「あーもー暗くて湿っぽーい」
メイファ達、人呼んでフェアリーフォースは学生にはふさわしくない遺跡の中を探索していた。
「ほんとにいるんでしょうね―先輩達。」
とグラップラ―の元気娘のメイファ
「・・・ドレスデン師はそう言ってたけど。」
暗い雰囲気のナイトメア、リィナが答える
「自分の教室で失格者を出すのはカッコ悪いから秘密で助けてくれなんて図々しいよね。」
タビットのハルがぶぅぶぅと文句を言い
「せんせにも付き合いがあるってこっちゃな、こっちも単位とお小遣いくれるしいいんじゃない?」
チャラチャラと宝飾品をぶら下げたカリンがまとめる。
メイファ達は師事するドレスデンの依頼で行方不明になった先輩たちの探索に来ていた。
実際の依頼者はドレスデンの友人の教室なのだが、実地試験中弟子が行方不明になってしまった、
名門で通っている教室であり、面子を気にするタイプであるその教師は派閥争いに興味のないドレスデンに秘密で試験を助けてあげてほしいと頼まれてしまったのだ。
「壊れた病院の遺跡の地図の作成かーめんどくさそうやな―。」
カリンが渡された地図をひらひらと回す
「ほんとの地図とできた地図を照らし合わせるんでしょ意地悪いよね、あっここに穴があいてるよー」
そこには渡された地図には載っていない、大きな空洞が開いていた。
「ここから落ちたのかなぁ。」
「結構深そうやで、」
「・・・だめかもしれない。」
「もー、リィナは悪く考えすぎ、降りて確かめてみましょ、怪我して動けなくなってたら大変じゃない。」
「ま―そうするしか無いやろな」
ロープをたらし注意深く壁を下る、リィナ以外は専門的な技術を持っていないのでおっかなびっくりといった感じだったが上手く4人とも下に降りることが出来た。
「雰囲気違くない?」
洞窟と廃墟の混合と言った上階に比べて下の階は整然としていた、光源こそなかったが廊下と部屋に分けられたこの空間は学園の校舎を思い起こさせた。
「!・・・これ見て・・・」
リィナが指さしたのは赤黒い後と防具や装飾品の破片
「・・・でも、死体もないし奥に行ったのよ。」
「・・・血の跡が遺跡の奥に続いている・・・」
「はよう助けに行ったらないと!」
それから4人は探索がてら遺跡の調査も行った、やはり上階と同じ医療施設のようだったが何かを研究していたらしい、荒らされた形跡があったが痕跡が新しいのでここに来た先輩たちの仕業なのだろう。
幸いモンスターや警備の魔道機械の襲撃も少なく、多少傷つきはしたが4人は遺跡の最奥の扉の前に来ていた。
「・・・この奥ね、血の跡もここで途切れてる。」
「早く開けよ、扉厚くて聞き耳もできないいでしょ。」
「うん。」
4人で力を合わせて扉を開くと・・・
「あああ!イク!イクぅ!」
「ひぁぁ!だめぇ!もう、休ませてぇ!」
「もっとぉ・・・もっとぉ・・・」
いくつもの狂乱した悲鳴が広大な空間に響いていた。部屋の中央のプール状のくぼみにピンク色の物体がみっちりと詰まっておりその所々に女性が埋め込まれていた。
「なんや、あれ・・・」
理解の範疇を超えた異形と少女の嬌態、突然の事に茫然とした4人は足に絡みつく触手に対応が遅れた。
「!!」
「わぁぁぁあ!」
抵抗も出来ずに異形に取り込まれる4人、待っていたのは異常な体験だった。
全身がゼリーに濡れ、服を通り全身にゼリーが染み込んでいく、生あったかい感触が全身を包みこむ。
(やだ・・・やだぁ・・・)
メイファ達はもがくがそれが無駄であることを知らされる
振動が走ったかと思うとゼリーが蠕動をはじめた、肌が、胸が、クリトリスがシェイクされる、思わず股間に手を当てるが振動は止まらない。
(!ッ)
メイファはあっさりと絶頂を迎えてしまった
「げふぅ・・・ああ・・・」
思わず口を開けた瞬間、口の中に入っていくのを感じた。口を閉じようとするが閉じれない、ゆっくりのたくるようにのどを通り胃や肺に入り込んでくる。
「グゥッ!オェェ!・・・」
吐き出そうと必死にえずくが逆に体の中に入っていく。
「ぇあう!あぁ・・・れぁぁぁ!」
なぜか窒息もせず呼吸もできるそれがパニックに拍車をかける。
手足をばたつかせ暴れるが次の侵入はもう始まっていた。
同じように緩んだ全身の穴スライムが侵入し、秘裂を、アナルを遡っていく。
秘裂に入り込んだものは入り口付近で強く推したとおもうとごぼり、と腹の奥で生温かい感触がゆっくりと動き出し、アナルに入り込んだものはゆっくりと直腸を揉むように上にあがっていく、
時折グルんと回すように腸をかきまぜられる、何をされているか想像すると怖気が走り、霞みがかった脳が無理やり覚醒させられる。
「やぁて・・・やめてよぉ・・・」
すでに嫌悪感は快楽に切り替わり始め、全身に絡みつくスライムが浸透するのを感じる
(いい、お尻が、おマンコが・・・蕩けるぅ・・・!)
