GGOの「シノン」と同じく、細く小柄なALOの「シノン」が、ベッドの隅で小さく  
なっていた。  
 こちらに背を向けているので、清潔なシーツの上でアヒル座りをするシノンの表情は、  
見ることができない。見えるものと言えば……ベッドのシーツと接触するお尻とそこから  
生えるケットシーの尻尾くらいだ。  
 上半身にシャツ一枚だけを身につけている、彼女の背中へ話しかける。  
 
「シノン……いいか?」  
 
 こちらに背を向けたまま、シノンは小さく答える。  
 
「うん……で、でも……まだ少し恥ずかしい……だから」  
 
 どこかあきらめたように、しっぽが力をうしなった。  
 
「こ、このままで……して」  
「……了解」  
 
 俺はシノンのすぐそばまでにじり寄り、シーツの上でぐったりとしているしっぽを、思  
い切り握りしめた。  
 
「フギャア!」  
 
 ものすごくヘンな感じ、かつ倫理コード解除状態では、性感すら存在するしっぽを撫で  
てやりながら、シノンを抱きしめる。  
 身体のつくりが華奢なので、シノンは腕の中にすっぽりと収まった。  
 
「……あ、あんたって……こんなときまでいたずらしないと気が済まないの……?」  
「ち、力抜けるとおもってさ……!  
「……まあ、効果はあったかもしれないけど」  
 
 シノンは肩の上から回った俺の手に、おずおずと手をかさねた。指先がふるえているの  
で、緊張が伝わってくる。 シノンが落ち着いたのを見計らい、行為を始める。  
 首筋にキスをしつつ、美しくくびれるウエストをなでつける。麻のシャツの向こうから、  
柔らかな感触がつたわってきた。  
   
「んっ……んぅぅ……んっ……くすぐったい……」  
 
 つぶやき、身をよじるシノン。  
 俺は続けて、シノンの身体をなでまわした。気分は気位の高い猫のトレマーだ。  
 敏感な部分にはわざとふれずに、マッサージのようにシノンの身体を手のひらで味わっ  
た。  
 
「はぅ……んっ……んっ……手つきやらしいわね……」  
「しょうがないだろ。ほかにしようがないんだから……でも、やっぱりいいな、ケット  
シー」  
 
 頭のぴこぴこ動く獣耳が面白い。シリカとの経験で、ここにも独特の感覚があることが  
わかっている。  
 三角形の耳を指でなぞってみた。密着状態にある彼女の背筋がぶる、とふるえる。  
   
「――ひゃんっ! や、やめて――!」  
 
 やっぱり敏感らしい。シノンは片目で俺をにらみつける。  
 降参、もうしませんのポーズで視線をイベイドしつつ、シノンのシャツをめくり上げる。  
 
「あっ、んっ…っぅ……」  
 
 その途中で、指のあたりに柔らかい何かがふれた。  
 人体の構成的にそこはF型アバターの特性として存在する、あれだ。膨らみはじめるあ  
たり……。  
 
「キリト……指、当たってる……」  
 
 シノンはおずおずととこっちを振り向いた……が、すぐにぷいっ、と正面へ向き直って  
しまう。  
 一瞬見えた頬は、紅色に染まっていた。シノンからすれば不本意きわまりないだろうが、  
とうとう不機嫌な猫の機嫌をとる飼い主の気分になってきた。  
 でも、これはこれで悪くない。  
   
