マーファ「カーディスちゃーん」
カーディス「……なんだよ、またおまえか」
マーファ「昨日ね、ヴェーナーお兄ちゃんからね、おいしいケーキもらったんだよ。いっしょに食べよ?」
カーディス「うるさいな……アタシに構うなっていっただろ」
マーファ「ケーキ嫌いー?」
カーディス「嫌いじゃないけど……違う、そうじゃなくて。何度も言うけど、アタシは破壊神なんだよ。悪い神様なの」
マーファ「わたしは大地母神だよー」
カーディス「だから……つきあっちゃだめなの。ほら、またファリスのおっさんとかに怒られるから、さっさと帰んなよ」
マーファ「ファリスのおじさんなんか怖くないもん」
カーディス「ばかっ。前だって、ミルリーフのバカと遊んだのバレて、物置に閉じ込められてわんわん泣いてただろ!」
マーファ「でもカーディスちゃん助けてくれたもん」
カーディス「もうっ……いいから、帰れよ。アタシなんかほっとけよ」
マーファ「やだ。一緒にケーキ食べるの。それともカーディスちゃん……わたしのこと、嫌い?」
カーディス「う……き、嫌いじゃないけど……」
マーファ「じゃ、好きなんだー」
カーディス「そ、それは……」
マーファ「ちゅっ」
カーディス「!?!?!?!?!?」
マーファ「えへへー。ふぁーすときす、だよー。カーディスちゃんもふぁーすときす?」
カーディス「あわあわあわ」
マーファ「やったー、そうなんだー。うれしいなー。カーディスちゃんの初めてもらっちゃったー。恋人? 恋人?」
カーディス「な、なにいって……うううー」
マーファ「ね、ね、早くケーキ食べよー。沢山もらっちゃったから、食べきれないのー。おいしいお茶もいれるからー」
カーディス「うー……わかった、わかったよ。一緒に食べる。それでいいんだろ」
マーファ「わーい。カーディスちゃんすきー」
カーディス「はぁ……いいのかなぁ……」