「・・・ゆえに、ファリス様はこう説くのです。誠実たれ、と。」
村の広場に神の御名を唱える声が響く。声の主は純白の神官衣に身を包む女性だ。歳の頃はまだ16,7にしか見えないが、神官衣からは歴戦の剣士とも見まごう手が伸びている。名をイリーナと言う。
ここは、王都ファンから3日、人口200名程度農村だ。彼女はこの村に、ファリス神殿から教えを説くために派遣されている。光の神々の主神とされるファリスもオーファンでは国教とも言うべきマ
イリーに押され気味で信者獲得は疎かにできない。普段は神殿で鍛錬を積み、時には冒険にも出かけるイリーナも神殿の勤めの一環として、こうしてファン周辺を周ることがある。
実際ファリス神殿の方も最近では「ファリスの猛女」とも呼ばれる彼女の名声を利用しない手はないのである。まあ、本人はその呼ばれ方にいささか不満があるようだが。
今日広場に集まっている者もファリスの教えを聞きに来たというよりも、彼女の姿を一目見てみたいという者のほうが多い。
狩猟と畑で日々の糧を得ている者にとって厳しい戒律に縛られ生活するファリスより、恵みと豊穣をもたらすマーファや実利を奨励するチャ・ザのほうが受け入れやすい。今も話が終わるとみな仕事に
戻っていった。
「ハァ〜、」
思わずため息が出てしまう。
(教えを守れば清く正しい生活が送れるのになんでかなぁ・・・)
ふと気づくと回りに子供達が集まっている。彼女の冒険譚を幾分脚色されて聞いている彼らは興味津々の面持ちでイリーナを見上げる。イリーナも子供は嫌いではない。神殿でも剣の稽古をつけてたり、
一緒に礼拝を行ったりして慕われている。もっとも、仲間のヒースに言わせると「子供同士」だからだそうだが。
(うん、子供の頃からファリス様の教えを説いていれば将来有望な信者さんになってくれるかもしれないもんね)
そう思い直し、子供達相手にファリスの教えを説くイリーナに声が掛けられた。
「司祭様、是非ご相談したいことが。」
イリーナが振り向くとそこに歳は30代半ば、一見商人風の男が立っている。
「何か御用ですか?」
イリーナがそう聞くと男は遠慮がちに答える。
「司祭様、実は私は神に懺悔しなければならないのことをしてしまいました。宜しければ聞いていただきたいのですが。」
「わかりました!自ら罪を認め、それを悔い改める者に対してファリス様は寛容にそれを受け入れ、正しい道を照らして下さいます!それで一体どんな罪を犯したのですか?」
いささか大き過ぎる声が広場に響く。井戸端会議に夢中の奥様達も振り返るほどだ。男は慌てて、
「い、いえ、ここでは私も話しにくいので。できれば私の家で聞いていただけないでしょうか。申し遅れましたが私はオーエンと申します。」
「では早速向かいましょう。あ、それからは私はまだ司祭位はいただいておりませんので、イリーナと呼んで下さって結構ですよ。」
「あ、そっちではなくて向こう側です!」
案内する前に歩き出すイリーナにオーエンが声を掛ける。と、先ほどまでイリーナの話を聞いていた一番年上の男の子がイリーナに小さく耳打ちした。
「あの、オーエンって最近この村に来たばかりなんだ。珍しい品物を売ってるから父ちゃんや母ちゃん達には人気あるけど、俺達はどうも怪しいと思うんだ。レンの家で飼っていた猫があいつの家に入って行ったきり帰ってこなかったこともあるし。」
「こら。人を理由もなく疑ってはいけません。ファリス様は人を信じることも大切、って説いていらっしゃるんだから。」
イリーナが少年を諭す。以前街道の真ん中で旅人に”邪悪感知”唱えた者とは思えない言葉。
「イリーナ神官、どうされたのです。こちらですよ。」
先を歩くオーエンが呼ぶ。
「大丈夫。邪悪と戦うための鍛錬も怠っていなんだから。いざとなれば、私が成敗しちゃうよ。」
いまだ心配そうな顔で見つめる少年へ答える。一緒に作った力こぶは少女にはいささか(どころか、かなり)不似合いな大きさだが。そう言って、小走りにオーエンを追いかける。それが悲劇への道とも知らず・・・
オーエンの家は村から外れた森の近くにあった。家の中には珍しい品物が並べてあり、イリーナはキョロキョロと部屋を見回している。
「私も最近こちらへ越してきたばかりで。以前はロマールで仕入れた品々を各地に売り歩いていたのですが、どうもこの村が肌に合ったようでして。丁度この家を使っていた猟師の老人が引退して息子夫婦の家に戻るというので、私が使わせてもらえるようになったのです。」