「じゃあ……」  
 
 本格的に愛撫をはじめる。  
 せっかく近くに、さわり心地良さそうな乳房があるので、触れてみることにした。  
 あまり強く刺激しないよう、手でもちあげてみる。  
 
「はうっ……んっ……さ、さわってる……」  
 
 なにかするたびにいちいちぴくぴくふるえる、裸の背中に口付けする。  
 
「ひゃうっ――!」  
   
 浮き上がる背骨にあわせて、舌をはわせた。  
   
「なんっ……んっ! ど、どこっ、舐め――!」  
「あれ、シノン。もしかして、背中弱い――」  
「――!」  
 
 口にこそ出さないが、反応が肯定していた。  
 では、今度は肩甲骨にキスしてみる。本来なら翅があってしかるべきところだ。  
 
「――!」  
 
 そのままの首筋に唇を押しつけつつ、手のひらにすっぽりと収まる乳房をこね回した。  
 
「やっ――!? はうぅ……んっ、くぅ……ひっぅ……んっ、くぅ!」  
 
 まだ乳首には触れてもいないのに、シノンは身体をくねらせて吐息をまき散らす。  
 これなら大丈夫かな、と乳房の天頂を指で摘んでみる。  
 
「んっ――! くっ、んっ……んっ……、そんなとこ、だめ……」  
「強い?」  
 
 親指と人差し指で、なるべくやさしく、先端を捻ってみた。  
 
「くぅ……んっ……痛く、ないっ、けど…びりびりして……んっ……やっ、やめっ……」  
 
 乳首の刺激から遠ざかるように、シノンが自分の背後――俺の胸元にカラダをぶつけて  
きた。  
 
「ふあ……ああっ、あんっ…ぅぅ……いやぁ……くっ…し、しびれ……」  
 
 しこりはじめたつぼみを親指と人差し指でころがしつつ、シノンにささやく。  
 
「な、なあ……シノン、そろそろこっち向いてくれないか」  
「んっ……こ、……このままでも、大丈夫でしょ。……エッチするだけなら、手早くすま  
せてほしいっ、し……」  
「シノン……」  
 
 俺は思わずため息をついてしまった。言葉だけならクールこの上ないし、人を寄せ付け  
ない。  
 しかし、ぱたぱた揺れるしっぽのせいで、シノンがただ恥ずかしがっているだけだとい  
うのが、すぐにわかってしまった。  
 本当に便利だ。この尻尾は。  
 
「……そもそも、前なんて見てもしかたないでしょ……あ、アスナや、リズより、その…  
…小さいし……」  
 
 シノンが消え入りそうな声で言う。  
 ああ、前を見せたくないのはそれが理由なのか。納得しつつ、声をかける。  
 
「そ、そんなことないぞ。シノンのここ、さわり心地いいし。シノンはスタイルいいから  
……前から見応えもありそうだし……」  
「そ……それでも、イヤ……」  
「……」  
 
 まあ……無理強いはできない。  
 本当はおいしそうに尖った乳首とか、泣き出しそうな顔のシノンを正面から見てみたい  
……という気持ちもあるのだが、やっとシノンも身体から力を抜いてきたところだ。自分  
の欲望よりも、シノンの希望を優先させるべきだろう。  
 俺はいったんあきらめて、シノンのおへそをくすぐった。  
 
