しばらく幸せそうに俺の胸に頬を埋めていたリーファが徐々に状態をもちあげる。胸に  
乗っかったままだったリーファの乳房が徐々にはなれていった。  
 さすがに恥ずかしそうに笑いつつ、リーファはよいしょ、と性器をから抜いて、そのま  
ま俺のとなりに寝っ転がる。一応、リーファ、シリカの順番的なものは覚えていたようだ。  
 
「……じゃあ、次はシリカの番……その、大丈夫か?」  
「は、はい……その……お願いします……」  
 
 顔を真っ赤にしながら、ただ、しっぽをうれしそうにぶんぶん揺らしながらシリカが言  
った。  
 シリカは空いた、というと御幣がありそうだが、いまだに硬さをたもっている性器の上  
にまたがる。  
 さっき指で触れた秘処がぱっくりと割れて、亀頭とキスをする。  
 
「リーファと同じ格好でいいのか…?」  
「はい。すごく気持ちよさそうでしたから……あたしも……」  
 
 三角耳を揺らして、こくこく頷くその横顔にどこか乙女のプライドちっくなものを感じ  
取らないでもないが、わざわざそれを指摘するような度胸は――ない。  
 シリカが性器に手をたずさえて直立させる。洞窟自体が冷えているせいか、シリカの指  
先は冷たい。  
 と、視界の端に緑がかった金髪が現れた。俺の鎖骨にリーファが頭を乗っけたのだ。  
 
「ん……お兄ちゃん……あたしもかまってよ……」  
「な、なんかすごい積極的じゃないデスカ……」  
「うん。なんだか遠慮してたのが馬鹿みたい……だって――」  
 
 きゅっと、リーファは俺の二の腕に豊満なアレを押しつけてくる。暖かくて柔らかい、  
アレが。  
 
「だって、もうえっち……しちゃったし……気持ちよかったし……」  
 
 気持ちよかったし、のあとに言葉が続かなかった。リーファの顔は俺の位置からは確認  
できない。けれどもおそらく顔を真っ赤にして恥ずかしがってるんだろう。  
 なんだかすこし嬉しい。よしよし、とリーファの頭をなでてから――再びシリカに目をやった。  
 
「んっ……んんっ……」  
 
 シリカがすごく難しい顔をしている。  
 入り口のあたりに亀頭をくっつけたまま、進まないし、戻らない――。  
 舌で先端を舐められているような、秘裂の入り口の感覚はかなり魅力的だし気持ちいい。  
しかし、このまま行為が進まないのも困る……。  
 
「シリカ……が、がんばってるのはわかるけど……もし勇気がでなかったら、俺からする  
よ……?」  
「だ、大丈夫です! ちゃんと……ちゃんとします!」  
 
 悲壮な覚悟を感じさせるガチガチの声音でシリカが言うと、  
 
「シリカがしないなら……ねえ、もう一回しようよー」  
 
 と、リーファが抱きついてくる。甘ったるい声だった。  
 それを見て、シリカが悲しげに眉を寄せた。泣き出す一歩前の顔。  
 俺はあわわしながらリーファに言う。  
 
「リーファ! お、おまえちょっとエッチすぎる……それにあんまりシリカを挑発するな  
――ぐあっ!」  
 
 最後の「な」を見事にファンブルした。理由はシリカが思い切りからだを落としてきた  
からだ。ほとんど限界なんじゃないかと思わせるほど入り口が広がって、太い性器を内側  
に納めていく。  
 
「ふああああああっ!」  
 
 シリカが悲鳴をあげつつも、けなげに身体をおろしていった。  
 すさまじい狭さだった。シリカの体格上予想はしていたが、それにしても狭い。  
 
「あああっ! なか……なかに……キリトさんが……」  
 
 最後にずぼっ、と貫く感触があって、性器がすべてシリカのなかにおさまった。  
 
「ふあ、ああ、くぅう……」  
 
 それこそ子猫のような鳴き声で挿入に耐えるシリカ。ぺたんと車座にすわる姿は果てし  
なく愛らしいのに、シリカの柔肉から与えられる刺激は目がくらむほどなまめかしい。  
 
