「眠れないの?」
ロイはテラスにいたレーシィに声をかけた
蛮族側からの使者としてクラスノーへ重大な情報を持って来たレーシィはロイ達と面識があるという事で客人として迎えられていた。
最初の襲撃を退け、今後の事も考えて一旦城に戻ることにしたのだ。
「ああ、お前たちとの戦いを思い出してな。」
「あれからもう二年たったんだね。」
二年前、レーシィとロイ達のパーティーは敵同士として幾度も戦った、その結果、
レーシィは敗北し自分の魔剣を封印されるというドレイクとして最大の屈辱を味わう事になった。
「あれは良かった、好敵手との戦いがこんなにいいものだとわな。」
「でも、あなたは…」
「騎士として戦えればそれだけで良かったのに、力を失って、気が付いたよ、私にはそれだけしか無かったんだってな。」
「・・・ごめん。」
剣を失ったドレイクは弱体化する、力を失い、竜化も出来そこないと言っていいものになり下がってしまう。
自分たちがレーシィの魔剣を封印したのはこうでもしなければ何度でも襲ってくるだろうと思ってのことだったが、
騎士としての誇りに満ちていた以前とかけ離れたものになってしまったレーシィを見てロイの良心が痛む。
「謝らなくていい、見ろ、ロイ」
レーシィはロイに腕を差し出す。
「触ってみろ。」
ロイがレーシィの腕を掴むとふよんと柔らかい感触が感じられる。
「筋力自体は落ちていないのだがな、どうしても使っていないと柔らかくなってしまう。」
「ヴォルクライヤ様も仰っていたよ「たおやかになった」とな、おかしいだろ、ラミヤやサキュバスじゃあるまいし、
私はそれを嬉しく思ってしまったんだ。」
「ごめん・・・」
「だから謝る事じゃない、こうしてお前たちに再会できて使命も達成できそうだ。」
「それでも、なにかお詫びしたいというなら・・・」
レーシィは少し考えた後、頬を赤めらして言う。
「今夜は私の近くにいてくれないか?」
「ここだとあの女共がうるさそうだな、私の部屋に行こうか、あいつらは私をお前から遠ざけたいと見てかなり離れてるしな。」
レーシィにあてがわれた部屋はそれなりの客室だった。そこに備え付けられたベッドにレーシィは腰掛けると服を脱いでいく。
レーシィの体はあちこちに血止めの布や傷跡が目立っているが全体的に丸みを帯び、もう剣を握って戦う体ではない事を物語っていた。
いつも戦士であるイングリッドを見ているロイはそれに気づき胸が痛んだ。
「おまえは二年間でどう変わった?」
レーシィは立ち上がりロイを抱き寄せ耳元でささやく。
「私は変わった・・・望んだ変化ではないが充実している。」
「ぼくはここに来てうっ・・・ん」
「どう変わったのか私に解らせてくれ・・・」
何かを言おうとしたロイの口をふさぐようにレーシィがキスをするとそのままベッドに倒れ込んだ。
「んっ・・・チュ・・・はぁ・・・硬くなってきたぞ。」
レーシィはロイにキスしながらロイの股間を愛撫する、ひんやりとした手の感触がロイの男を目覚めさせる。
「どうだ気持ち好いか?・・・っふぁ!」
「き、気持ちいいです・・・だから、僕も・・・」
ロイもレーシィを抱き寄せながら残った手で手を這わせていく、尻のあたりから入れた手がレーシィの豊かなヒップをなぞり秘裂に近づいていく。
「そこ・・・あっ!」
「すごく濡れてる・・・」
ロイが手を伸ばした秘裂は濡れ切っており、秘裂をなぞるロイの手を飲み込もうとする。
遠慮しているのか、ためらいがちに触ってくるのが焦らされているようで、切ない快感をレーシィに与える。
