薄暗い部屋の中、2人の少女がにらみ合い、火花を散らす。
無言のままにらみ合う二人の間にはキノコが聳え立ち、二人の間でふらふらと揺れている。
二人はにらみ合いながらお互いに相手の隙を窺い、そのキノコを狙い続けていた。
「・・・お姉ちゃん、どいて・・・」
「ダメよ、ソラ!こんなものに興味を持っちゃ!」
「こんなもの扱いするなら手を引いて・・・」
「まだソラにはこういのはまだ早いの!」
「・・・早いも何ももうあたしは・・・」
「女の子が歳の話をしない!!」
あくまで反抗的な態度を取り続ける妹にエアは頬を膨らませて言い聞かせようとする。
しかし、穴だらけの彼女の言葉にソラは耳を貸そうとはしない。
そんな妹の態度にイライラを募らせながら妹が狙うキノコから妹を護ろうとエアはしていた。
対するソラの方はこの口うるさい姉の隙を突いてどうにか眼の前で揺れるキノコを手に入れようとしていた。
一進一退の攻防が続く中、か細い声が二人の間から聞こえてくる。
「あの・・・お2人とも?」
「「何か用?」」
お互いに目を逸らそうともしないで声の主の声に答える。
その威圧的な声に声の主、ジークは思わず押し黙ってしまう。
しかし、ここで押し黙ってしまっては完全に自分の尊厳が奪い去られてしまう。
そう感じ取ったジークは意を決して言葉を続ける。
「おれの尊厳や自由は??」
「そんなのありませんよ、お兄さん」
「あんたはそこでおとなしくしてなさい!」
おずおずと問いかけると、二人の口からは身もふたもない言葉が返って来る。
その言葉にジークはそれ以上何も言うことができず、涙を流しながら黙り込むしかなかった。
そんなジークを無視して姉妹のにらみ合いは続く。
普段ならば姉のエアの言葉に従うソラだったが、今日はあくまで楯突いてきている。
そんなソラの態度が気に食わず、エアもまた一歩も退こうとはしなかった。
だから2人のにらみ合いはいつ果てるともなく続いてゆく。
「ソラ、あくまで退かないわけ?」
「そう言うお姉ちゃんこそ・・・」
「わたしはソラがこんなのの餌食になるのが・・・」
「うそつき・・・」
「う、嘘じゃないわよ、本当よ!!別に男に興味なんて・・・」
ソラにジト目で睨まれたエアは慌てて言い繕おうとする。
しかしそのあわてぶりが帰ってソラの視線を厳しいものにする。
さすがに答えに窮したエアは大きな溜息を漏らす。
「そうよ。男に興味があるの・・・」
「・・・ならお姉ちゃんの相手、あの執事さんでも・・・」
「いやよ!あんなのとしたら呪われる!!だいたいあなたはどうしてそこまでジークに??」
「・・・・・差別的な目で、見なかったから・・・」
「あ・・・・」
寂しそうな顔で俯くソラの表情を見たエアは押し黙ってしまう。
ナイトメアというだけでソラが奇異の眼差しで見られてきたことはエアが一番よく知っている。
そんな妹を護るために自分は強い姉を演じ続けて来たのだ。
そんなソラが自分を奇異の目で見なかったジークに興味を示したことは当然の成り行きだったのかもしれない。
そして自分が今こうやってソラを押しとどめようとしている理由も思い当たった。
それはジークにソラを取られるかもしれないと本能的に感じ取ったからかもしれなかった。
だからと言ってここで引き訳にはいかない。
エアは引く気がない意思をソラに伝えるべく、じっと彼女を睨みつける。
「このままいがみ合っていても、不毛・・・」
「それはそうかもしれないけど・・・」
「ここは当事者に決めてもらうのが一番・・・」
ソラはそう言うとおもむろに上着を脱ぎ始める。
エアが慌てて止めようとするよりも早く胸元を露にして上半身裸になってしまう。
服の上からでは分からない文様が白い肌に浮かび上がっている。
それを見ると彼女がナイトメアであることを実感してしまう。
そして自分の胸を見せ付けるようにしながらジークに問いかける。
「お兄さん、あたしとしたい、でしょう??」
「こら、ソラ!!そんなはしたない格好・・・」
「お姉ちゃん、する気がないなら出て行って・・・」
「うッ、そうきたか・・・いいわよ、こっちだって!!」