すでに胃を占領したスライムが胃の中を通り、腸の中を進んでいたスライムとまじりあう。
「!ッあぇ・・・れぁぁあ!」
次の瞬間スライムが激しく波打ち始める、自分で見えるほど腹が膨れ、肉悦がわきあがる。
「おなかが・・おなかがぁっぁ!」
ゆるく圧迫される全身が、ぐちゅぐちゅとうねる腹が、振動するクリトリスが、秘裂が蕩けそうなほど気持ちがいい。背筋を快感が通り抜け、手足が弛緩する。
「ひあぁぁっ!・・・あっ・・・あー・・・あー・・・・・・」
今までで最大の絶頂の後、メイファは糸が切れた人形のようにスライムの中に沈んでいった。
「・・・うっ」
どれくらいの時間が流れたのか、メイファはいつのまにか意識を取り戻していた。おぼろげながらこれ以前にも脱出しようともがいた途端、何度も絶頂され意識を失った事を覚えている、
上の方ではまだ仲間が犯されている様子が見える。
その光景を見ても何の感慨もわかないほど精神をすり減らしていたが何かにぶつかったような衝撃が走る。
見ると一人の少女が同じように浮かんでいた。頭部には布が巻かれ、その部分が激しく泡立っている。
(そう言えば4人だって聞かされていたのに3人しかいなかったもんなぁ・・この人かぁ」
そんなことを考えていると泡立ちが止まり、急にスライムの中全体が動き始めた。
少女の向きが変わり底の部分から押し出すように上方にはじき出される、メイファもそれに巻き込まれ舞い上がっていった。
「げほっげほっ・・・!あっ・・・ふぁぁああぁ・・・!」
メイファ達がはじき出されると体に入っていたスライムが一斉に体の外に出始めた。
一人の少女が吐き出されると今までの出来事がうそのようにスライムはおとなしくなりメイファらは脱出することが出来た。
限界以上の体力を消耗していた先輩パーティーを回収するのは骨だったが無事に脱出することが出来た。
後で先輩の話を聞くと、ゼリーの中央にいた女の子が落下で大けがを負い、癒し手もいない中で見つけた資料の中から医療施設で実験されていた傷を治すスライムの存在を知り、
パーティーは探索の末それを見つけたのだという。
「スライムが傷の状況で活性化の度合いが違うこととか、もがけばもがくほど重傷人と勘違いされるなんてわかるわけないじゃない。」
「結局うちらは全身愛撫と洗浄してもらったようなもんやな。頭打った先輩もピンピンしとるしめっさ体に良かったんやろ。」
実際先輩達の肌はありえないくらい綺麗になっており、古い傷跡もわからないほどだった。
「・・・でも、あれ以上やられてたら精神がおかしくなる・・・」
「まぁねぇ、あ、メイファ。」
「やほー、みんなこれ見てよ。」
メイファが取りだした革袋を見ると、嫌というほど見たピンクの物体がへばりついていた。
「これ、どうしたの?」
「洗濯してたら服の裏側に張り付いてたんだよ。」
「いいなーそれ分けてよ」
「もうちょっと大きくなったらいいよ。」
「なぁなぁメイファ、やっぱこいつのご飯ってアレェ?」
「もう、カリンってば。」
きゃいきゃいとおもちゃにされているこのスライムが携帯用の回復ツールとして大ヒットするのはもっと未来のお話。