「ハッ・・・ハッ・・・ハッ・・・」
ギシッ・・・ギシッ・・・ギシッ・・・
「なぁ、ケイタ、こんな事して本当に大丈夫なのか?」
ギシッ・・・ギシッ・・・ギシッ・・・
「ハッ・・・平気だって、サチだって、ほんとに嫌だったら倫理コードの解除なんかしてないだろ?」
ギシッ・・・ギシッ・・・ギシッ・・・
「ん〜、それもそっか」
ギシッ・・・ギシッ・・・ギシッ・・・
ベッドの上で四つん這いにさせた状態でケイタはサチを付きまわしていた
「それよりも・・っ・・・他の奴らが来ないかちゃんと見張ってろよ」
「へいへい、あ〜、早く変わってほしいぜ」
部屋の扉の方でテツオが不満そうに呟く
「終わったらちゃんと変わってやるって・・・ウっ」
ドクッ....ドクッ...ドク....
サチの中で熱い物がはじけるとケイタは「ふぅ〜」と息を吐くと、サチの中から果てて、小さくなったペニスを引き抜いた
ドサッ
それと当時にサチはベッドに崩れ落ちる
「ちょ、サチ、まだ俺とヤってないのにへばるなよな〜」
そう言うとテツオがサチに駆け寄った
「お願い・・・もう・・・休ませて・・・・・」
「ダメダメ、今日はまだ俺もケイタも3回しかヤってないだろ? 俺はまだまだしたいし」
テツオはサチを無理矢理仰向けにすると濡れそぼった穴にペニスを押し付けていく
「んじゃケイタ、見張り、スイッチ」
「おう」
そう言うと今度はケイタが扉の傍に立った
「・・・・」
サチが何も言わずグッタリしていてもテツオはお構いなしに行為を開始しだした
(どうしてこんな事になっちゃったんだろう)
主街区の外れにある水路に身を潜ませたサチは、最近手に入れた隠蔽能力の付いたマントを羽織ってうずくまっていた
このマントを羽織っている限り誰も自分を見つけることはできないだろう、心配した仲間が探し回っているかもしれなかったが、知った事ではなかった
「もう…嫌だよ…」
涙とともに言葉が漏れる
昨晩散々吸い付かれた乳首がヒリヒリと痛んだ
サチとケイタとテツオの関係は、キリトがギルドに加わる少し前から始まっていた
ケイタとテツオに無理矢理組み敷かれ、ハラスメントウィンドウが開いた時
サチは二人を通報することができなかった
もしも二人がギルドからいなくなってしまったら
月夜の黒猫団は解散だ、リーダーと前衛が居なくなってしまえば
モンスターと戦うことができなくなってしまう
そうなれば、誰が自分を守ってくれると言うのか
そう思うとハラスメントウィンドウにある通報ボタンを押す勇気が、どうしても出てこなかった
続いてケイタに倫理コードを解除してくれとお願いされて、サチはまた迷ってしまった
もし此処で自分がケイタとテツオを拒否したら、明日からどう接すればいいのか分からない
「体は所詮ゲームの中のアバターじゃないか」
ケイタにそう言われた時、自分の中で何かがフっと軽くなった気がして
気が付いたら倫理コードを解除していた
気が付いた時には、もうグチャグチャだった
「何が・・・アバターよ・・・・・」
抱え込んだ膝をギュッと握りしめて呟く
行為による感覚は何処までもリアルで
サチは自分のアバターとリアルの体の区別がもう完全につかなかった
体は何処までも開発され、触られると快感が走る
だが最初に抱いた時の不快感はいつまでも薄れなかった
いや、最近はもう不快なんてものではない
完全な拒絶反応
ケイタとテツオに触られるだけで怖気が走るようにまでなった
それは多分・・・・
(キリト・・・)
心の中で黒いコートを羽織った剣士を思い浮かべる
彼にが仲間に入ってから、サチは以前より心が安らぐようになった
ギルドメンバーの中で誰よりも強く、優しい彼の存在が次第に自分の中で大きくなっていくのが分かる
(だけど・・・)
自分の体は汚されてしまっている
キリトの事を好きになるほど、今まで自分がされてきた行為が心を引っ掻く
自分は彼に相応しくないと
そして心はキリトの事を好きになりつつも、体はケイタ達に犯される
一度は倫理コードをonにして抵抗したこともあった
だがベッドに押さえつけられて怒鳴られると臆病な自分はもうそれ以上あらがえなかった
「・・・・」
不意にテツオとケイタの手が体を這い回る感覚が蘇った
きつく目を閉じて体をさする・・・すると
「・・・・サチ?」
「え?」
自分の名前を呼ぶ声が聞こえた
幻聴かと思って振り向くと、そこに黒いコートの剣士が佇んでいた
ありえない、自分が羽織っているコートの隠蔽能力はかなり高い
ギルドメンバーのレベル帯では目視距離に入るまで位置を割り出すのは不可能なはずだ
「キリト。 ・・・・・・どうしてこんなところが判ったの?」
「カンかな」
「そっか・・・・・・」
キリトの答えにポッと
心が温かくなる感じがした
「あぐっ・・・っはぁ・・・・はっ・・・・・ああっ!」
サチはベッドの上で両手を縛られて、ケイタとテツオに乱暴に突き上げられていた
「ったく、心配掛けやがって俺ら迷宮区まで探しに行ったんだぞ?」
「迷惑かけたお仕置きだ」
グイッ
テツオがサチのアナルに入っているペニスを一番深くまで突き込むとサチは苦しそうに悶えた
「ギッ・・・ア゛・・・・」
グルンと白目を剥きそうになるとケイタがペシペシと頬を叩く
「おい、勝手に気絶するなよ、まだ終わってないだろ」
「サチさぁ、なんかキリトがギルドに入ってから変わったよね?」
「・・・え・・」
「あ〜、テツオも気が付いた? サチって好きな男できると他の男と距離取ろうとするんだよね
俺幼馴染だから知ってるんだけど、昔っからさぁ・・・」
ケイタが言葉を止めると腰に力を込めた
「他にっ! 好きなっ! 男がっ! 出来るっ! 度にっ! 俺とっ! 距離っ! 置こうとっ! しやがっ! てっ!」
「アア゛ッ! ひぐっ! かはっ! うああっ! イっ! くっ! っは! もうっ! やめっ! ・・っ!」
ケイタが言葉とともに激しく突き込むとそれに合わせてサチがガクガクと途切れ途切れの悲鳴を上げる
「おお、リーダー荒れてるねぇ」
「当たり前だろ、いつもこいつの傍にいたのは俺なのに、なのに・・・」
言葉を止めるとサチの頭を掴んでぐいっと自分の方に向けた
「いいサチっ! お前は俺の物だからな・・・・お前が他の誰を好きでもっ!お前の体は俺の物だっ!」
「〜〜〜っ・・・・っ・・・・・・」
サチの目に涙が浮かんでもケイタはお構いなしに唇を奪う
「うう・・うぐ・・・・っちゅ・・・う・・」
二つの穴を突き上げられ、口を貪られながら
サチはただ涙を浮かべて呻くことしかできなかった