ソラの売り言葉を買ったエアは受けて立つように上着を脱ぎ捨てる。
ソラと同じく白い抜けるような肌、そこにはシミ一つ付いてはいない。
肌を露にしたエアは胸元を隠しながらソラに並び立ちようにしてジークに迫る。
美少女二人がもろ肌脱いで迫ってくる姿にジークは息を呑む。
何とか冷静を保とうとするが、悲しいかな、下半身のキノコはさらに大きくなっていってしまう。
「お兄さん、あたしの方が、良いよね?」
「わたしよね、ジーク???」
四つの肉の実がジークの眼前に広がる。
見ているだけでも頭に血が上ってきてしまいそうなものを押し付けるようにして二人が詰め寄ってくる。
それから目を逸らすことが出来ないまま、ジークは答えに窮していた。
どちらをたててもろくな結果にならない、それジークだけはにはよく分かった。
だからこの場を切り抜けられる最善の言葉を考え抜く。
考え抜こうとするが、揺れる四つの肉の実に気が散ってしまって考えがまとまらない。
「ねえ、ジーク!!」
「お兄さん!!」
恥ずかしそうに見つめてくるエアと大胆に迫ってくるソラ。
姉妹の対照的な誘惑にジークはごくりと息を飲み込む。
正直これだけの美少女に迫られて嬉しくないはずがない、いや、むしろうれしい。
嬉しいのだが、自分の答えがどう考えてもどちらを取ろうと命取りになるような気がしてならない。
最善の策を考えるジークの眼の前でさらに姉妹の四つの肉の実が揺れてジークを誘惑してくる。
そこから目を話せず、じっと注視していたジークの口からポツリとある言葉が漏れる。
「・・・・ド、ドロー!!!」
「「!!!何を比べているかぁぁぁぁぁっっっ!!!」」
どちらの誘惑に乗るかの答えではなく、意味のわからない答えであったが、2人はすぐにその答えの意味を察する。
ジークの目が自分たちの胸元からはなれず、そこを見つめたまま答えたからだ。
姉は妹には、妹は姉には勝っているという自負があったのでジークの答えに怒りの拳を振り下ろす。
強烈な2人の拳がジークの鼻っ柱を捉え、一撃で昏倒させてしまう。
答えを聞く前にジークが昏倒してしまってはどちらが先に手を出すかの答えが出るはずがない。
再び姉妹のにらみ合いが始まる。
が、そのにらみ合いはすぐに決着を見る。
「最初はおねえちゃんに譲ってあげる・・・」
「え?ソラ???」
「その代わり、二番目は・・・」
「だ、だから貴方がそんなことしなければ、わたしは・・・」
「でもお姉ちゃん、もう我慢できないでしょう?」
「こ、こら、ソラ!!!」
あっさりと自分のほうから弾いてきたソラの言葉にエアは面食らってしまう。
エアはソラが引くというなら自分がこれ以上気張る必要性はないと考えていた。
とはいえジークのキノコを見ていたら体が火照り始めていた。
そのことを見抜いたソラはするりとエアの股の間に手を伸ばしてくる。
突然のソラの奇襲に対応が遅れたエアは悲鳴を上げてそれを阻止しようとする。
しかしそれよりも早くソラの指先はエアのまだ誰も見たことのない茂みの中にまで到達していた。
「ほら、こんなに・・・・」
「ダメ、ソラ、やめて・・・」
「嘘はよくない・・・気持ち良いんでしょう、お姉ちゃん??」
「あああっっっっ!!!」
ソラを押さえ込んで止めさせようとするエアだったが、ソラの指先は容赦なくエアの膣の入り口を弄ってくる。
そのぴりぴりと痺れるような感覚にエアは全身を震わせて大きな喘ぎ声を上げる。
その喘ぎ声に答えるようにエアの膣口からは新しい蜜があふれ出し、ソラの指先をさらに濡らして行く。
その蜜を指先に絡めながらソラはさらに奥に指を押し込んでそこをかき回してゆく。
「気持ち良い、お姉ちゃん??」
「ダメ。ソラ・・・そこ、ぴりぴりって・・・ああああんんっっ!!」
「んんっ、あたしも・・・んんっ、気持ち、良い・・・」
エアのヴァギナを指でかき回しながらソラは空いた手を自分のヴァギナへと伸ばしてゆく。
指先がそこに触れるとすでにそこはじっとりと潤い、いやらしい汁を湛えていた。
その汁を指先に絡めながらソラはゆっくりと貝の中に指先を差し込んでゆく。
