「捕まっちゃったよー」  
「この稀代の天才魔導師の僕が……屈辱です」  
 洞窟の奥の暗い部屋。蛮族に負けて捕まっちゃったレクサスとシャーリィとチロルとポポは一緒に閉じ込められていた。  
 縄はほどいてもらったが、武器防具魔法の発動体は全て没収。しかも何故か自分から脱いだシャーリィとチロルは下着姿。  
 そんな状況でも、チロルとポポは呑気に会話している。  
「ねえ、ウサギさん。これからどうなるのかな」  
と言ったチロルはかぼちゃパンツのみで上半身裸。二つ結びにした長いツインテールが魅力的なドワーフ少女。  
「そうですね……。チロルさんは蛮族たちの性的欲求の捌け口の慰み者にされ、  
壊れるまで嬲られるんじゃないでしょうか」  
「……知ってるウサギさん? ブローバは元々工具用の道具なんだよ」  
 そのチロルの武器も、もちろん没収。  
「ウサギさん首が細いから、さくっと切れちゃうねー」  
「……ははは。そんな、この天才をすぐに処刑など」  
 何故か冷や汗を浮かべてカラ笑いするポポを、チロルはじっと見る。じー。  
「お腹空いたなー」  
 もちろん食料も没収。  
「ねえ、ウサギさん。ウサギの肉って美味しいよね」  
「僕はウサギじゃありません」  
 タビットはタビット。ウサギではない。美味しそうだけどね。  
 チロルの瞳に剣呑な輝きを見つけ、ポポは我知らず背筋がゾクッと凍えた。  
「うん。ウサギさんはウサギじゃないよね。でも、蛮族から見ても美味しそうじゃないかな。  
きっと皮を剥がされて、火で焼かれて焼肉だね。わー、美味しそう」  
「……蛮族というのは人間やドワーフも食べるそうですよ」  
「でもチロルは火は平気だもん  
 ドワーフは燃えない。ちっ。  
「死体になれば燃えますよ」  
「うーん。そっかー。<あまい玉子焼き亭>の玉子焼きとウサギの丸焼きは美味しかったよねー」  
 <あまい玉子焼き亭>のおいしいご飯を思い出し、チロルはうっとりと頬を染め、ヨダレを垂らす。  
「絶対、またウサギの丸焼き食べようねー」  
「僕は結構です」  
 そんな呑気な会話が聞こえる中、シャーリィは部屋の端っこで膝を抱えて座り込んでいた。  
 
 恥ずかしいのだ。  
 
 つい勢いで服を脱いでレースのキャミソール姿になったが、こうしてみんなで同じ場所に閉じ込められると、急に恥ずかしさが襲ってきた。  
 チロルとポポはともかく……。  
「どうしましたかシャーリィさん」  
「!?」  
 急に声をかけられ、喉から心臓が出るかと思うほどビックリしてしまう。  
 ナイトメアで神官のレクサスだ。  
「な、なななな、なんでもありません!」  
 ぎゅっと下着姿の身体を抱きしめ、必死に口を開く。  
「そうですか? なんだか震えてるような」  
「だ、だだだ、大丈夫です!」  
「私が暖めましょうか?」  
 
 ぎゃー!  
 
 口がぱくぱく開き、悲鳴は声にならない。それが幸いだった。  
「ほ、本当に! 本当に大丈夫ですから!」  
 レクサスはとても優しい。それは幼少の頃より、ナイトメアというだけで受けてきたいじめへの反動である。  
傷付いた分だけ他人に優しくなれる、本当に優しい神官。  
 だがどうも、恋をしたことがないせいか、その、乙女心に鈍感な面もある。  
 下着姿のシャーリィに平気で話し掛けられるのもその一端。  
「そうですか。でも不安になったらいつでも言ってください。私の安心力で安心させますから」  
 最後まで優しく声をかけ、レクサスの気配は遠ざかる。暗い部屋。ドワーフで暗視ができるチロル以外は、少し離れただけでお互いが見えなくなる。  
 その暗さでシャーリィは少し安堵し、高鳴る胸を抑えた。  
 どうしてだろう。こんなにドキドキするのは。  
 
