「どうしたんですかリュクティさん。柄にもなく真剣な顔して」  
「ああティリーか。お前は考えた事無いか?」  
「何です藪から棒に」  
「サイズだよ、サイズ」  
サイズ…?何のサイズ?…ピンと来ないティリーは首を傾げる。  
「健康な男子なら一度は想像するだろ。胸のサイズだよ胸の」  
「…はぁ?」  
「暖かくなってみんな薄着になると、どうしても考えてしまうんだよな。…まあシャディみたいに  
年がら年中薄着だったりすると有難味も薄れるけど」  
「…はぁ…」  
ティリーは呆れて物も言えない。その表情を見たリュクティはむっとして言い返す。  
「あのなぁ。お前も健康な男子なら、こういうことに興味を持たないとダメだぞ」  
「こういうことって…。それじゃまるで変態ですよ」  
「…変態とは何だ」  
「だってそうじゃないですか。薄着の女性を見て『あの女性の胸のサイズは…』なんて…。  
そういう風にしか女性を見ることができないんですか?」  
いつになく強い口調でこうもはっきりと言われては、さしものリュクティもぐうの音も出ない。  
しかし、最後の力を振り絞って反撃に転じる。  
「…そういう風にしか、とは失礼な。じゃあ何か。お前はそういう性的なことに一切興味は  
ないのか?だとしたらそっちの方がおかしい!」  
「興味がない訳じゃありません!ただ、そういった行為が変態じみてると言っただけです!」  
端から見れば大変馬鹿馬鹿しい言い争いだが、当の本人達は至って真剣だ。  
「どうだか。…しかしお前もいい年してそんな青臭いことを言うとは…その分だと  
シャリンとはせいぜいキス止まりだろ」  
「なっ…!放っておいてくださいそんなこと!」  
「ははーん。図星だな」 リュクティは我が意を得たりと一気にまくし立てる。「キスしかできない  
青臭いガキが人を変態呼ばわりなんて十年早い!」  
普段のティリーであれば、ここまで言われたらたとえ納得はして無くとも引き下がるのだが  
生憎今日はリミッターが外れてしまった。  
 
「…青臭いのは百歩譲って認めます。認めましょう…!。だけどリュクティさん、このことを  
レイハさんが知ったらどう思うでしょうね…!」  
目が据わっている。リュクティは一瞬背筋に冷たいものが走ったが、ここで怯んでは負けだ。  
「…レイハはそんなことで怒ったりはしないぞ」  
「ええ、怒らないかも知れません。…でも、心底リュクティさんのことを軽蔑するんじゃないですか?  
『私の愛した男はこんな変態だったのか』と。レイハさんだけじゃないでしょう。シャディさんや  
サティアさんだって、きっとリュクティさんのことを軽蔑するでしょうね…」  
淡々とした口調で語るティリー。口調だけでなく、雰囲気もいつもと全然違う。  
「シャディやサティアさんはともかく、レイハが俺を軽蔑することなど絶対にないな」  
自信満々のリュクティに、ティリーは当然の疑問をぶつける。  
「…一体その自信の根拠は何です?」  
「それは…まあ…いろいろあるんだよ」 リュクティは言葉を濁す。…あんまり自慢できることでは  
ないが、リュクティが今まで二人きりの時にレイハにしてきたことを考えれば、これくらいのことで  
「変態!」と罵られたり、軽蔑されるとは考えにくい。  
「…まあいいでしょう。それじゃ実際に確認してみる、ということでそうですか?」  
「確認?」  
「ええ。実際にバンドのメンバーが全員集まった時にリュクティさんが聞くんです。  
『今日は皆に質問があるんだが…君達の…胸のサイズを教えてくれないか?』って。その時に  
レイハさんがどういう反応を示すか。別にいつもと変わらなければリュクティさんの勝ち、怒ったり  
侮蔑するような態度を見せれば僕の勝ち…ということでどうですか?」  
「勝ち…っていうけど、勝っても別にいいこと無いだろ…」  
「じゃあ負けた方が今後一週間晩ご飯を奢る、ということでどうですか?」  
…何でこんなことで晩飯を賭けなきゃならんのだとも思ったが、この程度のことで今後しばらくの  
晩飯代が浮くならそれもいいかと思い、承諾する。勿論リュクティ自身、自分が負けるとは  
これっぽっちも思っていない。  
「じゃあ勝負は今晩のバンド練習の時に」  
「了解だ」  
 
