姉妹艶技T(中編) ―少女たちのお勉強・演習編―  
 
「ちょっ、わっ、わたしがジークに……する……の?」  
「ちょっ、エッ、エアがおれに……して……くれるのか?」  
「……うん、そうなの。だって見てるだけじゃ判らないこともあるでしょ?それとも、お  
姉ちゃん。ひとりであたしがした様にやってみろって云われたら…できる?」  
「……そりゃ、わたしにはジークを……あんなに気持ちよくしてあげるのは無理だけど…  
…って、そっ、そういう問題じゃないでしょっ!……そもそも、こういうのはお互いの合  
意とかが大切で………。大体、ソラ!いったい貴女何を考えて―――」  
 エアの動揺は当然だ。突然のソラの提案に俺だって動揺している。確か今夜、夜這いに  
来たのはソラで、エアは見学という話だった。にも拘らず自分でもしてみないと聞かれれ  
ば、動揺しない方がおかしいだろう。  
「―――お互いの合意…ね。じゃあもう一度聞くけど、お兄さん、お姉ちゃんにして貰い  
たい?今度はお兄さんの口からはっきり聞かせてほしいの。……お願い、聞かせて」  
 日常とは懸け離れたセカイ、淫靡な空気が漂う空間、熱に魘された俺の躯、この状況で  
男である俺がどう答えるか予想できないソラではないだろう。にも係らず、先程までの妖  
艶な表情は鳴りを潜め、何かを見極めようとする深く静かな泉のように静謐な瞳でソラは  
俺を問い、俺の目を正面から覗き込む。  
 ……たまにソラの事が判らなくなることがある。少女のような妖艶さ、乙女のような純  
情さ、本来年を経る事によって失う、相反する二つをこの少女は持ち合わせている。  
「あまり難しく考えなくてもいいよ、お兄さん。……お姉ちゃんのことが好きか嫌いか、  
お姉ちゃんにして貰いたいかどうか、それだけで考えて」  
 ……好きか嫌いかで云えば好きに決まっている。面倒見がよくスカッとした性格は好感  
を持てるし、貴人の令嬢から女神まで色々な種類の美人を見てきたが、エアは彼女らと比  
較して、決して勝るとも劣らない容姿の持ち主である。ドレスでも着て、貴族の令嬢とで  
も紹介されればきっと多くの者が信じるだろう。……尤も口を開かなければだが。  
 先程エアが処女だという事を聞いて少し意外に思ったのは、周りの男がよく放って置い  
たなぁという事への驚愕である。……尤も結構過激な性格でシスコン入っているので、二  
の足を踏むのはある意味当然かも知れないが。  
―――それにエアを夜のオカズにしたことも……実はある。そんなエアにして欲しいかと  
聞かれれば―――  
「エアさえよければ……おれはエアにして貰いたい。ダメか?」  
「……だそうだよ、お姉ちゃん。―――そう…、お姉…ゃんのこ…、性欲だけじゃ…ない  
…だ…、お兄…ん。」  
「―ッ!ちょっ!ジークっ!!―――ほんき……なの?」  
 
 エアの疑問を含んだ驚きの声がソラのナニかを含んだ擦れた声を打ち消す。……会話が  
続いた所為か、多少の理性と共にモノを考える余裕を取り戻す。それぞれベクトルは違う  
ようだが姉妹揃って何かに困惑しているようだ。―――それも当然か……。俺の答えをソ  
ラの立場から解釈すると、自分だけでは満足出来ないと言われたにも等しいのだから。  
 ……もしかすると彼女の欲しかった答えは、自分だけを求める言葉だったのかもしれな  
い。一人の女性だけを求める―――いかに日常とは乖離した状況下であるとは云え、それ  
が誠実さと言うものだろうから。  
―――それにいくらソラ自身がお膳立てしたとはいえ、求めた女性が赤の他人ではなく自  
身と血を分けた姉となれば困惑して当然だろう。彼女の困惑は何処まで行っても正当だ。  
 だが、……こんな状況に置かれなければ考えもしなかった事だろうが、一切の虚飾を、  
総ての道徳を、万象の常識を脇に置いて考えると単純な結論に行き当たる。―――オレは、  
このしまいが、ほしい。  
 己の望みを自覚すると同時に、ある種の罪悪感が胸を刺す。その瞬間、それを見透かし  
たかのように  
「……べつに、お兄さんは悪くないよ。むしろ自分の欲望を偽らず言える人はすきなの。  
実力ある人、限定だけど。……ちなみにお姉ちゃん、いや、なら別に無理する必要はない  
よ?本来見てるだけの約束だったし。好きでもなんでもないヒトに、こういうコトしたく  
ないのは当たり前なの。―――あとの、お兄さんのことは、あたしが責任をもって面倒見  
るから。だから、今まで通り、だまって、横でみてて?」  
 ソラはナニか含みのある言葉で、ナニかを求め、ナニかの覚悟を決め、ナニかを赦そう  
とする聖女のような穏やかな声でそう告げた。  
「−ッ、嫌いとかそういうコトじゃなくってっ、――あぁ、もう、わかったわよっ!!で  
も、その前に、ジークっ、一つだけ答えて!……わたしのこと、オンナとして意識してる?」  
「??あぁ、当たり前だろそんなこと。だから、おれはエアもほしい」  
 エアの真摯な瞳に覗き込まれながら、自身の不誠実な望みを口にする。よくよく考えな  
