山道を行軍中、最後方を歩いていたリュクティの姿が見えないのに気づいたのは  
本日の目的地である山あいの宿に到着する直前のこと。  
「まー急ぐ旅じゃないんだし、待ってればそのうち追いついてくるでしょ。  
……それよりさっさと宿に入ってメシにしようぜ。歩き通しで腹減ったよ」  
シャディの意識は既に食事へと飛んでいる。まだ陽は高く、無理をすれば  
先へ進めないこともなかったが、西の方を見ると何やら怪しげな雲が見え隠れしている。  
この分だと、いつ一雨来てもおかしくはなかった。  
「そうですね。……空模様も何だか心配ですし、今日はここまでにしましょう」  
実質的なリーダーであるサティアの言葉に、全員異存なしと頷く。――リュクティ自身は  
「ナイトブレイカーズのリーダーは自分」と思っているようだが、行動を起こすに当たって  
実際に勘案、決断を下しているのは、ほとんどがサティア……という悲しい現実がある。  
確かにメンバーも、リュクテイの言うことは聞かないことがあっても、サティアの言葉に  
逆らうことはまず無い。年の功、長幼の序、と言えばその通りだが、それだけでないのは  
明らかである。  
「そんじゃ、チェックインしてくるよ。――部屋割りはいつも通りでいい?」  
シャディの言葉に一同頷く。男二人で一部屋、女性陣はレイハとボウイ、シャディと  
サティアで各一部屋……というのがナイトブレイカーズ流である。前にシャディが  
「リュクティとレイハ」「ティリーと自分」「サティアとボウイ」……という部屋割りを  
提唱したことがあったが、レイハのマジ切れであいにく実現までには至らなかった。  
もっとも、レイハが部屋割りのどの部分に怒りを覚えたのは定かではないが……。  
 
――サティアの不安は的中し、先ほどまでの好天からうって変わって、今では雨粒が  
窓を激しく叩き、その音が食堂中に響いていた。  
チェックインを済ませた一行は、とりあえず部屋に荷物を置き、宿の一階にある  
食堂で早めの夕食を摂っていた。  
「歩いてる時に降らなくて良かったですね……」  
ティリーの言葉には実感がこもっていた。雨降りの行軍、ましてやそれが山道ともなると  
悲惨の一言に尽きる。体力を余分に奪われるのは勿論、ぬかるんだ道に足を取られて  
思うように前へ進めなくなる。  
「リュクティさん……大丈夫でしょうか」  
窓の方を見やりながら、サティアがぽつりと呟いた。  
「んー。大丈夫じゃない?ずっと降り続けるような雨じゃないだろうし」  
夕飯の牛丼(三杯目)を頬張りながら答えるボウイ。確かに夕立ではあるだろうが、雨の中を  
無理して追いつこうとすれば思わぬ事故も起こりかねない。  
「おっかさんも心配性だねぇ。どうせあいつのことだから、何か良からぬことを思いついて  
ふらっと自分から離れただけだって」  
シャディの言葉に心配のニュアンスは微塵も含まれていない。  
「だといいのですが……」  
心配そうにしているサティアとは対照的に、その横に座ってるレイハは、先程から  
我関せずといった風情で黙々と食事を平らげていた。その表情からは、いま何を思い、そして  
考えているのか。窺い知ることは出来ない。  
「……あんたは少しくらい心配してやった方がいいんでないの?」  
「……何をだ?」  
最後のスープを飲み干したレイハが顔を向ける。  
「いや、いい。……聞いたアタシがバカだった」  
シャディはこめかみを押さえながら冷えたエールをぐいっと飲み干す。  
何ともガードの堅い事よ……シャディは感心するやら呆れるやら。下世話な話が  
三度の飯よりも大好きなシャディは、こうやって時折、二人の関係を探るように  
話題を振るのだが、レイハの方は表情一つ変えることなくそれを受け流す。  
いろんなパターンで探りを入れても反応はいつも同じなので、最近は諦め気味である。  
 
