*  
 目玉お化けバグアベードを倒しました。  
 エルフの村に平和が戻りました。  
 そして危険には報酬が付き物です。  
 
「じゃあ、エルフ風呂」  
 
 エルフフェチのエキューの望みは唯一つ。  
 
 そしてバグアベードを倒した翌日。  
「お待たせしました。エルフ風呂の用意が出来ましたよ、エキュー」  
 エキュー初恋のエルフのシルヴァーナさんの一言に、全員が愕然とした。  
 当のエキューさえも。ぽかーんてなもんです。  
 
 
『 本 気 だ っ た の か ! エ ル フ 風 呂 !』  
 
「さ、エキュー。行きましょう」  
 呆然と凍りついたままのエキュー少年を、シルヴァーナさんが手を引いて連れて行く。  
 愛犬を散歩に連れて行くように。  
 
 その後ろ姿を、ハーフエルフのマウナさんが、マイナス視線で見送っていました。  
「エキュー。行ってらっしゃ〜い」  
 口調をにこやかに、目は笑っていない。  
「は、はうえう〜。ほえー」  
 エキュー、まさかのエルフ風呂実現に、浮かれまくり。もうマウナさんも目に入っていませんよ。  
 
 エルフの村の外れに沸くエルフ温泉。  
 そこに村のエルフ美女が総出で待ち構えていました。  
「あ、きたきたー」「おそーい」「やーんかわいー」  
「おなかぺっこぺこだおー」  
 
「は、はわわー」  
 温泉にゆったり漬かるエルフ美女(一人幼女が混ざっていますが)に、エキューは一瞬たじろいだ。  
 
 高貴で気高いエルフ。そのエルフに、飛び込んでいいものかと。  
 しかし。  
「さ、エキュー。服を脱ぎましょう」  
 シルヴァーナさんの手が、エキューの服にかかり、もう迷いも逡巡も捨てた。  
   
 己で望んだエルフ風呂だ。ならば躊躇ってどうしましす!  
 あとは突き進むのみ!!!  
「ふ、ふおおおおおおおおお」  
「あらあらエキューったら。興奮しちゃダメよ。はいばんざーい」  
 優しい手付きで、エキューの服を、一枚一枚脱がす。まるで母親が我が子にするように。  
 実際、シルヴァーナさんおエキューを見る目は、愛玩動物を見るそれでした。  
 
「はーい。ぬぎぬぎしましたー」  
 ズボンもパンツも躊躇なく剥ぎ取るシルヴァーナさん。羞恥の欠片もありません。  
 
 エキューはといえば、さすがに下半身を晒されるときは赤面したが、結局されるがままだった。  
 
「あらら。まあまあ」  
 そうして外気に出されたエキューのイチモツに、エルフ美女の視線が注がれる。  
 
 少年のまだ未成熟な、一本の細い小枝のようなしなやかなちんこ。  
 
 その若い瑞々しいちんこ、そしてすらっっとした生脚に、エルフ美女はごくっとツバを飲み込む。  
 なんだかみんなハァハァしてますよ?  
「おなかぺっこぺこだおー」  
 一人違う幼女エルフもいますが。  
 
「ほーら。エキューくんこっち来てー」  
 ぽかーんと立ち尽くすエキューを、エルフ美女軍団が一一斉にエルフ温泉に引きずり込む。  
「やーん。かわいー」「かわいー」「かわい」「おなかぺっこぺこだおー」  
 そしてたちまちエキューを中心に輪になり、その紅い頭を全員で撫で回す。  
「ぬ、うおおおおおお」  
 無数の裸のエルフのお姉さん。綺麗で高貴なエルフさん。それが輪になって、エキューに一斉に手を伸ばす。  
「ありがとう。あの目玉お化けを倒してくれて」  
「つよーい」「すごーい」「でもかわいー」  
 細く白い手が、エキューの頭を撫で、胸をさすり、お尻を撫で、  
 
 ちんこをぎゅっとつかむ。  
 
「ひいっ!」  
 見れば、ちんこを掴んだのは、いつの間にか裸になったシルヴァーナさん。  
「し、シルヴァーナさん!?」  
「ふふ。ありがとうエキュー。この村を救ってくれて」  
 お姉さんの手が、傭兵少年のほっそいショートスピアを揉み解す。  
「はう!?」  
 その手コキのあまりの巧さに、エキューのショートスピアが、たいまちロングスピアに成長。しゃきーん。  
「私からのお礼。受け取ってね」  
 
 そっとエキューのおでこにキス。  
 エキューはそれだけで茹蛸になりました。  
 
 あの清楚で優しくて美しいシルヴァーナさん。  
 その初恋の人と、裸で温泉に入っているだけでなく、他にもエルフ美女がたくさんのエルフ風呂。  
 エキューにとって、酒池肉林の天国です。  
 ここまでは。  
 