「ひゃうっ――! んっ……んっ……ひゃうっ……あんた、ほんとにいろんなところを…  
…」  
 
 シノンの声が少し弾んだ。くすぐったいのかもしれない。  
 そのままそろそろと、指をおろしていく。ちょうど下生えがありそうなところに指をか  
けたときだった。  
 
「い、いやっ――」  
 
 ばしん、と手の甲がはたかれた。  
 ややトーン落ち気味の声が響く。  
 
「そ、そこは……まだ、やめて……」  
「……」  
 
 じゃあとばかりに、再びマッサージ然とした愛撫を再開する。今度はふとももを手でさ  
すってみた。  
 きめ細やかな肌との摩擦感が、手のひらに心地よい。  
 
「あんっ……んっ、あっ…ふぅ……んっ、んんっ……!」  
 
 しばらくそんな風にマッサージしていると、シノンの声が艶っぽくなりはじめた。  
 
「シノン」  
 
 さっきはいそぎすぎたから、手をはじかれた……のだと思うことにして、今度は声をか  
けてから、下腹部をくすぐってみる。  
 
「――っ!」  
 
 股をひろげてもらう。緩いM字開脚になったシノンのそこへ、指をはわせる。  
 包皮のうえから、秘芯をすりあげた。  
 
「くっ……んっ、あ、んんっ……!」  
 
 腰を浮かせようとするシノンを抱き寄せつつ、もう少し下の方へ指をおろした。ぴちゃ  
……と、湿った感触がある。  
 
「……入り口、ここでいいか?」  
 
 つぶやくとシノンは低い声で返事をした。  
 
「からかってるの……?」  
「ち、違うちがう! 俺の位置だと見えないんだよ、シノンのそこ……。ちゃんとふれて  
るか確認をさ……」  
「……大丈夫よ。ちゃんと……入り口にあたってる……」  
「よ、よし」  
 
 とりあえず大丈夫そうだ。俺は入り口……だと思われる部分を指でなぞり続ける。  
 
「ぅぅ……んっ、くぅ……、ひゃっ、……んっ、んんっ――」  
 
 シノンの声がとろけるにつれ、指に絡んでくる愛液の量が増えはじめる。  
 今度は、絡んだ愛液を包皮と秘芯にすりつけてみた。片手で秘芯を刺激しながら、もう  
一方の手で乳房やふとももにも、触れてみる。  
 
「あっ――んっ」  
 
 なかなか新鮮な反応だった。  
 悲鳴と一緒にシノンの身体が後傾した。お尻の位置が俺の方へずれてくる。  
 
「――!」  
「と……」  
 
 肉茎がシノンのお尻に接触した。  
 
「あ、あの……キリト……お、おしりに……お尻に、あたってる……硬いのが……」  
「当ててるんだよ」  
 
 シノンのかわいい反応で、性器はとっくに硬くなっていた。それをシノンに意識させた  
くて、もう一度、お尻に性器を押しつける。  
 
「そろそろ……いいか?」  
「…………」  
 
 沈黙は長かったが、やがてシノンはこくん、と獣耳を揺らしながらうなずいた。」  
 俺はシノンを四つん這いにさせると、ソコが見やすいようにお尻を引き上げた。  
 
「うう……」  
 
 シノンがうなった。お尻を異性へ突きだすようにしていれば、恥ずかしいのも当たり前  
かもしれない。  
 
 しかし、俺はすでに彼女の美しい臀部に夢中だった。  
 
「おお……」  
 
 思わず息を飲んだ。月と見まごうばかりの、きれいなお尻が目の前にある。  
 シノンのお尻は理想的な丸みを帯びていた。その表面はまるで殻をむいたばかりの卵の  
ようになめらかで、なにも考えずに触れたら指が滑ってしまいそうだった。  
 さらにケットシー特有のオブジェクトである、猫のしっぽが、尾てい骨の先から延びる。  
その下には、いっそ可愛いとさえ表現できそうな、後ろのハマりが息づいていた。  
 誘われるように、手のひらで二つの真珠珠を包み込む。  
 
「んん――!?」  
 
 まるで吸いつくように、お尻は手のひらに収まった。  
 
「あう……ぅぅ……は、恥ずかしい……」  
 
 肌の向こうに、絶妙な弾力をもつ筋肉の感触がある。いったいなにを考えてヤツは、こ  
んなこんな感触まで再現させたのだろうか。  
 しばらくやわやわともみほぐしたあと、そこにキスをしてみた。  
 二つの尻肉が、びくっ、と距離をせばめる。  
 
 
「ど、どこに……そ、そんなとこ……汚い……」  
「VR空間には細菌も雑菌もないから、ここももきれいだよ。もうすこし……お尻をあげ  
られるか?」  
「……うん」  
 
 おずおずとお尻を高くするシノン。体毛がないので秘裂が丸見えだ。  
 お尻をつかみつつ、スリットへ舌をはわせた。入り口のあたりを舌でなめあげる。  
 
「はうっ……んっ……んんっ……!」  
 
 一番敏感なところには届かないまでも、シノンは十分に感じてくれているようだ。  
 お尻がきゅ、きゅっと狭まる。  
 その様子を素直にうれしくおもいつつ、空いた指で秘芯をなぶる。  
 充血した肉芽をなるべく優しくさらい続ける。  
 
