GM「ではクリフには男が姫騎士に見える呪いがかけられマースHAHAHA!」
エリヤ「わはははは! 助かるー」(笑)
ウィスト「ぷぷー!」(笑)
ミケ「お前はかわいそうなやつだー!」(笑)
クリフ「やめてくれー!」
アンセルム「よせー! 今以上に酷いことになっちまうー!」
GM「ん? 変えた方がいいかな?」
クリフ「当然です! そもそも姫騎士と言うのはですね――」
アンセルム「御願いします」(平伏)
GM「うーん、そこまで言うなら。じゃあ、キマイラはアンセルムに性転換の呪いをかけることにシマース」
アンセルム「な!? なんだってー!?」
エリヤ「えー!?」(笑)
ウィスト「うわ微妙だー!」(笑)
ミケ「わーい! アンセルムといっしょにおふろだー」(笑)
クリフ「………………」
エリヤ「どうしたんだクリフ?」(笑)
クリフ「あり……かな」
アンセルム「なにー!?」
クリフ「ドレイクと言えば貴族! 高貴な生まれ! そして美女! しかも故郷を追われている!」
アンセルム「正気になれクリフ!」
クリフ「正気ですよ、失礼な。ちょうど金属鎧も買ったばかりではないですか。今こそ絶好のチャンス! GM! 性転換したら美女なんですよね!?」
GM「ドレイクの女は女優も真っ青の美女って聞いてマース」
クリフ「よし!」(ガッツポーズ)
アンセルム「嘘だろー!?」
GM「アンセルムは16で抵抗ロールね」
アンセルム「16!?」
ウィスト「2Dで13以上を出せばいいんだ。頑張れよ。ぷぷぷ」
〜〜 その夜 〜〜
クリフ「野宿♪ 野宿♪ うきうきしながら野営の準備をします!」(挙手)
アンセルム「何だか、ものすごく貞操の危機がピンチで危ない気がするんだが……」
ミケ「おふろはなしかー」
エリヤ「今夜は久しぶりに安心して眠れそうだな」
ウィスト「淋しい?」
ミケ「エリヤさびしーのー?」
エリヤ「さ、淋しいわけではないが……」
アンセルム「頼むよー! 助けてくれー!」
〜〜 翌朝 〜〜
クリフ「まったく、君にはがっかりですよ!」
アンセルム「助かった……本当に助かった……」
ウィスト「夕べのアレは結局何だったの?」
ミケ「けんかー?」
アンセルム「姫騎士の本質は生まれじゃなくて、あどけなさと可愛らしさと純粋さが無きゃ駄目なんだとさ」
クリフ「エリヤさん赦して下さい! 一瞬とはいえ心を揺らせてしまった僕が馬鹿でした! 貴女こそ真に姫騎士たるお方!」
エリヤ「おい! 助かるどころかもっと酷くなってるじゃないか!」
アンセルム「クリフいい加減にしろよ!」
クリフ「ふっ。君にはもう騙されませんよ女戦士!」
ウィスト「女戦士と姫騎士に違いがあるとは思わなかった」
ミケ「おもわなかったー」