…こうして、つまらない口喧嘩が発端となった、アレクラスト一くだらない勝負の幕が  
切って落とされた。  
 
 
「あー…ちょっと、みんなに聞きたいことがあるんだけど…」  
件の練習終了後、女性陣を前にリュクティが口を開く。  
「あん?どうしたんだ、改まって」  
作業の手を止め、シャディが振り返る。他の三人も聞こえているようだが、顔は向けずに  
片づけの方を続けている。  
「いや…実に聞きにくいことなんだが…」  
「まどろっこしいな。何なんだよ」  
「つまりだな。…俺は最近、あることが気になって仕方がないんだ」  
いつになく真面目な口調のリュクティ。  
「…」  
シャディだけでなく、他の三人もリュクティに注目する。ティリーだけ一人素知らぬ顔だ。  
「あること、って何ですか?」  
サティアが先を促す。  
「君たちのスリーサイズと、ブラのカップを教えて欲しいんだが…」  
 
日に日に春の訪れを感じさせるベルダインだが、この場所にだけ冬が戻ってきた。  
 
「…へぇ…そんなことが気になって仕方がないとはね〜」  
沈黙を破ったのはシャディだった。しかし、その言い方は怒っているというよりも、他人の  
弱味を見つけて嬉しくて仕方がない、といった風情だ。  
「ズバリ、欲求不満なんだろ!」  
腰に手を当て、ズバッとリュクティの方を指さす。  
そして回れ右すると、今度はレイハを指さして一言。  
「あんたもダメだよ、男の生理現象ってものをわかってやらないと〜」  
むっとしたレイハが何か言い返そうとするが、シャディは再びリュクティの方に向き直ると、  
「どうせこの女のことだから、いろいろ難癖付けてお預け喰らわせたりしたんじゃない?  
んでムラムラして、アタシ達のスリーサイズが知りたくなった…こういうことでしょ」  
探偵が自らの推理を開陳するかのような自信満々の口調に、当事者のリュクティは勿論  
サティア、ボウイ、そしてティリーまでもが呆気にとられる。  
「…聞き捨てならんな」  
一方のレイハは完全に戦闘モードだ。  
「おや?図星を指されて逆ギレですかぁ〜?」  
マジ切れ模様のレイハを見て、シャディは嬉しそうに声を上げる。…こういう風に他人を  
怒らせたり、挑発したりといったことに関しては、何人も寄せ付けない天賦の才を  
持ち合わせている。  
「貴様…!」  
レイハが腰のフレイムブレードに手をかける。  
「うわっ!暴力反対〜」  
「シャディさん!…もういい加減になさい!」  
見かねたサティアがシャディを一喝する。  
「まったく…。人の純情をそうやって踏みにじってはいけません!」  
「純情〜?そりゃないっておっかさん。純情やるにしちゃ薹が立ちすぎだって」  
シャディはまったく悪びれる風はない。  
一方のレイハは大きく一つ息を吐くと、もう付き合ってられんとばかりに、何も言わず  
部屋から出て行ってしまった。  
 
「…こういうのって、追いかけないとまずいんじゃない?」  
ボウイがぼんやりしているリュクティを促す。  
「え?あ、ああ」  
慌ててレイハの後を追うリュクティ。  
「ったく…世話が焼けるねぇ」  
「『世話が焼ける』じゃありません!」  
まったく他人事のようにしみじみと言うシャディに、再びサティアのカミナリが落ちる。  
「後でレイハさんにちゃんと謝るんですよ」  
「いいじゃん別にィ」  
「い・け・ま・せ・ん!」  
「わかった。わかりましたって!…そこまで本気で怒らんでも…」  
鬼の形相で迫るサティアに、シャディも渋々降参する。  
その二人を見ながら、ティリーは「なんでこんな事に…」と、誰にも聞こえないように呟いた…  
 