「レクサスさん」  
「何ですかチロルさん」  
 シャーリィから離れたレクサスに今度はチロルが話し掛ける。上半身裸で。  
淡い膨らみを隠そうともしない。  
「チロルはね、とっても不安なの」  
 とてもそうは見えないが、状況的に無理はない。  
「だから安心したいの」  
 さっきの会話を聞いていたのだろう。チロルは満面の笑みで言う。  
「そうですか。では私が安心力で安心させましょうか」  
「うん。お願いします」  
 ぺこっとお辞儀すると、ツインテールも一緒にサラサラと揺れる。  
 その長い髪をよしよしと撫で、サラサラの感触を手に感じながら、レクサスはドワーフ少女の前に膝をついた。  
「チロルさん。安心力はどこまで使います?」  
「どこまであるの?」  
「はい。最後まで行けば、身も心もすっきりして、嫌な事は全て忘れて安心できます」  
「それじゃ、最後までお願いします」  
 キラッと大きな瞳を輝かせ、チロルは無邪気に言う。  
「それでは」  
 レクサスはチロルにそっと身を寄せると、彼女の大きな頭に手を回し、優しく、暖かく包み込んだ。  
「あっ……」  
 レクサスの腕に抱かれ、チロルは自然にカッと熱くなる体を意識した。でもとても穏やかで良い気持ち。  
「どうですか?」  
 チロルの頭を抱きしめ、サラサラの髪を撫で、その甘ーい香りを楽しみながら、レクサスが訊ねる。  
「うん……。なんだか、とっても、安心しちゃう」  
「それが安心力です」  
「そっか……。安心力! レクサスさんすごい!」  
 
 ナイトメアの青年レクサス。恋は知らないが安心させる安心力は豊富。  
 この間、ポポは座り込んでじっくりと二人を観察し、シャーリィは顔を真っ赤にして耳を塞いでいる。  
 
「それでは」  
 一端チロルを離すと、レクサスはするすると衣服を脱ぎ出した。  
「あれ? レクサスさんもぬぎぬぎするの?」  
「ええ。この方が安心力が高まるんです」  
「そっか。安心力をアップだね!」  
「はい」  
 
 にっこり微笑みながら、逞しい胸板を晒すレクサス。さらにズボンまでとその下までいそいそと脱ぐ。  
「わ〜」  
 男の子とはよく遊んだが、成人男性の裸は珍しいチロル。レクサスの均整の取れた逞しい肢体、そして股間から生えた肉棒をキラキラ輝く瞳で凝視。  
「すごい! レクサスさん、下にも角が生えてる!」  
 にょきーっと股間から天を向く男の象徴。チロルには角に見えるらしい。  
 レクサスが異貌化して額から伸びた角よりも柔らかそうで美味しそう。  
「ははは。これは角とは違いますよ」  
 にょきっと伸びたちんこをぷらぷらさせながら、レクサスは堂々と告げる。  
「これは安心棒と言うんです」  
「安心棒!」  
「はい。迷える人々、特に女性を安心させる安心棒ですよ」  
「すごい! 安心棒すごい!」  
 チロルは握った拳を上下に振り、安心棒を感心しきった表情で見ていた。  
 
 その様子を横で見ているポポは、「だ、駄目だこいつら……早くなんとかしないと」と呟いているが、誰も気にしていない。  
 シャーリィは耳を塞いでいても会話が聞こえるのか、そのままの姿勢で真っ白になっていた。物理的にではなく、なんというか白いの。空っぽ。  
 
「では。チロルさんもそのパンツを脱いでください」  
「えっ!?」  
 チロルは唯一身に付けているかぼちゃパンツを見下ろし、  
「脱ぐの? 脱ぐの?」  
「はい。より安心できますよ」  
「脱ぐー!」  
 迷う事無く脱ぐ。  
 ドワーフの一見細そうだが頑健な脚。そして脚の付け根の割れ目。毛はうっすらとしか生えていない。  
「可愛いですよ。チロルさん」  
 チロルの幼い花弁に満足し、レクサスはうんうんと頷く。  
「では安心棒の安心力注入儀式を始めます」  
「はい!」  
 お互いに裸になると、真正面から見詰め合うレクサスとチロル。お互いに照れはない。これは安心力を与えるためだから。  
「では」  
 そっとチロルを抱き寄せ、レクサスは再び優しく抱きしめる。今度は裸で。  
「あっ……」  
 肌と肌が直接触れ合い、チロルの胸がとくんと高鳴った。その淡い膨らみも、  
膝を曲げたレクサスの固い胸板と合わさり、熱い血潮を感じ合わせる。  
「レクサスさん……なんだか、ポッとなってふわふわしちゃう」  
 感じたことをそのままにチロルは口にする。こうして裸で抱き合うだけで、体が熱くふわふわと浮かぶような気分。  
「はい。これが安心力です」  
 腕の中にチロルの温もりを感じ、髪を撫でながら、レクサスは彼女の耳に口を付けた。そしてふっと息を吐きかける。  
「きゃっ」  
「大丈夫」  
 ドワーフの丸い耳たぶに口を寄せ、ちゅっと口に含む。むず痒そうにチロルの頭と長い髪が揺れた。  
「……くすぐったい」  
「安心力ですから」  
「そうか……安心力」  
 レクサスの腕とふわふわした気分に包まれ、チロルはくすぐったさに身を委ねる。  
 
