眉を潜め、射精の余韻に身を震わせるキリトの顔に微かな脅えが見えた。  
それはそうだ。それは結城明日奈、つまりはアスナの存在だろう。  
リアルでは恋人であり、ALO内では妻だという。そのキリトが妻以外の  
女の秘部を見る……己の意志ではないとしてもアスナへの裏切りとなる。  
「女の人のココはとても敏感で、繊細なの…アスナと比べてどうかしら?  
アスナみたいにヤリまくってないから綺麗だと思うけど?」  
「くっ……」  
あはは…顔背けて…アスナに操を立てているつもりかしら  
そんなこと何の意味もないのに。  
「キリト、舐めて」  
「あ…い、いや…だ……いやなのに…くっ」  
意志とは反対にキリトは舌を突きだし、秘裂に這わせた。  
「はァ…はあん………そうよ、うまいわ」  
「んちゅ…はあ…ん…はっ、すまない…アスナ…アスナ…」  
VIPルームに響く、くちゅくちゅとした粘着音。  
キリトの謝罪の声。ああ…今、この瞬間、私はキリトを支配しているんだわ。  
何とも言えない高揚感。優越感。たまらない。  
 
「はぁ…ん…あ…さすがね、リアルでセックスしているだけあってとっても上手。  
ねぇ、アスナとは週に何回するの?どんな体位でするの?」  
「は…ん…んちゅ…そ、それは」  
トロトロと愛液が湧き出す秘裂から顔を上げキリトは口をつぐんだ。  
「言いたくないのならいいわよ…そのかわり、わかるわよね?」  
私が暗に何をするかわかったのだろう。キリトは声を上げた。  
「えっ、そ、そんな―――」  
「なら…言ってくれる?できるだけいやらしくね」  
有無を言わせない私の視線にキリトは観念したように言った。  
「わ…私のはしたない…チ…チンポで…二日…に…1回…くらい…ALОの中で  
ア……アスナとしていました…リ、リアルでは…時間が合えば…ホ、ホテルで…」  
「本当にいやらしい変態ね。そんなセックスしていたなんて、まるで猿ね。  
まぁ…君くらいの年齢なら当然か…他に何もする事のないSAO生還者だものね」  
わざと大げさな声を上げ、そして嘲笑する。キリトの羞恥心を煽る為だ。  
「アスナのどこが好きなの?体位は?」  
「ア…アスナの…お、お尻が好きです……た、体位は…た、立ったまま…後ろから…  
う、うつ伏せにして後ろから激しくされるのが…す、好きだって…ア、アスナが」  
あまりの恥ずかしさに涙を浮かべながら答えるキリト。それでもキリトの言葉は止まらない。  
「舌が止まっているわ…ちゃんとしないと…」  
私はキリトの頭部に手を当て、股間に押しつけた。  
「あ、…んぶっ!?…はッ…んんっ…ちゅ」  
弾かれたように声を裏返し、キリトは淡い陰毛に覆われた私の秘裂に必死で舌を這わせた。  
「はっ…あ…上手よ。あはっ…豆も剥いて吸って」  
「う…うう…くっ…ぴちゅちゅ…ちゅうううう」  
舌だけで包皮をむき、露わになったその陰核を軽くはみ、そして吸い上げた。  
アスナに仕込まれたのだろうか、それとも雄として本能的にそれを行っているのだろうか?  
「あっ…はっ……ん、んんん……はっ…ふ」  
ん…ン…キリトの頭を両手で股間に押しつけながら私は達した。  
ぴんと爪先立ちになると、キリトを解放してやる。  
「ん…よかったわよ。ご褒美をあげないとね」  
「ご…ご褒美…?」  
私はバーカウンターに手をつき、尻をキリトに向けた。  
「立ちバックが好きなんでしょ?後ろからどうぞ、変態キリト君」  
 
「んああああ!」  
そしてキリトは私の濡れそぼった秘部に後ろから挿入し、狂ったように腰を振っている。  
「いいわ…いい、もっともっとしてキリト」  
「はああっ、い、いやだっ!ごめん、アスナ…アスナっ!わ、私を許して!」  
バーカウンターに手を突く私を背後から突き上げるキリト。  
「んっその…あっ…ははは、女のコみたいな声…可愛いわよキリト」  
その腰を尻に叩き付けるように必死に振りたくっている少年。  
私はとろけたような表情で少年の剣突を嬉々として受け入れていた。  
「キリト…ふふ、元気がありあまっているって感じね…あっはっ犬みたい。アスナと  
比べてどう?締まりはいいでしょ?」  
リアルの処女をこんなヘタレニートに捧げるなんてバカな事はしない。  
が、GGOの中ならいいだろう。快感だけが伝わり、雰囲気を味わえる。  
そろそろ現実と仮想世界の境界が怪しくなり始めているキリトだ。  
必死にアスナ、アスナとわめき、謝罪している。  
「…あんん…こ、こんな事…い、いけないのに…止まらない!や、やめて!シノン!」  
甘い悲鳴を上げながら腰をふるキリトの姿は凄くそそる。  
「うん…うふ…ダメよキリト、ンはっ…中で大きっく…もっと、もっと激しくして!」  
キリトが背後から私の双乳を両手で鷲掴み、背に舌を這わせた。  
「あっ…ダ、ダメッ!出る…出ちゃうよ!シ、シノンの中にわ、私!射精しちゃう!」  
「うっんんんっ…わ、私も!お、女の顔したキリトに!犯されてイクッ!」  
「あっあっああっ!わ、私…チンポが…で、出る!ん、く…ううっ!」  
指をぐにゅうと私の尻に食い込ませ、キリトは一滴も漏らすまいと最奧までたたき込んだ。  
「あっああっ!出る!出るうう!」  
特濃の白濁液が塊となってぶばっと射精された。  
キリトは眉間に皺をよせ、歯を食いしばって最奥で射精を続ける。  
私の胸をめちゃくちゃに揉みし抱きながら、ようやくその射精が終わった。  
「はぁ…ああ…出てる、キリトの…すごく濃いの…中に出てる…」  
下腹部に拡がる熱い体液を私は身悶えながら感じた。  
そして私獣じみた性交を終えると荒い息をつきながら沈んだ。  
「はっ…はあはぁ…最高によかったわよ…キリト」  
私はふふっと笑うと立ち上がった。股からドロリと白濁の液が太股を伝い零れている。  
キリトは荒い息をつきながら「あ…ああ…シノンに…だ、出して…ア、アスナに…」  
快楽に打ち震えるキリトの髪をそっと撫で、私は囁いた。  
「私さ…今日、とっても危ない日なんだけど…GGО内でも妊娠するのかな?  
ねぇキリト?」  
 
END  
 

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