「素晴らしい。これぞ俺が求めていた長年の夢」  
ここは星黎殿内部シュドナイの自室。しかし、そこにシュドナイ本人の姿はなく鏡の前には洋式巫女服の可愛らしい少女が立っていた。  
「この透き通るような白い肌!この〜(中略)〜まさにヘカテーそのものだ…」  
 
鏡の前に立つ少女は、シュドナイが千変の能力を使い自身を"頂の座"ヘカテーに千変させた姿。彼は実はヘカテーに会った直後から少女の情報を集め、基本的な[スリーサイズ]から始まり[吐息の匂い]まで本人に限りなく近づける完璧なコピーを可能としていた。  
しかし、彼はまだ満足していない。彼の真の望みは少女を直接汚すこと…なのだが、あいにく"逆理の裁者"ベルペオルに守られ不可能との結論に至った。  
それならばどうするか、、、準備は完璧。誰に邪魔されても遂行できる自身がある。  
 
「作戦実行だ」  
 
まず教授の部屋からかっぱらってきた我学の結晶を使う。名を「シンクロリング」。自分の受けたあらゆる刺激を他者にも分け与えるもの。受信機は少女に設置済み。シンクロ率は三段階に別れておりMAXにすれば刺激どころか体の細かい動きまでもシンクロさせる。  
少女の部屋には当然カメラが仕掛けられていて、愛用のサングラスに映像がリアルタイムで映し出される。  
つまりは、自分を媒介にヘカテーを間接的に汚すわけだ。少女の体も疑似的だが触ることができ一石二鳥!とでも思っているのだがかなりの変態行為である。  
 
 
<ヘカテー自室>  
こちらは本物。正真正銘のヘカテーが居る。1人で椅子に座っている。  
「…………………」  
少女は元々無口で自ら口を開けるようなことは殆ど無いに等しい。  
「………んッ……?」  
不思議な感覚だ。少女の周りには誰も居ないはずなのに、視線を感じる上に自分の体がいつもと違う気がする。  
「……(気のせいでしょうか?)」  
 
「…んッ…なッッ!?」  
気のせいではなかった。突然体中を何かに触れられている。  
足先、ふくらはぎ、腰、肩、あご、髪の毛、そして唇。  
2つの何かが下から上、上から下へ走り回る。  
 
「このっ、離れて下さいっ!!」  
少女は椅子から立ち上がり何かを叩き落とそうとするが、なにをしても離れない。未だに敏感なところは避けている何かの本意を少女は悟れなかった。  
突如として何か達は少女の2つの膨らみ…それも突起物を摘む。  
 
触られた本人もたじろぐが、胸に潜んでいると思われる何かを捕まえようと胸を叩いた。  
しかし、触られている感覚は続く。当然何かを捕まえることは出来なかった。  
「ふぁッッ……なんで?……あ、…はぁ、はぁ……なんでですか?」何かの攻めは絶えず続いてゆく。  
 
 
<シュドナイ自室>  
「ハァ、ハァ…胸だけであそこまで感じてくれるとは。だが、本番はこれからだ」  
ウィィィィィン ウィィィィィン  
不気味な機会音が部屋で鳴り響く。  
 
 
<ヘカテー自室>  
「あぅぅッ……あッ、いゃぁ…」  
少女は抵抗を止めていた。抵抗は無駄だとわかったのか、それとも与えられる快感に夢中なのか。  
理由などは本人にもわからない。  
「ッッッッ!?」  
少女が声にならない叫びをあげる。  
胸の刺激の質が劇的に変わった。それを合図に何かの動きは激しくなっていった。  
一匹は膨らみきれていない小さな胸をむちゃくちゃにし、片割れは少女の口の中で舌をもて遊ぶ。  
自慢の巫女服は少女の汗や唾液で汚れていく。  
「むが……あむ(ダメです。頭がぼぉっとして…気持ちがいい……)」  
 
