バルバロス・ヒーローズから  
 
 
「どうしても……やる気か?」  
アンセルムは目の前の少女を見つめる。  
その声はいつもよりも重く、真剣であった。  
「もちろんだよ、もう後戻りなんて出来ない」  
ジッとウィストは、アンセルムをにらみ返す。  
「危なくなったら私が助ける、だから無茶な事はするな」  
エリヤはウィストに声をかける。  
「ねえ……やめてよ、ウィストも、アンセルムもこんな事オカシイヨ」  
ミケが半分泣きそうになりながら二人を見つめた。  
「有難う、ミケ、エリヤ、でも僕はやらなくちゃいけないんだ!」  
強い決心を胸にジッと反対側に立つアンセルムを睨むウィスト。  
 
その視線を真正面から受けるアンセルム。  
そしてそんな彼は、  
 
既に全裸であった。  
 
 
否、全裸というのは表現的には正しくない。  
彼の股間はピッチピチの黒いショートタイツが身につけられているし、  
全身には『ドラゴニック・オイル』が余す事無く塗られテカテカと光沢を放っている。  
 
下手なローションよりも余程肌に優しい素材だ。  
 
「勝負の方法はさっき僕が言った通りだからね!」  
「ああ、先に‘マイッタ,と相手に言わせれば勝ち、だったな?」  
互いにルールを確認しあい、ウィストはコクリと頷いた。  
 
(絶対この勝負に勝ってトラウマを克服してやる!)  
ウィストの瞳に熱い物が宿る。  
彼女もまた、下着姿となっている。  
其れはいつもの普段着用では無く、『決戦用』のそれであった。  
 
それを見てアンセルムも強く頷いた。  
 
「俺は家名を捨てた、だが、‘コレ,はオレのアイデンティティでもある」  
そう言うと、アンセルム指でオイルをつぅーっと撫で、ヌラヌラとした物が指につける。  
「悪いがウィスト! 俺のプライドにかけてお前の口から‘参った,という言葉を吐かせてやる」  
「うるさい! 勝つのは僕だ!」  
指先の光る物を見て、一瞬気弱になった自分を奮い立たせるようにウィストは声を荒げ、  
アンセルムに飛び掛った。  
 
「うお!?」  
突然のウィストの奇襲にアンセルムは対応が送れ、そのまま床の上に押し倒された。  
べチャリという音と、床に固い肉が叩きつけられる鈍い音が鳴る。  
「う、くっ……」  
痛みのためにアンセルムが顔をしかめると、  
「痛いアンセルム? でも、すぐに気持ちよくなるよ?」  
ウィストは耳元で甘く囁く。  
 
甘いと息が耳に掛かり、ビクリと身を震わせた瞬間、ウィストは白く細い手をアンセルムの日に焼けた逞しい肌の上にぬるりと滑らせ、黒いビキニの上に手を載せる。  
「くそっ!」  
アンセルムは身を捩ってその手を交わそうとするも、  
「遅いよ」  
ウィストは優しくささやき、ゆっくりと手を差し入れた。  
そのままアンセルムの固くとがった物をゆっくりとてでさすり始める。  
オイルのぬちゃぬちゃとした音とアンセルムの苦しそうな悲鳴が静かに響く。  
(や、やばい! ウィストのヤツまさかここまで……)  
アンセルムはオイルの滑りを利用し、抜け出そうとするが、  
ウィストはぴったりと体を密着させて、逃げるのを許さない。  
逆に、オイルのすべりを利用し、ぬらぬらと、アンセルムを責めたてていた。  
 
だが、  
 
(す、すごい! コレがドレイク……)  
ウィストもまた心の中で声になら無い悲鳴を上げていた。  
今まで高級娼婦技能の判定ではとても確認できなかったような判定物が今自分の手の中にある。  
(ガッカリ・ドレイクのくせに!)  
心の中で非難の声を上げた瞬間。  
「ふにゃ!?」  
実際の口から悲鳴が上がった。  
 
アンセルムがウィストの胸へと手を伸ばし、反撃を試みたのだ。  
オイルにまみれたアンセルムの両手が、少し大きめの柔らかなウィストの胸をじっくりと責めたてる。  
一見乱暴な手つきは、だがオイルの効果によりちょうど良い力加減となっている。  
ヌルヌルとした感触は今までに味わった事のない、快楽であった。  
 
