ヒースが魔術師ギルドから使いを頼まれた、と1人ファンを発ってはや1週間が過ぎていた。
「ハァ……ヒース兄さん、早く帰ってこないかな……」
一緒にいく、と言ったものの「ギルドの極秘の用事だから駄目」と断られ、ファンに残ることになったイリーナは1人寂しく呟いた。
少し前ならば極秘の用事などといわれても疑っていただろう。しかし、今ではヒースも仮にも導師レベルの魔術師である。極秘の用事を頼まれても何もおかしくはない。
そういうことでおとなしくファンで待っていよう、と決めたのだが。
「寂しいな……」
いざ、ずっと一緒にいた人がいなくなると、そんなにも心細くなるのか。せっかく俺は久しぶりに静かな時間を取り戻したというのに。
そういえば、日に日に俺を手に取る時間も減ってきている気がする。
「ヒース兄さん……」
またしもイリーナがヒースの名を呟く。そんなにため息ばかりついている暇があったら、少しは俺を手に取ったらどうなんだ。
と、声を大にして訴えたいが、俺にはその手段がない。
俺はグレートソード。冒険を続けるうちに、俺より質のいいヤツやら、銀ピカなヤツのような後輩が増えてしまったが、俺は歴代グレートソードの中で一番の古株、つまりはイリーナと一番付き合いの長いグレートソードだ。
今では後輩たちに前線を任せ一線を引いた身ではあるが、イリーナは寝る前の手入れのときは一番に俺を手に取ってくれている。
その事実だけでも、いかに俺とイリーナの仲が親密かということが伺い知れるだろう。
さておき。
イリーナとヒースがくっついて以来、何かと騒がしく(特に夜の営みだ)なっていい加減ウザかったんだが。
いざいなくなって晴れ晴れしたと思っていた矢先、イリーナのあんな悲しい顔を見ることになるとは。それなら、あのいけ好かないホラ吹きと一緒でも笑顔のイリーナを見ているほうがずっといい。
「ヒース兄さん……んっ」
不意に、艶かしい声が漏れた。
(イ、イリーナ!)
日毎のヒースとの淫行にすっかり感化してしまったのか、イリーナは疼きだした自らの秘所に指を伸ばし始めたではないか。
「んんっ……わ、私、もう我慢できそうにないです……」
心臓が飛び出そうなほど激しく鼓動し、全身がほてってくる。
ずっと我慢してきたものが、溢れ出す。ヒース兄さんへの想いが止まらない。
いけないこととは分かっていても、手が止まらない。
「んふっ……ああっ……ファリス様、ごめんなさい……」
パンツ越しに感じる、私の熱いあそこ。割れ目に沿って指を動かすと、奥から熱い愛液が溢れてくる。
程なくしてパンツはじっとりと自分の愛液で濡れ、あそこの形をくっきりと浮かび上がらせるほどになっていた。
「ん、んん……あうっ……あ、ああっ、あああ……」
指を動かす速度が早くなる。次第に淫靡な水音が、そして口から漏れるあえぎ声が大きくなってくる。
「んっ、ふくっ……んぐぐっ」
いけない、声が聞こえちゃう……。
ヒース兄さんとしているときはこれっぽっちも思わないことなのに、聞こえたとしてもせいぜい扉のすぐ外くらいなのに、1人だと異様に気になってしまう。
シーツを手繰り寄せ、端を噛み締めて必死に声を押し殺しながら、なおかつ指の激しい運動は止めずに。
ぐちゅ、ちゅぶっ、ぐちぐちっ、にじゅっ!!
「うんっ、うんっ、ぅんっ、ひんっ、ふぐぁあっ!」
シーツを噛み締めたところがよだれ塗れになろうとも、構わず指を動かす。
ヒース兄さんに教えられて初めて名前を知った女の子の性感帯、クリトリスを刺激しながら割れ目をこする。
足りない。
ヒース兄さんのはこんなものじゃない。私はパンツを脱ぐと、大股を開いて割れ目の奥に指を突っ込みかき回す。
ヒース兄さんがしてくれるような優しく、いやらしい愛撫じゃない。快楽を貪ろうと、ただめちゃくちゃにナカをかき回す。
「ひぐっ、あんんっ、ぅあああっ、んっんっんっんんんっ!!」
今までよりも強い快楽が全身を駆け抜ける。
背中を弓なりに仰け反らせて、ただひたすら指を奥に突っ込み、愛液を飛び散らせて自慰にふける。
だけどやっぱり足りない。
「足りない……ヒース兄さんのがほしい……」
だけどヒース兄さんはまだ帰ってこない。
ならせめて、その代わりが……。
獣のように快楽を貪るイリーナの目が、俺を捕らえた。
「グレートソード……ごめんね」
虚ろな瞳でぼそりと呟くと、イリーナは俺の体を持ち上げベッドへと運んだ。
(お、おいイリーナ! 何をするつもりだ!)
