころか……一目惚れしたとは言え、初対面の相手の性器を親友と共に舐め上げ、奉仕する。
その状況が齎す被虐感だけで、いつもであれば明晰な筈のサクヤの思考は、トロトロに蕩けてしまっていた。
他の男のモノであれば、見せた途端切り捨てるであろう、醜悪なソレを……『美味しそう』とすら思ってしまう。
(私は、どうなってしまったんだろうか……こんな……恥ずかしい真似を……)
ちゅぷ……くちゅ。
サクヤの形の良い唇が、肉柱をなぞる。
思い切って、舌を出し感触を味わう。
ただそれだけなのに、サクヤの花弁は、ポタポタと滴る程露を溢れさせ、床に染みを作る。
「くっ……ぁ……そんな……に」
サラマンダーの軍勢を度胸と実力で撃退した時とは違う、キリトの少年らしい、弱い声がサクヤをさらに狂わせた。
可愛い。もっと喜んで欲しい。もっと……食べたい。
「ぁ……うぅっん、あむ、ぴちゅ」
うっとりと思考を蕩けさせたまま、一心不乱にしゃぶり、舐め、味わう。
ちゅぽ……れろ……ぷちゅ。
サクヤ、アリシャの二枚の舌と唇から淫音が生まれ、空気を淫靡な色に染め上げて行く。
「わぁ……サクヤちゃん、えっちな顔。……アタシまでヘンになっちゃうヨ」
興奮の為だろうか?アリシャ声が絡む。
そして、うっとりとした表情でキリトに奉仕するサクヤの唇へ、同じく肉柱を舐めながら舌を近づける。
二人の美貌が肉柱を挟んで、自然と口付けを交わし、男根への愛撫と親友との淫らな接吻を繰り返す。
先端部の先走り汁が溢れる場所に到達すると、お互いが舌を伸ばし舐め取ろうと奪い合い、
舌が触れると、そのままソレを口移しするかのように再び口付け……。
そこでは、既にサクヤとアリシャのキスなのか、それとも、キリトへの奉仕なのか解らない、イヤラシイ情景が展開されていた。
「んふ……ちゅ……もう、イイ頃だよネ?」
アリシャがようやく唇を離し、濡れた口の端をチロリと舐めながら、チェシャ猫のように妖しく笑う。
四つん這いのまま、夢中でキリトのモノに奉仕するサクヤを一瞥すると、さりげなく後ろから近づき
肉柱を舐めしゃぶる度に、小さく揺れる親友の白い豊かな乳房を掌を広げて柔らかく絞る。
「っ―ぁぁっ!!」
想像もしていなかったアリシャの不意打ちに、悲鳴のような喘ぎ声を漏らすサクヤ。
豊満なソレからミルクを絞り出すかのように、柔らかく掴んでは握力を弱め、先端迄揉み扱いて行く。
そして、最後、大き目の乳輪ごとぷっくりと膨らんだ桜色の突起を親指と人差し指で摘んで……きゅぅぅっと潰す。
「ルー!やっ……胸は、胸はっ……ふぁ!ぁぁっっ!!!」
ぷしゃぁぁー、ぴしゅっぴちゃ。
音を立てて、サクヤの秘所から、大量の潮が噴出する。
一目惚れした少年に奉仕し、高ぶっていた体に、弱点である乳房を徹底的に責められたのだ、
感じやすいサクヤがあっという間に絶頂に導かれるのは当然だった。
それでもまだ許さないとでも言うようにアリシャは、まだ名残惜しげに潮を噴いているサクヤの泉へ、もう片方の手を伸ばす。
「ぁぁ……ルー、ダメだ、もう……くぅっん」
「サクヤちゃん、もうココにキリトくんのが欲しいんだよネ?」
アリシャが甘く誘惑するように囁き、指を二本、サクヤの愛液でしとどに濡れた膣口へ沈み込ませてゆく。
「っ!……そ、れは」
サクヤの瞳が、先ほどまで舐め上げていたキリトの肉剣を捉える。
こくり……白く美しい喉が、唾を飲み込んだ。
アリシャは、サクヤの膣内をゆっくりとかきまぜながら、更に囁く。
「キリトくんの、ココでもいっぱいしゃぶりたいんだよネ?」
アリシャの露骨な物言いに、サクヤの白い裸身が羞恥に染まる。
「……そんな……こと、ぁぁっ」
ぐちゃ……じゅぶじゅぶ。
答えを急かすように、溶けた秘所を擽る指。
「ひぅっ、だ……めぇ」
「言わないと、アタシが貰っちゃうヨ?……いいのカナ?