食事を終え、することがないのでそのまま食堂でくつろいでいるレイハ、サティア、シャディの  
三人。ボウイは雨がやんだのをいいことに、外でティリー相手にスタッフを振り回して  
遊んでいる。……依然、リュクティは行方知れずのままだ。サティアは勿論、シャデイや  
レイハもさすがにこれはおかしいと思い始めていた。  
「……ちょっと外を見てくる」  
「雨降りの後だぜ?やめとけって」  
「そうですよ。外も暗いですし……」  
シャディとサティアが揃って止めるが、レイハは「すぐ戻る」とだけ言い残し、そのまま  
出て行ってしまった。  
「あーあ。あいつも素直じゃないねえ」  
ポリポリと頭を掻きながら、シャディがぼやく。  
「心配なら心配だって言えばいいのにさ」  
「まあまあ。レイハさんにはレイハさんなりの考えがあるんですよ」  
サティアにはレイハの気持ちが何となくわかる気がした。自分もかつてはそうだったが  
パーティ内での恋人同士というのは何かと周囲に気を遣うものである。  
「でもさあ、あいつの場合、秘密主義が過ぎるっつーか、ねえ……」  
シャディもサティアの言わんとすることは十分理解できるのだが、ことレイハの場合は  
若干やりすぎじゃないか、という感じもするのだ。  
「付き合ってる、とは言うけど、恋人らしいことはちゃんとやってるのかねえ」  
そう言ってシャディはレイハと入れ違いのタイミングで戻ってきたティリーに視線を向けた。  
その視線の意図するところがわからず、ティリーはどぎまぎしてしまう。  
「あんた、リュクティと相部屋でしょ。実際どうなのよ、あの二人は」  
「えっ……と、その……」  
「言っちゃえ言っちゃえ。大丈夫。あんたが喋ったなんて誰も言わないから」  
横のサティアとボウイは聞こえない振りをしている。……ボウイのほうは、普段から  
レイハと同室なだけに、リュクティとの関係を含むいろいろな秘密を知っているのだが  
友人としての信義もある。変に口出しして自分にお鉢が廻ってきては厄介なだけに  
ここはティリーに犠牲になってもらおう……そういう腹づもりだ。  
 
「やっぱり、レイハは部屋に来たりしてるわけ?そうするとあんたは追い出されるわけだ」  
矢継ぎ早に質問を浴びせるシャディ。一方のティリーは「ええ」だの「はい」と答えるのが  
精一杯だ。  
「へぇー……。じゃあ夜に追い出されちゃったりするわけだ」  
「ええ……まあ」  
「ふーん……あんたも大変だね。……でも、どうすんのさ。その間」  
「えっ……あ、そ、それは……」  
急に顔を赤くするティリー。シャディがこの隙を見逃す筈もなく、一気に畳み掛けてくる。  
「ははーん……部屋の外に張り付いて、二人の声を聞いたりしてたわけ?  
このむっつりスケベ!」  
「そ……そんなことは」  
「シャディさん……!」  
見かねたサティアがシャディを一喝した。……サティアの顔もなぜか真っ赤である。  
「ゴメンゴメン。……ま、あんたがそんなことするわけないか」  
ティリーは内心ほっとした。……リュクティから「部屋を空けてくれ」と頼まれた時は  
クラモンの屋敷に避難するなどしていたのだが、最初はリュクティが自分を  
追い出して何をしているのか知らなかったし、とりたてて疑問にも思わなかった。  
ところがある日、忘れ物を取りに部屋へ戻ろうとした時、中から聞こえてくる  
二人の、というかレイハの声にを聞いた時に、すべてを理解してしまった。  
……普段の落ち着いた声とはまるで違うレイハの悩ましい声は、純真なティリー少年を  
動揺、そして興奮させるには十分すぎるものだった。  
おかげで、しばらくはレイハの顔をまともに見ることが出来なかったのは勿論、部屋にいても  
「この部屋であんな声を出していたなんて……」と思うと妙に落ち着かなかった。  
それと同時に、シャリンという恋人が居ながら、別の女性――しかも姉のような  
存在である女性――に欲情してしまったことを深く恥じた。……さすがにこれらのことを  
シャディに話してしまうわけにはいかないので、話がここで流れたのは幸いだった。  
しかし、ここまでの話のせいで、その時のレイハの声を鮮明に思い出してしまったのは  
大きな誤算だったと言わざるを得ない。  
(リュクティさんが帰ってこなければ、一人で処理しよう……)  
シャリンへの罪悪感はあるが、それはそれ、男の悲しい性……という奴である。  
 