熱く濡れたそこは心地いい締め付けとともに指を迎え入れる。
ソラは傷をつけないように気を使いながら、ゆっくりと指を動かして膣内を刺激してゆく。
「んはぁっ、すごく、気持ちいい・・・」
「ソラ、それ以上は・・・止め・・・」
「もっと?もっと、お姉ちゃん??」
「ひあああっっっ!!そこを舐め・・・」
白い肌を桜色に染めながらエアは恥ずかしそうに悶える。
ソラの指は意識が跳びそうになるくらい心地よく、その先に待つ絶頂へとエアを無理矢理押し進めてゆく。
それに抗うようにエアは頭を振ってソラの手を止めようとする。
そんなエアの抵抗を打ち砕くようにソラは舌先を伸ばして固くし凝ったクリトリスを舐めあげる。
そのビリビリと痺れるような快感にエアは悲鳴を上げて震え上がる。
「お姉ちゃんの蜜・・・すごい量・・・」
「だから、もう・・・」
「我慢できないの?これ入れたいの??」
痺れるような快感に酔いしれるエアに見せ付けるようにソラはジークの息子を扱いてみせる。
処女の癖に結構大胆だななどとジークは思っていたが、ソラは気にする様子はない。
エアはその血管を浮かび上がらせて戦慄く息子を見つめて息を呑む。
体の奥底から込み上げてくる欲望がそれを求める。
頭の奥底に残った理性がそれを拒絶する。
欲望と理性が鬩ぎ合うエアに決断させようと、ソラはエアの腰の位置を無理矢理移動させる。
力でソラに勝てるはずもなく、エアは残しにジークの息子が触れてくる。
その熱く固い感触にエアは身震いをする。
それが武者震いなのか、恐怖によるものなのかはソラにもわからない。
しかし少なくともエアはジークから逃げるようなことはなかった。
「ほら、お姉ちゃん、ここに・・・」
「あっ・・・」
ソラは指先に付いたエアの蜜をおいしそうに舐め取ると、エアの腰を浮かせてジークの息子を跨がせる。
力の抜け切ったエアは抵抗することなく、ソラの為すがままにジークの息子を跨ぎ、それを迎え入れる準備が整う。
そしてソラはジークの息子をむんずと掴むと、姉の秘所の入り口へと導いてゆく。
入り口に左右に広げ肉棒を宛がうと、あふれ出してきた蜜が竿を伝って垂れてくる。
ソラが入り口の位置を調節しようとすると、エアは自分から腰を動かして微調節してくる。
「お姉ちゃん、そんなに早く入れたいの??」
「バカ!そんなんじゃ・・・」
「じゃあ、開通・・・」
ソラがからかう様に問いかけると、エアは顔を真っ赤にして反論してくる。
そんな姉のうぶな反応を楽しむと、ソラはエアの腰を掴んでそれを一気に引き落とす。
肉棒が熱く柔らかく、きつく、ぬるりとした感触に包み込まれる。
その味わったことのない感触にジークは意識を取り戻し、同時に思わず呻き声を上げる。
エアの方ははじめて侵入してくる異物の感触に顔を顰めていた。
「いつっ・・・うううっ・・・」
「まだ全部入っていないよ、お姉ちゃん・・・」
「でも、痛い・・・・」
「大丈夫、大丈夫。ほらもう一息・・・」
「ひぎぃっっっ!!痛〜〜〜〜いっっっっ!!!」
プチプチと柔肉を押し広げながら侵入してくる異物の感触にエアは今にも泣き出しそうだった。
そんなエアの腰を押さえつけて、逃げられないようにしながら、ソラはさらに奥に肉棒を導いてゆく。
一際固い感触を先端に感じ取ったジークはこれを破って良いものかと思った。
しかし、それを問いかけるよりも早く、ソラは自慢の怪力でエアの体を奥へと押し込んでしまう。
何かが引き千切れる感触とともに肉棒が完全にエアの膣内に埋没してしまう。
瞬間、その激痛に耐え切れなくなったエアが悲鳴を上げる。
「お姉ちゃん、50年目の御開通・・・」
「ううっ・・・こんなに痛いなんて・・・」
処女膜を引き裂かれたエアは目に涙をためて痛みを堪える。
ジークとの結合部分からは赤いものが滴り落ち、エアの50年間守り通してきたものが失われたことを示していた。
ソラはそんな痛みに震えるエアの結合部に手を回すと結合部の少し上、固くしこった箇所に指を当てる。
「少し、楽しにして、お姉ちゃん・・・」
「こ、こら、ソラ・・・あああんんっっ!!」