「もっと安心したいですか?」  
「うん……」  
 こくっと頷くチロル。  
 レクサスは耳から口を離し、チロルを真正面まら見詰める。  
 ドワーフ少女の大きな瞳を間近に、レクサスは優しく微笑む。  
 ナイトメアの端正な美貌を前に、チロルも無邪気に微笑んだ。  
 二人の距離が徐々に縮まり……すぐにゼロになる。  
 
 ちゅっ  
 
 それはただ、唇の粘膜と粘膜が触れ合うだけの行為。でもなぜかチロルには安心できた。  
「キス……しちゃったよ?」  
 軽く重ねただけで口を離し、チロルははぁと熱い吐息を吐いて呟く。こうしてると乙女らしい。  
「はい。安心キスです」  
「安心キス……。うん。安心しちゃった」  
「それは良かった」  
 本当に嬉しそうにレクサスはニコニコと微笑む。  
「あ、あの……」  
 唇を突き出し、チロルは言った。  
「もう一回」  
「はい」  
 突き出したドワーフ乙女の口に唇を重ね、レクサスは背中に手を回し、しっかりと抱きしめる。  
そして今度は舌を入れた。チロルの口腔に。  
「んっ」  
 ぬめっとしたモノが口の中に入り込み、チロルがびくっと震える。それも一瞬。  
すぐに安心し、されるがまま舌を受け入れた。  
 レクサスの舌が歯並びの良いドワーフ少女の歯をなぞり、舌を絡め、唾液が混ざり、くちゅくちゅと淫らな音が響いた。  
その全てがチロルを安心させ、弛緩させる。  
「んっ。んんっ」  
 チロルの口腔を存分に味わい、レクサスが口を離して長いディープキスが終わる。  
唾液が二人の口を結び、レクサスはその唾液をじゅるっと吸い、目の前で飲み込むと、甘い笑みを浮かべた。  
「美味しいですよ。チロルさんの安心唾液」  
「えへへ」  
 なぜかチロルもとろんとした表情で笑う。キス一発ですっかり骨の髄まで蕩けていた。  
「可愛いですよ」  
 幼い外見に無邪気なドワーフ少女。本当に可愛く思える。  
 チロルの小さな体を抱えると、レクサスは自分が脱いだ衣服の上に優しく降ろした。  
「あっ……」  
 うつ伏せに寝かされ、洞窟の天井が見える。暗視のできるドワーフならでは。  
 そしてレクサスの優しい笑顔。  
「チロルさん。続けます?」  
「うん……。いいよ。最後まで」  
 惚けたような表情でチロルは切なく息を吐いて嘆願した。安心はしたけど、この胸のモヤモヤを取ってほしい。胸のドキドキを鎮めて。  
「では安心おっぱいから」  
 すっとレクサスの手が、チロルの淡い膨らみに重ねられた。  
「安心おっぱい?」  
 
 胸の膨らみにレクサスを感じ、チロルはむず痒さを覚えながら訊ねる。  
「はい。安心おっぱいです」  
「そっか。安心おっぱいなんだ」  
 もにゅ。レクサスの大きな手が、小さな乳房をもにゅっと揉む。  
「きゃんっ」  
「どうですか。安心おっぱい」  
「うん…。なんだか、すごく、おっぱいな感じ」  
「そうですか」  
 もみもみ。  
「きゃっ。あんっ」  
 体の下でチロルの小さな体が飛び跳ねる。その柔らかさを感じながら、レクサスは淡い乳房に口を寄せた。  
 