「あ……くっ……狭い……キツすぎ……シリカ……」  
 
 リーファの場合は緩急が気持ちよくて、シリカの場合はそこが小さいので、すでにキツ  
キツにしまていた。しかも、先端がなにかをつついている気がする。小さなシリカのそこ  
は性器が反射で身じろぎするたびに、柔筒を押し広げてしまう。  
 
「ふああ……ああっ……おおきいっ……おなかいっぱい……」  
 
 無理矢理な挿入にシリカが目を回しているのがわかる。痛みがなさそうなのが唯一の救  
いだ。  
 
「ふあ、ああっ……んっ……これがキリトさんの……キリトさんのが……わかります…  
…」  
 
 それでも身体と心はやっぱり別なのか、隙間なくびっちりと抱き込まれた性器を、シリ  
カがぞふぞふとくすぐってくる。シリカが場所を調整するたびに、尿道口のあたりが奥を  
こつこつ、つついてしまい、そのたびに出してしまいそうになるのだが、さすがに格好わ  
るいし、せめてシリカを気持ちよくしてやりたいので気合いでこらえる。  
 再び眉根を寄せたシリカが言った。  
 
「あ……んっ……みちみち……してます……すこし気持ちいいかも……」  
「そりゃ幸い……動ける?」  
「――いま、動いたら……たぶん……いっちゃい――」  
 
 言葉の途中でシリカが大きく体をわななかせた。三角形の耳もびくんっ、とそそり立つ。  
 
「え……あっ……やっ……」  
「え?」  
「んんっ……な、なかでこすれて――」  
 
 シリカの顔がくしゃっとゆがんだ。まだひとこすりもしていないが、内側がはげしくう  
ごめいてきて――。  
 
「はあっ、んっ、んんんっ、いっちゃい――!」  
 
 シリカが甲高く悲鳴を上げる。しっぽがびっくーん、と天高く突き上げられる。  
 
「う、うわ……急に……」  
 
 同時にきゅう、きゅう内側をせばめる。迫る肉壁に性器を絞られ思わず射精しそうにな  
りつつ、何とか我慢した。  
 
「あああ……んっ……んっ……」  
 
 ひくひくと投げ出した脚まで震わせたシリカははふ、はふ、と荒い呼吸を繰り返してい  
た。  
 
「んんっ……んっ……はう……まだ一回もしてないのに……キリトさんのせいです……は  
じめてなのに……」  
「い、いや、今の俺のせいだけじゃないだろ……?」  
 
 そこまで俺のせいにされてしまうと――いや、明らかに俺のせいではあるのだが、まだ  
一回もしていないのに、達してしまったのはシリカの方だ。  
 
「それは……そうなんですけど」  
 
 シリカはぴくぴく、耳を揺らした。  
 
「シリカの顔……かわいかったぞ」  
 
 びっくーん。首筋の辺りから赤くなりつつ、シリカがしっぽと耳を突き立てた。  
 
「……キリトさんの、えっち……」  
「ま、まあ休憩しながらでいいよ。ゆっくり、えっちしよう」  
「はい……」  
「……じゃあ……シリカが休んでいるうちに……」  
 
 少しお休みしたいらしいシリカの姿を見て、リーファが小さくつぶやき、とんでもなく  
やわらかくて重力感たっぷりのナニかを俺の頬に押しつけてきた。  
 
「おふっ……」  
「さっきトンキーに甘いの出されちゃったから、まだ残ってるのかも……ねえ、吸ってい  
いよ」  
「す――吸う?」  
 
 胸をおしつけてきた時点で、どうされたいのかなんとなくわかっていたのだが、直接言  
われると少々刺激が強かった。なにせ目の前の少女は、リアルでは妹なわけで……  
 そんな逡巡を知ってかしらずか、リーファは再び身体をよせてきた。  
 全体的にむちむちしていて、体にのっかってくる上半身が温かくて気持ちいい。  
 