「はぁ……んっ……はぁ……ぅぅ、そんなに…あ、遊ばないで……くぅ……!」  
 
 しばらくそうして、舌と指でシノンを犯し続けた。  
 舌先で感じる、湿り気が増していく。  
 ――あ。  
 俺はふと思い立って、しっぽの方へと舌をすすませた。  
 
「え……」  
 
 シノンが自分のスリットから、舌がはずれたことに気がついたようだ。  
 俺はそのまま、しっぽの下まで顔を近づけ……。  
 
 ぺろ……  
 
「きゃ、きゃあああああ――!」  
 
 悲鳴とともにお尻がしまる。そのさなか、ひくひくとうごめく後ろのソコへ、さらに舌  
をくっつけてみた。  
 
「いやっ、いやああぁぁぁぁ――! この――! な、なにすん――!」  
 
 ぺしん!  
   
「っ――!」  
   
 額に衝撃。  
 あわてて顔を離す。目の前には水色のしっぽ。  
 額を強襲したのは、彼女のしっぽのようだ。  
 
「し、しっぽにそんな使い方が……」  
「こ、この……あんたって……ほんとに……!」  
 
 シノンは射抜くような視線で俺をみつめる。涙目なので迫力には欠けている。  
 シノンはしばらく、拳をにぎりしめていたが、やがて何かをあきらめたように手を開い  
た。  
 
「……そっ、そ、そんなとこ……舐める、なんて……場所が違う……」  
 
 知ってるよ、とかつぶやこうものなら、しっぽでぺちんされそうなので、いたずらはそ  
こまでにしておいた。  
   
 秘裂が十分に濡れたのを確認し、俺は膝立ちになった。気配を感じたのか、シノンが自  
分の肩越しに振り向き、不安げに見つめ返してくる。  
 ウエストが美しく捻られ、乳房の先端に淡く色づく桜色が、見え隠れした。  
 
「じゃあ…シノン……」  
 
 シノンのスリットを照準し、腰をすすめる  
 
「ふあっ! んっ――くぅ……!?」  
   
 膣口が亀頭の形に広がり、飲み込んでいく。  
 キツい……。それでも腰をおしすすめ、性器を根本まで埋めていく。  
 性器を受け止めたせいで濡れそぼった膣道から、愛液がこぼれ落ちた。  
 
「んっ――! く……うぅぅ……!」  
 
 眉をしかめて、挿入に耐えるシノンは、手元にあったシーツをぎゅうっと握りしめてい  
た。  
 
「――っく……はぁ……はあ……あんたの……お、おっきすぎ……」  
「いや、シノン……ここが……狭い……」  
 
 想像以上に狭い。性器は四分の一くらい外にでたままだった。  
 先端には行き止まりの感触があるので、そこが一番深いところなのだろう。  
 
「痛くは……?」  
 
 シノンはふるふると首を振るう。  
 
「痛くない……いいの……くっ……! でも、まだ動かないで……! お腹……押し上  
げられてて……へ、へんな感じで……」  
 
 戸惑いがちにシノンはそう言うが、すでに彼女の膣道は俺をしっかりと受け止めていた。  
 こうして性器を差し入れているだけでも、シノンの膣道はひくひくとうごめいて、表面  
をさすりあげてくる。  
 