オーエンは手際よくお茶を淹れながら、
「どうぞ。これもロマールの市場で仕入れた薬草茶です。おいしいですし、身体にもいいんですよ。」
にこやかにお茶を差し出す。湯のみからは何とも言えない甘い香りがする。イリーナは香りに誘われて遠慮もなくゴクゴクと飲んでしまった。ねっとりとしているが飲みにくい程ではない。
イリーナが飲み干すのを見てオーエンが目を細める。一緒に出されたお茶菓子はさすがに我慢して、イリーナが本題を尋ねた。
「それで、オーエンさん。一体何を懺悔しなければないらないのですか?」
お茶を飲んだせいか今度は落ち着いて尋ねる。それに何だか身体もポカポカしてきた。
「ああ、そうでしたね。」
そう言ってオーエンは胸に掛けていた首飾りを服の下から取り出す。そこには・・・、
「実は私はファラリス信者なのですよ。」
暗黒神の聖印とともに呟く。
「!」
机をひっくり返す勢いで立とうとしたイリーナだったが、なぜか膝がくだけてしまった。
「どうやら薬が効いてきたようですね。あなたの馬鹿力の噂は有名ですからね。高い金を払って買ったかいがありました。さっき飲んでもらった薬は人の筋肉を弛緩させるものなんですよ。本来は医術のために使うものなのですが、まあ薬というものは色々な使い方がありますからね。」
オーエン(そう名乗る者)は先程から浮かべる笑みを絶やさずしゃべる。
「さて、どうしましょうかね。このままファラリス様への生贄として捧げるのも一つですが。」
そう言いながらオーエンはイリーナの全身に目を滑らせる。立ち上がれず、倒れてしまったため神官衣の裾からは健康的な脚が投げ出されている。胸や腰も豊かとは言えないが、若さ故の張りがある。そして顔に視線が向かう。陽に焼けて健康そうな風貌だが、何よりもその目がいい。この世で常に正義を貫こうとする意志があふれている。彼のような薄暗い部分ばかり見てきた者まで希望を抱きかねい瞳だ。
その瞳が今は炎を宿してオーエンに向けられる。
「ファリス様に仕えるものは決して屈しません。神の力は偉大なのです。あなたも今罪を認めるならきっとお許しをいただけるでしょう。」
「あいにくと私も「神」に仕えているのですよ。そして私の仕える神は人を縛ろうとはしません。己で責任を取るならばその心の赴くままに行動せよ説かれます。さて、その教えに従って生贄にするのはやめましょう。」
そういってオーエンはイリーナに近づく。オーエンが近づいて来るのを見ながらイリーナは神への祈りに集中した。そしてオーエンの手がイリーナの首筋に当てられた瞬間・・・、
「ハァァ!」
”気弾”を放とうとしたが背中が震える快感を覚え祈りが途切れてしまった。
(そんな、ただ首に手を当てられただけなのに!)
ハハハ、とオーエンの笑いが響く。
「そうだ、さっきの薬にはもう一つ副作用があるのですよ。いつも以上に身体の感覚が過敏になるのです。それにしても随分過剰な反応だ。イリーナ神官には元々その気があるのですかね。」
そう言ってオーエンはイリーナを抱きかかえると寝台の上に放り投げた。神官衣は大きくめくり上がりあられもない姿をさらけ出す。
「おやおや、ファリス神官ともあろうお方が随分な格好だ。さてどうやって喜ばせて差し上げようかな。」
オーエンの手がイリーナの身体を弄る。イリーナは悔しさと羞恥に顔を真っ赤に染めた。必死に神への祈りの言葉を紡ぎ出そうとするが、オーエンの指が身体を這う度に何とも言えない感覚が襲ってくる。
「無理をしないほうが宜しいですよ。気持ちがいいなら素直に声をお上げない。」
「気持ち良くなんてありません!」
「ファリス信者が嘘をついてはいけませんねぇ。それなら、もっと正直になれるようにして差し上げましょう。」
オーエンの右手がイリーナの胸を、左手が股間をまさぐる。イリーナは身体を動かしてよけようとするがまったく力が入らない。
「なんだ、まだ身体を撫で回しているだけなのにもう下着が湿っていますよ。乳首も服の上からでもわかるくらい固くなってきてますね。やれやれ本当に淫乱な神官様だ。」
オーエンの指が布越しにイリーナの淫裂を擦る。
「やぁ、やめて。お願い!」
敏感なところ刺激されたイリーナが懇願する。
