「あっ、その櫛をください。あとそのブローチも。」
「ちょ、ちょっと。キーナ、そんなに買って大丈夫なの?!」
小物屋の主に次々の注文するキーナを見てブランシュが慌てて止める。
「だいじょーぶ、だいじょーぶ。お金ならちゃんとあるから。ブランシュも好きなもの買っていいよ。そうだ、次はお菓子屋さんに行こっか。」
心配するブランシュをよそにキーナは別の店に向かう。
「お金ならあるって・・・、ナジカ先生から貰ったお小遣いじゃ全然足らないでしょ?」
ブランシュの言葉を聞いたキーナはにんまり笑った。
「んー、実はディケイ兄やんからもお小遣いもらってるんだよねー。」
「えぇー、ズルイ!なんでキーナだけディケイお兄ちゃんからもらえるのー。」
ブランシュが不満気に声を上げる。
二人より年上のディケイは先に孤児院を出て街で生活をしている。ときおり孤児院に仕送りを持って戻ってくるがあくまでのみんなの兄貴分だ。
「ふふーん。内緒だよ〜。」
「ちょっとキーナ。二人の間に秘密はないって、約束したでしょ。教えてよ。」
せがむブランシュにキーナが答える。
「うーん。じゃ、ブランシュにだけ教えるんだからね。特に先生には絶対言っちゃダメだよ?実はね・・・。」
トン、トン。扉を叩く音がする。
「ディケイ兄やん、いる?」
小さく問い掛ける声。
「キーナか。大丈夫、入れよ。」
ディケイが答えるとキーナが扉を開けて入ってきた。
既に孤児院を卒業し、自分で稼いでいるディケイは孤児院に帰って来るときは一応お客用の個室を使える。子供達の大部屋や先生達の部屋からは少し離れている。
「兄やん、またお小遣いくれる?」
「ああ。じゃ、頼むわ。」
ディケイの返事を聞くとキーナは自分の服を脱ぎ始めた。ディケイもズボンを下ろす。
「なぁ、キーナ。またカパーッと開いてくれないか。」
「んもう。ディケイ兄やんはエロいんだからぁ。」
顔を赤くしながら、そうディケイに答えるとキーナは両手を足にかけ、自分で股を開く。その姿をディケイが凝視する。
未だ発育途上の膨らみがある胸、うっすらと産毛を生える恥丘。
そして徐々に花弁が開きつつあるが未だ幼さの残る秘裂。ディケイはそこがわずかに濡れているのを見逃さなかった。
「兄やん、もういいでしょ。」
キーナは顔を真っ赤にしながら言うと、ベットに腰掛けるディケイの横に座る。
そして何の躊躇いもなくディケイのモノを手でしごき始めた。
「ふ〜。」
ディケイが思わず声を出す。女の子の柔らかい、温かい手に包まれて自分のモノをしごかれる快感は自分でするのとは全然違う。
これまで何度も行われてきた行為。キーナもディケイの敏感なところを分かりはじめ、時折傘や玉にも刺激を与える。
そのたびにディケイは満足げな声を漏らす。そしてそれを面白がりキーナはさらにディケイのモノに奉仕するのだ。
その奉仕を受けながらディケイはギルドの先輩の話を思い出していた。駆け出しのディケイとは違い金に余裕がある先輩達はプロの店にも行く。
そこで聞いたサービスをディケイはキーナに頼んだ。
「なあ、キーナ。あのさ、口でしてくれないか?」
「え、口?」
キーナは何を言われたのか分からずキョトンとした。
「ああ。口でさ、俺のナニを舐めてくれないか?」
「え?えぇぇぇっ。」
ディケイの提案に驚くキーナ。
「やっ、嫌だよぉ。だってそこおしっこするところでしょう。」
「大丈夫だって。ほら、さっきちゃんと水浴びしてるし。汚くないって。」
それでも躊躇するキーナを見てディケイが言う。
「よし、もし舐めてくれるなら50ガメル出す。」
「えっ、50ガメル!?」
最初は10ガメルだった。そのうち服を脱いですれば20ガメル貰えることになった。村のお祭りでナジカ先生から貰えるお小遣いはホンの数ガメル。
それを考えると50ガメルは破格の金額だ。
「わかった。ディケイ兄やん、やってあげる。」
そう言うとキーナは目をつぶって恐る恐る舌を突き出しディケイのモノを舐めた。その瞬間ディケイがぴくんと反応する。
キーナはさらに舌をディケイのモノに這わせる。
「キーナ、次しゃぶってくれ。」
「え?」
「口で俺のをしゃぶってくれないか。」
ディケイのソレはギンギンに勃ち上がっている。それを口に含むのは勇気がいるがキーナは思い切って頬張った。
(うぉ、こりゃ手でしてもらうより全然いいな。マジで気持ちいいわ。)
「キーナ、これフェラチオって言うんだぞ。」
「ふぇほぉふぃほ?」
キーナが頬張ったまま上目遣いに尋ねる。
口腔の中の生暖かさ。されに絡みつく舌の感触にディケイは酔いしれた。