「じゃ、じゃあゆっくり……」  
 
 大きく、腰をひき、シノンの反応をたしかめるように動いてみる。  
   
「あう――!」  
 
 通常時よりたくましい性器は、膣道を埋め、すぐにシノンの最奥部をつっついた。先端  
をくすぐられる感触が心地いい。  
   
「や、だ、だめ……動かないで……! おかしくなっちゃう……。な、なかで、暴れて…  
…」  
 
 泣き叫ぶシノンに言われ、俺は動けなくなってしまった。  
 嗚咽が流れ続ける。俺は途方に暮れ、動きをとめた。  
 
「シノのん……」  
 
 助け船があったのはそんなときだった。身を起こしたアスナが、こっちのベットへ写っ  
てくる。その後ろでは、リズがにやにやと笑みを浮かべていた。  
 
「もう……キリトくんも、強引すぎだよー……」  
 
 四つん這いのシノンを抱きしめ、アスナが頬をふくらませた。  
 
「うう……」  
「シノのん……大丈夫?」  
 
 シノンの頭をなでるアスナ。  
 その仕草は血のつながった姉のように優しい。  
 優しいのだけど、服は着てきて欲しかった。  
 アスナも、リズも裸だ。二人ともなまじスタイルがいいので、裸をみると性器が反応し  
てしまう。  
 
「はぐ――! ま、また、暴れて……」  
「も、もう! キリト君! ちょっとストップ!」  
 
 ――俺のせいじゃない……!  
 
 といっても、男ならぬアスナたちには、男の生理現象を理解……してくれないだろうか  
ら、黙っておく。  
 
 しばらくして、シノンが顔をあげた。  
 俺はその間、ずっとシノンとつながり続けていたので、旗から見れば実に間の抜けた光  
景だったろう。下半身を包み込むような心地よさは、その間ずっと継続していた。  
 
「もう……大丈夫か? シノン」  
「ゆ、ゆっくりなら……たぶん」  
 
 おずおずと言うシノン。  
 しかし、まだ緊張が抜けきっていなようなので俺はその場を和ませようと……。  
 
「じゃあ、シノン。試しに、にゃー、って言ってみて!」  
 
「こ、この……っ! さ、さっそく調子に……」  
 
 弾道予測線もかくやの視線が振り向きざまに照射されてきて、俺は首をすくめた。半分  
以上冗談で言ったのでまあいいか、と流そうとしたところに思わぬ援護がはいった。  
 
「あ、それ……私も見てみたいかも……」  
「な、アスナまでなにを――」、  
 
 アスナに促され、シノンは恥ずかしそうに目を伏せた。  
 俺のお願いは足蹴にしたくせに、とやや嫉妬に近い感情が胸に生まれる。  
 しかし、いくらアスナのお願いでも、さすがにこれは……。  
 
 ――が。  
 
 
 
 
「にゃ、にゃあ……」  
 
 
 
 
 か細い鳴き声が寝室に響きわたった。  
 
「「「!!!!」」」」  
 
 小さく発せられた声は、破壊力抜群だった。  
 あまりの可愛らしさに、俺とアスナとリズはしばし呆然としてしまった。  
 なんでアスナのいうことは素直に聞けて、俺のお願いはフル却下なのかは、この際考え  
ない。  
 いまはさらに重要な事項がある。  
 
「な、なに……」  
 
 尋常ならざる俺たちの様子に、シノンが不安げに眉を寄せる。それはもう、いきなり違  
う主人に抱き抱えられた子猫のような困惑顔で……。  
 
「あ、だめだわ……これ……」  
 
 リズのささやきに俺とアスナはこくこくと頷いて、ほぼ同時にシノンへ襲いかかった。  
 
「え……えっ、ちょ、ちょっと――!」  
 
 シノンは、驚いて身動きとれない子猫のように固まる。そんなシノンのシャツをはぎ取  
ろうと手を伸ばす。  
   
「え……やっ、やあっ!」  
 
 こうなると、そんな声すら起爆剤だ。やや強引にシャツを脱がした。  
 
「な……ちょ、やめ――!」  
 
 息をのむシノンにかまわず、そのまま膝の裏に腕をまわし、膝の上に乗せる。  
 ずぼっ。性器がシノンの子宮を押し上げた。  
 
「んぅ――!」  
 
 シノンがくぐもった声を辺りに散らす。  
 格好としてはあぐらを掻く俺の上に、シノンが越しかけるような体位だ。  
 シノンの体は軽いので抱えやすい。  
 さっきアスナにしたような後背座位とは違い、脚を抱えているので、シノンは自由に身  
動きできない。  
 俺は自分の胸を壁代わりにしてシノンをもたれ掛からせた。  
 
