「なるほど、気の強い奥方をもらうと夫はいいなりになってしまう場合が
多い、か。」
アイシャは街の本屋で一冊の本を見ていた。本のタイトルは
「結婚の勧め、名家を破滅させる鬼嫁」という、うろんなタイトルだったが
アイシャ的には思う処があったらしくすっかり読みこんでしまった。
そろそろ店の店主の目線が痛くなったので、退散すると、
本の内容について考えこんでしまった、彼女の主であるベルハルト・
デーニッツについてである。
(確かにベルハルト様はお優しく、聡明で勇気あるお方だけど、
それを奥方様にも出せるだろうか?変な気を使って浪費家な妻を放置、結果として家を破滅さしたりはしないだろうか・・・私は家の財産よりベルハルト様が
ご壮健なら何も要りませんが、ベルハルト様が苦しみを抱えるというのも嫌です…)
そんなことを考えてると一つの考えが閃いた。
「…すこし訓練するのもいいかもしれませんね。」
アイシャは部屋に戻ると自室からいろんな道具をとりだし、準備を始めた。
「まさかこれを使うとは思いませんでしたが・・・」
友達のルーンフォークから「アイシャちゃんもご主人様にもっと好きになって
ほしいなら使いなよ」ともらった錠剤や。
ちょっとした冒険心から買った秘蔵の下着をとりだし、その準備は深夜まで続いた。
次の日、デーニッツ家はいつもと同じだがなにかが違う朝を迎えていた。
いつもと同じ朝食だが、食事には少しだが媚薬が混ぜてある、
アイシャは一錠使ってそのまま押し倒されるのもいいと思ったが、
それでは目的とは外れてしまうため、砕いて半分ほどしか入れていない。
同じだけの量を昨日自分で使ったが何となくエッチな気分になってしまう
程度だったが十分だろうと思った。
アイシャは今日は友達にお呼ばれされたため家を空けることになっている。
やさしい主はそれを信じて許してくれた。しかし実際は引き返して
家の中に潜んでいた。他の使用人も今日は休みを言っており、主一人だけだ、
自室で本を読み、あくびをかみ殺す姿に微笑ましくなりつつも、
いつもとは違う主の様子にじっと注目していた、
やはり何か感じるものがあるのかベルハルトは落ち着きがなく、
心なしか顔の紅潮しているようだった。
下準備はもう済ませてある、今、主の呼んでいる本の次の巻は
昨日私が借りて自室にあるといっている、返してないので主は私の部屋に
取りにいくだろう、そこでベルハルト様はベットの上にある私の下着を見つける。
あの下着は昨日自分でオナニーをしてたっぷりと自分の臭いを付けてある、
この光景を想像しながらするオナニーは背徳感に自分でも恐怖を感じるほど
昂ぶってしまった。
そう考えているとベルハルトは何か落ち着きのない様子で
アイシャの部屋から出て行った。自室に行くかと思ったら別の方向に行き、
今は使われてない兄であるジ―クハルトの部屋に入っていった。
しばらくしてアイシャがドアを少し開けて部屋をのぞくと
アイシャの下着の匂いを嗅ぎながらジ―クハルトのベットで
ベルハルトがオナニーをしていた。
「すぅ…はぁあぅ…はぁッ……うっ…すぅ」
締め切った薄暗い室内にあえぎ声が漏れだす。室内にはオスとしての匂いが充満していた。
ベルハルトはベットでうつぶせになり懸命に右手を動かしている、
左手は持った下着を鼻元までもっていき激しく匂いを吸っていた。
額にはいく過ぎの汗が流れおち、瞳はトロンとして焦点が合っていない。
その様子からするともうすぐ達しそうなので、一番いいところだと思う頃合いで
ドアを開けて踏み込んだ。
「どうしたんたんですかベルハルト様!私の留守中にジ―クハルト様の部屋で
私の下着をこすりつけながら、自慰にふけって!」
わざと語気を強めて言う。
「うわぁアイシャ!?」
主はいたずらが見つかった子供のようにその場を取り繕うとするが
どうすることもできず、ただアイシャを見るだけだった。
ここからだ、アイシャは心の中で申し訳ないと思いながらもわざと
怒ったような口調で質疑をする。
「私の下着をどうしたんですか?」
「これは…その…」
そんな中でベルハルトは股間を両手で隠していたが、他の物を見たことがなくても大きいと感じるペニスが自己主張していた。
それを見て。
「それにこんな状況でもチンポを立てて、いじめられるのが好きなんですか?
従者風情に怒鳴られて、興奮するような変態なんですか!ベルハルト様!」
「ち、違うよ、アイシャ、これは…」
「違くありません、どうせ女の子の下着ならだれでもいいんでしょう!
罵ってくれるならだれでもいいんでしょう!変態!変態!!変態!!!」
「違うよ!!」
アイシャの罵声を打ち消すような大声でベルハルトが言った。
「誰のでもじゃない、アイシャのだからこんなに興奮できるんだ!