一方のレイハは来た道を遡って、宿に着くまでの最後の分かれ道に到達していた。  
分かれ道とは言っても、一方は獣道に近く、人の往来が盛んにあるようには見えない。  
事故に巻き込まれたなどではなく、シャディが言うように「ふらっと自分から離れた」だけなら  
こちらに進んだ可能性も少なくない。――レイハは足下が悪いのを我慢して進み始めた。  
しかし、一体何があったのか……現実問題、事故に巻き込まれたというのは考えづらい。  
道を踏み外したなど、何らかのトラブルが起こったというなら、自分に限らず誰かが異変に  
気づくはずである。  
(あの馬鹿……一体どこで何をしてるのだ……)  
恐らくは、最後尾を歩いていたのをいいことに、こっそりと集団から離れた……といった  
ところだろう。理由は何であれ、黙ってパーティから離れるなど論外である。  
……暫く進むと結構な大きさの洞穴に辿り着いた。道はそこで行き止まりになっている。  
「?」  
耳を澄ますと、中からリュートを爪弾く音が聞こえてくる。この音色――  
(まったく……)  
洞穴の中を暫く進むと、ちょっとした広い空間に行き当たった。  
そこには、焚き火の前で呑気にストラトフォートレスU世を爪弾いているリュクティの姿が。  
「……リュクティ」  
「おっ……どうしたんだ?こんなところまで」  
不思議そうにレイハを見つめるその視線から、自分が悪いことをしたという感覚は  
微塵も感じられない。  
「それはこっちの台詞だ……。一体何をやってるんだ」  
「いや……ちょっとね」  
「ちょっと、とは何だ。皆心配していたぞ」  
自然と詰問口調になるレイハと、それにつられて言い訳口調になるリュクテイ。  
「いや、ほら……わかるだろ。男には一人になりたい時があるんだよ……。  
……いろいろと溜まる、っていうかさ……」  
「……」  
レイハは軽い眩暈を覚えた。こんな男のことを心配した自分が馬鹿だった……。  
しかし、こんな男のことを好きになってしまったのは他でもない自分である。  
 
「いや、すぐに追いつくはずだったんだけど、急に雨が降って来ちゃって。  
……雨の中、無理して追いつくことはないかな……って」  
申し訳なさそうにはしているが、反省しているという態度ではない。まあこれは  
いつものことと言えばいつものことなのだが……。  
「そんなところに立ってないで、こっちに座ったら」  
「断る。皆が待っている。帰るぞ……!」  
「そんなに急いで帰らなくても。……ちょっと休んでからでいいだろ」  
そう言ってリュクティは自分の隣に座るように促す。……渋々ではあったが、レイハは  
ゆっくりと腰を下ろした。  
 