 ちゅっ  
 
「ああんっ!」  
 唇が乳首に触れた途端、電撃に撃たれたような痺れが走り、乳首がコリコリと固くなる。  
 その固くなった乳首を指で弄りながら、レクサスは満足げに笑みを浮かべた。  
「ほら。安心おっぱいでおっぱいも安心です」  
「あっ……。う、うん……」  
 はじめて感じる感覚に戸惑いながら、チロルは安心の吐息をつく。それは幼いドワーフ少女が初めて感じる、濡れるという感覚。  
「あっ……。んっ。んんんぅ」  
 レクサスの指がコリコリと乳首を回し、その度にチロルの胸が上下に脈動し、太ももが固くなる。  
「んぅ……。へん、なんだか変になるー」  
「いいんですよ、それが安心力です」  
 敏感に感じはじめたドワーフ少女に笑いかけ、レクサスは乳首を弄っていた手を下に動かした。  
 おへそを通過し、手が股間をぴったりと覆う。  
 
「アッ!」  
 
 無意識に声が漏れ、チロルの腰が微かに浮かび上がる。レクサスに股間を触られた途端、自然に体が反応した。  
「よい感度ですね」  
 ぴっちり閉じた桃色の花弁を手の平でまさぐりながら、レクサスはチロルの素直な反応を愉しむ。  
「あっ。アッ。ああぁ。アアアッ」  
 手に合わせ、浮かび上がった腰がゆらゆらと官能的に揺れ、そして落ちた。  
レクサスが手を離したのだ。その代わり、今度は口を寄せる。  
「だめぇ。汚いよぉ。そんな、おしっこするところ……」  
「きれいですよ」  
 言って、その口で陰毛も生え揃っていない割れ目にちゅっとキス。そしてじゅっと花弁を啜った。  
「アアーッ!」  
 甲高い声が響き、腰が一層高く浮き上がった。レクサスも動きを合わせて顔を上げる。  
「はうっ! はうっ! はううぅっ!」  
 手をぎゅっと握りながら、何かに耐えるようにチロルの可愛い顔が歪む。だが体は敏感に反応し、喘ぎ、そして幼い体は悶えた。  
「や、やだっ! 出る! 出ちゃうよぉ!」  
 
 じゅじゅー  
 
 わざと音を立てて花弁を吸い、その音に触発されたかのように、蜜が漏れる。  
「あぐうぅっ! だめーっ! 出ないで! 出ちゃだめーっ!」  
 腰を激しく揺らしながら、割れ目からトクトクと蜜液がこぼれ、レクサスはさらに吸い取る。  
「あああっ! アアウッ! アウウゥーッ!」  
 そしてチロルがピンと背筋を伸ばして全身を硬直させると、ようやくレクサスは口を離した。  
「はぁ……。はぁ。はぁ」  
 息を整えるチロルの頬を、レクサスがぺろっと舐める。甘い塩味がした。汗と涙の味。  
チロルの大きな目から涙がにじり落ちていた。それを丹念に舐め取る。  
「はぁ……。ごめんねレクサスさん」  
「謝ることはありませんよ」  
「でも……レクサスさんに、かけちゃって……」  
「ああ。あれはいいんですよ。安心汁なんですから」  
「安心汁?」  
「はい。人やドワーフは安心すると安心汁を出すんです。チロルさんの安心汁は美味しかったですよ」  
「うー」  
 思い出して、また真っ赤になる。  
「私もほら」  
「きゃっ」  
 レクサスが差し出した股間の安心棒に、チロルは思わず目を丸くした。  
「さっきより……大きくなってる」  
 先程も並以上の大きさだった安心棒。それがさらに肥大化しているのだ。  
「私の安心棒も、安心汁を出したがっています。チロルさんのナカで」  
「え、ええっ! チロルのナカ!!?」  
「はい。チロルさんのナカで安心汁を出したなら、きっと安心できます」  
「そっかー。それが安心力なんだね!」  
「はい。安心力です」  
「うん。チロルがんばるー!」  
 ぐっと拳を握るチロルだが、どうしていいかはもちろん知らない。  
 
 この様子を間近で見ているポポは、もうどうにも突っ込めず、石化していた。  
硬直化である。  
 そしてシャーリィは、もう耳を塞ぐことなく、同じく間近で観察していた。  
暗闇の向こうのレクサスの股間の安心棒をじっと凝視している。  
 陰毛のしっかり生えた安心棒。陰毛はヒゲを連想させたが、もうそんなことは気にならない。  
 