くても巫山戯た事を言っていると自分でも自覚が出来る。―――だからせめて偽りだけは  
口にしなかった。勿論、二人に嫌われるのは覚悟の上だ。  
「わかった。でもわたし、ソラの様に上手にできないわよ。……それでもいい?」  
「―――ああ、エアがしてくれるなら、おれはそれでいい」  
「―ッ!―――そ、そう、……じゃあ、してあげる」  
「いいのか!?ありがとな、エアッ」  
「……べ、別にお礼なんていいわよ。五十を超えてさわりの経験さえないのもどうかと思  
うし、よく考えればいい機会かもしれないし、それにジークなら・・・」  
「はい、そこまでなの。お姉ちゃんもお兄さんも、あたしの事を忘れて二人だけの世界に  
入らない。まったく、失礼しちゃうの」  
「いや、おれはソラの事を忘れてなんかいなかったぞ」  
 本心である。何しろ今の俺の望みは、この見目麗しく可憐な『姉妹の両方』を求める事  
なのだから。にも拘らず自分が蚊帳の外に置かれたと思ったのか、ソラは不機嫌というよ  
りはなんだか『ぷんすかぷんぷん』とすこし拗ねてしまったご様子だ。  
「どーだか。まぁ、話も纏ったことだし、これからはお姉ちゃんと二人で、気持ちよくし  
てあげるね。お兄さん?」  
 小悪魔というよりは淫魔を連想させるような煽情性を帯びた笑みと共にソラは、男とし  
ては嬉しいような恐ろしいような台詞を笑顔でのたまった。  
 
「ちょっと、ソラ。ジークのおちんちん、さっきと違ってかなりちっちゃくなってるわよ」  
「まー、結構真剣な話をしてたからねー。興奮が覚めて萎えちゃったの。あと、一定以上  
の痛みでも萎えることはあるよ?あと、それをうまく使えば射精をコントロールしたりも  
できるけど。でも精液出した訳じゃないから、興奮すれば直ぐに起つよ」  
「興奮させるって……、またジークのおちんちんを弄るの?」  
「それもいいけど、……ねぇ、あたしは手を出さないから、お姉ちゃんがお兄さんを興奮  
させてみない?」  
「わ、わたしが!?……そうね、うまく出来るかどうかは判らないけど……やってみる」  
 色々覚悟を決めたのか、なんだかエアは先程までとは打って変わって積極的だ。こうい  
うところ見るとホント女性って強くてしなやかだ。……少し何かを考えた後、エアはベッ  
ドから立ち上がり俺から少し距離をとり  
「ねぇ、ジーク。こっち・・・見て?」  
 希う様な声に誘われてそちらに目を向けると、微かな躊躇いの後、エアは自身の浴衣を  
留めている帯に手を掛け、しゅるりという音と共に帯を床に降ろした。別にまだ浴衣を脱  
いだ訳じゃない。だがエアの豊満な体を締めていた帯を外したのだ。当然浴衣は大きく開  
ける。結果としてエアの体の中心線が暴かれる事になる。  
―――基本的に清楚な服装を好み、肌を見せることをあまりしないエアの肌はやはりとて  
もキレイで、ただそれだけでそそるものがある。それにそれだけではない。ドレスを着た  
ときや水着を着たときでさえ殆ど見る事がなかった張りのある横乳、意図的に見せ様とし  
たのかそれとも偶然か、右の胸では桜色の突起物――綺麗な乳頭が微かに見える。そして  
可愛いおへその下には女陰を隠す為の山吹色の茂みを見ることが出来る。何より目を凝ら  
せば小さく可愛い陰核――クリトリスと、エアの中に入る為の入り口――膣口をはっきり  
と目視することが出来る。  
 少しは冷めていた興奮は何処へやら、心臓は全力フルスロットルで回転し全身に血液を  
送り出し俺のモノを充血させながら、他のコトなど全て忘れてエアの半裸を惚けたように  
凝視する。  
「ちょっ!ちょっと、ジーク!!まだ全部脱いでないのに、なんでそんなに興奮してるの  
よっ!?恥ずかしいし、なにか目が血走っていて、少し怖いんだけどっ!」  
 
――それにしても、ホントにエアの体はキレイだ。エルフにも係らず、出るところは出て  
締まる所はキチンと締まっている。ソラとは違う成熟した女性の体は、女性という存在の  
一つの完成系だといっても過言ではないだろう。コレをみて興奮しない男は間違いなく何  
処か壊れている。  
「お、お姉ちゃん、恐るべし……なの。知識もないのに本能で『一気に全部脱がない』事  
の効用を識っているとは……。流石『ぱっつんぱっつんエルフ』の称号は伊達じゃないの  
……。あと、同じ姉妹なのにどうしてコレだけ発育に差が出るのか、一言物申したい」  
――何よりエアの許しを得て彼女の裸体を見た男は俺が初めてと考えると、その興奮は猶  
の事。別に処女信仰があるという訳ではないが、確かに清純無垢な女性――いや、エアを  
汚すことが出来るという事には喜びを感じざるを得ない。  
「……知らないわよ、そんなの。それよりソラ、何で『一気に全部脱がない』ほうがいい  
の?ふつう、男の人って女性の全裸を見たいものでしょ?」  
――よくみると、俄かにだが乳首は勃起し、秘所も仄かに濡れている。先程までの俺とソ  
ラとの行為を見ていて、エアも興奮したのだろうか?  
