2025.12.24 ノーム領 
 
 
「ん、ちゅ……ん、ふぁ……キリト、さぁん」 
「ん……シリカ……」 
 
ゆっくり唇を離して目を開けると、少し顔を赤らめて微笑んでるシリカ。 
時折動く、頭の上にもう一組の耳があるから、ここはALO内で、今日ははノーム領にある少し高めの宿に部屋を取っていた。 
なんで普段のアルンじゃなくノームにいるかといえば、まあ今日はクリスマスであり、つまりはそういうことである。 
 
「んふふ、キリトさんー」 
 
ぎゅ、と首に回された腕で強く抱きつかれる。少し離れていた顔がまた近づき、視界いっぱいにシリカの笑顔が広がる。 
応えるようにこちらも回した腕に少し力を込める。シリカの背中を、腰を、引き寄せるように抱きしめる。 
 
「ん……はぁ……嬉しい、キリトさん」 
「シリカ、可愛いよ」 
 
また唇を近づけると、シリカも応えるようにそっと目を閉じる。 
 
「キリトさん……んっ」 
 
ゆっくりと唇を重ねて、そのままお互いついばむようにキスを繰り返す。 
しばらくそんなことを繰り返してから、シリカが口を開く。 
 
「今日のイベント、綺麗でしたね」 
「ああ。みんなには少し悪いけど、今日の攻略は休ませてもらってよかったな」 
「雪の中での花火が、あんなに綺麗だなんてしりませんでした」 
 
ほぅ、と思い出したのかシリカが感嘆のため息をつく。 
どのMMORPGでもあるように、VRMMOのALOでも大規模にクリスマスイベントが行われていた。 
アニバーサリーもかね、一ヶ月ほど前から行われていたこのイベントの締めが今日のノーム領で行われた打ち上げ花火だ。 
冬である今、氷雪地帯に位置するノーム領は雪というよりもはやダイヤモンドダストが起こるほど、それはそれは寒かった。 
けど、そのダイヤモンドダストが打ち上げ花火の光を反射し、リアルでは中々お目にかかれないであろう幻想的な空間を作り上げていた。 
 
「また、見てみたいです」 
「そうだなぁ。来年もまたやるなら見に行かなきゃな。今度は、防寒対策をばっちりして」 
「ろくに準備もしないで行ったらすごくさむかったですもんね」 
 
お互い苦笑しつつ、暖め合うようにぎゅっと抱きしめ合う。 
しばらくそうしたあと、シリカがもじもじと口を開く。 
 
「えっと、あの……きょ、今日はあたしからさせてもらってもいいですか。 
そ、そのですね、いつもキリトさんにしてもらってばかりですし……一応っべ、勉強もしてきたのでっ」 
「シリカ……でも、いいの?」 
「あ、あたしからお願いしてるんですからいいんですっ! えっと、それじゃあまず横になってもらって」 
 
シリカに言われるままベッドに横たわると、折り重なるように彼女が寄りかかってきた。 
小さく細い腕がのびて、枕元で呼び出したコンソールをいじって照明の光度をおとす。 
 
「キリトさん……ん」 
 
一度口付けされ、シリカが下半身の方へとずれていく。 
そのままベルトへ手をかけようとして、はたと止まる。 
 
「えっと、その、下を……脱いでもらっていいですか?」 
「あ、ああうん。わかった」 
 
システム画面を呼び出し、どうせ結局脱ぐのだからと装備を全て解除していく。 
シリカもその間に装備を全て外したらしく、慎ましくもちゃんと膨らんでいる胸や控えめなお尻が見える。 
 
「うわ、キリトさんの大きい……」 
 
まじまじと見ながら、シリカがおずおずと触ってくる。 
少しヒヤッとした感触と、自分の手とは違う柔らかい感触にぴくりと反応する。 
 
「え、えっとまずは……」 
 
小さな両手をそっとそえて、ゆっくりと上下にこすられる。 
 
「こ、こうでいいのかな……リズさんたちと読んだ本には……こうするといいって書いてあったんですけど」 
「リズたちと、ってことはアスナもか……ったくシリカになんてものを読ませてるんだ」 
「えっと……だめ、ですか? あまり気持ちよくないですか……?」 
 
少し不安そうに、上目遣いでシリカが聞いてくる。 
 
「いや、ちょっと力は弱いけど……でも、すごくドキドキする、かな」 
「うん、キリトさんの、すごく大きくなってます……じゃあ、もうちょっと強くして」 
 
心持ち強くこすられて、またぴくりと反応する。 
 
「先の部分、すごく赤くなってますけど……これ、痛くないんですか?」 
「ああ、うん大丈夫。けど敏感な場所だから、そこはあまり強くしないでもらえると嬉しいかな」 
「そうなんですか……じゃあ、こっちは……」 
 
シリカはそういって、先端をぺろぺろと舐め始める。 
おずおず、といった感じでおっかなびっくりちょんちょんとした舐め方だけど、されてるという事自体に体が熱くなってくる。 
 