「今ならまだ間に合う! 早く参ったと言え!」  
「ふ、ふにゅうう……」  
「ウィスト! しっかり!」  
今まで聴いたことも無いような弱々しい悲鳴を上げるのを聞き、エリヤは堪らず声を上げた。  
(そ、そうだ! 僕はこんなことぐらいじゃ負けられない!)  
エリヤの声を聞き、必死に自分を奮い立たせると、自分の腰を、アンセルムの腰へと近づける。  
「なっ!?」  
アンセルムが驚きの声を上げると同時に、そのまま、ビキニタイツを剥ぎ取り、更に自分の下着を脱ぎ去るウィスト。  
 
互いの下半身はむき出し状態となった。  
 
終始、アンセルムの体の上で優位に進めるウィスト。  
彼女のオイルに塗れた肢体を目の当たりにし、アンセルムは興奮を隠し切れなかった。  
 
「ふふふ、‘魔剣を持たないドレイクさん,ココに立派なのを持ってるじゃない」  
太ももと、両手を使い、グにゅグにゅと、アンセルムのものを責めたてるウィスト。  
体をぶつける度にグチュグチュとした音が響き渡る。  
「ああ、く、くそ!」  
何とか体を捻り暴れ、抜け出そうとするアンセルム。  
だが、まるで、ロデオ奏者の様にウィストは巧みに体を動かし、逆に動けば動くほど、アンセルム自身を苦しめていく。  
ぬらぬらと体を密着させながら、ウィストは体全部を使い、アンセルムの全身を責めたてる。  
「ははは、まるで僕、ドラゴンライダーだね、どう、気分は?」  
勝ち誇ったようにウィストは嬉しそうに見下す。  
 
まさにその時だった。  
「ふわああん! ウィスト! もうアンセリュミュを苛めないで!!」  
見ていて堪れなくなったのか、ミケが突然大声を上げ泣き出す。  
「ミ、ミケ……、ゴメン、でも僕は――「大丈夫だ! ミケ!」  
ミケの顔を見、一瞬ウィストに動揺が走るが、だが、  
同時に力強い言葉がウィストの体の下から発せられる。  
 
「俺は負けない! コレが終わったらまたいつもの仲の良い仲間に戻る、だから心配するな!」  
「アンセリュムゥ……」  
グズグズと涙をこぼすミケにアンセルムは優しい笑顔を向ける。  
「ナ、だから泣くな」  
「う、うん……」  
刻々と頷くミケ。  
 
「ア、アンセルム……」  
そんな様子をじっと見ていたウィストは、  
 
「……も、も……元はといえば君が原因だろうが!!!!」  
 
怒りに身を任せるかのように更に動きを強めていった。  
 
「グ、ぐをおお、こ、コレはマジでマズイい!」  
太ももと両腕、その4回攻撃に、如何なドレイク(半ライス)とはいえ、  
『マイッタ』するのは火を見るより明らかであった、  
 
が、  
 
「ん、あ……、くっ……」  
長時間にわたり、攻め続けていたウィストに遂に疲労の影が見え始める。  
(そ、そんな馬鹿な、がっかりドレイクでもこんなに耐久力があるなんて)  
元々小柄なウィストである、当然スタミナの方も其れなりだ。  
なのに、飛ばしすぎた為、今は完全に‘マナ,切れ状態に陥ってしまった。  
 
「さてと、じゃあ、反撃をさせてもらうぞ?」  
「えっ……? あ!? フニャアアンン」  
ウィストの腰を掴むとそのままアンセルムはクルリと状態を返す。  
あっという間に上下は逆転した。  
 
「さてと、オレは不器用だからな」  
そう言うとまだ息が整わないウィストの背後に回りこむ。  
 
「すまないが直接勝負をさせてもらうぞ?」  
「えっ? 何を言って……ニ…!? ニャアアア!!」  
 
言うや否や、ズブズブと、華奢なウィストの中にアンセルムの物が入ってくる。  
「うニュウウウ! む、むり! タイム! タイム!」  
「この距離なら流石に外さないか、安心しろウィスト、まだ半分だ」  
「え、えええ!? ムリだってば! バカあ!」  
 
半泣きになりながら、だがそれでも力を抜き、必死にアンセルムの物を咥え込んで行く、ウィスト。  
オイルの効果もあり、ゆっくりとではあるが、ズブズブとウィストの中に納まっていく。  
「ウ、ふうニャああ……」  
おなかの中に異物を感じながらぐったりと脱力するウィストであったが。  
 