「ではチロルさん。脚を大きく拡げてください」  
 そして安心力プレイは最終局面を迎えていた。  
「はーい」  
 横になったまま、脚を精一杯に拡げるチロル。幼いチロルがそうすると、まるで赤ん坊がおしっこする格好のよう。  
「それでは行きますよ」  
 唾液と蜜液で十分に濡れそぼったチロルの花弁。そこにむにっと安心棒の先端が触れ、きゅっとチロルは緊張した。  
「痛くないですよ。天井のしみを数えている間に終わりますからね」  
「う、うん」  
 言われたとおりに、暗視で見える天井のしみを数えます。  
「いーち。にーい。さーん」  
 ずぶっ  
「よーん。ごーお。ろーく」  
 ずぶずぶ  
「なーな。はーち。きゅー」  
 
 ぶちっ  
「じゅー。じゅーいち。じゅーに」  
「はい。入りましたよ」  
「えっ?」  
 言われてようやく気付いた。お腹の中の圧迫感に。  
「は、はいってるー!」  
 ガビーン。本当にしみを数えている間に終わって、チロルびっくりです。  
「痛くないですか?」  
「うん。痛くないよー」  
 本当に痛くない。ちょっとお腹の中が苦しいだけ。  
 チロルは気付いていないが、ぶっとい安心棒を挿入された股間からは、血が一筋流れていた。  
「なんだか……お腹の中に、でっかい棒が入ってるみたい」  
 入ってる入ってる。  
「それなら安心歌を歌うといいよ」  
「安心歌」  
「こう。安心安心♪」  
「安心安心♪」  
「安心安心♪」  
「安心安心♪」  
 不思議。こうして歌ってると、お腹の違和感が消えちゃうみたい。  
 
 一つに繋がったまま「安心安心♪」と歌い出すレクサスとチロル。  
 その光景に、シャーリィとポポはあんぐりと開けた口から何かを放出し、はるか遠い所に旅立っていた。おーい、戻ってこーい。  
 
「安心安心♪」  
「安心安心♪」  
「安心安心♪」  
 
 どくっ  
 
「安心……きゃっ!」  
 
 どぴゅぴゅっ  
 
「ふー。良かったですよ、チロルさん」  
 すっきりさっぱりした表情で、レクサスがよいしょっと安心棒を引き抜く。  
「ひゃんっ」  
 ぱっくり割れた乙女の穴からぽたぽたこぼれるのは白濁液。  
「な、なに? なにがあったの?」  
「心配いりません。私の安心汁が注入されただけです」  
「安心汁!」  
「はい。安心しました?」  
「うん! チロルもう安心!」  
「それは何より。安心力のおかげです」  
「安心力のおかげなの!」  
 上半身を上げながら、ぎゅっとレクサスに抱きつくチロル。淡い膨らみが腕に触れ、レクサスは微笑を浮かべる。  
「もっと! もっと安心力ちょうだい!」  
 どうやらチロルは安心力が気に入ったようです。  
「待ちなさい!」  
 そこに響く声。割り込むのはシャーリィ。戻って来たらしい。  
「レクサスさん!」  
「はい。なんでしょう」  
 キッと睨むシャーリィに、レクサスは穏やかに微笑む。  
 
「わたし……わたしも、安心させてください!」  
「はい。いいですよ」  
「えー」  
「チロルさんもご一緒に」  
「わーい」  
 レースのキャミソール姿のシャーリィ。その腰に腕を回し、レクサスは固く抱きしめた。  
「きゃっ」  
「シャーリィさん。力を抜いて」  
「そ、そんなこと言われても……」  
「痛くないですよ。天井のしみを数えている間に終わりますからね」  
「うん。シャーリィちゃん。一緒に安心力しようね」  
「はうー」  
 
 シャーリィも加えて安心力を与えるレクサス。3人の安心力の営みはまだ続く。  
 
 それから、なんだかんだあって。蛮族の下から脱出した後。  
 <あまい玉子焼き亭>では。  
「安心棒! チロル、安心棒がほしいの!」  
「わたしも! わたしも安心棒ちょうだい!  
 レクサスの股間の安心棒に、手と舌で奉仕するチロルとシャーリィ。  
 安心力を何度も与えられた二人の少女は、すっかり安心棒の虜になっていた。  
「はいはい。安心力はまだあるから慌てないで」  
 いつものように爽やかな笑みを浮かべ、レクサスは安心棒の安心力を分け与えていく。  
「安心安心♪」  
「いい! 安心棒すっごくいいのぉ!」  
 安心棒を求め、淫らに喘ぎ悶えるチロルとシャーリィ。  
 
 そんな光景を見ながら、ポポはしみじみと頷いていた。  
 
 めでたし、めでたし。  
 
(おしまい)  
 

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