「ほら、きっと、甘くておいしいよ」  
 
 リーファの目が妖しくとろける。俺を誘惑するように胸を差しだしてきた。健康的なピ  
ンク色のそれの先端がふるん、と震え、あまりにも柔かそうな右乳房にさそわれるように  
……ぱくっ。  
 
「あふっ……」  
 
 リーファの色っぽい声にどぎまぎしつつ、そのまま舌でつついて見る。驚いたことに本  
当に甘い。蜂蜜と砂糖をまぜてとかしたような味が舌に落ちてくる。思わずくちゅっ、と  
吸い上げてみた。  
 
「んっ、あう……お兄ちゃんに舐められてる……」  
 
 今度は幸せそうな声音で言ったリーファが俺の頭を抱いて、むぎゅっと胸を寄せてくる。  
視界がリーファの白い胸元で埋まった。別に息苦しくはないのだが、重量感さえあるその  
胸肉に圧倒され、口に含んだままの乳首を甘噛みしてしまう。  
 
「やっ……噛んじゃ、やだ……」  
「ご、ごめん……」  
 
 早くも主導権交代がありそうな予感があるが、今度は噛まずに舌先でころがしてやった。  
 
「うう……んっ……んっ……そっちだけじゃヤダ……」  
「わ、わかった」  
 
 すっかり夢中のリーファに応えるべく今まで食べていた右の乳首から口を離し、もう片  
方の乳房に顔をよせる。そのまま口に含んだ。こっちからも甘く、とろけるような味がし  
た。  
   
「んっ……んっ……もっと、強くしても……いいよ?」  
 
 吸われるたびに悩ましい吐息を吐き出すリーファ。さっきと矛盾している。苦笑しなが  
らも、あまりに心地よさそうな声であえぐリーファのリクエストに応えた。  
 
「ふああっ、あっ、ああっ……ちりちりする……おっぱいの先……ちろちろ……して…  
…」  
 
 まあ許可が出たので、口いっぱいにリーファをほうばってから、先端をちろちろなめて  
やった。  
 
「ふあっ……あふ……んくっ……やっ……またいっちゃう……おっぱいで、いっちゃう―  
―!」  
 
 背を美しくそらして、リーファが小さく達した。密着しているのでリーファが気持ちよ  
くイっているのがよくわかった。全身がびくびく揺れている。  
 それにしても、さっきあれだけ達してなお――。  
 
「ま、またいっちゃったのか?」  
「う、うん……気持ちいいんだもん……それになんていうか……ちょっとハードル下がっ  
ちゃったような……なんていうか……」  
「……?」  
「な、なんでもない……」  
 
 リーファは呟きつつ、もう一度きゅっ、と抱きついてくる。  
 
「とりあえず、お兄ちゃんのせいだもん……こんなにえっちになっちゃったのは……」  
「……ごめん」  
「んっ」  
 
 そのまま大人しくなったリーファの首に腕をまわして髪を撫でる。  
 しばらくそうしていると、シリカがんっ、と腰を持ち上げはじめた。  
 正直包まれているだけでもだいぶ気持ちがよかったが、やはり擦られると頭の奥に火花  
がはぜる。  
 
「んっ……そろそろ……」  
「……了解。じゃあ少しずつでいいから、抜いてみてくれ」  
「はい……」  
 
 うなずいたシリカがおずおずと腰をあげてきた。結合部から性器の肉茎があらわれはじ  
める。  
   
「んんっ……んっ……もう、これだけでも……」  
 
 さっきのリーファとは違い、おそるおそる、リーファが腰を上げていく。上になっても  
らっているので、自然と腰のあたりをまたいでいるシリカの身体が、すこしずつ、すこじ  
ずつ持ち上がっていく。  
 
「あう……んっ……んっ……」  
「ぐ……」  
 
 一秒一秒を大切にするように、ミリ単位引き抜かれていく性器が狭い膣道のざらざらに  
くすぐられる。シリカにまったくそんな気持ちはないのだろうけど、まるでジラされてい  
るような、緩やかに刺激だった。  
 性器の形にゆがんだ膣道がきゅっ、きゅっ、とせばまってくる。  
 長い時間をかけて、やっと性器の首のあたりがシリカの中からでてきた。性器はシリカ  
の分泌液でぬらぬら輝いている。  
 はあはあと熱い吐息をまき散らしながら、シリカが涙目で俺につぶやく。  
 
