カーテンに閉ざされた薄暗い寝室。
そこに互いに裸身を曝け出し蠢く三人の男女の姿があった。
「これを……舌ですればいいの?」
そう問うたのはルーだ。
寝台に寝そべったジークの硬く隆起したものを両手で挟み、しげしげと眺めている。
その背後から、肢体を擦り付けるようにして抱きしめながらエアが答える。
「はい。そうですよ。
ルーさまも先ほどご自身のそこを舐められて気持ちよかったでしょう。
次はジークになさってあげてください。
こういうことはお互いが気持ちを高め合うことがコツですから」
そう言いながら、その言葉を実践するかのように、まだ膨らみの浅いルーの胸元を優しく撫でる。
長時間、エアがジークと交わるさまを見せつけられた後、全身を丹念に責められたルーの乳首は既に痛いくらいにしこり勃っていた。
エアの細くしなやかな指先で繊細に擦りあげられれば、もうまともな思考を保つことなど出来るはずもなく、快楽を与えてくれる者の言うままに小さな口をジークのペニスへと近付けていった。
「ん……はぅ。む…ぅん……」
ちろちろと舌先で鈴口を舐めたあと、雁を指先でくすぐるように擦り、さらに口のいっぱいに開いて懸命に飲み込もうとする。
唇の端から涎を垂れさせながらも吸い上げ、舌を絡めて奉仕していく。
ちらり、と視線を上げるとジークの紅潮した顔や戦士らしい鍛えられた胸板がルーの視界に入る。
彼もまた昂ぶっているのだと知り、四つん這いになったまま一層熱を帯びた奉仕を続けるルー。
その幼さが残る尻をエアが撫で回し、秘唇から垂れてくる蜜をチュルチュルと音を立てて舐めとっていく。
「ふふふ。
ルー様のここも、もうすっかりよろしいようですね。
では、そろそろ……」
濡れそぼった秘裂に浅く指を挿し入れてかき回し、愛らしい肉芽を剥き上げて愛液を刷り込むように撫で転がすと、ルーの裸身が仰け反り震えた。
「はぁ…ぁ…ぁぁ……」
そのまま後ろからエアに支えられ、ジークの上へと跨り少しずつ腰を落としていく。
痛みはあるが、それを上回る何かに囚われてルーは自身のなかにジークを飲み込んだ。
「すごいの……ジークがわたしのなかですごく熱くなってる。
わたし…何かへんになりそう。
こわいよ、エア。すごく……んっ!」
前へとまわったエアがルーを抱きしめてくちづける。
舌先を擦り合わせながら互いの唾液をくちゅくちゅと混ぜ合い飲み下していくうちに、ルーの戸惑いは薄れ、狂おしいほどの快楽に満たされていった。
その様子をみてエアはルーの身体を揺すりながら、ジークにも腰を使うよう指示して
自分はルーの胸元へと手を伸ばし、双丘の頂にある突起を摘み、二人の動きにあわせて引っ張り、転がし、揉み潰す。
「ひゃ…ぁ…ぅぅ…ふぁぁああ!」
初めて受け入れた男のものが秘裂の奥を激しく突き上げるばかりか、巧みに胸をなぶられて、ルーの精神は昇り詰めるところまでいききっている。
髪を振り乱し、涙と汗と涎とで濡れた顔をくしゃくしゃにしながら、ただ与えられる肉の悦びに陶酔していった。
「ふふふ。これだけ責められながら気をやらないのはさすがに女神さまですね。
でもジークのほうはそろそろ限界の様子。
己のなかに男の精を浴びれば、さしものルーさまでも……」
「え……な、なに?
まだジークのが大きくなって……熱くなってる。
や…何かくる…何、か……あぁぁぁっ!」
一段と深く突き入れられたジークのものがルーのなかで力強く痙攣し、大量の精液が吐き出される。
その熱を受けてルーもまた、その意識を虹色の闇へと溶かしていった。
力なくジークのうえに肢体を横たわらせたルーをめながめ、エアも満足な笑みを浮かべるのだった。
「ところで、どうしてジークは目隠しして手足をベッドにつないでるの?」
「ああ、それはジークがシャイだからですよ。
こうしたほうが、彼は愉しめるのです」
「ふーん。そうなんだ。へんなの」