フリアグネ「う〜宝具宝具」
今宝具を求めて全力疾走している僕は、御崎市に通うごく一般的な紅世の王。
強いて違う所を挙げるとすれば、宝具に興味があるってとこカナ――
名前は『狩人』フリアグネ。そんなわけで、アジトのある依田デパートにやって来たのだ。
ふと見ると、ベンチに一人の若い男が座っていた。
ウホッ!いい宝具・・・
そう思っていると、突然その男は僕の見ている前で、ツナギのホックをはずしはじめたのだ。
シュドナイカ「殺らないか」
そういえばこのデパートは、封絶専用のトイレがあるところで有名なところだった。
イイ宝具に弱い僕は誘われるままホイホイとついて行っちゃたのだ♪
彼・・・ちょっとワルっぽい仮面舞踏会・将軍で、シュドナイカと名乗った。
戦闘もやりなれてるらしく、トイレにはいるなり僕は、素肌にむかれてしまった。
シュドナイカ「よかったのか、ホイホイついてきて。俺は悠二だってかまわないで喰っちまう人間なんだぜ。」
フリアグネ 「こんなこと初めてだけどいいんです・・・ 僕シュドナイカさんみたいな人好きですから。」
シュドナイカ「うれしいこと言ってくれるじゃないの。それじゃあとことんシュドナイカしてやるからな。」
言葉どおりに彼はすばらしいテクニシャンだった。僕はというと全身に与えられる神鉄如意に身を震わせてもだえていた
しかしその時予期せぬでき事が・・・
フリアグネ 「うっ・・・! ほ、欲しい・・・」
シュドナイカ「ん?もうかい?意外に早いんだな。」
フリアグネ 「ち、ちがう・・・実はさっきから神鉄如意が欲しかったんです。ここに来たのもそのためで・・・」
―中略―
シュドナイカ「ところで俺の神鉄如意を見てくれ。こいつをどう思う。」
フリアグネ 「すごく・・・大きいです・・・」
シュドナイカ「でかいのはいいからさ。このままじゃ(戦闘の)収まりがつかないんだよな
フリアグネ 「あっ・・・」
シュドナイカ「こんどは俺の番だろ?」
フリアグネ 「ああっ!!」
シュドナイカ「いいぞ・・・よくしまって吸い付いてきやがる・・・」
フリアグネ 「ほ・・・ 欲しい・・・」
シュドナイカ「なんだァ?今欲しがったばかりなのにまた欲しいってのか?」
フリアグネ 「ちっちがう・・・!!」
シュドナイカ「なにィ?こんどはトライゴン?お前俺をヘカテーハアハアとまちがえてんじゃねえのか?」
フリアグネ 「しーましェーん!!」
シュドナイカ「しょうがねえなあ、いいよいいよ、俺が神鉄如意やるからこのままシュドナイカしちまえ。
アズュールまみれでやりまくるのも、いいかもしれないしな!」
フリアグネ 「えーーーっ!?」
――とこんなわけで、僕の初めての戦闘体験は、シュドナイカな結果におわったのでした・・・。