「あああ……くうう……ぬ、ぬけました……?」  
「いや、まだ頭が入ったままだよ」  
「じゃあ、今度は降りていきますね……んくっ……」  
 
 そそりたった性器をレールがわりにシリカは、ゆっくりと腰を下ろしてきた。これもま  
た、ぞふぞふと性器の縁をくすぐるようにうごめいて射精をさそってくる。  
   
「この……んっ、入ってくるとき……気持ちいいです……ごりっ……って……ごりって入  
ってきて……」  
 
 じゅぷっ。シリカの内側うめるたびに、シリカがゾクゾクと背筋を震わせるのがわかる。  
 
「ふあ、んっ、んっ……気持ちいい……です……癖になっちゃいます……」  
 
 なんどか緩やかな出し入れを繰り返していると、シリカの膝が時々ふるえた。俺はとき  
おりリーファの乳房をすいながら、シリカを見守る。  
 ちなみにリーファはときおりあふ、あふっ、と声をあげるだけでそれほど激しくしてこない。  
さっきのシリカとおなじで、もしかしたらお互いの初めてを過剰にじゃましないようにして  
いるのかもしれない。  
 ぐちゅ、ぐちゅと結合部から流れる水音がリズムカルに……滑らかになっていく。  
 
「んっ、んっ、んぅ、んっ……ふああ……ああっ……ちょっと、なれてきました」  
「うん。シリカもうまくなってるよ」  
 
 事実、一番最初より腰の動きがスムーズになっている。が、俺がそう言うと、ぼん、と  
音がしそうな勢いでシリカの顔が赤くなる。  
 
「うまく……なんて……そんな、エッチなこと……」  
 
 恥ずかしさから再び硬くなってしまったシリカをリラックスさせるべく、まだ触れてな  
かったシリカの上半身に手をのばした。  
   
「はひっ! や、キリトさん……」  
「痛い?」  
 
 さすがにいきなり過ぎたかも、と後悔しながらシリカに聞くと、当の本人は首を横にふ  
るふるとふった。少しびっくりしただけらしい。  
 
「痛くないなら……続けてもいい?」  
「いい……ですけど……その、ゆっくりお願いしますね」  
 
 とりあえず試してみる。指のぽっちを指でつぶしてみる。すぐに反応してくる。  
 
「や、あんっ、キリトさんっ、ゆ、指がいやらしい!」  
「イヤならやめるけど……?」  
「うう……リーファちゃんも気持ちよさそうだったし……」  
「うん……すっごく良かったよ……お兄ちゃんにつぶされるの……」  
 
 リーファが再び胸をよせてくる。俺は再びちゅぱちゅぱと先端をすすってやった。  
 
「んっ!! やっぱり気持ちいいよぉ……」  
 
 再びふにゃっ、と脱力するリーファ。  
 そしてリーファの反応に三角耳をひくひくさせるシリカ。  
 
「じゃ、じゃあ、続けてください……おっぱい……リーファちゃんほど大きくないですけ  
ど……」  
 
 もうこれ以上無いくらい顔を赤くしたシリカにうなずき、指をふたたびはわせる。  
 揉む――のは残念ながら無理だった。指先ではじいてやったり、手のひらでつつんでや  
ったりする。  
 そのたびにシリカが唇から嬌声をこぼした。  
 
「んっ……んっ……手のひらがあったかいです……びくびくします……」  
 
 シリカは言葉の通りおなかの辺りをびくっ、と震わせた。小さいと感じやすい……かど  
うかは結局わからなかったが、当初の目的通りシリカの身体が弛緩していくのを感じて、  
指先で先端を転がしてやりつつ、ほんのわずかに腰をうごかしてやった。  
 