敏感な箇所に指を当てられたエアは慌ててソラの手をどけようとする。
しかしそれよりも早くソラの指はエアのクリトリスを捕らえ、ころころと転がし始める。
ビリビリと痺れるような快感が痛みに支配された体を駆け抜けて行く。
その快感にエアは痛みを忘れて歓喜の悲鳴を上げてしまう。
そんなエアをもっと喜ばせるかのようにソラの指先はクリトリスを弄んでゆく。
「ああんんっっ、あっ・・・」
「そろそろ痛みも薄れた頃・・・ジーク、そろそろ動く・・・」
「りょ、了解・・・」
クリトリスから送られてくる絶え間ない快感に喘ぐエアの様子をソラは確かめる。
もうその表情からは処女を奪われた痛みは影を潜めていた。
ならば次の段階に移れるとばかりにエアの下でじっとしていたジークに動くように命令する。
命令を受けたジークは拒否することなく、ゆっくりと腰を動かし始める。
正直言うと、肉棒を包み込む熱い締め付けに今にもイきそうだった。
そんな中で動かすことはその限界を早める行為であった。
事実少し動かすだけでエアの膣内はジークの肉棒に絡みついてきて、強烈な快感を与えてくる。
その快感に耐えながらジークはゆっくりと腰を動かしてゆく。
「あっ、だめ、そんな・・・ああああっっっ!!」
下から突き上げられるたびにエアはか細い甘い声を上げて喘ぐ。
その度にエアの膣内は締まり、絡みつき、ジークの肉棒を快楽の渦に取り込んでゆく。
ジークはその快感によって奥から込み上げてくる射精感を必死になって押さえ込みながら腰を動かし続ける。
エアの膣口からあふれ出した蜜はイヤらしい音を立ててあふれ出し、ジークのお腹の上に水溜りを作ってゆく。
いつしかエアは自分から腰を動かし、その快感を貪り始めていた。
「いやっ、だめ・・・何か、何か来る・・・」
エアは体の奥底からこみ上げてくるものに震え上がる。
ヒクヒクと震える姉の姿に終わりが近いことを察したソラはさらにエアのクリトリスを擦り上げて行く。
さらにジークに腰の動きを早めるように求め、その求めに応じさらに腰の動きを早めてゆく。
もっともジークのほうもエアの締め付けに耐え切れず、肉棒の奥から込み合えて来る射精感を抑えきれずにいた。
もう我慢も限界に来たと察したジークはじっと2人を見つめて限界を告げる。
「あの、俺もそろそろ・・・」
「我慢、出来ない??お兄さん??」
「・・・はい・・・」
「じゃあ、このままお姉ちゃんの膣内で・・・」
「ば、ばか・・・それはダメ・・・あああんんっ!」
膣内での射精をエアは嫌がったが、ジークのそれはその言葉を無視するようにエアの最奥に叩きつけられてくる。
ゴツゴツと最奥をノックする動きにエアは逃げ出す機会を逸してしまう。
その間にジークの我慢の限界は終わりを告げる。
「うくっ、うううっっっ!!」
「ば、ばか。膣内でそんなに出したら・・・あ、やだ・・・来る、来る、あああああっっっ!!」
ビクンビクンと膣内で暴れ熱いものを撒き散らかされる感触にエアは悲鳴を上げる。
しかし、その温かさを感じ取ったエアの体もまた我慢の限界を迎えるのだった。
一際甲高い声を上げてエアは震え上がり、しばしその心地いい感触に酔いしれていた。
やがて全身の力が抜け、ベッドの上に倒れ込んでしまう。
その勢いでジークの肉棒がエアの膣から抜け、押さえを失った粘液がドロリとエアの穴からあふれ出してくる。
エアの膣内で射精を終えたジークはやっと一息を入れる。
が、すぐにそれと入れ替わりにソラがジークの腰を跨いでくる。
「お兄さん、今度は、あたし・・・」
「えっ、あの、その・・・」
「姉妹の処女膜、一晩で破れるなんて・・・お兄さん、幸せ者・・・」
怪しく微笑むソラの顔を見ていたジークはどぎまぎしながらうろたえる。
そんなジークに自分のヴァギナを見せ付けるように指で広げながらソラはそんなことを言ってくる。
すでにねっとりと濡れそぼったソラのヴァギナは準備万端、整っていた。
その妖しくも、美しくも、いやらしい光景にジークの息子は素直に反応を示し、元気を取り戻してゆく。
それを見たソラはうっすらと笑い、自分のヴァギナをまだ半立ちでしかない肉棒に擦り付けてゆく。
