ソードアート・オンライン3 フェアリィダンス P193より  
 
 
「ひょっとして・・・彼のことを言ってるのかな? 英雄キリト君」  
   
 その名前を聞いて、アスナは思わずびくりと体を震わせた。  
 オベイロンはニヤニヤ笑いを大きくしながら上体を起こした。  
 
「彼が今どんな状態か知りたいかい?」  
   
 アスナの心をくじくスイッチをついにみつけた――と言わんばかりに顔を大きく  
 歪ませるをみてアスナは内心しまったと思いながらも聞かずにはいられなくなり  
 
 「キリト君は今どうしてるの・・・・キリト君は生きてるの?」  
   
 とここに囚われてから初めてといっていいほどの強い光を  
 目に宿してオベイロンに問いかけた  
 
「おやおや、さっきまであんなに従順だったのに彼の名前を出したとたん  
 急に元気になって。よほど彼のことが気になるのかね」  
 
 そういいながらオベイロンはアスナの後ろから抱きしめるように  
 覆いかぶさり耳元で囁きながら冷たい左手を足の膝から  
 太股の内側にかけてゆっくりと這い回しはじめた  
 嫌悪感で顔をゆがめながらも今はそれどころでないと  
 膝に置いた両手に握りこぶしを作り  
 
「キリト君に会わせて。ううん、それよりも彼は今どこで何をしてるの?  
 彼は現実世界にいるの?」  
 
 と今までずっと心の奥でずっと擁いてたキリトの安否を  
 やっと知る手がかりを手に入れて、アスカはずっと従順のふりをしてまで  
 知りたかった情報を必死に聞き出そうとする  
 その様子にオベイロンは、アスナが隠し続けていた彼女の弱点が  
 彼の安否であったことに激しい嫉妬心がうずまき  
 現実世界であった出来事をすべて語り、アスナが 絶望でひれ伏す姿をみて  
 優越に浸ろうとしていたのを思いとどませることにした  
 
「そんなに彼が今どんな状態で、どんな状況に陥ってるか知りたいのかい」  
    
 そう言いながら、空いていた右手をアスナの二の腕から間を通し脇腹から右の  
 ふくらかな胸にむかって徐々に這いあがらせていく。  
 背中はすでに密着状態でアスナのお尻の少し上あたりには、  
 いつのまにか固くなったものが押し付けられており  
 ときより上下に擦りつけるたびにアスナの背中がピクンとする様子に  
 オベイロンの欲望が徐々に高まっていく。   
 左手はもう太股の内側の付け根付近まできており  
 握りこぶしを作ったアスナの手が必死に何かに耐えて硬く握られる様子  
 が手に取るように分かった  
 
「まさか・・・キリト君も私と同じようにここに囚われるの?」  
 
 右手がついに今まで一度も触れらせはしなかったアスナの大きな乳房に触れ、  
 大きく開いた手のひらでゆっくりと揉みいだかれるのを感じて、  
 とうとう耐えられなくなったアスナは、オベイロンの手首を捕まえて  
 必死に払いのけようと試みるが  
 
「いいのかい?ここでやめたらキリト君がどうなるのか賢明な君なら分かるだろう?」  
 
 と言われ、(――卑怯者!!)を内心で叫びながらも今はまだはやい、  
 払いのけるのはキリト君が今どんな状況に置かれてるのか知るのが先だと  
 必死に自分を言い包めて力を入れていた両手の力をぬきダランとベットに垂らした  
 
 オベイロンは満足した顔で、くくくっと口元を歪めながら動きを止めていた  
 右手の動きを再開させる。 左手はもう太股の付け根までたっしており  
 いつのまにか大きく捲くられたスカートからは、彼の趣味で作らせたという  
 驚くほど面積が小さい白い下着の姿が彼の手の間から見え隠れしはじめていた。  
 また布地は非常に薄く、もし秘毛が生えていたのなら浮き上がっていた  
 に違いないほど透き通ってみえるため、綺麗な秘裂の様子がうっすらと見ることもできた  
 
「ひゃう・・・んくっ・・・やあっ・・・」  
 
 抑えていても漏れてくる声に、オベイロンに聞かれないように  
 アスナは右手の人差し指を口に咥えて必死に耐えてみせるが  
 右手の親指と人差し指で服の上からでもわかる徐々に尖ってきていた乳首を  
 軽くつねられるとピンと背中を後ろにのけぞられてしまった  
 
「あうっ・・・いや止めて・・・そこつねらないで」  
 
「そこ、とは何処のことかな?口で言ってくれないと分からないな」  
 
 そういいながら、耳朶を口で挟んで強く吸い上げる。 そして耳の穴の中を  
 長い舌でズズズと大きな音をたてながら這い回されると、  
 おもわずアスナは全身の力が抜けてしまい、後ろにいるオベイロンにもたれかかるよう  
 に体を後ろに倒してしまった。  
 頭を左右に振って長い舌から逃れると、いつまでたっても動きを止めようとしない  
 右手を見て唇をかみ締めながら目に涙をためて少し躊躇した後、小さな声で  
 
「おねがい・・・乳首をつねるの止めて・・・」  
 
 と小さく囁くとアスナに卑猥な言葉を言わせたことに満足したオベイロンは右手を  
 そっと離して弄るのをやめた。 だが今度は左手がゆっくりと下着の上から秘裂に  
 触ろうとするのに見て、ついに耐えられなくなったアスナはオベイロンの  
 両手を払いのけて立ち上がる。   
 そして後ろに振り返りキッと睨むと、乱れてたスカートをさっと直して  
 
「キリト君を返して。 もしキリト君に酷い事をしてるのだったら絶対に許さない!」  
 
 と今までずっと胸の奥で貯めていた想いを口に出してしまった。  
 こんなことを言っても何も事態は好転などしないのに、  
 長い間閉じ込められていたうっぷんが  
 つい喉から口にかけて声になって出てしまったのだ。  
 
 ずっとおとなくしていたアスナの怒り顔を見てオベイロンは  
(その美しい顔がもうすぐ、恥辱と屈辱と絶望で歪むのが楽しみだよ)  
 と、これからはじまるゲームのことを思い描き、顔に薄気味悪い笑みを浮かべるのだった。  
 
   

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