「それも一理あるんだけどね。でも世の中には焦らされる楽しみとか、見えている部分か  
ら見えていないものを想像する楽しみとか、あと、自分の手で脱がせる楽しみとか?他に  
も色々あるの、男の人には」  
――そういえば、さっき射精した時に微量だがエアの貌にも俺の精液が付着していた。そ  
れはエアの体温に暖められてか、微かな白い軌跡を残しながら額から鼻、鼻から上唇に流  
れていって本人は気付いていない様だが、僅かにだがエアの口内に入っている様だ。……  
自覚がなく俺の精を呑んでくれているエア。その、それはなにか、凄く、エロい。  
「ふーん。ねぇそうなの、って、ちょっと、ジーク聞いてる!?」  
「聞いてる訳ないよ、お姉ちゃん。だってさっきから、お兄さん、惚けたようにお姉ちゃ  
んの身体ばっかりジロジロジロジロ観てるものっ!今ならあたしがぐーぱんちで殴っても  
気付かないんじゃない?………ちょっと、ソレ…羨ましい…の……」  
「そ、そんなこと気にしなくていいわよ、ソラ!第一、貴女だってそんなに可愛いじゃな  
いっ!?それに、そう!男の人って小柄で可愛い少女の方が好きなものなんじゃないの?  
昔、権力者って童女を傍に侍らしていたってわたし、聞いたこと在るっ!」  
「……お姉ちゃん、悪気がないのは判っているけど、それってかなり失礼な発言なの。ま  
ぁ、そういう趣味があるのも確かなんだけどね。あたしはちょっと擦れてるし、お兄さん  
は気にしないけどナイトメアだから……それにしても腹が立つの。なんかムカついてきた。  
お姉ちゃん、近づいてさっきあたしがしてた様に、一気にお兄さんのおちんちんを擦って  
あげてっ、そしたら流石に気付くからっ!」  
「え、えぇ、わかった。じゃあ、弄るわよジークって、本当に聞こえていないみたいね…  
…。にもかかわらず、動いてるわたしの体から視線を逸らさないなんてスゴイというかな  
んか、……そこまで見たいものなのかしら…っと」  
「くぅッ、―ンッ―っ!!痛ゥ―ッ」  
―――鋭い刺激で現実に戻る、気付くとエアが何時の間にか俺の左隣に片膝を立て座り俺  
のモノを握っていた。幻想の中で夢を見ていたような気分は、エアが与えた強すぎる刺激  
で吹き飛び、今はただ正しく半裸のエアが俺のモノを握っている事を認識できる。  
「ご、ごめんなさいっ。あまり強く弄ったつもりはないんだけどっ、……わたし、なにかま  
ちがえた?」  
「――いい気味なの。最悪の場合でもお姉ちゃんが《キュア》してあげれば治るから、別  
に間違ってもいいんじゃない?」   
 ……ナニやら男の立場から聞くと、とてつもなく怖い事を口にするソラ。なにやらとっ  
てもご立腹のご様子だ。まあ、確かにエアだけに見惚れていた自分はソラから見て気分の  
いいものじゃないだろう。  
「悪い、ソラ。おれ、あまり女の裸ってじっくり見た事なくってさ。それにエアはすっご  
くキレイだから見惚れちまった。ホントゴメン」  
 とりあえず頭を下げる俺。悪いのはこっちなのだからしっかりと謝る。だがそこでふと  
疑問を持つ。  
「あれ、そういえばおれ、ソラの裸ってほとんど見た事ないぞ……なんでだ?」  
「―ッ!」  
「え、そうなの、ジーク?……って服着たまましてたの、貴方たち!?」  
 
 エアは俺のモノから少し手を離し、不思議そうに驚きながらソラの方を見つめる。確か  
にヘンだ。ソラとは何度か肌を重ねたことがある。時間・状況はそれぞれ異なるが、その  
中には邪魔の入らない部屋の中で交わったこともある、しかしソラの全裸を見た事はなく、  
今思い返してみれば服を脱がそうとする度に、やんわりと断られていた気がする。  
「そっ、それは、その……あたしは…………ナイトメア…だから……身体に痣があるから  
……だから…」  
「そりゃ、そーだろ……って、なにかっ!そんなつまらない理由でおれは今までソラの裸  
を見ることができなかったのか!?」  
「つ、つまらないって、お兄さんっ!?」  
「だってそーだろっ!そもそもおれはソラがナイトメアだって知ってるし、第一大事だっ  
て思った女の裸をそんな理由で見ることが出来ないなんて巫山戯た話だろう!?」  
――世の中の何の価値もない邪魔でしかない偏見に途方もなく苛立ち、エアの手をとり俺  
のモノから手を離させながら立ち上がり、ソラのほうに詰め寄り  
「た、大事って……お兄さん。あの、その、怒ってくれてありがと…って!なんであたし  
の浴衣の帯に手を掛けてるのっ!?」  
 浴衣を脱がせる為に帯に手を掛けた――  
「いや、だって時間は戻せないし。だから今からでもソラの裸を見たいなーって思ったか  
らだな。別に痣があっても角が生えてても気にしないぞ、おれ?」  
「あたしが気にするの!!あと、いえた義理じゃないけど、お兄さんはもっと自分の行動  
を深く考えてほしいのっ。それにお姉ちゃんもみてるんだよ、お兄さん!お姉ちゃんもじ  
っと見てないで、お兄さんを止―めーてっー!」  