「んっ、お兄さんの・・・どんどん固くなって・・・」
「うくっ、あああっ・・・」
「んっ、そろそろ・・・んんっっ、大きいぃぃっっ・・・」
クリトリスを押し付けるようにしてこすり付けると、ジークの息子は完全に勢いを取り戻してくれる。
ジークはそんな素直な自分の息子の態度が疎ましかったが、ソラはそんなのお構いなしに自分の膣内へとそれを導いてゆく。
まだ誰も押し広げたことのない壁を押し広げて侵入してくる熱い存在にソラは蕩けたような表情を浮べる。
押し広がられる感触に痛みはあったが、それ以上の快感がソラの体を支配しつつあった。
自分の体重を預けるようにしてジークの息子を自分の体の中に導いてゆく。
ソラは最後の障壁も、躊躇することなく全体重をかけて突破させる。
「ひぐっっ!!うううっっっ!!」
「お、おい。無茶するなよ・・・」
「だい・・・じょうぶ・・・大丈夫だから・・・」
ソラは心配するジークにそう言って首を振って見せる。
ジークはそんなソラの行動が何か心の傷と関係があるような気がしたが、それを聞くような野暮なことはしなかった。
そんなことを気にしている余裕などジークにはなかったからである。
正直言ってソラの締め付けはエアと同等くらいきつかった。
少しでも気を抜けばそのまま果ててしまいそうなくらいのきつさに、ジークはすぐに気を取り直す。
「ゆっくり動く・・・から・・・お兄さんも・・・」
「・・・・・・わかった・・・」
痛みを耐えながらゆっくりと腰を動かすソラの姿にジークは小さく頷く。
そして傷をこれ以上痛めつけないように気を使いながら腰を使い始める。
ゆっくり、ゆっくりとした動きはやがて大きく、激しくなってゆく。
それにあわせるようにしてソラの口からは開き楽を訴える声が漏れ、ジークの口からは我慢するような声が漏れる。
そして下の口からはいやらしい涎がダラダラとあふれ出し、2人の股間を濡らして行く。
「ふあああっっ、そこ、そこ・・・」
「うくっ、うううぅつっ、きつっ・・・」
グチュグチュとイヤらしい音を立てながらジークの肉棒がソラの蜜壷を激しく出入りする。
その音が大きくなるほどに2人の気分は高揚し、さらに激しい動きになってゆく。
その動きに釣られるようにジークのものはさらに太さを増し、ソラの膣内はさらに締まってゆく。
それはジークのものを強く締め付け、ソラの膣壁を捲り上げるようにかき回してゆく。
その強烈な快感に二人はどんどん絶頂へ向けて登りつめてゆく。
「お、お兄さん・・・もっと、もっと・・・」
「ここか?ここがいいのか??」
自分の先端がこつこつと当たる箇所をジークはさらに叩いてみせる。
その動きにソラはさらに歓喜の声を上げて腰を振る。
そんな2人の限界は唐突に訪れる。
締め付けに耐え切れなかったジークの肉棒がソラの中で大暴れすると、そのままソラの中で爆発をする。
無数の熱い子種がソラの子宮に解き放たれてゆく。
「あっ、あついの・・・・いっぱい・・・あっ、あっ、あっ、ああああああっっっ!!」
下腹部を満たしてゆく熱いものを感じたソラは嬉しそうな顔をして何度も喘ぐ。
そしてそれが体の中に染み渡ってゆくのを感じ、ソラの体もまた限界を受け入れる。
ソラの眼の前は真っ白に染め上がり、全身が小刻みに震えて大きな喘ぎ声を上げる。
しばらく小刻みに震えていたソラだったが、やがて脱力し、ジークから離れてゆく。
栓を失った膣口からはジークの子種が溢れかえり、いやらしく太股を伝ってゆくのがジークの目に映る。
「成り行きとはいえ、姉妹丼とは・・・」
自分がしたことを思い返してジークは反省の弁を漏らす。
成り行きとはいえエアとソラの姉妹に手を出したことに間違いはない。
しかも二人揃って膣内射精という結果がジークには気になって仕方がなかった。
下手をすれば姉妹揃って・・・なんてこともありうるからだ。
そんなことに危機感を募らせていたジークだったが、それ以上の危機が迫りつつあった。
「こんなに・・・気持ちいいことなんだ・・・SEXって・・・」
「お兄さん、気持ち・・・よかった・・・」
