「お兄さん、いかがですか?」
「ん?」
目深にフードをかぶった女が声をかけてきた。
「100ガメルで、お好きになさっていいんですのよ」
魔法光で照らされて見えるマントの下は全裸だった。闇に浮かぶ白く細身の身体が欲望をそそった。
「い、いいだろう」
慌てて財布からガメル銀貨を取り出すと、商談成立とばかりに胸にむしゃぶりついた。
「胸がお好きなんですか?」
舐めやすいようにと上体を前へ傾ける。ひと気のない路地裏に、淫靡な水音が響いていく。
「さぁ、こちらも…」
股間を男の脚にすりつけながら求めた。既に潤んでいるその部分は、男のズボンにぬめった跡を残した。
「いいだろう」
すばやく自らのものを露出させると、ベルカナの身体を壁に押し付け、
そのまま女の中へ一気に突き入れた。
「いきなりですわね…」
不満げな口ぶりとは裏腹に、荒々しい扱いがベルカナの心を満たし、体を満たす。
激しい突き入れにまだ幼さを残した狭いその部分を奥までえぐられると、ゾクゾクと雷光のような感覚が背中に走る。
「硬くて、大きくて…もっと、もっとなさって」
「そんなにしめつけるなよ」
「あなたのが大きすぎるんですわ」
言うと、さらにキュウキュウと中の肉壁が絡み付いてきた。
「いけねぇ、もう出るぜ」
「どうぞ、お好きなところに放って構いませんわ」
「それじゃあ、遠慮なくいかせてもらうか」
そのままの体勢でベルカナの身体を抱えると、激しくこすり立て、中奥に放った。
「ふぅ、良かったぜ嬢ちゃん」
事が終わると、男は満足げに去っていった。
「まぁまぁでしたわね。何より硬いのが…」言いながら、持続時間の続いている魔法光の明かりを頼りにメモを取る。書き終わると
「さて、次はどんな殿方に出会えるのかしら…」
とろけた瞳は、淫靡に笑っていた。