「先程の気の強さはどこへいったのですか。さてあんまり焦らしても可哀想ですかね。」
そう言うとオーエンは一気に神官衣を引き裂いた。シャツと下着だけのイリーナの姿が露わになる。その最後の砦も取り払うとそこには無力が少女が横たわっているだけだ。
「いい勃ちっぷりな乳首ですね。弄りがいがありそうだ。」
大きくはないが形のよい胸にオーエンが舌を這わせる。乳輪と乳首が段に分かれるように勃起している。
「んっ・・・だめぇ、だめぇぇえんっんん。」
「上ばかり責めてもなんですからね。」
脚が持ち上がられオーエンの顔がイリーナの股間に近付く。淫裂の奥から淫汁とめどなく溢れ、若い牝の匂いが漂ってくる。
「もうぐしょぐしょじゃないですか。あなたの大事な場所からいやらしい汁がどんどん溢れてきますよ。」
「そ、そんな変なこと言わないで。不潔です。」
抵抗しようとするイリーナに構わずオーエンはわざと音を立てながらイリーナの秘所を舐め上げる。同時に敏感な部分を舌で刺激する。
「え、んんんんっ・・・!?あ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・あっ・・・うぅん。」
ざらついた舌で淫核が舐められる。神に使える身とはいえイリーナも健全な女だ。時には自分で自分を慰めてしまうこともある。だが自分の指で弄るのとは全く違う快感が与えられ思わず声をあげてしまう。
「さてと、それでは試してみますか。」
オーエンは十分濡れそぼったそこに中指を当て差し入れた。
「え、ちょっと待って!んんんんっ、・・・・ゆ、指が中に。あっ、ああ・・・。」
自分でするときでさえ周りをなぞるだけのそこに、男の指が入り込む。
「さすがに神に仕える身だ。まだ誰にも渡していないようですね。」
「はぁぁっ、だめ、あっ、あっ、はあぅんっ、あぁあぁあぁっ。」
「まだまだイってもらってはこまりますよ。さて、そろそろ本物を・・・」
「ガタン!」
オーエンが言いかけたとき、窓の外で大きな音がした。
「誰だ!」
言うや否やオーエンは外に出る。オーエンの手によって絶頂に達しようとしたイリーナは突然中断されなんともいえない気持ちのまま身体を横たえている。
しばらくすると物音が、そして何か騒ぐ声が聞こえ、オーエンが中に入ってくる。誰かを引っ張っているようだ。
「放せ!放せ!」
まだ子供のような声。イリーナは辛うじて動く首を声のする方に向ける。思わず目を見開く。そこには村の広場で話を聞いていた少年がいた。オーエンに掴まれた少年ももがきながら寝台の上の人物を見る。少年の目もまん丸になった。
「イ、イリーナさん。」
「だ、だめ。見ないで!」
法と正義を守るファリスの神官が半裸の状態で男の前に姿を晒している。あまつさえ、よがり声をあげていたその様子を見られてしまった。イリーナは少年をまともに見ることができず、ただ顔を俯かせだけだった。最早神官としてのプライドは失くしてしまいそうだ。
「まったく、誰かと思えば村の悪ガキか。さて、どうしたものか。イリーナ神官には生贄たる資格を失くしていただくし、こっちをファラリス様に捧げますかね。」
ファラリスの名を聞いた少年の身体が固まった。
「だめ!そんなことは絶対させませんっ。」
必死にイリーナが訴える。
さすがファリス神官ですね。でも決めるのは私なんですよ。」
考えるオーエンに少年の姿が目に入る。思わずにんまりした。
「子供とは言えやはり男ですね。あなたの姿にえらく関心があるようですよ。」
確かにいつの間にか少年の目はイリーナに釘付けになっていた。思春期を迎えたばかりの少年の目の前に自分が憧れる女性の裸体があるのだ。少年の股間はズボンを破らんばかりに膨張していた。
「せっかくだから、彼の夢を叶えてあげましょうか。ほら、もっと近くで見てみたいでしょう?」
オーエンに促され少年はイリーナに近付く。イリーナが先程とは違う必死さで少年に叫ぶ。
「邪悪な言葉に惑わされてはいけません。さっきお話したようにファリス様は常に私たちのことを見ていらっしゃいます。正義を忘れてはいけません!」
しかし、イリーナの声は少年には届かなかった。オーエンの笑い声が被る。
「イリーナ神官もまだ修行が足りないようですね。あなたの教えは効き目がないようですよ。さあ、ここがイリーナ神官の大事な部分ですよ。」
すでにイリーナの淫汁でぬめったそこに少年の目は注がれた。
