ムーテス「つまり、エアさんソラさんの話を統合して分析するに、クロノアさんの人当たりって……」
メッシュ「鮮烈だから記憶には残るが、あまり他人に深入りされるのを好まない、といった所ですかね」
エア「うん、まあそんな感じかしら……改めて考えると本ッ当に、あの女は好き勝手にしか生きないんだから。まったくもう!」
ソラ「でも、おかーさんが手紙寄越してくる時って、大抵おとーさんの仕事に女の人が関わる時なの」
エア「どこから嗅ぎ付けてくんのかしらねー、アレは」
ムーテス「あはは、人付き合いが派手なのはエアさんに似てるし、気まぐれなところはソラさんとソックリだよね」
ジーク「後は、さりげなく寂しがりなところはエアが、周りに気付かれないように甘えてくるのはソラがしっかり受け継いでるよな」
メッシュ「……(嫁宣言の時といい、毎度の事ながら)」
ムーテス「……(なんで彼はこういう凄いセリフを時たまサラリと吐けるんスかね)」
エア「ちょ、ちょっとジーク! ほ、ほほほ本人がいる前で冷静にそういう小っ恥ずかしい指摘しないでくれる!?」
ソラ「……お兄さん、最低」
クロノア「…………っくし。むー、誰か私のウワサでも立ててるのかしら」
カーム「もしかしたら、エアリサームとソーラリィムが話してるのかもしれないね」
クロノア「ソラはともかく、エアの場合は私を亡き者にする算段でも立ててるんでしょうねー」
カーム「君とエアリサームは親娘というより姉妹みたいだよね。僕にももっと甘えて欲しいものだ」
クロノア「ハ、冗談。エアがアナタに手出してきたら、私は相手が実の娘だろうと本気で潰しにかかるわよ?」
カーム「お、おいおい。そんな物騒な……」
クロノア「ダ・メ・よ。アナタに思うが儘に甘えていいのは、世界中で私だけなんだから」