マロウはがさこそと言う音で目が覚めた。
最近は、寝不足でちょっとの音じゃ起きないのだが、なぜか、目が覚めてしまったのだ。
「マロウ、お腹すいたなの」
そこには指をくわえたシャイアラが立っていた。
「じゃあ、ごはん、つくるだ」
と、マロウは慌ててベッドから立ち上がろうするとシャイアラは制止した。
「うんうん、ちゅっちゅっしてほしいなの」
「!?」
シャイアラはマロウを覆いかぶさるように、ベッドに両ひざをのせる。
シャイアラのいい匂いがする髪がマロウの頬にかかる。
「やめるだ。シャイアラどん」
「いや、お腹すいたなの。ちゅーして、今すぐしてなの」
狼狽するマロウの顔にキスするかのようにシャイアラは顔を近づける。
「昨日もしただ」
「お腹すいたなの」
「オラ、もう疲れただ」
「お腹すいたなの」
「他の人じゃだめだ?」
「お腹すいたなの」
「後ではだめだ?」
「お腹すいたなの」
「わかっただ」
「ありがとうなの!!」
嘆息ともに吐き出されたマロウの同意の言葉に、シャイアラは満面の笑顔で礼を言う。
「いただきますなの」
早速、シャイアラはマロウの股間のファスナーを開ける。
すると、半立ち状態の肉棒が姿を現す。
「かわいいなの♪」
ぱくっとその桜貝のような唇で縁取られている小さな口で肉棒をほおばる。
「んんっ♪」
おいしそうにほおばるシャイアラを見ながらマロウは自分の肉棒が反応し始めていることに嘆息する。
オラのバカ……。
「ん♪」
シャイアラは大きくなりすぎて口に入りきれない肉棒をはきだす。
てかてかと黒光りした肉棒はとても元気に直立している。
「おいしそうなの♪」
目を子どものようにきらきらさせその肉棒を見つめて、今度はアイスキャンディを舐めるように舐め始める。
「ぴちゃぺちゃ♪」
唾液をまんべんなくまぶしながら必要以上に音を立てて舐める。
「音を立てるのはやめるだ」
「いやなの♪」
わがまま言ったおもちゃにお仕置きするため、亀頭に歯をたてる。
「ん!!」
「わ〜い、大きくなったなの♪」
そんなことで反応してしまう自分に対してマロウは悲しくなってしまった。
その反対に嬉しそうに肉棒の大きさに比例するかのようにより一層音を立ててシャイアラは舐める。ついに、先走り液が唾液に混じるようになってきた。
「マロウは、ヘンタイさんなの♪」
「ちがうだ……」
「違わないなの♪」
シャイアラに舐められいたぶられている肉棒がとてもとても元気なことに、思わずマロウは憤りを感じてしまう。
「ぴちゃぴちゃ、マロウのおちんちん、おいしいなの♪」
「…………」
自分の情けなさに打ちのめされても、肉棒の根元でなにかがはじけることは止められないマロウであった。
「もう、でるだ!!」
「きゃあ♪」
マロウが叫ぶと同時に、肉棒の先からあたかも白い噴水のように樹液が噴出し、シャイアラの顔や髪、体を汚していく。
いきなり出された呆然としていたシャイアラは、ふと我に返り、まだ直立している肉棒の先に爪をつきたてる。
「早すぎなの!」
ぷくーと頬を膨らませながらシャイアラは尿道の口を爪先でほじくる。
「あぁ、痛いだ! やめてくれ」
「うそつきなの。喜んでいるなの」
シャイアラの言うとおり、みるみるのうちにまた同じ大きさに戻っていくマロウの肉棒。
オラはだめな男だと、自分のM属性を再認識しているマロウに、シャイアラは口の周りについた白い樹液を舌で舐めとりながら笑顔を向ける。
「今度は、アタシの中にちゅーするなの。いっぱいちゅっちゅっしてなの」
あどけないといえるだろう。しかし、同時に余りにも妖艶な笑みを浮かべられて、マロウは固まってしまった。
そんなことお構いなしにシャイアラは膝たちをしてスカートをめくってマロウにみせる。
「ほらほら、見てなの。マロウのおちんちんをなめなめしてたら、ぬれちゃったなの」
毛がないシャイアラのあそこが透けてくっきり見えるのをマロウはまじまじと見てしまう。
ごくん。
生唾を飲み込んだ音が思ったより大きく動揺しているマロウにシャイアラはパンティをずらしてあそこを露出しながら言う。
「マロウのてかてかおちんちんで、アタシのぬれぬれおまんこにちゅーしてなの♪」
シャイアラのあそこから垂れてくる液がマロウの亀頭で先走り液と混じる。
「さあ、はやくなの♪」
シャイアラはあそこをじれったそうに、マロウの肉棒の先にこすりつける。
マロウは動いた。
「ふー!!」
「きゃあ♪♪」
唸り声を上げたマロウはシャイアラのお尻をわしづかみして手前に引き寄せた。一気に肉棒をあそこに差し込んだのである。
「あん♪ マロウのおちんちんが、アタシの中にはいっているなの♪」
「ふーふー」
シャイアラの陶然とした喘ぎ混じりの言葉を聞き流しながら、肉棒を差し入れたまま動かず、マロウは息を整え、腰を引きながら言う。
「いくだぞ」
「いいなの♪」
答えを聞くと同時にマロウは腰を突き上げた。
「ああん♪ マロウのおちんちんが、あん♪ あかちゃんのできるところの、ああん♪ 入り口を突っついているなの♪」
マロウが突き上げるたびにシャイアラは面白いように身をよじらせる。
「あん♪ いぃなの♪ マロウのおちんちん♪ あん♪ あぁん♪ ごりごりしているなの♪」
結合部分では、愛液と先走り液が混じったものがぶくぶく泡を立てながらあふれ出す。
「あぁ〜ん♪ もっと、おくになの♪ ああん♪ マロウのおちんちん、もっとなの♪」
マロウはねじりこむように突き入れる。
「あっん♪♪ マロウのおちんちん♪ あぁぁん♪ あかちゃんできるところの壁にあたったなの♪」
シャイアラは汗や涙、唾液、愛液を垂れ流しながらよがる。
「オラはもうだめだ!」
「あぁ〜ん♪ ちゅーしてなの♪ あぁっん♪ 中にちゅっちゅっしてなの♪ あん♪ アタシの中をいっぱいにしてなの♪」
「んだ!!」
「あああぁぁぁっ〜〜〜〜〜〜〜ん♪♪♪」
どくんどくんどっくん。
奥に差し込まれた肉棒の先から樹液が噴出し、シャイアラの子宮を満たしていく。
「あぁ♪ あついなの♪」
シャイアラは海老のように体を反らしながら、うわごとのように喘ぐ。
その間も、シャイアラのあそこはマロウの肉棒を絡みつき、搾り取るように蠢く。
マロウは半ば白目をむきながら、樹液をおくりだす。
そして、最後の一滴を身震い1つして受け止めると、シャイアラはマロウに満面の笑みを浮かべる。
「ごちそうさまなの♪」
膝たちし、萎びた肉棒からあそこからぬくと、その拍子に、あそこから白い樹液がたれそうになる。しかし、少しも慌てず、シャイアラは指で掬い口に運ぶ。
「もったいなの」
無邪気に指を舐め清めているシャイアラを見たのがマロウの意識がなくなる寸前最後の記憶であった。
もちろん、シャイアラの最後の言葉は聞く事が出来なかった。
「起きたら、また、ちゅーしてなの」
『マロウにちゅーしてもらうなの』完