ココには3人しかいないんだから、素直になっちゃって良いんだよ?サクヤちゃん。……ネ?」
アリシャが止めの言葉をキリトには聞こえないように囁くと、サクヤの快感に潤んだ切れ長の瞳が迷いを映して僅かに揺らぐ。
数瞬の躊躇いの後……サクヤはキリトから顔を逸らしたまま、その美しい唇を開いた。
「キ、キリトくん。私、を……お……犯してくれない……だろうか」
言い終わった途端、湯気を出さんばかりの熱がサクヤの頬と頭を駆け巡る。
ぬけるように白かった胸さえも、うっすらと朱がさしている。
美しく気高いシルフの領主。
その呼び声に恥じない実力と態度を示すため、男に対して常に隙を見せずに凛と振舞って来たサクヤだったが、
それだけに全てを曝け出しイヤラシイおねだりをするという、リアルでもALO内でも絶対にありえなかった状況に完全に酔ってしまっていた。
(ちやほやされていても、私は、こんなにも……はしたない女だったのだな……)
その想いが逆に開放感となってサクヤを包み込み、高ぶらせる。
「サクヤちゃん、もっと色っぽく頼まなきゃダメだヨ、たとえばぁ……こんな風に」
まだ、サクヤの背中にしがみ付く様に抱きしめていたアリシャが、恥ずかしいセリフを言い終えて脱力しているサクヤの太ももを抱え、ぐいっと引っ張る。
「――ぁぁ!やめっ、それは、みえてしま……!!」
サクヤの狼狽する声。
……そして、いっぱいに開かれた美しい脚の間に、濡れて輝くサーモピンク。
「にゃはっ。ほーら、くぱぁ〜」
楽しげなアリシャの声と共にサクヤの秘所全てが、キリトの前に曝け出された。
更に人差し指と中指でそのサーモピンクに彩られる秘裂をくつろげる。
「そんな、ひらいたらっ――み、みないで……ぁぁ、でちゃ……」
ぴちゃ……ぷしゅぅぅ……。
サクヤの興奮の証が液体となって飛沫いた。
「ぁぁ、ふぁ。とまら……い」
「かーわいいヨ、サクヤちゃん」
羞恥と悦びに震えるサクヤの頬に接吻した後、アリシャはキリトに向かい猫科特有の笑みを浮かべる。
勿論、サクヤの恥ずかしい泉を指で露にしたまま。
「にゃは。どうぞ、めしあがれ」
冗談めかしているだけに、信じられない程、イヤラシイ響きを湛えた言葉。
(キリト君に、たべられてしまう……)
これから起きるコトを想像し、サクヤはまた"ぷしゅぅ"とお漏らしをしてしまうのだった。
◇ ◇ ◇
「ぁ……くぅっ」
キリトは堪らず呻く。
彼女達の『奉仕』、サクヤの不器用ながらも精一杯の『おねだり』と恥ずかしい程の潮吹き。
完全に昂ぶってしまっていたキリトには……止めだった。
壮絶な死地を潜り抜け、普通の少年よりも多くの経験を得てきているとは言え、
年齢的にも性的好奇心が旺盛な少年期を謳歌している若者である以上、こんな攻撃に耐えられる筈も無かった。
ゾクゾクするような、領主達の淫らな接吻と奉仕は、見ているだけでも壮絶な程刺激があるというのに、
その上、対象はキリト自身なのだ。
(ア……スナ……ユイ、ごめん……俺は……)
ヒースクリフの剣で貫かれた時のような、絶望にも似た想いがキリトに襲い掛かかる。
そして、あの時のように抗う為の力も湧いてこなかったとしても、誰が彼を責めるだろうか?