 ソラを脱がそうとしていると、視界になにか呆気にとられた表情で俺とソラの方を見て  
いるエアがいる。騒ぎにならない程度にじたばたと暴れるソラは、エアを小動物が縋るよ  
うな目で見詰め助けを求めるが、エアはとても柔らかな聖女のような笑みと共に――  
「いいわよ、ジーク。姉であるわたしが許可したげる。……その子、剥いちゃって」  
 ソラに対して迅速かつ簡潔な判決を下し、俺の行いに認可を与えた。  
……なんか、とっても屈辱なの。……無理やりお風呂に入れられたとか…そんな気分」  
 エアの協力もあって、見事ソラの浴衣を脱がすことに成功する。確かにソラの身体には  
確かに痣があったが正直気にするほどのものではないだろう。そんなものは彼女の魅力を  
少しも損ねることはない。……いや、むしろ見方によれば痣があるからと身体を見せるこ  
とを恥じらうソラは凄く可愛いのではないのだろうか?普段は余裕綽々でそんな姿を見る  
ことはめったにないし。まぁ、だが嫌がることをしたのは後味が悪い。あと、ソラの躯だ  
けを見てると色々我慢出来なくなり、さっきの二の舞を演じかねない。なので  
「いや、だって、今日は少なくてもソラを自由にしてもいいんだろ?だからおれはその権  
利を行使しただけだぞ?」  
 とりあえずソラの可愛くて華奢で儚ささえ感じる躯から少し目を逸らし、言い訳と責任  
転嫁をしてみる。考えてみれば幾らエアの許可があったからといって、無理矢理ソラの服  
を脱がすなんて凄いことをしたなー自分、と思わなくもない。……反省はしていないが。  
「確かにそうだけど!って……、まぁ、もう、いいや。お兄さん、本気で気にしてないよ  
うだし。……そのおちんちんを見ればとてもよくわかるもの。はぁ、もう、気にしてたあ  
たしがまるで馬鹿みたいなの!まったくっ!!…なんかもう、お兄さんのおかげでイロイ  
ロと吹っ切れたっ。無理矢理あたしの服、脱がしてくれてありがとっ、お兄さんっ」  
 俺の弁解に怒り呆れながら俺のモノを見て、何かに溜息をついた後、何だか今まで見た  
ことのない憑き物が落ちたような爽やかな顔でお礼を言われてしまった。いや、そんな事  
でそんな風に礼を言われても俺としては困るのだが……  
 
「じゃっ、ここからは難しい話とかなしにするの。お姉ちゃんは知らないけど、あたしは  
これからずっと、お兄さんができるだけ気持ちよくなれるようにご奉仕してあげるから、  
して欲しいことがあったらいってね?……それにしても、あたしみたいな大した起伏のな  
い女の子の裸に興奮するなんて―――お兄さん、ヘンタイ?」  
 さっき迄の動揺した姿は何処に言ったのやら、何時もの調子を取り戻したのか、少し甘  
えを含んだ口調で俺を詰問してきた。  
「そういわれてもな……、初めてみるけど、ソラの裸すっごく可愛いぞ?もっとよく見た  
いから、もう少しこっちに来て見せてくれないか?」  
「あ、うん。わかったの」  
 俺の指示に従い、とことこと離れた位置にいるソラは俺の手が届く位置まで近づいてく  
る。俺はその柔らかいソラの手をとりベッド迄連れ帰った。  
「ねぇ、そんなにかわいい?あたしの裸なんて、正直お姉ちゃんと比べたら見る価値ない、  
と思うけど」  
「ん、そんなことないぞ。あー上手くいえないけど、エアはキレイで、ソラは可愛いんだ」  
………正直自分の語彙の無さに呆れるが、少なくてもソラの裸に興奮しないなんてあり  
えない。エアが女性としての完成形の一つなら、ソラは少女としての完成形の一つなのだ  
と俺は思う。  
 胸に薄く曲線を形成する乳房とツンと僅かに硬くなっている乳首は、小振りながらも女  
性であるという事を何より主張しているし、エアと比較すると慎ましやかにしか生え揃っ  
ていない恥毛は『少女』であることを想起させるに充分な効力を持っており、その少女の  
くっきりと見えるクリトリスと濡れた秘所は、俺の情欲を掻き立てるのに十二分の効果が  
ある。  
 ……こうやってソラの躯をじっくり眺めるのは初めてだが、エアの躯を見ていたときと  
は違い、何か侵してはならない純粋な存在を視姦し犯している。そんな錯覚に襲われる。  
「あーうん、ありがとなの、お兄さん。それにしてもあたし、裸をじっくり見られるなん  
て初めてなんだけど、……そうやってまじまじお兄さんに見られるのは嫌じゃないの。…  
…でも、お姉ちゃんほどじゃないけど、ちょっとだけ恥ずかしいかも?」  
「あーわりィ、少し目、逸らしたほうがいいか?」  
「うぅん、好きなだけ見てくれていいの。でも、ちょっとそれだと、おちんちんが可哀想  
だね、それにこれ以上お姉ちゃんのこと、放っておくと後が怖いし、お姉ちゃんにさっき  
の続きをしてもらおっか」  
「あーわたしはあまり気にしてないわよ。ソラのあんな顔を見られてちょっと嬉しいなっ  
て思ってるから。ジークもソラのこと色々ありがとね。……お礼というわけじゃないけど、  
わたしもジークがしたいことなんでもしてあげるから、なにかあったら遠慮せずにいって  
ね?」  
 