(あっ、やべぇ。こりゃ出ちまう。)
そう思った瞬間ディケイはキーナの小さな口に全てを放出した。
突然ディケイのモノが躍動したかと思うとキーナの口に熱い生臭い液体が流し込まれた。
「んぐっ?!」
思わず飲み込んでしまったキーナはそのあまりの味に咳き込んだ。
「げほっ、げほっ。んんっ。ひ、ひどいよ兄やん。なにこれー。」
涙目で訴えるキーナ。
「悪ぃ、悪ぃ。あんまり気持ちよくてついさー。」
キーナは今まで味わったことのない何とも言えない苦味にむせながら、テーブルの上にある水差しに手を伸ばす。
うがいの要領で口に水を含んだキーナが思わず水を飲み込んだ。
「っ!ひぐっ。」
いつの間にか後ろに回ったディケイがキーナのお尻を撫でている。
「ディケイ兄やん!?」
キーナの声を無視してディケイはさらにその秘所に手を伸ばした。
「ん、んんっ。」
ディケイの指がキーナの割れ目をなぞる。キーナはその感覚に背中を震わせた。
「ぁ、ああんっっ。」
秘裂の上端に指が触れるとそれまで押し殺していた声を我慢できずに上げてしまう。
キーナの秘所からは粘り気を帯びた液が零れ出していた。
「キーナ、おしっこを漏らしたみたいにどんどん汁が出てきているぞ。」
「ん、イヤだぁ。兄やん、そんなこと言わないでぇ。」
真っ赤な顔で懇願するキーナ。
「わかった。きれいにしてやるよ。」
そう言うとディケイはキーナの前に回りその股間に顔を埋めた。
「はぁぁっん!」
ディケイの舌が容赦なくキーナの秘裂を舐め回す。時折音を立てながらキーナの淫汁を吸い出す。
「ディ、ディケイ兄やん、わたしもう立ってられなぃ。」
キーナがか弱い声で呟く。
「だったらさっきの俺みたいに、ベットに腰掛けろよ。」
言われるがままにベットに腰掛けるキーナはディケイが与えてくれる快感に身を任せながら思っていた。
(こんな気持ちよくしてもらえるなら、お金もらわなくてもいいかな・・・。)
「キ、キーナ。そんなことしてるのっ!?」
「ちょっ、ブランシュ。声が大きいよ。」
キーナが慌ててブランシュの口を押さえる。
「だ、だって。そんな、キーナがディケイお兄ちゃんとそんなことしてたなんて・・・。」
ブランシュが信じられないといった気分で呟く。
「まあ、ね。私もいつまでも子供じゃないしー。」
キーナはどこかすました感じでブランシュに話す。
同い年でずっと一緒に過ごしてきたキーナにそんな態度を取られブランシュは何か対抗心が芽生えた。
「私も。」
「え?」
「私もするっ!ディケイお兄ちゃんにさせてもらうっ!」
言うが早いかブランシュはディケイの部屋に向かって走り出していた。
「ちょっ、ちょっとブランシュ!?」
「こ、これがオチンチン?」
ブランシュの目の前にはピクピクの脈打ちそそり立つモノがあった。
つい最近まで一緒にお風呂に入っていたアイルのとは全然違うものに見える。
ディケイの部屋に押しかけたブランシュとそれを追ったキーナを前にしてディケイは下半身晒していた。
さすがにブランシュは服を脱ぐことまでは抵抗があったが恐る恐るディケイのものに手を伸ばした。
「あ。暖かい。」
思ったよりも熱をもっている。自分の手の中でトクントクンと脈打つそれは愛らしくも感じてきた。
「ブランシュ、手で上下にこすってあげて。」
キーナが声をかける。
「こ、こう?」
ブランシュがぎこちない動作でディケイのモノを擦り始めた。
「そう。それで時々先端の口の部分や出っ張ってるところ、あと袋なんかを刺激してあげるの。」
キーナは先輩然としてアドバイスしてくる。ブランシュはそんなキーナにじゃっかん苛立ちを覚えつつ、言われたとおりに手を動かした。
ディケイが気持ちよさそうにブランシュの髪を撫でた。さらにもう一方の手はキーナの股間に伸ばしている。
ブランシュは当然キーナが身を捩るだろうと思っていたが、キーナは自分からパンツを脱ぎ、ディケイの手を取って自分の股にあてがった。
そしてブランシュに勝ち誇ったかのような視線を向けた。
そんなキーナを見て、突然ブランシュはパンツを脱ぎ捨て、ディケイの上にまたがった。そして半ばすまた状態でディケイのモノに自分の股間を擦り付ける。
いきなりの行動にディケイもキーナも動きを止めた。
「い、いつもオナニーしてるから我慢できなくなっちゃったのよ。」
ブランシュはキーナにそう言い放ちながらディケイから体を離した。突然の出来事に半勃ち状態になっているディケイのモノに目を向けながらキーナが言った。
「兄やん、わたしも。わたしもしてみたいっ!」
〜終わり〜