「んっ……くぅ……んっ……や、んっ……やめて……お、落としちゃ……だめ……」  
 
 性器に真下から貫かれるシノンの吐息は、言葉と反比例して、甘く、濡れている。聞い  
ているだけでも、うっとりとしてしまいそうな声音に、俺は否応なく興奮させられる。  
 性器がより深く刺さったせいで、先端はシノンの最奥部に達し、さらに押し上げていた。  
 亀頭全体がくすぐられる。  
 
「シノン……」  
「はう……くっ、ぅぅんっ、はうぅ……くぅ……んっ、んっ、こ、こんな格好で……」  
 
 肩越しに俺をにらみつけてくる視線にもどこか力がない。  
 俺は腕をゆるめて、片手で彼女の太股をなでてみた。  
 
「ひゃぅぅ――! くぅ……」  
 
 くすぐったそうにシノンが身をよじった。一度秘丘のあたりまで流した手を今度は膝に  
むかって動かしていく。膝の裏までさすりあげたら、また中心へ――。  
 
「あああっ……んっ……んっ……んっ――」  
 
 吐息をとろけさせ、シノンは、くっ、くっ、と柔肉を絞る。小さな快感だが、ゆるゆる  
とした刺激がくせになりそうだ。  
 そのうち、シノンの体から力が抜けてきた。それを見計らって片腕でシノンを抱えたま  
ま、包皮に指をはわせる。  
 
「あ、あああっ、んぅぅっ……!」  
 
 シノンが激しく脚を揺らす。そのたびに膣道がわななき、性器をさすりあげる。  
 
「やっ、やぁ……んっ、んっ、んんっ、やめ……」  
 
 かまわず、手探りで包皮をめくりあげ秘芯を探す……。太股をひっぱられているせいで  
露出し、ぷっくりと勃起したそこを指のはらでイジってやる。  
 後背位でいたときに流れた愛液で、秘芯は十分に潤んでいた。そこをくりくりといじり  
回す。  
 
「ああ…んっ、んんっ……あう……んっ! んっ――!」  
「シノのん……かわいい……」  
「あ、アスナ――!んぐっ――」  
 
 秘芯を俺にいじられたままのシノンへ、アスナが迫った。  
 唇を吸い上げる。美少女同士の唇が俺の目の前で重なり合った。  
 
「んっ……んふっ……んっ――!」  
「あんっ……ちゅ……んんっ……んっ……くぅ……」  
 
 アスナとシノン。どちらのものともしれない水音が響く。  
 
「シノン。アスナとだけじゃ、だーめ……こっちみて」  
「り、リズ……んぅっ、んんっ――!」  
 
 アスナとのディープキスを終えたシノンは、今度はリズに振り向かされた。目の前でリ  
ズとシノンの唇が重なる。  
 美少女同士のキスシーンが眼前で繰り返される。アスナにしろ、リズにしろ、シノンに  
しろ、アバターが美形なので、光景は絵になっていた。  
 
「シノのん……」  
「シノン……」  
 
 アスナとリズが甘い声でシノンにささやき、彼女の乳首や乳房をなぐさめはじめた。  
 
「あうっ――! んっ、あう――!」  
 
 正直にいって、愛撫は同姓同士の方が気持ちよさそうだ。  
 ……やや悔しいが、シノンの感じ方が今までとは違う。  
 ただし、その反動か、膣道は刺激のたびに狭まってきて、俺を責め立て続けていた。  
 腕を膝の裏に通し、そのまま上下に揺さぶってやる。  
 アスナとリズが目の前にいるのでそれほど激しくはできないが、狭苦しい膣壁に性器が  
接触するたび、背筋に電撃が走った。それだけでも十分心いい……。  
   
