「…というわけだ、何か異論は?」  
「承りました、さっそく出立します。」  
そう言ってカームは大司教の謁見部屋を後にした。  
「うーん、出張かぁ…」  
新しく作られたアイヤール神殿に神官が足りない上、何か不穏な動きがあるから神官・戦士団からより抜きを派遣するから君も行ってほしい。  
大司教直々の命令でもあるので勿論そむく気はない、むしろ精鋭の中に選ばれたことに喜んですらいた、しかもそこには娘達もいるということで久しぶりに会えるかもしれないと内心うきうきしていた。  
途中で隣国のカイン・ガラから調査団も派遣されるということだったが戦士団も同行するため道中の危険はそんなになさそうだった。  
アイヤールへ向かって数日が過ぎ、カイン・ガラ側からの調査団と合流した時、調査員の中に見知った顔があった。  
「クロノア!クロノアじゃないか!」  
「あら、あなた、どうしてここに?」  
話を聞くとクロノアにも大司教から直々に命令がきたらしい。  
「どういうことだと思う?」  
「夫婦水入らずってことじゃないかな…ぼくは久しぶりに君に会えてうれしいけど…」  
「? 歯切れ悪いわね、どうしたの?」  
「いや、ぼくたち世間では仮面夫婦だと思われてるのかなって…」  
「あなたったら…誰に何と思われてもいいじゃないですか、それよりも…」  
クロノアはカームに腕をまわして耳元で囁くように言う  
「今夜、一緒に寝ません?」  
 
その日の宿屋は、なぜかクロノアとカームだけが少し離れた所の二人部屋が割り当てられていた。昼のやり取りを誰かに見られていたらしく、その日の夕食はそのことを散々ネタにされた。  
夕食も終わりそれぞれが部屋に戻り、カームとクロノアも部屋にいた。  
「二人だけというのも久しぶりですね。」  
「そう言えば何十年ぶりかな。」  
「ねぇ…来て…」  
その後どちらかとも言わず身を寄せて二人は口付けを交わした。  
お互いに裸になり、クロノアはカームのペニスをいとおしそうに頬擦りする。  
「あぁ、久しぶりぃ、熱くて、顔がとけちゃいそう……あなたのこれを見るだけで子宮がうずいちゃう…」  
「クロノア、いつも通り、舐めてくれないか?」  
「うぅん…じゅぶ」  
「んっ、んぐっ……んぅ、ちゅ…っ」  
「いいよ、クロノア、気持ちいいよ・・・!」  
「んぐっんう!んふぅっ…」  
やがて口だけでは物足りないのか、クロノアは秘唇に指を這わせる。  
「んーー!んぐっぉ!んぶぅぅ!んぁあああぁっ!イっ…ク…あぁああっ!」  
「イくぅぅーーーっ!」  
びゅくっびゅーびゅーびゅるる  
「クロノア、イったのかい?」  
「うん…イったの、カームの熱いペニスフェラしてイっちゃったぁ…」  
「僕も…いいかい?」  
「うふ…今度は中に…」  
カームは仰向けになり騎乗位の形にクロノアを抱くとすでに愛液を滴らせている秘裂にペニスを這わせる。  
「あぁあ…早くぅ…やだ……じらさないでぇ……」  
その時にカームを支えていた腕が落とされ、一気に深く挿入される。  
「ぅぁあんっ!いい……チンポォ…いいっ!奥にぃ…届いてるぅ!当たってるぅっ!」  
カームは勢いよくピストン運動でカームの中をかき回すが、強烈な締め付けに襲われる。  
「あぁ、締まる…」  
引き抜こうとしたががっしりと抑えられ抜けない。  
「らめぇ!あなたのチンポ、離したくないの!あっ!あなたのチンポの形ぃ子宮に思い出させるのォ!」  
クロノアは腰にあるカームの手を自分の乳房に当てさせる。  
「乳首!乳首もいじってぇ!コリコリの乳首もおっぱいも揉みしだいてぇ!」  
カームは手のひらで胸を揉みながら人差し指と中指で乳首にも刺激を与える。  
「おっ…あっ…いいっ!マンコも乳首もォ…全部……イイっ!」  
「だしてぇ…欲しい…中に精液欲しいのォ…」  
「う…ん!イクっ、イクよ!クロノア!」  
カームは腰を激しく揺さぶり、子宮にペニスをあてる。  
「んぁあああっ!あぁああああーーっ!」  
ぐびゅぶびゅるびゅるごぷ  
「ああぁ…ッ…はひ…お腹の中…たぷたぷしてるぅ…赤ちゃん出来ちゃう……あの子たちにきょうだい出来るぅ…はぁー…ん……」  
 
カームが絶頂の余韻に浸っていると、腰を震えさせながらクロノアがペニスを抜く。  
「ん…あぁ……」  
「どうしたんだい?」  
「ね…あなた、今度はお尻で…」  
「クロノア?」  
「え、えっと、して…ほしいの、昔みたいに。」  
「いいよ。」  
「ちょっ、待って、即答しないでよ。」  
「?」  
そう言うとクロノアはカームに向かって尻を高くあげて四つん這いになった。  
高々と突き上げられたアナルと秘部があらわになっている。  
「私のお尻の穴にハめて下さい、お願いします……私の中に…あなたのペニスを入れたがってる私の変態ケツ穴にいっぱい精液排泄してください…」  
クロノアの扇情的なおねだりを見て、射精で多少なえていたカームのペニスに力が入る。  
「昔みたいに・・・かい?」  
「ええ、早くぅ、お願いぃ…」  
そんな姿を見降ろし、カームは痛いまでに勃起したペニスでクロノアのアナルを貫いた。  
根元までねじ込み、子宮を裏から突き上げる。  
「あ…はぁ…あぁ…」  
「あぉおお!んはぁあぁ、くるうぅ…突き上げられてるぅ!お腹の中ぁ…動いて…きちゃうぅッぅ!ひあっ!」  
「いいよ、クロノア、きつくって熱くって、最高だよ。」  
快感に酔いしれた表情でカームは腰を激しく揺さぶる。  
「ふぁぁぁ!イクッ!もうイクッ!イックゥゥ…クヒィィー!」  
絶頂を告げるクロノアのアナルがカームのペニスを食い締める・  
カームはタイミングを合わせ大量の精液をクロノアに放った。  
「素敵だよ、愛してるよクロノア…」  
カームはクロノアを抱き寄せると首筋にキスを繰り返す。  
「はぁ、はぁ、あなたぁ…わたしも・・・あいしてるぅ…んぁぁ…」  
数度の絶頂に限界が来たのか両者ともそのまま意識を失ってしまった。  
 
次の日、アイヤールに向かう一団の中に二人の姿があった、前夜の疲れが多少あったが同僚に気づかれないくらいには元気があったようだ。  
「しばらくは宿に泊まれそうもないし、神殿についても仕事の関係で家族水入らずは難しそうだね。」  
「そうね、でもいいじゃない、いつもと変わらないし。」  
「まぁ、そうだけどね…」  
(一緒にいるとか離れてるかとかで絆は変わらないか。)  
そんな事を思いながらカームはアイヤールへ歩を進めていた。  
そこで殺されそうな目に会ったり、妻と娘との確執を再確認したりするのは別の話  
 
終  
 

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