「ん……熱いです。こうで……いいですか?」 
「うん、気持ち、いいよ……それより、変な味とかしないか?」 
「ん、っちゅ……よくわかんない味ですけど、気になりません。なんだかエッチな匂いは、しますけど」 
 
そう言って、再びシリカが舐め始める。 
 
「ん……ちゅる……んちゅ、はぅ……」 
 
小さな下をつきだして、ゆっくりと何度も先に舌を這わせていく。 
熱い吐息がかかり、ついで吸われる。先端に熱い感覚が走って、小さな水音が耳にやけに響いて鼓動が早くなる。 
 
「ん、ぴちゃ……んむ、はぁ……ちゅる」 
 
味わったことのない舌の感触と、不慣れでぎこちない動きにまた感じてしまう。 
段々慣れてきたのか、動きが少し大胆になってきて聞こえてくる音も少し大きくなってくる。 
 
「キリトさん……何か、出てきました」 
「だって、シリカの……気持よくて」 
「ん……うれしい……。それじゃあ、次は……あむ」 
「うおっ!?」 
 
咥えられた感触に、思わず声が出た。 
さっきまでとは比べ物にならないくらい暖かく、ぬめりとした湿り気が先端を包んでくる。 
 
「んむ……ぢゅる、あふ……んん、ちゅる。んむ……ちゅぅぅ……」 
 
竿は小さな手で包まれて、先端は暖かな口に包まれている。 
ゆっくりと、歯が当たらないように気をつけて口を大きく開け、舌を這わせてくれるということにいじらしさがこみ上げてくる。 
 
「はぅ……んっ……んんっ……んむ……」 
 
加えた部分からよだれがしたたってきて、モノ自体がぬとりと濡れていく。 
同時に、少し慣れたのかはたまた思い出したのか、再び手でしごき始めるシリカ。 
よだれと先走りでなめらかに動くようになった手が、より一層快感を引き出してくる。 
 
「ん、シリカ……っ」 
「ぶちゅ……むちゅ……おっひぃ……んちゅ……はむぅ……んっ……」 
 
額に汗をかきながら、懸命に奉仕してくれるシリカ。 
舐めたり、咥えたり、優しくしごいたり。丹念にしてくれるシリカは、俺のを大事に扱ってくれる。 
うれしさがこみ上げ、シリカの髪をそっと撫でる。 
 
「ん……」 
 
一度こちらをみて嬉しそうに微笑んでくれると、シリカはより積極的に舐めてくる。 
 
「……っ、シリカ、ちょっと待って」 
「ん……キリトさんの、びくびくって、してます……」 
「それは、ちょっと気持よすぎて……このままだと」 
「ん……んちゅ……はむ……んんっ……」 
 
言いたいことを察したのか、シリカは再び俺のを咥えなめはじめる。 
たどたどしくも初めてのその感触に、徐々に限界が近づいてくる。 
それを察したはずなのに、シリカは先端を咥え、舐め続け、より早くモノをしごいてくる。 
 
「し、シリカ……もう、だめだって……コレ以上は」 
「はい……キリトさん、このまま……んむぅ……ちゅる……んっ……んっ……」 
「まっ……す、すとっ……んっ!」 
「ん、んぶっ……!」 
 
口の中に溢れでた衝撃に、シリカが思わずむせる。 
我慢しきれず、止めることも出来ずに限界まで高まったそれを、シリカの口の中に出してしまった。 
それどころか、収まりきらずシリカの口から溢れだし、顔や髪までべとべとに汚していく。 
少し苦しそうに目尻に涙を浮かべながら、シリカが顔を上げる。 
 
「わ、わるいっ。大丈夫かシリカ!?」 
「んぐ……に、にがいです……」 
「だから待てって言ったのに……ほら、ここに吐いて」 
 
そばにあったハンカチを使い、シリカに吐き出させる。 
 
「はぁ……っ、び、びっくりしました……」 
「ほら、水飲んで口ゆすいで」 
 
近くの机からコップと水差しをとり、注いでからシリカに渡す。 
その間に、ハンカチでシリカの顔や髪を拭ってとってやる。 
軽く拭うだけできれいになるゲームの世界で良かったと思う。 
 
「はぅ……なんか、すごくいっぱいでましたね……えっちな匂いでくらくらします」 
「正直、自分でも少し驚いてる。ちょっと出すぎな気もするけど、やっぱりゲームの世界だからか」 
 
リアルでした場合、絶対こんな量はでない。 
感情表現と一緒でこっち方面も多少オーバーに設定されてるのかもしれない。 
 
「キリトさん……」 
「ありがとう、シリカ。すごく、気持よかったよ」 
「なら、嬉しいです……えへへ。ん……」 
 
ありがとうの意味も込めて、口づけを交わす。 
唇を離して目を合わせ、こくりと頷く。 
シリカにされた分、今度はこちらからお返しする番だ。 
頭に手を添えたままシリカをベッドに押し倒す。すっかり熱をもった瞳ともう一度目を合わせ、再度軽くキス。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ここから本番だけど、力尽きた。ごめんち☆ 
 

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