あの時には無かった、甘い期待に身を任せてしまったとしても、それを不実と責められる者は、少なくとも男にはいないだろう。
裸身のまま無言で立ち上がり、サクヤに近づく。
「……ぁ……その、あまり……見ないっっんん!」
小さな声で恥ずかしそうに言葉を紡ぐサクヤに構わず、その艶やかな唇を荒々しく塞いだ。
そのまま深く抱きしめる。サクヤの大きな曲線を描くふくらみがキリトの胸板に圧迫されて、柔らかく歪む。
「……んん……」
恋人同士のような、長くゆっくりとした接吻。
そして、口唇の柔らかを十分に味わった後に、舌先を伸ばしてノック。
キリトの意図を悟ったサクヤが、そっと口唇を開き、愛しげに応える。
「ぁふ……んくっ……ぁぁも……っと」
舌を絡ませる淫らな口腔愛撫と、体温を直に感じる抱擁。
サクヤの気高い魂も、誇りも溶かされてしまったのか、懸命にキリトに抱きつき、彼の舌、唾液を求める。
腰は彼の巨剣に、濡れた部分をこすり付ける為に、小さく……けれど確実にイヤラシク振られている。
ぴちゅ。
キリトとサクヤの唇が、銀の糸を引き……離れる。
「ぁ……んぅ」
名残惜しげに、不満と甘えが混じった瞳でキリトに『なぜ?』と問いかけるサクヤの表情が……美しく……それでいて可愛い。
宥めるようにもう一度軽くキスをすると、キリトは片頬に笑みを浮かべ、からかうように囁く。
「今度は、こっちで」
自分のものをサクヤの泉にあてがい、二、三度軽く擦る。
「……ぁ……ふぁ」
サクヤの唇から甘い音色が漏れ、全てを預けるようにしがみ付き、……形の良い顎を引いて、コクリと頷く。
その仕草は懐いて来る猫のように無防備で、隙の無い冷静な女領主だったとはとても思えない。
恋人に甘える仕草というより、主人に甘えるペットのようだった。
(いつまでも、受け太刀というのは性に合わないしな)
キリトは脳裏に浮かぶ責めるようなアスナとユイの視線から逃れるように、
思考を無理やり切り替えて、自分に言い訳をしておくと、サクヤのすべらかな背中に手を廻した。
そして、ゆっくりと巨剣を、サクヤに埋めて行く……獰猛なその肉の剣で、華奢な美しい体を壊さないよう慎重に。
ぷちゅ、くちゅ、と狭い膣壁を押し広げ侵入する度に、押し出され溢れる愛液が音を立てる。
キリトの先端部分が埋まると、サクヤの膣内で強烈に絞られた。濡れた柔肉が歓迎するように吸い付く。
ヒクヒクと悦ぶ反応が、ソコを通じても解る。
「っ!私の中に…ぁぁぁっ!!!ぁ――!」
キリトが肉棒を更に進めると、サクヤは体を反らし、悲鳴交じりの喘ぎ声を上げる。
その悲鳴に痛みは無いと判断したキリトは、華奢な体をいっぱいに反らした為、盛大にたぷたぷと揺れるサクヤの柔乳の先端に吸い付く。
ちゅぅぅ。ぐちゅぅじゅぼ……。
「だめ……ぁぁぁ!胸までされたらぁ――っっ」
極太のモノで征服されながら、乳首を舐られ、一突きごとに感極まった嬌声がサクヤの唇から漏れる。
普段は引き結ばれ、冷たい美しさを醸し出す口元から、悲鳴と共につぅぅと光の筋が落ちる。
それを舐めとり、キリトは再び熱い接吻でサクヤの唇と熱い舌を愛撫する。
そして。抱き合ったままの状態で、最後の一突き。
……巨剣を根元までサクヤの膣に収めた。
じゅぽぉぉぉ。
本気汁と先走り汁のイヤラシイ混合物がが二人の結合部から、染み出すように溢れた。
「んっ―っっっ!!ふぁ、ぁむ」
唇を塞がれている為、声にならない喘ぎ。
だが、根元まで埋まった瞬間、サクヤの秘所から熱い飛沫が大量に噴かれ、
ぎっちりとキリトの肉剣を咥え込んだ膣口から絶え間なく愛液が溢れ出し、雫となって後ろの蕾にたまってからイヤラシイ…床に零れ落ちる。
イッた直後のサクヤの柔肉が何度も何度も収縮し、熱い淫液を肉棒に噴きかけ、射精を促す。
キリトは歯を食いしばって、電撃のように襲い掛かる射精感をやり過ごすと、
一気に腰の力を解放するように激しく突き、かき混ぜ、更に乙女の泉を蹂躙した。
ぐぷ、ずじゅぅ。
キリトの巨剣のせいか、それともAOLの仕様なのか、互いの興奮を示す水音が異様に大きく、イヤラシク聞こえる。
そして、その恥ずかしい音を発している結合部では、サクヤの無毛のスリットが限界まで広げられ、
赤黒い濡れた肉柱が抜き差しされるたびに、とぷとぷと淫液を零していた。