一方のリュクティはというと…  
 
「おい、待ってくれよ!」  
「…」  
「何をそんなに怒ってるんだよ」  
「……」  
「シャディの言ったことに腹立ててるのか?」  
リュクティの言葉に一切耳を貸さず、早足で歩き続けるレイハ。  
「君らしくないぞ。あんなことで怒るなんて」  
「…あんなこと、だと…?」  
その言葉にようやく足を止めると、リュクティの方に向き直る。  
「…誰のせいでこうなったと思っている!何がスリーサイズだ!馬鹿馬鹿しい!」  
「うっ…!」  
「お前には恥というものがないのか!人前であんなことを聞くなど…」  
「いや…あれはだな…」  
「言い訳などいい!変態!」  
海よりも深い理由を説明しようとするが、聞く気はないとばかりに一喝される。  
「…変態って…」  
「変態でなければ何なのだ!お前は…年がら年中そんなことばかり考えてるのか…」  
「そんな訳じゃないけど…」  
「だったら…その…」  
レイハの口調が突然変わる。  
「…やっぱり…溜まってるのか…?」  
溜まっている…?何のことを言ってるのかわからなかったが、シャディとのやりとりでの  
「お預け」の事を言ってるのだと思い至る。  
溜まっている…と言われてみれば確かに…。ここ最近は互いに忙しかったり、つまらないことで  
レイハを怒らせたりで、そういう機会がなかったのも事実だ。  
「ん、まあ…ね。最近そういう機会がなかったし」  
「そうか…」  
少しの間、沈黙が流れる。  
 
「…お前がしたいのなら…いいぞ…」  
おずおずと、レイハが口を開く。  
「…本当に?」  
「ああ」  
「今からでもいい?」  
「…いいぞ」  
「じゃあこっちだ」  
返事を聞くや否や、リュクティはレイハの手を引っ張って走り出す。  
 
「なっ…!ここでするのか?」  
「たまには外で、ってのもいいだろ」  
リュクティがレイハを連れ込んだのは、道からちょっと外れた雑木林の中。  
「そんな…誰かに見られたら…」  
「大丈夫大丈夫。こんな夜遅くにここ通る人間なんてほとんどいないって」  
「でも、ここからだと道が丸見えだぞ…」  
「向こうからわざわざこっちを見るようなことはないって」  
このまま問答してても埒があかない。リュクティはレイハを抱き寄せるとその唇を自分の唇で  
塞いでしまう。それと同時に手は服の上からレイハの肉付きの良い腰のあたりをまさぐる。  
 
「じゃ、後ろ向きになって、そこの木に手をついて」  
「…こんな格好で…するのか…?」  
「当然」  
そう言ってリュクティはレイハのズボンを手際よく脱がしていく。  
「さっきのキスでもう濡らしたのか。相変わらず感度がいいな」  
下着越しに秘所をまさぐりながら、レイハの耳元で呟く。  
「あっ…く…!」  
下着越しに指が膣内に侵入する。それと同時に、中から溢れてくる愛液の量も増える。  
「もう準備はいいみたいだな」  
秘所を弄んでいた指を離し、下着をゆっくりと脱がせる。  
そして自分のズボンの前を開いて、レイハの秘所に自分自身を押し当てる。  
「行くぞ…!」  
「ん…!」  
背後からゆっくりと、自分自身をレイハの膣内に沈めていく。  
繋がった部分からの卑猥な音と、二人の激しい息づかいが音のない周囲に響く。  
「お、シャディたちだ」  
「!」  
片づけを終えたシャディたちが、ちょうど目の前の道を通り過ぎていく。  
「呼んでみるか?」  
「…バカ…っ…そんなことをしたらっ…!」  
レイハの締め付けが急激に強くなる。  
「…感じてるんだ」  
「…くっ!」  
「あいつらにも聞かせてやりたいな。レイハの可愛い声を」  
「やめろ…っ!そんなことしたらっ…!んっ!斬る…っ!」  
「そんな可愛い声で言っても迫力無いって」  
リュクティは一層動きを激しくする。実際にはよほどの大きな声を出さない限り  
シャディたちのところまで聞こえることはないのだが、レイハは必要以上に声を出すまいと  
必死に堪えている。  
一方のリュクティも、締め付けの強さに抗うように、突き上げの速度を速くしていく。  
 