といったものの、ここまできて何をするつもりなのかが分からないはずもない。
イリーナは俺で自らを慰めようというのだろう。
「んん……はぁぁぁっ」
イリーナは自らの秘所を左手で開き、露になった膣口に俺の柄頭を押し当てた。
(うおっ……イ、イリーナッ!?)
ぬるりとした独特の感覚が柄頭を包み込み、妙な気持ちにさせられる。
「ん……ん……ふはぁぁぁぁっ!!」
狙いを定めると、イリーナは一気に俺の柄を膣内に挿入した。イリーナは俺の硬さと冷たさに身を震わせながら、快楽に打ち震えた。
イリーナの奥から大量の愛液が溢れ、俺の柄を、鍔を、鞘に包まれた刀身を濡らす。
(………!!)
そして、恥ずかしながら俺はそのあまりに不思議で心地よい感触に、何も考えることができなくなっていた。
「んっ、んっ、おっきいぃっ、す、すごいぃ……んっ、んひっ!!」
はっと意識を取り戻したのは、イリーナが俺を掴んで前後運動を始めたときだった。
そして同時に、武器としては珍しく、童貞を卒業したということを悟った。後から思えば、より一層イリーナと親密になったすばらしい瞬間だったのだが、現段階でそのようなことにまで思考が回らなかった。
(い、イリーナのナカはこんなにも熱いのかっ……あ、ああっ……そ、そんな奥までっ)
いつも傍から見ていて、ようやく毛の生え始めたガキンチョマンコだとは思っていたが、俺の柄をくわえ込んでもまだ余裕がありそうだった。
かといって締りが悪いというわけではなく、膣壁全体で俺の柄をギュウギュウと締め上げている。
これもヒースとの秘め事の成果(?)なのだろうか。
「ふあ、ふああ、ああっ、あんっ、んくっ、ぐ、グレートソードがっ、奥に当たってるぅっ!!」
イリーナが嬌声を上げながら、深く深く俺を奥へと突っ込んでいく。次第にその行為はエスカレートし、イリーナがうわごとのように呟くとおり、俺の柄頭はイリーナの子宮口をノックするほどだ。
(おおおおっ……い、イリーナっ、見かけによらずすご過ぎるっ…)
すでに俺の柄はイリーナのナカに埋没してしまっている。といっても、俺の柄の方が断然長いのですべては収まりきらないのだが。
「んんんっ、あああっ、き、気持いいっっ!」
一番奥まで突っ込んだ俺の柄を、中でグリグリと回転させながら、イリーナはオーガズムへと一気に上り詰める。
(お、おおおおっ、しっ、締まるっっ!?)
そして、イリーナが俺を最深部までえぐり込ませ、クリトリスを力強く押しつぶした瞬間。
「あああっ、んんっ、ひぃぃんっ、ふはあああっ、ああああっ!! い、イクっ、イッちゃうううっっ!!」
ぶしゃっ、ぶしゅうううっ!!
「ふぁぁぁぁぁん………」
私は、大量の潮を噴いて絶頂を迎えた。全身から急激に力が抜けていき、グレートソードをあそこに突き刺したまま荒い息をつく。
私、大切な武器でオナニーしちゃったんだ……。
絶頂を向かえ、冷静になってくるとなんてはしたないことをしたんだろう。しかも、戦場で命を預ける大切な武器を使って。
軽い自責の念にとらわれた、次の瞬間。
がちゃっ!!
