坂井悠二が目を覚ますと四肢がロープでベッドにくくりつけられていた。  
なぜこんなことになったのか、それは数時間前のこと―――  
 
 
 
清秋祭が終わった次の日曜日、坂井悠二は吉田一美の家に呼ばれていた。  
特に用もなく、断るのもなんだったし、御呼ばれに預かることにした。  
「坂井君、いらっしゃい。」  
「うん、お邪魔します・・・」  
悠二は彼女の格好に驚いた。胸元が開いた上着に、下着が見えるんじゃないかとおもう  
ほどのタイトスカート、その格好は彼女の年不相応のプロポーションをより強調させる  
ものだった。  
(よ、吉田さん、家ではいつもこんな格好を・・・?)  
「どうしたんですか?坂井君?」  
「い、いや、何でも・・・」  
「うふふ、変な坂井君。」  
(落ち着け、こういうときは素数を数えて落ち着くんだ、1、3、5、7・・・)  
 
そんなことを考えていると吉田が台所から紅茶を運んできた。  
「坂井君、紅茶でよかったですか。」  
「ありがとう、ところで今日は一人?」  
「そうですけど・・・坂井君、へんなこと考えてるんじゃ・・・」  
「そ、そんなことないって!」  
「襲いたくなったらいつでもいいですよ」  
そういって胸元を強調させながら顔を近づけてくる・・・  
ガチャンと音がして、カップの中にあった紅茶が悠二のほうに流れ出してきた。  
「うわっ!」  
「ご、ごめんなさい、坂井君!」  
吉田はすばやくこぼれた紅茶を片付けると、  
「すぐに御代わり用意しますね。」  
と、台所に戻っていった。  
「危なかった・・・」  
と胸をなでおろしたのは悠二。  
「まさかあんなことをしてくるなんて・・・」  
運よく紅茶がこぼれたので平静に戻ることはできたが、彼とて一人の健全な男子高校生で  
ある。性欲はそれなりにあるし、女性に興味がないわけでもない。さらに、彼自身の性格  
からあのように迫られれば、行為を受け入れてしまうだろう。  
少し落ち着いてきたところに再び紅茶が用意される。  
それに口をつけて数分後、  
(あれ? 急に眠気が・・・)  
 
 
悠二は状況を整理した。  
1 吉田さんの家に来た  
2 吉田さんが出した紅茶を飲んだ  
3 急に眠気が襲ってきた  
4 ベッドに縛りつけられている  
 
「目が覚めましたか? 坂井君?」  
声のするほうを向くとそこには一糸まとわぬ姿の吉田がいた。  
 
吉田がゆっくりと自分の胸を揉みながら近づいてくる。  
悠二は扇情に富んだ彼女の裸身から目が離せなくなっていた。  
「よ、吉田さん・・・」  
悠二はやっと一言声を絞り出した。  
「坂井君・・・いつになったら答えを出してくれるんですか?」  
「答え・・・」  
「私、好きだって言いましたよね? いつになったら返答してくれるんですか?  
 でも、もういいんです、これから坂井君を調教しようと思いますから。」  
悠二の背筋に冷たい汗が流れる。  
「坂井君は優しいですから、たくさん女の人が寄ってくるじゃないですか。  
 みんな坂井君狙いなんでしょう? シャナちゃんだけでも強力なライバルなのに・・・」  
(狙うという意味が激しく間違ってると思う。)  
「だから誰かに抜け駆けされる前に私が坂井君の始めてをもらって、私以外の何も見えな  
くしようと思います。既成事実さえ作ってしまえばこっちのものですから。」  
(滅茶苦茶だ。)  
「吉田さん、やめる、んむっ!?」  
強引に口付けを交わす。舌を吸い、歯茎の裏側を嘗め回し、口内を蹂躙してくる。  
たっぷり数分間楽しんだ後、ゆっくりと口を離すと、唾液の糸が名残惜しそうに切れる。  
彼女の大きな双乳がゆっくりと全身を這い回り、乳首をこすりあわされるとゾクゾクとし  
た快感が全身を走りぬける。  
「どうしてですか? そんなこといっても体のほうは正直ですよ?」  
確かに悠二のものは怒張し、苦しそうに存在していた。  
悠二のものを取り出し、いとおしそうに眺める吉田。  
「また大きくなりましたよ? 見られるだけで大きくするなんて・・・坂井君って本当は  
Mなんじゃないですか?」  
「そんなこと・・・」  
「認めてください。いえ、認めさせてあげます。」  
そういうと、悠二のものに手を当て、ゆっくりとさすり始める。女性特有の柔らかい手で、  
玉を揉んで、竿を上下にさすり、亀頭を円を描くように撫で回し、精液をゆっくりと上ら  
せるように快感を紡ぎだしていく。  
「あっ、くうっ」  
悠二の顔に苦悶の表情が表れ始める。必死に快感に耐えようとするが、彼女の紡ぎ出すそ  
れは悠二の我慢を打ち破ろうとしていた。  
「もうイきそうなんですか? 坂井君はそんなに早漏じゃないですよね・・・ふふ・・・」  
さする動きから強く握り締め、先ほどと打って変わって両手を激しく上下に動かし、射精  
を促してくる。  
 