「ふああっ……んっ……」  
 
 びっくりして目を瞬かせたシリカに、ほほえんでから、もう一度突き上げてみる。  
 んんっ、と眉をよせて悲鳴をあげつつも、シリカは柔肉をきゅっ、と絞ってきた。  
 
「ぐ、うう……」  
 
 俺も悲鳴を抑えられない。  
 さざ波のような性感の刺激が心地いい。そのまま刺し貫いてしまいたい。  
 
「ぐあっ……シリカ……気持ちいいよ……」  
「はあっ……はぁっ……キリトさんの……お、おっきくて…おっきすぎて、うまく動けな  
いです……」  
 
 その一言を口にだすのに、シリカがどれだけの勇気を振り絞ったのか。俺はうなずいた  
あと、シリカの身体を前傾させて、手を胸につかせてやる。こうすれば俺は思いきりシリ  
カにつきこめる。  
 
「あ……」  
 
 間近にあるシリカの唇から吐息が洩れた。そのまま、確かめるようぐちゅっ、と動かし  
てみた。  
 
「ふあ、ああああっ、んっ……キリトさん……」  
「シリカ……そろそろ限界で……」  
「はい……あたしももう……限界です。キリトさんので気持ちよくしてください……」  
 
 俺はシリカにうなずいてから腰の動きを再開させた。  
 なま暖かいそこに何度も性器を行き来させる。じゅご、じゅごっ、とシリカの内側でう  
まれた愛液がが飛沫になってつながる。  
 
「あんっ!!」  
 
 短い悲鳴。腰が抜けそうな快感が性器から伝ってくる。シリカに渡していた主導権を渡  
してもらい、わずかにシリカを突き上げた。先端をごつんとぶつけたあと、一気に引き抜  
く。ぞふっ、と大きな音が鳴りひびく。  
 
「んんっ!!! は、はげし――!」  
 
 シリカが背を反らして唇を引き結ぶ。泣き出す寸前の顔をしながら、何度もまあるいお  
腹を波立たせる。  
 俺は最初はゆっくり、でも徐々に加速しながらシリカを味わっていく。  
 
「ふあっ! いっ、ああっ、やっ!」  
 
 じゅご! じゅご!  
   
 音をさせつつシリカに突き込んでいると、すぐに性器がしびれ始めた。なにをしても柔  
らかい柔肉の刺激を受け続ける。それが気持ちいい。夢中になって腰を打ちつけ、シリカ  
の腰をつかんで打ち付ける。  
 耐える姿に胸が切なくなるのと同時に、もっとそんな顔を見てみたい。  
 肉壁を何度もこそいでやる。腕でシリカの腰をつかんでいるので、出し入れすら自由だ。  
 
「んんんっ――!」  
 
 シリカが引き結んでいた口を開いた。  
 
「ふあっ! ふあっ、ああっ、んっ! ふああああっ!」  
 
 シリカの甲高い鳴き声が洞穴に響きわたる。体中から汗が噴き出し、背中の尻尾が突き  
立てながら、ひくひく柔肉を絞ってくる。  
 
「シリカ……いくよ……」  
「ふあっ、ああああっ、いいですっ! キリトさん! きて――!」  
 
 求めるように手を伸ばしたシリカの指先に指をからめて、ごつん。  
 最奥に突き込み、俺は性器から飛沫を吹き上げた。  
 そもそも狭苦しい、奥行きのないシリカの奥につっこんでたっぷりと子宮を犯す――。  
   
「やああっ、なかっ、なかが溶けちゃい……あっ……ああっ……あ……」  
 
 一度柔肉を強く絞ってから、シリカの悲鳴が少しずつ消えていく。  
 
「ふあっ、ああ…………」  
 
 幸せそうな吐息のシリカがはき、いつもより数段赤い頬に小さく小さく、微笑が浮かぶ。  
 
「んっ……んっ……まだびくびくしてます……」  
 
 性器を受け入れるのに精一杯のシリカの結合部から、今吐き出したばかりの白濁液が流  
れはじめている。たっぷり一分くらい、背をそらして達していたシリカがぱたん、と上半  
身を倒してきた。  
 
「はふ……」  
「おつかれ……」  
   
 俺はリーファとは逆の方向に頭をよせて、荒い息を吐くシリカを抱きしめ、射精の余韻を味  
わっていた。  
 

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