 十分にも満たない時間のやりとりだったにも拘らず、何だか三人の距離が狭まった気が  
する。両者ともベッドに乗り俺の方に身を乗り出している。ソラは俺の右にエアは俺の左  
にいるが、姉妹が俺に肌を晒しているという事もあるだろうが心なしかさっきより近い位  
置にいるような気がする。  
「あぁ、じゃあとりあえずエアに続きを頼みたいんだけど……いいか?」  
「いいけど……でもわたしじゃ、さっきみたいに痛い思いをするだけじゃない?」  
「あれは、あたしの指示がわるかったから。大きく分けると、おちんちんの根元からくび  
れのある所までを竿って言って、そこから先を亀頭っていうの。亀頭は敏感だから、強く  
擦ったりなんかしたら痛いに決まっているの。ごめんね、お兄さん。だからお姉ちゃん、  
片手で竿の部分を軽く握って上下に動かして、もう片方の手に唾液をつけて亀頭を優しく  
やさしくなぜてあげて?」  
「え、えぇ。え〜と、このくらい…かな?」  
 ソラの指示に従って、エアの白魚のような指が俺のモノに触れ、ぎごちなくペニスを扱  
き、擦っていく。先程の失敗のせいか、全くと言っていいほど力が加わっていない。  
「わるい、エア。もう少し力を入れてくれないか」  
「あ、うん。このくらい…かな?」」  
 俺の指示に従い、先程より力を入れて俺のペニスを扱き始める。力の加減を掴めて来た  
のか、少しずつだがスムーズに俺のペニスに刺激を与えるようになってきた。  
「お姉ちゃん、お兄さんの顔を見ながらやってみて?気持ちのいい場所を刺激すれば、気  
持ちのいい顔をするから、基本的にそこを重点的に攻めればいいの」  
「わ、わかった。やってみる」  
 ソラの指示に従い、俺の顔を上目使いでみながら手技を行うエアの顔は、僅かに顔に赤  
みはあるもの、とても真剣だ。性的な行為をしているにも拘らず、そんな顔をするのはと  
ても彼女らしい。  
「ねぇ、少し気持ちよさそうな顔してるけど、……わたし、ジークを気持ちよく出来てる?」  
「あぁ。エアの指、きもちいいぞ」  
―――もちろんソラの手技と比べれば雲泥の差がある。ペニスに与えられる刺激だけで言  
えば正直物足りないものがある。だが、慣れていないエアにそんな水準のモノを要求する  
つもりもなければ必要もない。なにしろあのエアが俺を気持ちよくする為に必死に淫らな  
手技を施してくれているのだ。興奮しないはずがない。興奮する程度は肉体的行為だけで  
はなく、精神的行為によっても大きく変動する。  
 ……それに少しずつだがペニスの付け根に性感が溜まってきているのを感じる。射精ま  
では時間が掛かるだろうが、その間エアの拙くも初々しい奉仕を楽しめる訳だから特に問  
題はない。そこに  
「ねぇ、お姉ちゃん。お兄さんをもっと気持ちよく、してあげたいと思わない?」  
「―――そりゃ、してあげたいと思うけど……どうやって?」  
「かんたんだよ、こうすればいいの」  
 ソラが割って入ってきてエアの亀頭に触れている手を退かせ  
「はむっ……れろっ、んっ、んちゅっ。んっ……ちゅむっ、ちゅうぅっ、はふぅ、ンむっ、  
はふっぅ……」  
 俺の亀頭を舐め始めた。  
「ソ、ソラっ、なっなにやってるの?」  
「ふぇふぁふぃおはの、ほねぇひゃん、ひょくみへへ」  
 エアの竿を扱いていた手は驚きで止まり俺のモノから手が離れ、代わりに今度はソラの  
喋りながらも止めないフェラチオが俺に快感を与え始めた。  
「……んふぅっ、ちゅ、ちゅむちゅむ……ちゅるるっ、ちゅぅぅう。んふぅ、はふぅぅ…  
と、まぁこんなかんじかな?」  
 
「ご、ごめんなさい。わたし、なにやってたのか、わかんない」  
「ん〜コレがフェラチオだよ、お姉ちゃん?男の人のモノを口の中で優しく愛撫してあげ  
るの。基本的に手でしたげるより、こっちのほうが、気持ちよくしてあげられるよ」  
「そうじゃなくってッ、どうやって口の中でしてあげればいいのよっ?」  
「あ〜そっちか。基本的に口で咥えて歯を使わず舌でおちんちんを舐めたげればいいんだ  
けど、まだお姉ちゃんには難しいか。……なら、あたしの真似をしてほしいの。あたしは  
右をするからお姉ちゃんは左をお願い」  
 その言葉と同時に、ソラは俺の竿の根元を左手で固定し小さく可愛い舌で俺のペニスを  
絡め取るように舐め始めた。  
「んちゅっ、れろっれろれろ、んちゅんふぅ……はふっ、にぇ、ほねえひゃんもひゃやく  
ぅ?」  
 ソラの可愛い舌が、まるで生き物のように艶かしく俺のペニスを舐め、俺の鈴口やカリ  
の括れを刺激しながら、自身の姉であるエアにもフェラチオをするよう要求する。  
 さ、流石にそれは無理があるんじゃないかなぁ、幾らなんでもそこまでしろというのは  
……  
「ん、上手くできなかったらごめんね、ジーク。……んっちゅ、れろっれるる……ちゅっ」  
考えている間に、ぎごちなくはあるがエアもオレのペニスに奉仕を始めた。いや、確か  
に何でもしてくれるといったが、躊躇いもなくこんなコトまでしてくれるとはっ!!  
