「なら聞こう!」
突然、キリトが低く、しかし青い炎のような熱量を秘めた声でささやいた。
「もし君がそのショートパンツを捨てて黒いニーソックス着用の上、ひざ上50cmのひらひらの
超ミニスカを穿いていたとしたら……。そして、その下に何も着けていなかったとしたら。
それを見た対戦相手が動揺し射線を外しても、心拍上昇で予測円を拡大させても、
その状況で、それでも君はノーパンミニスカパイパンを非機能的と言えるのか!?」
「…………!!」
シノンは呼吸も忘れ、両眼を見開いた。
知っているのか、一瞬、そう思った。この謎の来訪者は、シノンの過去を黒々とした闇に染める、
あの黒歴史を知っているのか。