「はぁ…はっ…いやらしい手つきだ、誰に教わった?」
「あ…イヤ…その…ひゃん!」
ロイが答えあぐねているとレーシィの手つきが激しくなる、すでに起ち切ったロイのモノはズボンでテントを張り苦しげに脈打っている。
「言わなくてもわかる、あの魔法使いやイングリッドとかいう従者にこうされているのだろう。」
「えっ…いや…そんな…」
何となく話ずらそうなのでレーシィはそれ以上聞かないことにした。
「苦しそうだな。」
そう言うと、ロイのズボンを器用に脱がす。
閉じ込めるものがなくなったロイのペニスは広がり、レーシィの手のひらにも収まらなくなっていた。
「!!…あ…やっ…お尻ぃ!」
ロイの指がアナルにあたると指二本で秘裂をまさぐりながら残りの指でアナルを責める。
「あ…ふぁ…あ…」
「出る、出ちゃう!・・・」
両者が絶頂はほぼ同時だった、レーシィの下半身が弛緩し、ロイの射精が両者を白く汚している。
一度出したのにロイのペニスは衰えることなく熱く脈打っている。
ロイは正常位の体勢にレーシィを抱くと、すでに愛液を滴らせている秘裂にペニスを這わせる。
「入れますよ…」
「あぁあ…入っていく…」
ペニスを秘裂に挿入させるとゆっくりとピストン運動を開始する、
ヌチャヌチャという粘性の水音が部屋に響く。
「はぁっ!いい……ロイのがぁ…奥にぃ…届いてる…」
ロイは勢いよくピストン運動でレーシィの中をかき回すが、強烈な締め付けに襲われる。
「あぁ、締まる」
ロイはピストン運動をしながらレーシィの乳房を揉みしだく。
「おっ…あっ…いいっ!マンコも乳首もォ…全部……イイっ!」
「だしてぇ…欲しい…中に精液欲しいのォ…」
「う…ん!イクっ、イクよ!」
ロイは腰を激しく揺さぶり、子宮にペニスをあてる。
「んぁ…ふぁあああっ!あぁああああーーっ!」
ぐびゅぶびゅるびゅるごぷ
レーシィの子宮の中に勢いよく精液が流し込まれる。
ロイがペニスを引き抜くとごぽりと入りきらなかった分が膣から出てくる。
「ん…あぁ……」
「どうしたの?」
「今度はここに入れてくれ…」
「レーシィさん?」
「え、えっと、して…ほしいんだ。」
そう言うとレーシィはロイに向かって尻を高くあげて四つん這いになった。
高々と突き上げられたアナルと秘部があらわになっている。
「私の…ここに…入れてくれ……私の中に…ロイのペニスを入れたがってる私のケツ穴にいっぱい精液が…欲しい…」
レーシィの懇願を見て、射精で多少なえていたロイのペニスに力が入る。
「いい…の?」
「ああ、早くぅ、お願いだ…」
そんな姿を見降ろし、ロイは再び痛いまでに勃起したペニスでレーシィのアナルを貫いた。
根元までねじ込み、子宮を裏から突き上げる。
「あ…はぁ…あぁ…」
「あぉおお!んはぁあぁ、くるうぅ…突き上げられてるぅ!お腹の中ぁ…動くうぅッぅ!」
「いいです!レーシィさんのお尻の穴…きつくって熱くって、最高ですっ」
快感に酔いしれた表情でロイは腰を激しく揺さぶる。
「ふぁぁぁ!イクッ!もうイクッ!イックゥゥ!」
絶頂を告げるレーシィのアナルがペニスを食い締める・
ロイはタイミングを合わせ大量の精液を放った。
白濁液で汚されたレーシィは脱力し切っており、汗と愛液でテラテラと照り返す姿が艶かし色気となっていた。
「きれいです、レーシィさん。」
「そうか、なんか・・・うれしいな・・・」
頬を赤めらせてレーシィは答える。
遠くで鬼の哭く声が聞こえたような気がするが、こうして激動の日の始まりは過ぎていった。