胸の突起物への刺激は残ったまま、何かが遂に少女の秘部へと身をのりだした。  
「…ふぁぁッッ……んぁ、ん、ん、…はぁぁ…」  
今や少女を汚しているのは何かだけではなく、自らの手を使い快楽を貪っている。  
秘部の周りを舐めるようにはいずりまわる何かに我慢が出来ず、両手で、いやらしい音をたて、一心不乱に。  
「はぁ、はぁ、はぁ…足りない。もっと欲しいです」  
その願いに何かが答えた。  
「ッ!!?? あぅッッ あッ いやぁッ…だめぇ…だめぇぇ!!」  
何かは少女の秘部を全力で、しかも他を攻めていた残りの何かまでもが秘部を攻めたてる。  
「んぁッ、んぁッ、そんなに…だめです。はぁ…あッ、ぁッッ、ぁぁッッ!んッッッッ!!!」  
 
 
<シュドナイ自室>  
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ。まさかシンクロすることでこっちまでヘカテーの快感を受信するとは…おかげでなかなかの強敵だった」  
ヘカテー姿のシュドナイは薄気味悪い笑みを浮かべ1人声を殺して笑っていた。  
 
 
 
「シュドナイ…さすがに今回はやりすぎだ。まさか千変の能力をこのような方法で使うとは」  
「ッッッ!?ババァ!前々から部屋に入る時はあれほどノックをしろと言ってあるだろう」  
「ヘカテーの姿で汚い言葉を使わないでもらいたいものだな。これにはオシオキが必要かもしれん」  
瞬間シュドナイの体が鎖で縛り上げられていく。  
「外見はヘカテーで気は引けるが、容赦はせぬからな…ふ、ふふ」  
しかしベルペオルのタルタロスにより身動きどころか言葉を発することさえも封じられたシュドナイは焦るどころか心中で笑っていた。  
(最初は焦ったが、逆にこれは都合がよい。今こそシンクロ率をMAXに……)  
 
<ヘカテー自室>  
「ハァ…ハァ…(わ、私はなにを…?)」  
記憶がトぶほどの絶頂を迎えた直後で、体中がダルい少女は身を起こすことも出来ずにしばらくの時間横たわっていた。その時  
「アッ、また!?」  
今度は何かに縛られるような感覚。少々の痛みと息苦しさはあるが我慢できないほどでは無い…が、突然苦しみが増し両手を後ろに組み両足は左右に大きく開かされる格好で身動きがとれなくなった。  
「くッ……(こんな格好じゃ…また変なことをされて…)」  
服の下は鎖型のアザで所々赤く、本来の白い肌の面影はほとんどみられなかった。  
<シュドナイ自室>  
「さて、どうしてくれようかねぇ。[鎖を叩きつける]なんて行為は既に使い古してしまっているから…」  
言いながら[鎖を叩きつける]ことを止めない彼女のせいでヘカテー姿のシュドナイはボロボロになっていた。  
(痛みに泣きよがるヘカテーを見るのもいいが潮時だな。)  
「ベルペオル、もう許してくれ。俺も今回は反省しているから…」  
その途端に机から何かが落ちる。  
「ん?ほぉ…こんなモノまで用意していたのか。なかなか立派な棒だな。なる程、面白い」  
シュドナイの言葉を完璧に無視しベルペオルは話しを続ける。彼女はこの状況を楽しんでいるようだ。  
「いくぞぇ………」  
 
 
<ヘカテー自室>  
「苦しい……誰か」  
少女の疲労は目に見えていた。初めての絶頂の後に呼吸も満足にできない状況では無理もない。  
 
「痛!?」  
突然激しい痛みが少女に襲いかかった。驚いて周りを見回すが誰も居ないいつも通りの自分の部屋。「アゥッッ!!」  
今度は2度連続で。服を無視して柔肌に直接痛みが走る。  
「なんで…どうして……アゥゥッッ!!」  
段々と痛みの感覚が短くなると共に、いつ痛みに襲われるのかは予想不可能。衝撃に身構えることすらできない状況下で、少女は恐怖を覚え体は小刻みにふるえていた。  
「もう嫌です、痛いのはもう嫌ッッッアゥゥ」  
何時もの無感情で無機質なイメージとはかけ離れた絶望の顔。顔面蒼白で誰とも知らぬ何かへの言葉を紡ぐ。  
「もう許して下さい、ひぅッッ……痛い、痛いぃぃ」  
瞳からは涙がとめどなく溢れ、発する言葉は[痛い][許して]に加えて本人はなにも悪さなどしていないはずなのに[ごめんなさい]。心は完全に折れてしまっていた。  
 
