フォアシュピール  
 
 
しっかりと鎧戸が下ろされ、光の乏しい部屋の中。  
かすかに衣擦れと、苦しそうな呼吸が響く。  
ぼんやりと浮かぶのは、服をはだけた一人の少女。  
闇の中で、白い肌が艶めかしく動いている。  
筋肉質な体の上を這う、手。  
それは緩やかな胸のふくらみと、目覚めて間もない秘所を恐る恐る刺激していた。  
胸の頂におずおずと触れ、やわらかい茂みの下でわずかに綻んだスリットをなぞる。  
不器用な少女の指では、十分な快感なぞ、得られない。  
それでも続けるうちに、それは少しづつ高まる。  
自分の指が、幼馴染のものに摩り替わってゆく。  
意識に浮かぶ幼馴染の皮肉気な顔と声が、片隅に残っている羞恥心を呼び起こす。  
呼び起こされたそれは、体の感度をあげていく。  
やがて高みは訪れる。  
閉じた眼の端に涙を浮かべ、シーツを噛み締めて、耐える。  
こわばった体から力が抜け、ぐったりとベッドに横たわる。  
戻ってきた思考の中で、彼女は声無き悲痛な叫び声をあげ続けた。  
 
そう、夜にはこんな姿を闇の中にさらしていても、また朝がくれば、いつもの通り。  
明るくて、元気で、まっすぐで、正義感の強いファリス神官としてまぶしい日の下へ立つ。  
そして、心を許した幼馴染や仲間たちと語り合う。  
特に幼馴染とは喧嘩もし、気軽に触れ、触れられて、その上互いを慕うのだ。  
そこに流れているのは恋人同士の愛ではなく、ただの親愛、友愛。  
しかし、時折襲う衝動には抗えない。  
幼馴染を夢想して自らを慰め、指で得るわずかばかりの快楽で心を静める。  
そんな自分がたまらなく浅ましい、醜いものに思えて仕方が無い。  
する度に、自分の中の歯車がきしむ。  
どうすればいいのか判らなくなり、混乱する。  
それを強靭な精神力で押さえつける。  
押さえつけられたそれは、はけ口を求めて、衝動を激化させる。  
輪廻にはまり込み、逃れられない。  
 
「ひーす、にい、さん…」  
毛布を握り締め、幼馴染の名を呼ぶ。  
自己嫌悪に包まれながら、朝日が差すまで目覚めることの無い深い眠りについた。  
   
 
END  
 

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