「あっ―――!!ぁぁ!!……イヤラシイ。また――っっん」
キリトので子宮口を小突かれ、カリ高のソレが膣壁をこそぐように膣孔ギリギリまで引かれる度にサクヤはビクビクと痙攣し、何度も何度も絶頂に導かれている。
熱く、長いディープキスが一瞬でも離れれば、快感と愛情を訴える言葉が、喘ぎ声と一緒に漏れ、淫音と共に部屋に響く。
「……すごいよォ……サクヤちゃん、キモチよさそう」
キリトが積極的になって来たのを確認してからサクヤから離れ、
好奇心一杯に様子を見守っていたアリシャだったが、その表情から愛らしい悪戯猫のような笑みは消えていた。
今では、二人の結合部をうっとりと眺め、頬を火照らせている。
尻尾は興奮の為か、ぱたぱたとせわしなく動き、ふさふさとした猫耳が親友の秘所から濡れて光る黒い剣が引き抜かれる度に、驚いたようにピクンと反応する。
ぽた……ぽた。
「ふにゃぁ……」
触れられてもいない足の間から、お漏らしのように、とろりとした液体が幾筋も滴る。
その滴りが太ももを伝い流れ落ちた時、アリシャはもう耐えられない、と言ったような吐息を漏らして……。
小さく口を開き、そっと、二人の性器がぐちゅぐちゅと交じり合う場所へと舌をのばした。
「――んっ、ぅぁ!!」
「あぁ――!!」
想像もしなかった、『不意打ち』を食らい、絡み合うキリトとサクヤ双方から悲鳴が上がる。
二人の反応に構わず、アリシャは更に結合部そのものをチロチロと舐め、唇ではみ、吸い付く。
ちゅぅぅ…くちゅ、じゅぽじゅぷ。
「――だっ、め…だって、それは、うぁぁ」
「ルー!そ、んな処を……やぁぁ。おかしく、な……―ぁぁぁ!!!」
キリトの無毛の柔袋を口に含み転がし、それに飽きればサクヤの蕾に舌を這わせ、二人から溢れ出る雫を音を立て舐めとっては、うっとりと喉を鳴らす。
「っ!俺、もう……っっ!」
サクヤの柔肉に包まれ、アリシャにもう一つの『急所』をしゃぶりあげられては……。
限界ギリギリでサクヤを味わい蹂躙していたキリトが、快感によって齎される欲求を制御出来る訳も無かった。
極太の肉剣がビクビクと痙攣を始める。
「あっぁっ……ふぁ、熱い……溶ける、溶けて……しま、う」
イキっぱなしの状態で、更に煮え立つような熱をもった精液を常人離れした大きさの肉竿から注ぎ込まれ、
サクヤが熱にうかされたように声を絞り出す。
更に深くでキリトの熱い液体を味わおうと、腰が物欲しげに動き、
興奮の為か一回り大きく張った乳房がたぷたぷと揺れる。
硬く限界までしこり、桜色というより紅色にまで変化した先端部までも、小さく震えている。
その胸を潰れる程押し付け、性器を最深とし、体全てがキリトと密着するように抱きつくサクヤ。
肉剣をいっぱいに頬張り、大量の精液を流し込まれ続けた膣孔からは、ごぽっ……という音と共に白い液体が溢れ出してくる。
ぴちゃぴちゃ……四つん這いになって、それをも美味しそうに啜るアリシャの舌音が、
まだまだ夜が終わっていないことを告げていた。
「ふぁ……次は……アタシ、だよネ?」
口元を淫液で濡らしながら、子猫の微笑み。
(……オレ――生きて帰れるかな)
名残を惜しむように甘えるサクヤから肉剣を引き抜きながらも、
アリシャの誘惑で、主人の思惑とは関係なく力を取り戻して行くソレを眺め、
キリトは、この先の『戦い』を思い、引きつった笑みを浮かべた。
―終―
おまけ。
「キリトくん。すごかったヨ〜、また、しようネ?」
「い、いや、俺は……」
「ルー、無理を言うものでは無いぞ。キリトくんには、 あのプライベートピクシーが言っていたように、恋人……が、いるのだろう?」
「あっ、そーだね、恋人さんに悪いネ」
「ああ。残念だが、昨日のことは互いに忘れ……」
「じゃぁ、浮気にならないように、ペットにしてもらおっかナ」
「……ペ、ペット!?」
「にゃはは、ペットなら浮気じゃないヨネ?(ごろごろと、キリトに甘えかかる)」
「どわわっ」
「ちょっ……な、なにを言い出すんだ!ルー」
「ペットとしてぇ、撫でてもらったり、えっちに可愛がってもらったりスルんだヨ。サクヤちゃんも一緒に……どうカナ?」
「……………(しばし黙考。こくり、と唾を飲み込む)」
「あの……?」
「それは……悪く、無い……な」
「……(あまりの展開に呆然)」