言葉もなく、焚き火を見つめる二人。何か言おうと思っても、互いに何も  
言い出せない――そんな微妙な空気が不意の沈黙を生んでいた。  
「こうやって座ってると……あの時のことを思い出さないか?」  
焚き火から目を離すことなくリュクティが呟く。  
あの時――「冷たい泥の海」に落ちた時のことを言ってるのはレイハにもすぐ理解できた。  
命より大事なリュートを見捨ててまで自分を助けてくれた。その捨て身の行動がなければ  
命を落としていたのはほぼ間違いない。  
「人生最大の失敗だったな」  
「海に落ちたこと?それとも……」  
「全部……と言ったらどうする?」  
我ながら意地の悪い言い方だ――レイハは自嘲する。  
「まあ、それは否定しないさ」  
そう言ってリュクティは大きく息を吐いた。  
「自分でも不思議に思うよ。……君から『愛してる』と言われた時も、正直、実感が  
湧かなかった。――そりゃ確かに嬉しかったけどね。ただ、それが君の一時的な  
気の迷いだったら……。今でも正直不安さ」  
……不安。そのような言葉が返ってくるとは思わなかったレイハは、返す言葉を  
探しあぐねる。  
 
「馬鹿だな……一時的な気の迷いだったら、あんなことまで許していないぞ」  
あんなこと……言った方も言われた方も、今までの行為を思い出してしまい  
二人同時に顔を赤くした。  
「あー……いや、ゴメン」  
なぜか謝ってしまうリュクティ。……思えば今まで随分といろいろなことをしてきた。  
最初に裸を見てしまったのはハプニングだったとしても、それ以降のあんなことやこんなことは  
さすがに「無かったこと」にはできない。こっちから「無かったことにしてくれ」と言おうものなら  
フレイムブレードで一閃されること間違いなしだろう。  
「……さあ、そろそろ帰るぞ。明日も早いからな」  
微妙な空気を振り払うように、レイハは声を出して立ち上がった。  
「どうした?」  
反応のないリュクティに向き直ろうとしたその時――  
「……!」  
急に腕を引っ張られ、バランスを崩したレイハは、そのままリュクティに抱き締められた。  
「こら……!悪ふざけは……んっ!」  
口づけでの口封じ。抵抗しようにも、体が密着している上に、唇をきつく吸われているので  
それもままならない。  
思う存分唇の感触を楽しんだのち、ゆっくりと腕の力を緩めて唇を離す。  
「……今日は駄目だぞ……」  
上気した顔で伏し目がちに言われても説得力がない。  
「いいだろ……?」  
ここが勝負所と踏んだリュクティは抱き締める力を再び強くする。  
「駄目だ……皆が……待っ……んんっ!」  
再度の唇の蹂躙にレイハは抵抗を諦め、その身を委ねる。  
(また……流されてしまうのか……)  
踏みとどまろうとしても、このパターンでいつも流されてしまう。  
この先、リュクティに貫かれ、そして彼のものを受け止める……そう考えただけで  
体の疼きが止まらなくなる……。  
 
(私は……こんな……)  
はしたない女だったのだろうか……。体を重ねるのは、リュクティがそれを求めてるから……  
最初はそうやって自分を納得させていた。しかし、行為を重ねるうちに、それが嘘だということに  
気づいた。ベッドの上でいくら酷いことをされても、いくらその場で腹を立てても  
最後には赦してしまう――。そしてまた同じ行為が繰り返される。  
(本当に……酷い男だ)  
恥ずかしい格好をさせたり、危険日に何度も中出しをしたり、外でしたいと言い始めたり……。  
けど、そんな行為を受け入れてしまうのは、心の底ではそうされることを望んでいるから――  
そして今日も……。  
「一度……だけだぞ」  
妥協するふりをして、リュクティを受け入れる。  
 
互いの感触を確かめ合うように、ゆっくりと動く二人。  
騎乗位から対面座位に体位を変え、突き上げるような感じで腰を動かす。  
「んっ!あっ……っく!」  
声が洞穴中に響くので、外から誰か来ようものなら丸聞こえである。  
なので必死になって声を堪えているのだが、リュクティはそれを見越して動き徐々に  
早めていく。  
「んっ……!声……がっ……!」  
「いいっていいって。こんな所、誰も来やしないさ」  
「馬鹿……誰か……っ!探し……にっ!」  
リュクティだけでなくレイハまでもが帰ってこないとなると、それを案じて誰かが  
探しに来る、ということは十分考えられる。だがリュクティの方は全く意に介さない。  
「君も……誰かに聞いて貰った方が興奮するだろ。ほら、前もティリーに……」  
「……!!」  
リュクティ(とティリー)の部屋でしていた時、部屋に足音が近づいてきたことがあった。  
部屋は階の端にあり、用事のあるもの以外が近づくことはまず無い。  
「あの時も何だかんだ言いながら感じてたじゃないか」  
「言うな……!」  
 