 手の中で勃起したエキューのスピア。それをシルヴァーナさんは、温泉に入ってぱくっと口に含む。  
「ふ、ふおおおおおお」  
 突然のおしゃぶりに、エキューはばしゃっと跳ねた。若アユのように。  
「ほーら。ダメよう。暴れちゃ」  
 無数のエルフ美女が、押さえつけ、エキューの意外に逞しい胸板、その乳首を嘗め回す。  
 
「はう。はう。はう」  
「ふふ。女がされて気持ちいいことはね。  
 男がされても気持ちいいのよ」  
 
 実際乳首を舌で転がされ、エキューの胸底から、甘酸っぱい官能が沸き起こる。  
 さらに、温泉に浸かった腰のスピアを、シルヴァーナさんが口でご奉仕。  
「あ、ああっ、あああああああ」  
 シルヴァーナさんの口の中はとても心地よくて。  
 エキューはまだ経験ないが、挿入の時はこんなに気持ちいいんだろうかと感じた。  
 
 だが頭の隅の思考もそれだけ。  
 
 口の中のスピアがぴくんぴくんと脈打ち暴れ回り、エキュー自身も温泉で飛び跳ねる。  
「は、はああぁ。ふぅ。ふー。うー!」  
「やーん、かわいー」「感じちゃってるんだねー」「わー。もうこんなに」  
 エルフ美女に言いように翻弄されるエキュー。  
 いつもの殺伐とした傭兵の面影は何処にもありません。  
 
 エキューはエルフという種族を少々甘く見ていた。  
 人間よりも遥かに長命のエルフ。  
 そりゃもう経験豊富ってなもんです。  
「アー」  
 
 温泉の中で、エキューの腰が高々と持ち上がる。  
 エキューのスピアの先端のピンクの亀頭、その割れ目を、シルヴァーナさんがツンと舌で突付く。  
「ハアアアァー」  
 エキューのスピアから、生命の精霊がドピュッと注がれる。  
 全身が精霊使いのエルフ美女ははっきり視ていました。  
 
 エキューが生命の精霊を放射するのを。  
 
「ふー」  
 ようやく温泉から顔を上げるシルヴァーナさん。この間わずかな時間しか経っていない。  
 息が続く間にエキューをイカせる。それは造作もないことさ。  
 
「じゃあ、次わたしー」  
 すぐさま次のエルフさんが温泉に浸かって、エキューのスピアをパクリ。  
「ふああー」  
 また真っ白になる頭で、エキューはぼんやりと考えました。  
 
(違う)  
 最初は、自分がエルフ風呂を堪能するはずだった。  
 だがこれでは、自分がエルフさんのおもちゃではないか。  
 
 実際その通り。  
 
 エキューはエルフお姉さんのおもちゃにされています。  
 
「助けて! マウナさん!」  
 つい反射的にその名が出てしまう。  
 その願いが、天に通じたのでしょうか。  
「ちょっと−。あなたたちー」  
 よく聞き慣れた声が、温泉に鳴り響いた。  
 
「あたしのエキューになにするのー」  
(ああ。マウナさん)  
 何故か駆けつけてくれたマウナさんに、エキューは目頭が熱くなりました。  
(あたしの、だなんて、やっぱり僕のことを)  
 
「あたしも混ぜなさーい!」  
 さっと服を脱いでどぼーんと温泉に飛び込むマウナ。  
 そして、スピアをしゃぶっていたエルフさんを押しのけ、自分がぱっくん。  
「ぬおー! マウナさーん!?   
 はうー! はううー!!?」  
(エルフには負けないんだから)  
 ハーフエルフのマウナさん。どうやら純潔のエルフに、いらん対抗心が芽生えたらしいです。  
「それ、私も負けてられませんよー」  
 そして、エルフお姉さんも、負けじとエキューの青い少年の肢体に飛びつく。  
「いやー! もうやめてー!」  
 
 その隣の温泉では。  
「兄さん。エキューを助けなくていいんですか?」  
「いいんだ。ほっとけ。あいつが望んだことだ」  
 ヒースとイリーナが仲良く混浴していました。  
 
 そして。  
 
 シルヴァーナさん、マウナさん、エルフお姉さん方に、生命の精霊を全て吸い取られ−  
 
 エキューはエルフ温泉に、ぷかーと浮かぶ。  
 
 ぷかー  
 
 ぷかー  
 
 ぷかー  
 
 ぷかー  
 
 ぷかー  
 
 ぷかー  
 
 ぷかー  
 
 ぷかー  
 
 ぼちゃっ  
 

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