メッシュ「無法領へ取りに行けばよろしいのではないですかね?」
ムーテス「あー、そうか。持ち運び可能なんだから、皇家に売ればきっと高く買ってくれるよね」
メッシュ「何を言い出しますかねこのリルトカゲンは。売ってしまったらそれまでではないですか。肉体交換サービスを提供するのですよ」
イスミー「するってぇと、肉体交換するたびにチャリンチャリンという寸法でやすか。流石でやすね旦那」
ムーテス「でも商人としてはサービスはなあ……」
ジーク「何かまずいのか?」
ムーテス「まずいわけじゃないんだけど、サービスって管理とか責任とかで手間が掛かるんだよね。地道だし」
ジーク「確かに一攫千金じゃないよな」
メッシュ「何をおっしゃいますかジークさま! 肉体交換一回一万ガメル! 戻す時にももう一万ガメルでウハウハで御座居ますぞ!」
ムーテス「みんな、どうしたんだい? さあ、早く無法領へ行こう!」
ジーク「早!」
イスミー「どえらい変わり身でやすなぁ」
〜〜 そして女部屋へ相談しに 〜〜
エア「あのねぇジーク。ポンコツはポンコツだから忘れてるみたいだけど、私達テロリストが持ってたのを皇家に収めてるのよ? 誰を相手に商売するつもりなのよ」
メッシュ「はぅわ!」
ジーク「冒険者相手とかでもいいんじゃないか?」
ムーテス「それは無理っすよジーク。一万ガメル出せる冒険者がどれだけいると思ってるんすか?」
イスミー「旦那方は規格外でやすからなぁ」
ニゲラ「取ってきて、ニゲラ達が遊ぶだけっていうのもありだと思うんですけど〜」
エア「私はパスよ、どうせ碌なことにならないんだから。行くんなら貴方達だけで行ってらっしゃい」
ジーク「無理々々むりムリ」
メッシュ「無理々々むりムリ」
ムーテス「無理々々むりムリ」
イスミー「このパーティーのリーダーって誰でやしたっけ?」
ニゲラ「エアさんだとニゲラは思うです〜」
イスミー「さいでやすなぁ」