快楽の余韻に浸っていたエアとソラが揃って顔を擡げる。
その表情はうっとりといやらしく染め上がり、まだ体に残った快楽に酔いしれていた。
その表情にジークはドキリと心臓が高鳴る。
すごくいやらしく、心ときめかせられる表情であると同時に、何かとても恐ろしいものにも見えたからだ。
そんなジークにエアとソラはその肢体を恥ずかしげもなく押し付けてくる。
「あふっ、まだ、まだ物足りないの・・・」
「お兄さん、もっとしてください・・・」
うっとりと、恍惚の表情を浮べたエアとソラはジークの体に纏わり付いてくる。
そして自分の濡れそぼった股間をジークの体にこすり付けてさらなる欲望を満たして欲しいとねだってくる。
空いた手はジークの息子に絡みつき、扱きあげて無理矢理元気を取り戻させようとしている。
そんな美少女2人のおねだりにジークの息子は抵抗することなく、元気を取り戻してしまう。
だが、当のジークのほうは危機感を募らせていた。
(やばい、この2人の体力は・・・)
二人とも体力には自信があったはずで、スタミナは自分よりも上のはずである。
その2人が交互に自分の上に跨ってその欲望を満たそうとしているのははっきり言って身の危険を感じずに入られない。
二人が満足する頃には自分はすべて搾り取られて残りかすしか残っていない可能性さえある。
しかし両手を縛られている上にベッドに固定されていては逃げることは叶わない。
力任せに逃げようとしてもソラに力負けするのは確実である。
ようは自力でこの状況から逃れる術がないことは確かであった。
ならば誰かに助けを求めるしかない。
そしてその助け舟はジークの念に答えるように現れる。
「ジーク様、そろそろ起床の・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
進退窮まってどうすることも出来ずにいたジークに救いの主が現れる。
ジークがなかなか起きてこないのでナッシュが起こしに来てくれたのだ。
ドアを開けたナッシュは部屋の中で繰り広げられている光景を目の当たりにして硬直してしまう。
何しろご主人様が両手を縛られて女2人に犯されているのだ。
彼の従者を名乗るナッシュには驚愕の光景だっただろう。
奇妙な沈黙が二人の間で漂う。
だが、これで何とか助かると思ったジークはほっと胸をなでおろす。
が、次の瞬間、それが幻想でしかなかったことを思い知らされる。
「これは失礼しました。お楽しみの最中とは思いませんで・・・」
「これのどこを見たらお楽しみに見えるんだ!!」
「え?だってジーク様はM属性ですから。そう言うプレイがお好みでしょう?
「いや、嫌いだとは言わないけど・・・」
「そうでございましょう?では、お続きをお楽しみください・・・」
「そうじゃなくて、助けろ!!」
「そんな女性の方に恥をかかせるようなこと出来ませんよ」
そそくさとドアを閉めようとするナッシュにジークは悲鳴にも似た声で助けを求める。
縛り上げられて女に襲われているのを見れば助けてくれると思ったのに、逆に出て行こうとする執事に文句を垂れる。
だが、ナッシュにそう切り替えされて思わず言葉を失ってしまう。
唖然とするジークを残してナッシュは部屋のドアを閉めようとする。
エアとソラに邪魔者はとっとと出てゆけと無言のまま睨まれているのは嫌でも分かった。
その視線から逃れるようにナッシュはそそくさとドアを閉めようとする。
最後に顔をのぞかせたナッシュは一言付け加えてゆく。
「ジーク様、一言言わせていただきますと、姉妹二股の3Pで膣内射精しての妊娠は鬼畜にも劣る行為ですよ?」
「好きでやっているんじゃねぇぇぇっっっっ!!!」
邪魔者がいなくなり、再び欲望の赴くままに動き出した美少女2人に組み敷かれたジーク。
遠慮なくジークの上に跨り、その息子をなぶりものにしてゆく、美少女2人。
耐え難い快感に包まれながら、ジークは最後に残った理性で悲鳴を、助けの声を上げる。
そんなジークの空しい叫びが部屋の中に響き渡る。
誰もその言葉に耳を傾けるものなど入るはずもないのに・・・
The End