 ……そういえばエアって結構思い切りよかったっけ。以前見過せないという理由だけで  
誰より早く、とある遺跡にいた強力なアンデッドを退治する決断をしたこともあった。  
「お姉ちゃん、お互いの頭が当たらないように注意してね。それとおちんちんの先の精液  
とか出る部分、鈴口とか、裏側のカリの部分とか舌で舐めてあげて。基本的に、そこ、男  
の人の弱点だし、お姉ちゃんに舐められたらきっと喜ぶの」  
 簡潔にエアに注意事項を説明したあと、ソラはエアがフェラしやすいように竿の根元の  
部分と陰嚢の部分を手で持ち固定しながら、自身も右のカリの部分を舐め始めた。  
「はむっ、れろ、れろっ……ちゅ。……れりゅっ、あむ。にぇえ、じーく、ひもひいい?」  
「あむっ、ちゅむっくちゅくちゅっ……ちゅうぅっ。ひもいひひにひまっふぇるよ、ひょ  
ねーひゃん、ほぉにーさんのひゃおをみひぇみなひょ?」  
「く、うぅ!あぁあ、うっう、あぅッ」  
 ソラの技巧を尽くしたフェラとエアの初々しくも献身的なフェラは幾らなんでも刺激が  
強すぎる。それに二人の舌がそれぞれ複合的に俺のペニスに与えてくる刺激の強さもさる  
ことながら、精神的な刺激、視覚と聴覚による刺激はそれを軽く凌駕する。  
 俺はベッドの背にもたれながら上半身を起こしている以上、エアとソラの姿が視界に入  
るのは道理であり、目に映る光景はエアとソラの姉妹が半分うつ伏せになりながらまるで  
俺に跪くようにして俺のペニスに音を立てながら舌で奉仕をしてくれているのだ。  
 そこに、エアの大きく弾力のある胸がフェラをする為にか、あるいは無意識に乳首を刺  
激し自慰をする為か、何度も布団に押し付けられ柔軟にそのカタチを変えているのが見て  
取れる。  
 さらにそこに姉妹が俺のペニスを舐めるときに立てる唾液の音、口の中に溜まった唾液  
をローションと俺の先走りと共に嚥下する音、二人が時折あげる僅かな情欲が混じった熱  
い吐息の音が閉ざされた部屋の中を木霊し反響する。  
「ふーん、……にゃら、ほぉんなのはどう?」  
 そういうと共に、ソラは淫靡で嗜虐心溢れる少女の表情を浮かべながら、陰嚢の所も慈  
しむ様に手で刺激し始めた。  
 
「ちょ、まっ、まってくれっ!そんなことされたら直ぐに……!」  
 正直あまりも持ちそうにないッ、というより今にも出しそうだ。  
「いいよ、お兄さん、出して。……でも、どこに出したい?あたしの口の中?それかお姉  
ちゃんの口の中?……それともあたしたちの顔にお兄さんの精液、いっぱい掛けたい?」  
「―ッ!」  
――口を離したソラが語りかけてきた、最後の台詞に、いいようもない興奮を感じてしま  
った。――せっかく姉妹一緒にしてもらっているのだ。なら、一緒じゃないとダメだ。だ  
からこの二人の貌に俺のモノ掛けて汚し穢してオレの色と臭いで染め上げたい。そしてエ  
アとソラを徹底的に穢して犯したい、そんな合理的ではなく二人の事など一切考慮しない  
嗜虐的な思考と感覚に襲われる。  
「……決まりだね。お姉ちゃん、お兄さん、もうすぐ精液だすの。だから一緒に顔でいっ  
ぱい受け止めてあげようね?……じゃああたしも、らすとすぱーとっ」  
 宣言と共に今まで以上の丹念さでフェラを再開するソラ。ただし先程までとは違い、陰  
嚢の付け根の部分にも力を入れ刺激を与えてくる。ただでさえ強い刺激が一層の事強くな  
るのを感じる。  
 エアは時折俺の顔を見て感じるポイントを探しながら、一心不乱に舌でペニスを舐めオ  
レを気持ちよくする事だけに集中してくれている。  
「ちゅる、ちゅうぅっ……くちゅっ。ちゅむっちゅるるっ……れろれろ、ちゅぅぅう……」  
「れろっちゅ、くちゅっ、んっ……はふぅぅ。んっちゅ……ちゅ、れる。れろっ……」  
――もはや姉妹のどっちがどっちの音を奏でているのか判らない、何よりそれどころでは  
ない、ただこみ上げてくる精液を抑えるので精一杯でそんなところにまで気がまわらない、  
ただ鈴口とカリと竿と陰嚢とその付け根に与えてくる快楽とエアとソラがペニスを舐める  
音だけがオレのセカイを支配し、その目的は姉妹を同時に穢すことだけにあり、腰のしび  
れから生じた熱いカタマリは堪える事など出来ず、オレの陰嚢から一気に精管を駆け上が  
り  
「くっ、で、出るっ!!」  
「いいよっ!いっぱいあたし達にかけてっ!」  
 オレの精が噴出そうとする瞬間、ソラは瞬間的にオレの竿を動かし、ソラ自身とエアの  
貌と躯に精液が掛かるように調整してくれた。  
「……んっ、すごいの。二回目なのに……こんなにいっぱい…でてる…の」  
「ひゃあっ、……うそ、こんなにっ!。ちょっと、ジーク出しすぎよっ!」  
 姉妹はそれぞれ別々の感想を口にしながら、貌に精液を掛けることには文句の一つも言  
わずに、オレが精を出し切る最後の瞬間まで自身の顔で精液を受け止めてくれた。  
 
「はっ、はっ、はぁっ」  
 本来二回くらいの射精ならほとんど疲れを感じないのだが、エアとソラが一緒に、所謂  
3Pというより姉妹丼という状況からか、それなりの疲労を感じる。それでも、自身の成  
した成果を見ようと二人の貌を見ると――  
「ふぅ、お姉ちゃん、顔すごいよ。お兄さんの精液で顔が真っ白なの」  
「……はぁ、はぁ、はあっ、そういう、ソラこそ、顔、すごいわよ」  
 自分でも驚くほどの量を射精したのだと否が応でも思い知らされる。自身の望み通りに  
エアとソラを同時に自身の色で穢すことが出来た事に確かな悦びを感じると共に、初めて  
のエアに少し酷い事をしてしまったという事に罪悪感を感じる。勢いよく精液を出した所  
為か、よく考えなくても処女相手に顔射はどうだろうと考える余裕が生まれたことが原因  
だろう。  
「あー、エア、いきなり貌に掛けちまった。その…悪い」  
「えっ?何で謝るの?男の人って女性の顔に精液をかけたいものなんでしょ?実際さっき  
もソラの顔にかけてたじゃない?あと、確か……飲んであげれば悦んでくれるんだっけ?」  
 ……基本的に男の立場から見れば、そうしてくれると嬉しいが!特に普段清純なエアが  
俺の欲望のカタマリを全て受け止めてくれるならソレに勝る悦びはまずないがっ!  