「んん…っ!もっとっ!ゆっく…りっ…!」  
動きが激しくなるにつれて、レイハの膣内は射精を促すべく、一層締め付けが強くなる。  
「レイハ…そろそろ…出すぞ…」  
限界に近づいてきたリュクティの言葉に、レイハは慌ててかぶりを振る。  
「あっ…!今日は外にっ!膣内は…っ!」  
「…どうしても?」  
スパートをかけながら聞き返す。  
「んんっ…!危ない日…だからっ…!」  
「どうしようかな…」  
「ふあっ…お願い…っ!外に…出して…っ!」  
レイハはリュクティから離れようとするが、バックの体勢でがっちり腰を掴まれ  
突き上げられているので離れることが出来ない。  
「責任は…取るって!」  
その言葉と同時にレイハの中を深く一突きすると、溜まりに溜まっていた欲望を一気に  
膣内へ吐き出す。  
「あっ!ふああぁ…っっ!出て…っ!!」  
放出と同時に、レイハも絶頂に達する。  
長い射精を終えると、リュクティはゆっくりと自分自身を引き抜き、レイハの腰から手を離す。  
全身の力が抜けた二人は、大きく息をしたままその場にへたりこむ。  
「はぁ……はぁ…んっ…酷いぞ…リュクティ…。膣内はダメだと言ったのに…」  
「外に出しても、出来る時は出来るんだから同じだって」  
「そういう問題ではない!まったく。…んっ…」  
怒鳴った時に力を入れたため、膣内から精液が零れて太腿を濡らす。  
「零れてきたのか?」  
「うっ、うるさい!」  
「拭いてやるから足上げて」  
「いい!自分で…こらっ…やめっ…!」  
構わずリュクティはレイハの足を持ちあげ、秘所を月明かりにさらす。  
 
「んー…やらしい光景だな」  
月明かりに照らされた秘所からは、さきほどの激しい行為の名残が溢れ出している。  
「変態!離せっ…!」  
なんとか抵抗を試みるが、達したばかりなので腰に力が入らない。  
リュクティは持っていた布で、撫でるようにゆっくりと秘所を拭いてやる。  
「んっ…!」  
「おとなしくしてろって。…よし、終わり」  
拭き終えると、二人はいそいそと身支度を始める。いつまでもこの格好のまま、というわけにも  
いかない。  
「…まったく。お前は身勝手すぎるぞ…」  
「ん、ああ…。やっぱりデキちゃうのはマズいかな…?」  
「お前はどうなんだ?」  
逆に聞き返され、リュクティは面食らう。  
「俺は、まあ…別に構わないというか…その…ちゃんと責任は取るつもりだけど…」  
「それなら構わない…」  
レイハはリュクティに近づくと、そっと唇を重ねる。  
「子供が出来てしまったら、今のままというわけにも行くまい。その時は…」  
「えっ?」  
「よろしく頼むぞ、だんなさま」  
そう言うと、レイハは恥ずかしそうに顔を逸らす。  
「それって…」  
「…何度も言わせる気か?」  
月明かりの下ではにかむレイハの姿に、柄にもなくリュクティの胸が高鳴る。  
(…こんな表情もするんだな)  
リュクティはレイハを抱き寄せると、そっと耳元で「わかった」とだけ囁いた。  
 
了  
 

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