「お、奥まで……くっ、と、届いてる……そんなところ……くすぐらないでっ……!」  
 
 一気に貫かれたシノンが泣き声まじりの悲鳴をあげる。  
 さっきのアスナとは違い。こうするとシノンはいっさい、自分から動くことができない。  
 子宮を揺さぶる様に腰を動かしてみる。  
 
「はあっ、ああっ、あんっ、いやっ、いや――! ゆらしちゃ、だめぇー!」  
 
 シノンが、可愛らしい悲鳴をあげるたびに、支配欲とでも言うべき感情が胸に渦巻いた。  
 もっと、もっと――。甘さの混じる嬌声を聞いていたい。  
 股間から響く音がたちまち湿り気を帯びてくる。  
 
「いや――! お、おかしく……んっ、ひぅ――!」  
 
 持ち上げたシノンの身体が落っこち、再び大きな悲鳴があがった。  
   
「っく――! いやぁ――! な、なにか……なにか――!」  
 
 シノンの膣道が強く性器を締め付け、絶頂の前兆を伝えてくる。  
 俺も限界だ。シノンの耳に囁きかけながらラストスパートをかけた。  
 腕力補正を限界まで使って、シノンを上下させる。  
 
「あ、あっ、あああっ、くぅ――! いっ、いやぁぁぁぁ――!」  
 
 シノンの背が矢なりに反らされた。同時に、なま暖かい何かが、俺の脚にひっかかる。  
 シノンと俺の間にはさまっていたしっぽがびくーん、とつきたった。  
 シノンはぶんぶん頭を振るい、潮を吹いている所から眼を背けた。  
 
「っ――、だめ……! こんな、こんな、格好で――!」  
 
 脚を抱え上げられたまま潮を吹いてしまったシノンは、羞恥心に焼かれ、今でも十分に  
狭苦しい膣道をさらに狭める。  
 
「んくっ、んっ……んっ――! やだっ……まだ、まだ、出てる……!」  
「ぐ……シノン……! お、俺も限界……!」  
 
 俺はそのまま欲望を吐き出した。深く貫かれたまま、性器の延長線上にふきあがる。  
 
「い、いやああぁぁぁっ!」  
 
 のけぞるようにしてもだえるシノンは、収まりかけていた潮を再び吹き上げた。  
 
「んっ――! 熱いっ! 熱いっ! だ、だめ……出さ、ないで――! お、おかしくな  
っちゃう……っ!」  
「む、無理だ――!」  
 
 余裕のない頭でシノンに答える。  
 途中で止めることなどできない。  
 精液は膣道の奥へ殺到し、その先の子宮までを満たす。  
 
「ふあ……あああっ……、あああっ……」  
 
 一分ほど――身体を硬直させ続けていたシノンは、力つきたかのようにシーツへ倒れた。  
 俺たち三人に思う存分犯されたシノンは、ぐったりとシーツにうずくまった。  
 
「はあ……ああっ……んっ……んっ……ぁ……」  
 
 俺に恥部をさらしている……という認識も押し流されているらしい。俺がじろじろとそ  
こを見ていても、シノンはなにも言わなかった。  
 
「……んっ……んぅ……お腹が……重い……熱い……」  
 
 いまだ、快楽によっているのかシノンは気持ちよさそうに頬をシーツへ寄せている。  
 シノンの秘処から、白濁液がスリットの頂点へと流れていった。液体はめくれあがった  
包皮と秘芯を汚し、それから太股へと落ちていく。  
 そのシノンの隣に、アスナとリズベットが無言で添い寝した。はじめての体験で混乱し  
ているシノンをなぐさめるためか、二人はシノンの身体にそっと腕を回した。  
   
「シノのん……お疲れさま……」  
「は……ああ……アスナ……リズぅ……」  
 
 体温を求めるように、シノンは二人の腕を抱きしめた。  
 

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