 しかし、それでも、正しい性知識を教える正しい性教育としては致命的に間違った方向  
に何も知らないエアを進ませている気がしてならないっ!  
 耳年増のエアの机上の性知識+ソラの実践的な性技術がトンデモナイ方向にエアを進め  
ている気がしてならないのは果たして俺だけだろうかっ!?  
――いや、そこに興奮を感じない訳ではなく、むしろ無垢なエアを俺の思い通りに性的に  
調…教育してみたい欲望がない訳ではないのだが………。ふと、以前蛮族に捕まったとき  
にエアとソラが『首輪』を付けていた光景を思い出す。その時のように姉妹に『首輪』を  
付け、一生何も不自由をさせないようにして、勿論傷つけるコトなど絶対にせずエアとソ  
ラを『優しく飼う』そんなコトを幽かにだが、いいアイディアだと考えてしまう自分が居  
るのは事実のようである。  
 それに、男の理想の女性は、『昼は聖女、夜は娼婦』という言葉を思い出す。エアなら  
この二つは両立が可能なんだよな〜。敬虔な神官だし。ホント男って勝手な生き物だと我  
ながら思う。しかも俺はソラも欲しいって言っているのだから身勝手さはその二倍はある  
だろう。  
「うん、そうだよお姉ちゃん。でも…こんなにいっぱい白くマーキングして、犬みたいだ  
ね、お兄さん。……そんなにあたし達を、自分の物だって主張したいの?」  
「あ〜そうか、だからか。自分のものだって主張したいから、精液を掛けたいなんて考え  
るんだ、納得」  
 いや、納得されても困るのだが……  
「それはそうと、ソラにエア。後始末とかしなくていいのか?」  
「そうだね。おちんちんに付いてる精液を舐めてキレイにしてあげて、まだちょっと尿道  
に残ってる精液も、咥えて吸い出してあげないと」  
「いや、そういう意味じゃなくてっ、おまえら二人の貌と躯に掛かってる……」  
「咥えて吸い出す?それってどういう事、ソラ?」  
「うん、所謂お掃除フェラなの。全部出し切ったように見えてもまだ尿道には少し精液が  
残ってるから、お口で咥えて吸ってあげるの。あと、おちんちんに付いてる精液を舐め取  
ってあげたり。……って、お姉ちゃん!?」  
「じゃあ、ソラの代わりにわたしが吸い出して後始末したげるね、ジーク。んっ……、ち  
ゅ、んちゅ、ちゅぅぅうぢゅぅっ……ごくん。あむ。れろっれろれろちゅ……れろっ、ん  
むっ、……ごく、ごっくん」  
 
 二人ともこちらの話を聞かず、さらにエアはこちらの思惑とは違うコトをして来た。俺  
のカリの裏を軽く舐めながら、尿道に残った精液を躊躇いもなく指を舐めるかのような音  
を立てながら吸い出し、――コトもあろう事かオレの精液を嚥下し呑みこんだ。  
「うわぁ、おねえちゃん……大胆……なの。でも、お兄さんの精液、呑んでる、みたいだ  
けど……大丈夫?」  
「…ん、ごくん。ふぅっ。えっ別に平気よソラ。なんか変わった味だったけど、ジークの  
味だと思えばわたしこの味けっこう好きよ?……それに、呑んであげたほうがジークも悦  
ぶんでしょ?じゃあ、あとは亀頭に付いてる精液ね」  
 とてつもなく男心を擽るようなセリフと共にペニスに残っている精液をまるで甘露でも  
味わうかのように舐め、少しでもキレイにしようと奉仕してくれている。   
「はふっ……んちゅっちゅ、んぐ。……れろっ、れろれろ、れろ……んん、ごくっ。……  
んふぅ、はふっ、……れるれろれろ、……んっ、後ちょっとね。ちゅぅっちゅっ……ちゅ、  
れろっんっ……んちゅっくちゅ、ん……ごくごくっ。……ん、綺麗になった……ってッ、  
なんかまた硬くなってるっ!どういう事ジークっ?なんで後始末してただけなのにおちん  
ちん起ててるのよっ!?」  
「だって、エアがあんなに濃厚にフェラしてくれるからだろ!アレで起たない男なんてい  
るわけないぞっ!?」  
 エアの疑問に当然の答えを返す。あそこまで熱心かつ真摯にペニスに残った精液をエア  
のキレイな口と舌で後始末をしてくれて、かつ初めて自身の意思でオレの精液を呑んでく  
れたのだ。それで興奮して起たないヤツがいれば、それは不能者だけだろう。  
「……確かに。あそこまではよっぽど好きな相手にでもなければしないの、ふつう。まぁ  
ソレを言うなら精液、呑んだげるのもそうなんだけど。それを教えておかなかったのは、  
あたしのミスかな?それに本番前のお掃除フェラは本番に繋ぐ意味もあるの」  
「……別に……わたしがジークの飲んでも問題ないじゃない…って、ほ、本番って?」  
「性交・交合・セックス。言い方は色々あるけど、要は男の人のおちんちんを女の人のお  
まんこの中に入れる事なの。今までの行為とちがって、男の人だけでなく女の人も気持ち  
よくなれる共同作業なの…ってその前に、お姉ちゃんちょっといい?」  
―――ソラはエアの疑問に答えると共に  
「なに、ソラって、な、何でわたしの頬舐めてるの!?」  
―――子猫のように姉であるエアの貌を舌を出しながら舐め  
「だって、お兄さんの精液、貌にいっぱい付いてるから。だから、少し分けてもらおうと  
思ったの。あと、きれいにしたげようかなって――お姉ちゃん、あたしに顔舐められるの  
イヤ?」  
―――オレの精液を子猫がミルクを舐めるようにぴちゃぴちゃ舐め始めた。  
 
「いやじゃないけどっ!――大体ソラ、貴女の顔にも付いてるじゃないの。……はぁ、仕  
方ないわねぇ、ほら、わたしも舐めたげるからコッチ向きなさい」  
「やぁっ、これはあたしの為に、お兄さんが出してくれたモノなの!だからコレはあたし  
のなの!」  
「それをいうなら、わたしの顔に掛かってる精液だってわたしのものって事でしょうが!  