だって…アイシャが一番好きだから!」
「ふふ、いいんですよ、ベルハルト様、私は怒ってなんかいませんし、
ただ、わたしが欲しくなったら。あなたはただ命じればいいんです
「欲しくなった」と、そうすれば家でも、どこでもいいんですよ。」
(こんなよくわからない理不尽な状況でもちゃんと意見を言えて、
やはりベルハルト様に変な気を使うなんてそんな心配は無用でしたね。)
「でも、ベルハルト様、私が一番じゃだめですよ、私より愛する人を作らなければ。」
「でも、そんなこと考えたこともないよ。兄さんは違うし。」
「いいんですよ、今すぐではなくても、ベルハルト様もすばらしい人に出会えますよ。」
「そうかなぁ」
「いい機会ですし、ベルハルト様、練習をしましょうか?」
「え?それって…」
「そうですよ、私を使って、男を磨いてください、」
「ベルハルト様、私達は主の役に立つことが喜びなんです、
さっきだってベルハルト様が私の下着でオナニーしてくれた時もうれしかったんですよ、ほらベルンハルト様のオナニーを見て私もこんなに濡れてます。」
そう言ってアイシャはスカートをたくしあげた。
ゆっくりと見せつけるように足首からふくらはぎ、太ももとスカートが
上がっていく、その終点はパンティに包まれた股間だ。
レース地のアダルティックな感じのものだ、そこからは体臭と
愛液が混じった甘いにおいが立ち上っている。
目を凝らすとパンティには色の濃くなっている部分がある、
淫水の染みが出来始めていた。
アイシャは正面からじっとベルハルトを見つめた。
そのまなざしにベルハルトは息をのんでしまう。
「ねぇ、ベルハルト様…私で気持ち良くなってください。」
誘うようなまなざしでパンティをゆっくりと引き下ろしていく、薄い体毛が空気にさらされるその冷たい感触を愉しみながら太ももまで引きずり下ろしたあらわになった秘部を触れるとそこは蜜壺からあふれ出した愛液でぬめっていた。
「さぁ、ベルハルト様・・・」
愛液で潤った指でベルハルトの手をとる、幼さの残る
主の手はかすかに震えていた。
「怖がることはないですよ、さぁ、いらして下さい…」
アイシャはスカートをたくしあげたままベットに四つん這いになった。
高々と突き上げられたヒップと秘部があらわになっている。
「どうぞ・・・」
肩越しに欲情した目を向けられてベルハルトは明らかに
たじろいだ様子だったが、同時に激しく興奮していることは
股間のモノの反応から明らかだ。
ベルハルトは床に膝をつき、ペニスを握りしめる、そして勃起の先端を潤んだ花弁にあてがった。
「早く、早くぅ…お願い…しますぅ…」
切ない懇願にこたえるようにベルハルトは狙いを定め、ゆっくりと腰を進める。
ぬチュウ……ぬるっ…
「ふぁぁ…あぁん!」
始めての狭い膣奥を押し広げながら、奥へ奥へと入り込んでくる。
「んはぁあ!ひぃッ!おおき…イ……!」
舌を突き出して体内から沸き起こる快楽の放流に酔う。熱い痺れが奥までしみ込んでくるようだった。
「裂けちゃうぅ……」
容量以上のペニスが荒々しく蜜壺を往復し、悦んだ蜜壺が愛液を大量に垂れ流す。
「大丈夫、アイシャ?」
その問いかけに頭を振りながら歓声をあげる。
「あ…はぁ…いぃ、続けて…下さい!……続けてぇ・・・!」
膣内を貫かれる快感に膣が複雑にうねりながら収縮する。
「うわっ、なにこ……あぅぅぅ!ぐぅ!」
どびゅっ!びゅびゅっ、どくんっ!
今までにない射精間に、戸惑う暇もなくいきなり射精してしまった。
「あぁ…、ダメですぅまだ、出しちゃぁ…あ…熱いぃ!」
どくどくと膣内に精液を注がれたが、まだ絶頂に達せなかったため、その体の肉欲はさらに激しく燃え上がった。
「お願いです、ベルハルト様…このまま抜かずに続けて…下さいぃ…
でないと…私、切なくて…おかしくなってしまいそうですぅ…」
アイシャはもじもじと腰をくねらせながらあさましい欲求を口にする。自分で言ってて恥ずかしくなり両手で顔を隠してしまった。
「お願いです…お願いですからぁ」
その懇願は唐突の抽送で答えられた
「ひぃ!」
拙いがそれだけに容赦のないピストン。
「すっ…ごいですぅ…いぃ…いいですぅ!!」
ぱん!ぱんっ!ぱんぱんぱんっ!ベルハルトの太ももとアイシャのヒップがぶつかり合い激しい音を立てる。
「アイシャぁ…もう、もう出るぅぅ!」
「そう、出そう…なんですか? いいですよ、いっぱい出して下さいぃ!けど、ちゃんと中の一番奥に出さなきゃだめ…ですよ、男の子はオチンポで女をモノにしてやるっていう勢いがひつよう…なんですからぁ!女の子は子宮の奥に精子中出しされるのが大好きなのぉ!」
「うっ、うぅぅ!!!」
ベルハルトはグイッとアイシャの腰をつかんで最後の一撃をたたき込んだ、膣の深いところまで挿しこまれたペニスがびくびくと震えたかと思うと次の瞬間には射精していた。
どびゅる!びゅぶっ!ぶびゅるるるぅ!
煮えたぎった精液が膣壁を打つ感覚がアイシャを絶頂へと舞い上がらせた。
「ひゃぁ!うう〜〜ッ…クッ!ああぁ〜〜〜!!…う…うぅ!」
もう手をついていられなくなり、アイシャは床に突っ伏してしまう。腰を突き上げたまま壊れそうな快楽に激しく震え、喜びを甘受していた。
「あぁ…温かい・・・」
(このまま受精して子どもを宿して差し上げたい…)
それは決してできないことと知りつつもそう願わずにはいられないほど幸福観に包まれていた。