俺たちが一晩借り切ったのは〈雷神の吐息亭〉の一室、VIP専用ルーム。
公にされたくない依頼を相談するためにあるこの部屋は入念な防音処置が施され、部屋の中の出来事が決して外部に漏れないようになっている。俺とメル、ナハトが開く秘密の打ち上げパーティーには絶好の場所だった。
可愛らしい二つの尻が俺の目の前に突き出された。幼馴染みの二人――メルとナハトは二人並んで四つん這いに
なり、バックからの肉棒挿入をせがんでいた。二人の肉ビラは期待にひくつき、たっぷりと愛蜜を溢れさせていた。
「ラファル早くぅ、たくましいおちんちんを早くちょうだい☆あたしのオマンコ、待ちきれなくてぐちょぐちょなんだよ☆」
「ラファル、私たちの生殖器はすでにあなたを受け入れる準備が出来ている。勃起が出来るなら、好きなだけ犯してほしい」
言われるまでも無く、俺の肉棒はさっきから二人を犯そうとギンギンになっていた。
まずはメルからいくか――俺は肉棒の先端を彼女の入り口にあてがう。
「ひゃうっっ?ラ、ラファルのが当たってるぅぅ」
一気に奥まで挿入する、愛液にぬめる幼馴染みの胎内は俺をスムーズに受け入れた。
激しく突き入れ、メルの体内の感触を楽しんだ。だが彼女だけを愛するわけにはいかない。
何度目かの性交後、メルの体から手を離す。ずるりと音を立てて肉棒が引き抜かれた。そのまま、愛液まみれの
肉棒を傍らのナハトへと沈めていく。こうして俺は二人の幼馴染みを交互に犯していった。室内にはかき回される
蜜壷の淫らな水音、そして二人の嬌声が響き渡る。
「はひっっ、ラファルすごいいぃぃぃ、ラファルのちんぽ、奥まであたってるのぉぉぉっ!!!」
「くっ……大事な人の欲望で、私の中が容赦なくかき回されていく……これが女としての悦び……はううぅぅんっ!!!」
快楽に喘ぐ二人。一方で俺も、何度目かのメルへの挿入のさなか、快感を受け続けた肉棒のティロフィナーレが
近いのを感じた。
「くっ、出る!」そのままメルの膣内に中出ししようとして……傍らでナハトが残念そうな物寂しい表情を浮かべて
俺たちを見ているのに気付いた。
すばやくメルから肉棒を引き抜く。そのままナハトの胎内へ入れて、そして精液を放出した。
「ああっ、私の中でラファルがいっぱい……ラファルの熱い液で満たされていく……」
見たことの無い喜悦の表情をうかべるナハト。一方でメルは
「あ〜あ、ナハトの中に出しちゃった。一発目の濃厚ザーメン、あたしの中にしてほしかったな……」
と、可愛らしく口を尖らせた。
そんな二人の艶めかしい肢体を見るうちに、肉棒がふたたびムクムクと充血していく。
余韻を楽しんでいる場合じゃない。次のティロフィナーレはメルの中にしないとな……そう思っていると、
「――ねえ、あたしとナハトのオマンコ、どっちが気持ちよかった?」
不意にメルが放った質問に戸惑う。
「……私の方だと思う。射精されたのは私だし、先ほどの性交時間を計測したところ、
私の膣内に挿入していた時間はメルよりも15;5秒長かった。ラファルは私との性交をより楽しんでいる」
「性交時間って……そんなの単にあんたのオマンコとラファルのオチンチンが相性悪くてHに手間取ってるだけでしょ?ねえラファル、どっちのオマンコが良かったか、正直に言いなさいよ」
そう言われても……たしかに二人の感触は微妙に違うような気がするけど、どちらがいいかなんて決められる
わけがない。俺がそんなことを言うと、
「……ほーんと、ラファルってば優柔不断だよねぇ」
「ラファルならそのように答えると予想は出来ていた。普段からさりげなく話を振っても、馬がどうとか言って
誤魔化してばかりだから」
「こんな優柔不断な駄目チンポにはお仕置きが必要だよねぇ……えいっ☆」
――次の瞬間。二人はすばやく飛びかかってきた。
「えっ?な、何だ?」
俺は二人に縛り上げられ、床に転がされていた。そんな俺を見下ろし、メルとナハトは裸のままで不穏な笑みを
浮かべている。
「優柔不断の罰として、ラファルは放置プレイ決定なんだよっ☆」
「今夜は私とメルが愛し合う。ラファルはそこで見ていてくれればいい」
「ま、待てこれはルキアルの罠だ!と、とにかく縄をほどけ!」
二人は俺の声に応じなかった。体を抱き寄せ合い、熱を帯びた瞳で見つめあう。
ふたつの唇が重なり合った。
「んっ……ちゅっ……あふっ……」
部屋の中は、メルとナハトが互いの唇を貪り合う、その湿った水音で満たされた。
ディープキスは数十秒も続き、やがてどちらからとも無く体が離れる。
唾液が一筋の糸となって互いの唇をつないでいた。
「……お前ら、いつからそんな関係に?」
「あたしとナハトがあんたとこういう関係になる少し前だよ。あたしがHってどうやってやるのかナハトに相談して、
そしたらナハトが昔の文献を調べてきて、その方法をラファルとやる前に二人で試そうって。
それで色んなプレイをしているうちに、病み付きになっちゃって。女同士で同じ部屋にいるから、毎日のように
楽しめるんだよね♪」
「私とメルは、ラファルを想うのと同じく互いを愛し合っている。だからラファルがどちらを選んでも、
三人はいつまでも一緒にいられると思う。……とはいえ、ラファルがどちらかを選ぶということは当分ありそうにないが」
「ね、ナハト。この前はあたしがあんなに責められたんだから、今度はあたしがナハトを可愛がる番だよ。
嫌だといっても、何度も何度もイカせてやるんだから。さ、そこに座ってお股を開いて……ほら、中田しされた
ラファルの精液が溢れてきてる。……全部吸い出して、口移しで飲ませっこしよう☆」
こうして、〈雷神の吐息亭〉の一室で二人の痴態が繰り広げられていった。俺はその様子をただ見つめるだけで、
末永く放置されたのだった。
俺の名はラファル。境界に立つ男、マージナルライダーと呼ばれる冒険者だ。
困ったことがあったらいつでも呼んでくれ。