「ひっ!!?」
唐突に部屋の扉が開け放たれた。思わず私は、声にならない悲鳴をあげた。
ちゃんと鍵はかけておいたはずなのに! ひょっとして室内から聞こえる不審な声に心配した誰かが神殿のマスターキーを持ってきたのだろうか。
うつぶせになっていたので、咄嗟に侵入者の顔が見れなかった。せめてこんな無様な裸体だけでも隠そう、とシーツに手を伸ばしたものの、想像以上の快楽で腰が抜けて思ったように動けない。
こんな格好、どんな言い逃れもできない。絶望が全身を支配すると同時に、ただでさえ弛緩していたとある部分が、大口を開けてしまった。
チョロ……ちょろろろろろろろっ。
「うぁぁ……い、いやぁぁ……駄目です……っ」
シーツに生暖かい水溜りが広がり、ツンと鼻腔を刺激するアンモニアの匂いが漂った。
オナニーシーンを目撃されたうえに、おもらしだなんて……。羞恥で死んでしまえたら、どれだけ楽なんだろう……。
「はっはっは。俺がいない間に随分お楽しみだな、イリーナ」
だが、羞恥と言い知れぬ恐怖で震えていたイリーナの耳に届いたのは聞きなれた無遠慮な声だった。
「ひ、ヒース兄さんっ!?」
イリーナもようやく侵入者の正体に気付き、いくらか安堵したような、そして唐突な帰宅に驚愕した声で振り向いた。
そこには出かけたときと変わらぬ、最も心が安らぎ、なおかつ意地の悪いヒースの笑顔があった。
「ただいま、イリーナ」
「お、おかえりなさいヒース兄さん」
旅装束のヒースと、下半身素っ裸で股間からグレートソードを生やしたイリーナ。感動の再会のシーンだが、なんとも珍妙なキャストである。
「それにしてもイリーナ。グレソーオナニーショーとはまたイキな出迎えをしてくれるじゃないか。しかもおもらし付とはサービスがいいな。聖堂でしたとき以来だっけか?」
ニヤニヤと陰湿な笑顔を浮かべたヒースが、罠にかかった兎を料理するかのように、イリーナの言葉攻めにかかった。
「ち、違いますっ、べ、別にそんなだって私っ! て、てゆーかそんなにじろじろ見ないでくださいっ!」
はっと現実に戻ったイリーナは、なんと言い返していいかも分からず、咄嗟に股間を隠して縮こまる。
「まぁまぁ、みなまで言うな。それに我慢できないのは俺も同じだ」
「え、え?」
イリーナがふとヒースの下半身に目を向けると、立派なヒースジュニアが天を仰いでいた。
「お前のオナニーショーはじっくり堪能させてもらったしな。そろそろメインディッシュを頂きたいところだ」
「って、ず、ずっと見てたんですか!?」
イリーナの顔がまるで茹蛸のように真っ赤になる。
「ああ。廊下で妙な声が聞こえたもんでアンロックして、お前が虚ろげな表情でグレソーに手をかけた辺りからな」
「そっ、そっ! ず、ずっと黙って覗き見なんて性格悪いですよっ! というよりヒース兄さん、汝はじゃあ……ひんっ!!」
真っ赤になって抗議するイリーナを軽く無視して、ヒースはその腰を掴んで膝立ちにさせ、いまだにくわえ込んだグレートソードをそのままに秘所をなで上げた。
軽くなでただけだというのに、ヒースの手にはべっとりと愛液がまとわりついてきた。
「相変わらず、いいしまり具合みたいだな。グレソーを大事そうに咥え込んでるぞ。そんなに気持ちよかったか?」
ニヤニヤと笑いながら、グレートソードの周りを愛撫するヒース。
「ひんっ、ああんっ、あっ、あっ!! そ、そんなっ……ひ、ヒース兄さんのほうが……ずっといいです」
「うっ……い、言ってくれるじゃないカいりーなサン……」