我が侭なんだからこの子は、まったく。ほら、あまり暴れない」  
 エアも自身の貌を舐める妹のソラの顔に付いたオレの精液を何の躊躇いもなく舌で掬い  
取り、口の中に含めてから嚥下し自身の体内にオレの精液を流し込んでいる。  
――いや、ホント何に驚けばいいのかワカラナイ。エアがオレのモノに奉仕し後始末して  
くれたことか、それともオレの精液の所有権を主張しているような二人の発言か、―――  
それとも目の前で行われている姉妹の戯れあいか。  
 ……おそらくは後者だろう。衣服が半分開けた姿の姉であるエアと一糸纏わぬ姿である  
妹のソラ、この二人がぴちゃぴちゃと音を立てながら舌でお互いの貌を舐めあう姿は、愛  
撫を施しあっている訳でもないにも係らず、艶かしく艶やかであり、何より淫猥で淫らで  
ある。この二人の媚態というには届かない姉妹の艶技からオレは目を離すことができない。  
「……はふぅ、ん、綺麗になった……ってなにこっちジロジロみてるのジーク?」  
―――何時の間にやら、ソラの貌についていた精液を舐め終えたのか、エアがオレに答え  
辛い問いを投げかけてくる。この場合どのように答えるべきなのだろう?姉妹の百合プレ  
イを堪能していましたとでも言うべきなのだろうか?  
「……見方によったら姉妹でレズってたのと変わらないからね。めったに見られる光景じ  
ゃないし、お兄さんがガン見するのは当然かな?それに実際やってたのはお兄さんの出し  
たモノの採りあいだったんだし。あたしも女の人を舐めたり舐められたりするのは流石に  
初めてだったの。――でもまぁ、あまりわるいものじゃなかった……かな?あたしにそう  
いう趣味はない、と思うけど、……たぶん」  
 答え辛い質問にソラがオレの代わりに答えてくれた。あ〜、ソラのほうにはやっぱりレ  
ズってたって認識があったのか。  
「わたしにだって、そんな趣味ないわよっ!相手がソラだったから別にしてもいいと思っ  
ただけで!?」  
「……お姉ちゃん、それ、内容の捉え方によってはとってもこわい事、いってるの。まぁ、  
それは置いといて、そろそろ本番しようか、お兄さん」  
 うん、ソラに『そういう趣味』があまりないのは嬉しいような残念なような……。あと  
エアの発言を意訳すると『女の子同士でするのはイヤだけど、ソラとならしてもいい』…  
…か。ある意味こわい発言といえば発言である。流石シスコンは伊達ではないか……  
 それに姉妹の艶やかな姿を見ていた所為で、俺のペニスはまた雄々しく空に向かうかの  
ように勃起している。確かにそろそろソラの少女のように狭い膣内に入れて、ソラの柔ら  
かな媚肉に包まれながら遠慮なく射精したい。  
「判った、じゃあソラ、こっち来てくれ。いいかげん俺もソラの躯触って弄りたいし」  
 また、幾ら今夜ご奉仕してくれるといっても、こっちが全く何もしないのでは男として  
の沽券に関わる。――何より、ソラの悦楽に浸り見せる貌、快楽を感じあげる嬌声、俺を  
求め切なく懇願する言葉を存分に味わいたい。そしてそれをエアに見せて―――  
「……うん、でもその前にはっきりとさせとくこと、あるでしょ?お兄さん」  
「ん、なんだ?」  
 ソラの問いが俺の思索を打ち切る。『はっきりさせとくこと』ってなにかあったっけ?答  
えを探す為に自身の内を高速で検索していると、ソラは悪戯っ子のような表情で  
「――あたしとスルのは当然として、……ココにはお姉ちゃんもいるんだよ?お兄さん、  
お姉ちゃんを抱きたくはないの?」  
 まるで俺の裡にある望み、自身にさえ隠そうとしている欲望を全て見透かしているかの  
ようなコトを、魅了の魔術でも掛かっている様な艶やかな声でのたまった。  
 
 

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