「だめっ!見ないで、見ちゃだめっ!」
「ここがそうなんだ。穴がヒクヒクして奥からネバネバした汁が出てくる。」
少年の手がイリーナの秘穴に当てられる。
「いやっ、いやっ、触らないで。お願いやめて。」
イリーナの懇願を無視して、少年はそこを撫で回す。
「口でどんなに嘘を言おうとしてもあなたの身体のほうは正直なようですね。次の行為を待ち望んでいるようですよ。さて、君もこれからどうするかはわかるよね?」
少年はオーエンを見上げた。オーエンが頷くと今度はイリーナに目を向け、そして自分のズボンを下ろした。そこには未だ成長途上だが(しかし十分膨張した)それが起立していた。
「だめっ、そんなことしては絶対にだめよっ!お願いさっき話したことをもう一度思い出して。」
「さあ、イリーナ神官も待ち望んでいるようだ。どの穴に入れるかわかるね。」
オーエンに指示されながら、少年は自分の腰をイリーナの腰に重ね合わせる。少年の腰が少しずつ沈んでいく。十分に濡れており、また少年のものがいまだ未成熟なこともあって、途中まではスムーズに入る。が、少年のものが三分の一ほど入ると動きが鈍くなる。
「痛いっ!」
イリーナの悲鳴に構わずオーエンは少年の腰を押し込む。
「つうっ、痛いっ!痛いっ!痛いっ!」
少年は何かを突き破る感触を覚えた。オーエンが手を離すと少年は腰を動かし始めた。
「ほう、こんな子供でも腰の使い方は教えなくてもわかるんだな。子供にも生殖本能は備わっているということか。」
「い・・・・たい、・・・痛・・・い。」
破瓜の痛みにイリーナの顔が歪む。しかし、少年は腰の抽送を繰り返した。次第にその速さが増していく。
「そろそろ、限界のようだね。さあ、イリーナ神官の中で遠慮せずに自分を解放したまえ。」
「だ、だめ。それだけはやめてっ!」
「だ、だめ。それだけはやめてっ!」
その方面の話には疎いイリーナでもそれが何を意味するかは分かる。だが少年の腰が奥に突き出されると同時にイリーナの体内で何か暖かいものが弾けた。
「いや、中に、中に出されちゃった!?赤ちゃん、赤ちゃん出来ちゃう!」
「まったく、こんな子供の精を子宮に受け止めてしまうとは。本当に淫乱な神官ですね。」
全てを出し尽くした少年が満足気な表情を浮かべ、名残惜しそうにイリーナの身体から離れる。それと同時にイリーナの秘穴から赤いものを交えた大量の白濁する液が溢れ出す。
「いやはや、子供とは思えないほどの量だ。これは本当に妊娠してしまうかもしれませんねぇ。」
オーエンの声が呆然とするイリーナの耳にこだまする。
(・・・そんな、私、もう、もう・・・)
「さて、今度はわたしが楽しませてもらいますよ。」
「お願い・・・・もう許して・・・・」
「何を言うんです。ようやく私の番なんですよ。」
そう言うとオーエンは自分のモノを取り出し、イリーナのそこにあてがい一気に滑り込ませた。
「ぅぅぅ・・・、痛い、痛いよぉ・・・。」
先程開通したばかりの穴だ。動くたびにイリーナに痛みが襲う。
「凄い。イリーナさんの穴にずぶずぶ入ってる。」
「だめ、やぁあぁっ!見ないでっ!お願いっ、見ないでっ!」
「さすがにまだまだきついですね。よく締まってますよ。」
「はぅ・・・・うっ・・・うっ・・・あぁ・・・はぁ・・・」
未だに痛みは伴うがイリーナは次第にそれ以外の感覚を覚え始めた。
「ぁぅうぁ、・・・あはぁ・・・・、ふぅ、はぁ・・・・、だめ、なにか、なにか頭の中に。んんっ!」
イリーナの絶頂が近いことを感じたオーエンはさらに腰を激しく使う。
「あっ、あっ、ふぁ、ふああぁっ、だめぇ、あぁ・・・だめぇぇぇぇぇっ!」
「さあっ、私も中に出させてもらいますよっ!」
「あっ、あぁっ!あぁぁっ!ああぁぁぁぁぁんっ!」
イリーナがイクの同時にその最奥にオーエンが白い汚濁を吐き出した。
(さて、これからどうしたものかな。)
絶頂に達した後気を失って寝ているイリーナを見下ろしながらオーエンは考えていた。
(このままこいつを薬漬けにしていたぶるのも面白いが・・・、そう言えばこいつには確か仲間がいるんだよな。ハーフエルフの女もいるらしいが・・・。)
(今の俺には手足もいるし、もう一つ余興を楽しむか。)
いまだ恍惚とした表情を浮かべている少年の頭を撫でながら新たな獲物に思い馳せるのだった・・・。
〜終わり〜