「んちゅ……ぐちゅ、くちっ……んちゅ……」
密林の奥。人の気配などとは無縁なその地に、似つかわしくない淫靡な水音が静かに響いている。
「しゅるるるー」
続いて聞こえてきたのは、人とは明らかに違う、空気が漏れるような音――いや、声である。
「くぱ……んふっ。気持いか、イシュハー?」
水音の発生源であった少女は、口からソレを出して訊ねた。だが、それは人語ではなかった。
「ああ。暖かくてキモチイイ」
答えたその声も人語ではない。しかも、その姿すら人間のそれではなかった。
鱗に包まれた体。トカゲのような顔。リザードマンだ。
「ならもっとしてやる……んぐ……」
そういって少女、シアは再びイシュハーと呼んだリザードマンのそそり立つグロテスクな生殖器を口に含んだ。
口いっぱいに唾液を溜め、舌と一緒に絡めて艶かしく舐め上げる。
「んぐ……んちゅる……ちゅぱちゅぷ……」
「ふしゅ〜〜……シアも気持ちよくしてやろう。お前はこのコブを撫でると、一層さえずるのだろう?」
イマイチ表情の読めないリザードマンの顔だったが、相当気持ちいいのだろう。
口の隙間から空気を漏らしてうめいたあと、イシュハーはシアの二つのコブ――胸にごつごつした手を伸ばして乳首を指の腹で転がした。
「んふっ……あふっ・・・…んちゅぐ……んんんっ」
ざらざらとした鱗の感触が乳首に伝わり、シアは「さえずった」。
頬が高潮し、乳首が刺激に反応して勃起する。
「コブの先端が硬くなったら気持ちいい証拠だったな。しゅるるるー」
目の瞬膜を閉じ、嬉しそうに(たぶん)唸り、自分のブツをしゃぶるシアの乳首を転がし続けるイシュハー。
「んっ、んっ、んっ……ぐちゅ…・・・ぴちゅ……くちゅり……」
しゃぶり上げる声に、あえぎ声が混じってくる。
次第にシアの秘所は湿り気をおび、とろとろと愛液が溢れてきた。
「ふりゅりゅー……やはりお前は他の雌とは違う」
濡れそぼった秘所を見たイシュハーは、長い手を伸ばして陰毛の生えたシアの股間をまさぐった。
「んふぁぁぁっ!!」
突然秘所をまさぐられ、シアは口に含んだものを吐き出して嬌声を上げた。
「はぁはぁ……シア、そこ気持ちいい……イシュハー、もっとして」
シアは四つんばいになり、お尻を高く突き出して腰をくねくねと動かした。
そのたびにぱっくりと口を開けた割れ目の奥から、だらだらと愛液があふれ出てくる。
「しゅううううっ。イシュハー、もう我慢できない。生殖する」
「あっ、イシュハーっ」
だが、イシュハーはもうしんぼうたまらん、といわんばかりにシアの腰をがっしりと掴んだ。
そしていきり立つリザードマンジュニアをシアの穴にねじ込んだ。
「痛い!」
思いのほか小さな穴が、無理やりねじ込まれたブツでメリメリと拡張される。
「イシュハー、痛い! そこは産卵孔じゃない! そこは肛門……いたたた!!」
悲鳴を上げるシア。ブツが突っ込まれた穴は秘所ではなく、肛門だったのだ。
準備もされていない肛門に、人間サイズを遥かに越えるものが突っ込まれれば誰でも痛いのは当たり前だ。
見れば、肛門が裂けて血がにじんでいるではないか。
「す、すまない。お前は他の雌と違いすぎて勝手がわからん……」
ずるりと引き抜いたが、シアの肛門からは微かに流血している。
見る見るうちにシアが不機嫌になっていく。
「3度目だ」
「……しゅるる」
「間違えたの、これで3度目だ!」
どうやら、以前にも似たようなことをやらかしていたようだ。
「前の時だって、糞をするときとても痛かった!」
どうやら、完全にお冠のようである。
「イシュハーはダメだ。ウルシュのほうがいい!」
「……では、相手をしてやろう」
シアのその叫びに、のっそりと姿を現したのはシアの倍近い体格を誇るリザードマンの長だった。
「う、ウルシュ……」
「強い子を残すためには、強いものと生殖するのが一番だ。これはクー・ルーでも定められている」
心なしか、勝ち誇ったような老リザードマンは、その体格に見合った巨根を取り出した。
だがまぁ、いくら強いもの同士が交わったところで、人間とリザードマンの間に子供は生まれないのだが。
「ではゆくぞ、シア」
「ウルシュ、きて」
「あああああっ!! す、すごいぃっ!! うるひゅの、おっきいいっ、シア、壊れる!!」
「しゅるああああっ……キツいぞ。たまにはこういうのも、悪くはない」
「はぎいいっ、ふうううんっ、あああああんっ、おなか、ボコボコゆってる! シア、しんじゃう!」
「今は生殖の時期、この行為はクー・ルーに基づいた正式なものだ。いしゅるるるる」
自分の許容量を遥かに越えた巨根に貫かれながら絶叫ともとれる嬌声を上げるシア。
どことなく自分を正当化しているようにも思える台詞をのたまりながら腰を繰り出すウルシュ。
体をガクガクと震わせ、愛液とおしっことを噴き出しながら、シアは絶頂を迎える。
膣内で大量の精が放たれ、シアのおなかがさらにボッコリと膨れ上がった。
そんな様子を眺めながら、イシュハーはぼそりと呟いた。
「……イシュハー、強くなりたい」
リザードマン社会も、複雑なようである。