潤んだ瞳で弱弱しく呟かれ、思わずクラっときたヒース。
だが、その程度で我らがヒース兄さんがこのシチュエーションでマトモなえちぃを敢行するはずがなかった。
「じゃあ、そのお待ちカネをやるとするか。ただし、こっちはグレソーで埋まってるから……」
と、不意にヒースはイリーナのお尻を押し広げ、その中心でひくつくアナルに舌を伸ばした。
「ひっ!? ひ、ヒース兄さん、そこはっ……!!」
イリーナの抗議も無視して、ヒースはイリーナのアナルを舐め上げる。皺の一本一本までなぞるように丹念に、そしてたっぷりと唾液をまぶしていく。
「何のために常日頃からこっちを開発してきたと思ってるんだ? ほら、もう準備万端だ」
「か、開発って……んきゃっ!?」
たっぷり舐め上げたイリーナのアナルに、ヒースはおもむろに指を2本突っ込んだ。事あるごとに指を突っ込むなり、舐めるなりをして少しずつ開発を進めてきたイリーナのアナルは、突っ込まれた指を易々と咥え込んだ。
締まり具合もバッチリだ。
「じゃあ、さっそく後ろの処女をもらうぞ。……いいよな、イリーナ?」
最後の最後で、本人の了承を取ってしまうあたりイマイチ強気になれないヒースだったりしつつ。
「は、はい……」
すでに気分がノってきているのか、真っ赤な顔でコクンと頷くイリーナ。
いきり立つヒースジュニアがひくつくイリーナのアナルに押し当てられ、一気に押し込まれた。
「はっ!? はぁぁぁぁぁぁぁんっ!?」
メリメリとアナルを押し広げ、腸壁を割ってヒースジュニアがイリーナの腸内を貫いた。
「ぐっ……痛いか、イリーナ?」
膣の何倍もの締め付けにうめきながら、ヒースが訊ねる。
「うっ……はっ! す、少しだけ……で、でも大丈夫ですから……続けてくださいっ……」
肛門を裂くような痛みを気丈に堪えながら、イリーナは答えた。
膣に突っ込まれたグレートソードと、腸内を突き進むヒースジュニアでイリーナの下半身は激しく圧迫される。
「じゃ……動くけど……キツ……」
行き着くところまで進んだヒースは、後退を始めた。ヒースジュニアが後退するに従い、アナルを擦られ再びなんとも言いがたい感覚がイリーナの全身を駆け巡る。
「くっ……はぁぁっ! ふぎっ……んぐっ!」
痛さ。苦しさ。
その両方がイリーナのアナルを苛むが、それに混じって微かなむず痒さが広がってくる。
アナルの痛みに膣に突っ込まれたグレートソードが与える快楽。それが交じり合ってだんだんと両方が快楽を訴え始める。
「だんだん馴染んできたな……」
次第に腸内のヒースジュニアの動きが、滑らかになってくる。
「んんっ、ああっ、くぁっ、ふぁん……はぁっ!!」
さらにヒースはイリーナの小さな胸に手を伸ばす。アナルをかき混ぜながら、つんと尖った乳首を転がす。
イリーナの痛みはすでに完全に快楽へと変わっていた。秘所から再び愛液を垂らしながら、あえぎ声を上げる。
「ひっ、ヒース兄さんっ、お尻すごいですっ、私、お尻で感じちゃってますっ、ふぁっ、くぅぅんっ、ふひっ!!」
よだれを垂らしてよがりながら、片手で体を支えて残った手でグレートソードを掴んでこねくり回し始める。
「な、ナカでヒース兄さんのと、グレートソードが擦れてますっ、うぁぁんっ!」
「お、おうっ……イリーナのケツ穴、すげー気持ちいいぞ……俺様そろそろ限界だっ」
ヒースがイリーナの腰を掴み、激しくピストン運動をはじめる。腰とお尻がぶつかり合い、パンパンと激しい音をたてる。
ぶぶっ、ぶぼっ、ぶぶ、ぶっ、ぶぼぼっ!!