しばらくして痛みを与える衝撃がやむ。「終わったのですか…?よかった」  
しかし、その一時の休息は更なる痛みを生む前触れであった。  
「なっ、あがぁッッ!!!…………」  
今までとは比べものにならない。少女のもっとも敏感な部分への…非情な一撃。  
「止めて下さい、止めて下さい!嫌!嫌!!嫌!!!」  
 
少女はその痛みがなにを意味するかは知りはしない。本能的にソレは危険だとわかったが自分のちからではどうすることもできなかった。  
少女は必死の抵抗で身をよじるが動くことさえ許されない。  
何かに拘束されているから。  
少女を貫こうとしている何かが更に前へ、前へと進もうとするたびに部屋に悲鳴が響く。  
 
とうとう何かが少女を貫いた………  
 
 
<シュドナイ自室>  
「どうだい…痛いかぇ?これで女の痛みが少しはわかったであろう。何か言うことはないかい千変」  
シュドナイは何も言わない。彼は今、自分の痛みよりも眼前のモニターで泣き叫ぶ少女の姿に感動を覚えていた。  
「痛ッ…(俺がヘカテーを犯すことは出来なかったが、これはこれで良い)」  
ヘカテー姿のシュドナイは、映像上の少女を見ているので彼女の攻めに関係なく興奮している。よって秘部は見た目の年齢にそぐわず濡れていた。  
しかし少女はどうだろうか…激痛で興奮など出来るはずない。痛みは彼の比ではないだろう。そんな彼の想像は興奮をさらにかき立てる。  
 
「ダンマリかい?そんなに痛かったかえ?これから動かすから気絶するんじゃないよ」  
 
 
彼女は知らない。自分が守るべき存在、それを痛みつけ汚していることに。  
 
 
<ヘカテー自室>  
少女の秘部から純潔を失った証拠が流れる。それは赤い鮮血。  
「はぁ…、はぁ…ぅッ、はぁ」  
 
「あぅッ、動かないで…下さい」  
何かが動き始めたようだ。だんだんと前後運動の速さが増し、少女の小さな膣内を暴れまわり気力をさらに刈り取る。  
「うぐぅ…あがっ…はぁ、はぁ…あぐッッ……ぁ………ぁ…」  
実は少女の秘部は防衛本能で確かに濡れてはいる。が、何かが長く太すぎる上に被害者に同情の欠片ももたない激しさのせいで快感などは微塵も感じなかった。  
「ひッ、ひぁッ…ぁ…ゔあ゙ぁぁ…ぁ……ぁ、ぁ…………………」  
もう悲鳴すら出ない。限界、誰が見ても少女は壊れる寸前。  
いつもなにかと助けてくれる、姉のような存在ベルペオルを虚ろな眼で待つ。出来ることはただそれだけ。  
「べ……る…ぺ、お………」  
 
 
少女は知らない。信頼する存在に痛みつけられ、汚されていることに…。  
 
 
 
後日、ベルペオルに発見される。事態を重くみた彼女は少女の記憶を消し、犯人探しに全力を注いでいるらしい。当然まだ犯人は捕まっていない。  
 
 
<シュドナイ自室>  
「あのババァには…遠慮ってもんが無いのか」  
文句を言いながら傷薬を塗り、先ほどの映像を編集する。  
「あー、これなんて眼の焦点が合ってないな。全くもって痛々しい、まだヘカテーに快楽を与えた俺の方が善人だ」  
笑いながら画面を見つめる。なにせ初めてベルペオルを出し抜きヘカテー侮辱を成功させたわけだから、反省するつもりすら無い。  
「とりあえず…見つかったら危険すぎる。永久宝箱行きだな……このビデオとシンクロリング」  
残念そうにビデオをしまいながら、再度ヘカテーに化けて小声で一言  
「こんどは………ヘカテー撮影会でもやるか」  
 
 
終了  
 

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