足音が部屋の前で止まった時、二人はティリーが戻ってきたことを察知した。  
なのにこの男は緩めるどころか動きを激しくし、そのまま中に放ったのである。  
……その時の声をすべて聞かれていたのは、その後のティリーの反応からして  
間違いはなかった。  
「ティリーの足音に気づいた途端、凄く締め付けて……っ痛ててっ!」  
その先を言わせないように、背中に思いっきり爪を立ててやる。  
死ぬほど恥ずかしい……というのはああいう事を言うのだろう。  
「あの時の君は可愛かったな……必死に声を出さないようにしてさ」  
その時のことを思い出し、リュクティの興奮が俄に高まる。  
「うっ……そろそろ……イキそう」  
最後のスパートとばかりに、腰の動きを加速させる。  
「あっ……外……!んっ!」  
何か言おうとするレイハの唇を、自分の唇で塞いでしまう。  
腰をぐっと密着させ、一気に溜め込んでいたものを爆発させる。  
「んんっ……!!」  
何度も奥に叩きつけられる感触。それが引き金となってレイハも達してしまう。  
唇が離れ、互いの息遣いだけが洞穴に響く。  
リュクティはレイハを抱き締めたままの体勢で後ろに倒れ込んだ。  
「ゴメン……ちょっと収まりそうにない……」  
そのまま抜かずに腰を動かし始める。  
「あっ!あ!っく……!待っ……!」  
達したばかりのレイハは、動きを止めるよう懇願するが、リュクティは構わず  
激しく責め続けた――。  
 
「……まったく。何度出せば気が済むのだ……」  
ようやくリュクティから解放されたレイハは、自分の秘所から止めどなく溢れてくる  
欲望の残滓を見てため息をついた。  
「……そんなに危ない日だった?」  
一回の筈が二回……三回……。結局五回戦。しかもレイハの「外に」という懇願を  
無視してすべて中出し。さすがにちょっとやりすぎたか、という顔をするリュクティ。  
「いや……そういうことではない……」  
別に、出来てしまうのが困るわけではない。いや、まあ困ると言えば困るのだが  
そこのところはなるようにしかならない。ただ……  
「明日も行軍は続くのだぞ……。こんなに……出されると……」  
「あっ、なるほど。垂れてくるってわけね」  
「……!」  
デリカシーのない言葉に、レイハの右手が一閃。  
「痛っ……!何もぶつことないだろ……」  
「お前はっ……!その……中に出して気持ちいいかも知れないがな……。  
出された私の身にもなってくれ……」  
「後になって垂れてくるのはそんなに気持ち悪いのか?」  
レイハは答えない。というか答えられない。後になって下りてくると始末に困るのは  
確かだが、別に気持ち悪いというものではない。ただ、不意に下りてくる刺激によって  
前の日のことを思い出して、感じてしまうのが困るのだ。  
……こうなった状態で、皆の前で平静を保つのはなかなか骨が折れる。  
けど、これも結局は自分が望んだこと――決して口には出せないけれど。  
「まったく……お前を愛してしまったのはやはり失敗だったな」  
「……悪かったって」  
さすがにしゅんとなるリュクティ。  
「ふふ……冗談だ。……私をこんなにした責任は、ちゃんと取ってもらうからな」  
「……ああ。今回の旅が終わったら……」  
二人の関係に、新たな一ページが加わるのは、そう遠くない未来――。 

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