「ふぁっ、くっう……くぁっ‥‥ふぁん‥‥‥ふぁぁぁ!」
イリーナのアナルから、激しいピストンにより空気が抜け出るまるでおならのような音が漏れ出す。
「ヒース兄さんのっ、すごいっ、おくまできてっ、くぁぁんっ、裂けちゃいそうですぅっ!!」
「ははっ……俺のナニがすごいんだ? どこが裂けそうなんだ?」
背中を仰け反らせて喘ぐイリーナに、調子に乗っていつものように言葉でいじめるヒース。
「はぁぁん……ひ、ヒース兄さんのおちんちんがすごく気持ちイイですぅ……わ、わたしのお尻の穴、裂けちゃいそうですぅぅ!!」
すでに完全に快楽の虜になったイリーナは、恥じることなく淫語を口に腰を振りまくる。
「よしっ、そろそろ出すぞっ、イリーナのケツのナカにたっぷり注ぎ込んでやるぞ!」
「はいっ、わ、わたしもイキそうですっ、お尻でイッちゃいます!! ヒース兄さんの精液、たっぷりお尻で出してくださいっ!!」
イリーナはグレートソードから手を離し、両手でシーツを掴んでお尻に力を込め、アナルを締め付ける。
ヒースジュニアをきつく咥え込むが、ヒースはなおかつ全力で最深部へと突き進めた。
「きゃぁっん‥‥‥ひゃん‥‥‥‥ふぁあああんっ! し、しんじゃいそうでふぅぅっ!!」
「うおおおっ……げ、限界だイリーナっ!!」
「あ、あああぁぁ!‥‥‥はあああぁん!‥‥‥ひいいいいいんぁっ!」
イリーナがあらん限りの声で絶頂を向かえ、同時に腸内に灼熱のヒースの精液が大量にぶちまけられた。
「ふぁぁぁぁぁ……あ、熱いぃぃ……ヒース兄さんの、熱いですぅぅ……」
ずるりとイリーナの膣内からグレートソードが抜け落ち、全身をぶるぶる震わせて絶頂を噛み締めるイリーナ。
初めてのアナルセックスで明らかに頑張りすぎた代償として、若干の痛みが残ったものの、どさりと覆いかぶさるように抱きしめてきたヒースが愛おしくて、恍惚とした表情を浮かべるイリーナだった。
「ヒース兄さん……ダイスキです……」
「イリーナ……」
行ってきた行為のわりに、結構いい雰囲気になってきた2人。
だが。
ぶびっ……ぶぶぶっ……ぶじゅっ……ぶびびっ!!
「ひゃっ!?」
「……ぷっ」
唐突にイリーナのお尻から聞こえたはしたない音。
イリーナの腸内に大量にぶちまけられたヒースの精液を、イリーナの括約筋が押し戻しているのだ。
慌てて止めようとお尻に力を入れるイリーナだったが、絶頂の余韻はすっかり全身の筋肉を弛緩させてしまったようだ。
ぶぶびっ……ぶちゅるっ……びぶっ!
なおも精液を排出させるイリーナのアナル。
「……わはははは!! い、イリーナ、屁こいてるみたいだぞ! わははは!!」
やっぱり、無遠慮なヒースはその光景を見て腹を抱えて大爆笑だ。
さっきまでのムードは一転、イリーナの顔は茹蛸よりも真っ赤に、そして怒りで拳が打ち震えている。
「ひ、ひ、ヒース兄さんっ!! 汝は邪悪ですっ、ってゆーか大バカですっ!!!」
「もげはっ!!」
乙女の怒りの鉄拳はヒースのこめかみを深くえぐり、哀れヒースは素っ裸のままきりもみしてタンスに突っ込み、気絶してしまった。
とまぁ……ヤレヤレ。どいつもこいつもバカばっかだな。
おーい、イリーナさーん。そんなイったくらいで気絶しちゃったグレートソードなんてほっといて、ボクボク、ラージシールドといいことしないー?
ボクの角っこを使えば、たかだかグレソーの柄なんかよりもずーっとキモチヨクしてあげちゃうぜー?
ってゆーかコラ! ナレーションばっかさせねーで少しは俺にイイコトさせろ!
(ハッハァ。しょせんは出番ナシのラージシールドだな。これで俺とイリーナの仲はまたも一歩、いや百歩は進展したってことになるぜ)
う、うおたった一発で気絶したグレートソード!? い、いつのまに。
(やったとやらないじゃ天と地の差だ、この童貞ボケシールドが! というわけで、俺は余韻と優越感に浸りながら休むとするぜ。アバヨ)
あっ、い、イリーナさんっ、そんなヤツ愛液塗れにして錆びさせたほうがいいにきまってます、何冷静に手入れしてるんですかっ!
ってゆーかおいコラ!? なに終わってんだ、俺はまだスッキリしてねーぞ!?
ちょ、おま、まt
(おわり)