「よし、じゃあ、行くぞ、覚悟はいいか?」  
「えっ!? ちょっとま―― あにゃああああ!?」  
アンセルムがピストン運動をはじめ、思わず大きく背中をウィストは仰け反らす。  
その隙を逃さず、さっと手を伸ばすと、アンセルムは胸を攻め立てた。  
「どうだ? ウィスト、マイッタと言うか?」  
「ヒ、ヒドイ……、い、嫌だ! 絶対言うもんか!!」  
ウィストは最後の反撃を試みようと、懸命に自身でも腰を動かし、アンセルムに反抗する。  
 
「ど、どうだ……き、君の、方こそ……、限界なんじゃないのかい?」  
グイグイとドレイクの物を食い絞り、何とか懸命に降参させようと攻撃を繰り返す。  
 
「う、くっ……すまない、ウィスト、如何やらオレが間違っていたみたいだ……」  
「ど、如何やら、気がついたみたいだね」  
「ああ、お前相手に手加減なんて出来ないってな」  
「えっ? ふぇ!? ふ、ふにゃあああ!?」  
今日何度目か解らないウィストの悲鳴が口から零れる。  
 
ウィストの体の中にあった物が突然膨張を始めたからだ。  
「なに!? なに!? 何コレ!?」  
「オレは確かに出来損ないかも知れない、だがココだけは竜人化する事ができるんだ」  
ゆっくりと優しくささやくように、ウィストに告げるアンセルム。  
 
「そ、そんなどうでも良い事自慢げに言わなくっても……ん! ん、んぅぅ……」  
 
「ココからが真の勝負だ」  
段々と自分を締め付けていた抵抗が弱まっていくのを感じながら、  
片方の手で腰を抑えつけ、もう片方の手で胸を責め挙げていく。  
只腰を押さえつけるだけでなく、腰を撫で回し、ウィストの抵抗を弱めていった。  
 
「あ、ああん、も、もうダメ、アンセルム、僕もうこれ以上ムリ、もう許して……」  
遂にウィストの口から降参の言葉が零れる。  
だが、アンセルムの腰使いは終わらない。  
 
「アンセルム! 僕もう降参! マイッタするから許して!!」  
「すまないウィスト、こうなったら、俺も果てるまで抜けないんだ」  
「ええ、そ、そんな……ああん!?」  
 
ウィストの白い身体がビクリと跳ね上がる。  
オイルに塗れ、びくびくと跳ねる様は、まるで魚のようであった。  
「ああ、ああ、だめ! アンセルム! 僕もうイっちゃう!」  
ビクビクと体を痙攣させるが、アンセルムの責めは止まらない。  
 
「お、おく! 僕の体の奥! もうぐちゃぐちゃだよぉ!」  
ウィストが激しく逝く度に、グイグイとアンセルムの物を締め付けるが、それでも彼の物はびくともしない。  
「お、お願いアンセルム、僕もうおっぱいでも、逝っちゃってるウ!」  
 
ウィストの悲痛な哀願が響くがアンセルムのピストンは止まらない、  
いや、それどころかますます速度を速めていった。  
 
「ああ、ま、また! また逝っちゃうう! ああ、イク! また逝っちゃうう」  
「うおお、ウィスト、俺も、俺も行くぞ!」  
 
ドク!  
ドクドクとウィストの体の奥に熱い物が注ぎ込まれていき、  
ゆっくりと結合していた物が体から離れていくのを感じながらウィストは、  
静に崩れ落ちていった。  
 
クリフ「と、言うネタはどうでしょう? GM?」  
オレはその日クリフ(の、プレーヤー)から相談を受けていた。  
『SWの面白さをモット広めるには如何したらいいか?』という話から始まり、  
 
 
なぜか話は大きくそれた。  
 
 
クリフ「で、この後はですね、ローションプールで姫騎士30人と僕の『姫騎士だらけの水泳大会』を、ですね」  
クリフ(の、プレーヤー)の妄想は止まらない。  
 
オレは優しく頷くと、力強く彼に言うことにした。  
 
 
「OKクリフ、了解した、今度のネタで使おうと思っていたゴブリンの姫騎士の数を30人にしてあげるよ」  
 
と。  
 
 
 

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