「吉田さん、もう・・・!」  
吉田はくすりと笑うと、包帯で根本を縛り上げる。  
上り始めていた精液は逆流し、もどかしさが全身を走る。  
「うあっ!? なにを・・・」  
「これは調教なんですよ? すぐには楽にしてあげません。坂井君が私以外に発情しない  
ようにじっくりたっぷり苛めてあげます。体も心も屈服するまで・・・」  
再び撫で回すような優しい動きに戻し、快感を与える量を減らしていく。だが、亀頭にキ  
スをし、尿道口に舌を差し込んで突発的に強力な快感を与えて悠二の身体を休ませない。  
 
もう何度絶頂に達したかわからない、しかし精液は一滴も出ることはなかった。  
「吉田さん、また・・・!」  
「ふふ、出したければ出してもいいんですよ。自分でその包帯を切るか、私にお願いすれ  
ば、すぐに出せますよ。どうします?」  
「出させてください・・・」  
「・・・口が利けるようならまだまだ大丈夫ですよね、今度は胸でしてあげます。」  
彼女の童顔に似合わぬその巨大な双乳を揺らし始め、悠二のものを包み込んでいく・・・  
動きに合わせ自由自在に形を変え、左右交互に動かされ、時々覗く亀頭に唇と舌を這わせ  
ていく。先ほどとはまったく違う、はさまれ包み込まれるという精神的満足感、手とは異  
なるやわらかさに悠二は徐々に虜になっていった。  
「もう一度聞きます、出したいですか?」  
もはや、口を開くこともできず、ただ必死にうなずく悠二。  
「いいですよ。私も坂井君を苛めていたら濡れてきちゃいましたから。」  
彼女の秘所はテラテラと光り、また悠二の興奮を誘う。  
吉田は悠二に馬乗りになり、悠二のものを握りしめると、自分の秘所に導いてゆく。  
 
ゆっくりと腰を落とそうとするが彼女の秘所は異物を排除しようと悠二のものを拒む。  
「うん・・・はあっ・・・」  
苦しそうな声を上げながらも必死に腰を落とす。途中までくるとぶつかるような感触がす  
るが、強引に彼女はそれを突き破った。  
「ああっ・・・!あっ!はあっ・・・!」  
痛みに耐えながらも必死に腰を動かす。ひらがなの「の」の字を描くように腰を振り回す  
と、彼女の襞が悠二のものをなぞり上げ、排除しようとしていた襞の動きは今度は逆に、  
悠二のものを奥に引き摺り込もうとする。  
「はあぁ・・・、あぁ・・・、はぁん・・・」  
痛みのみの感覚から徐々に快楽が生まれ、貪るようにそれを食らおうとする。  
さらに大きな胸を揺らしながら、身体を激しく上下させ  
包帯を引きちぎらんばかりにものは大きくなり、悠二は射精を求め必死に腰を突き出す。  
それを受け流すように悠二が腰を突き出せば腰を引き、腰を引こうとすれば腰を前に出し、  
射精を自在にコントロールする。  
身体も心も落ちたことを見て取った吉田は包帯をすばやく解き、悠二の突き出しに  
合わせ腰を落とす。その刹那、悠二の全身に電流が走った。  
「うああああああっ!!」  
全身が痙攣し悠二のものから精液が噴き出す。  
今までに感じたことのないほどの快感が全身を走りぬけ、その快感が再び射精の刺激となる。  
パンパンと肉がぶつかり合うたびに、悠二の分身が吉田の中を満たしていく。  
満足そうな表情を浮かべながら何度も何度も分身を受け止め、さらに腰を動かす・・・  
 
悠二は精液を出しつくし、ぐったりとしている。吉田はロープを解き悠二を胸に抱きとめ、  
「もうすっかり虜ですね・・・、坂井君、これからずっと面倒見てあげますからね・・・」  
 
 
午前零時になり存在の力とともに悠二の精力、性欲が回復し、朦朧としていた意識ははっ  
きりとし、目に光を取り戻す。  
すばやく胸から離れると、手を頭の後ろに回し、抱き寄せながら唇を強引に奪う。  
「えっ!?ふむっ!?」  
先ほどされたことを今度は悠二がお返しとばかりに口内を蹂躙していくと、最初は  
驚きからか抵抗していた吉田もだんだんと悠二のなすがままになっていった。  
唇を離すやいなや、後ろに回りこみ抱きかかえ、彼女の胸をぐにぐにと揉みしだきながら  
指の腹でとがった乳首をこすり上げ、はじくようにしてもてあそぶ。  
「ひゃっ、ひゃぁ!?」  
はじくたびに痙攣する身体、それが面白く、悠二は何度もはじいてやる。  
「だ、だめっ! 坂井君! ふああああっ!!」  
ひときわ強く震えると、崩れ落ちるように全身の力が抜け落ちたのが確認できる。  
「大丈夫? 吉田さん。」  
「坂井君、ひどいです。」  
「さっきのお返しだよ。」  
吉田が少しふくれっつらをする様子が悠二にはたまらなくいとおしく感じられる。  
何かを思いついたのか、悠二は吉田を抱きかかえると、自分のいきり立ったものを彼女の  
秘所に強引に挿入し突き上げ、自身の存在の力を下半身に集中させる。  
存在の力で自身のものを吉田の中で巨大化させ、先ほどつながっていたときの大きさよりも  
ふた周りほど大きくなったものを激しく突き上げ、きつくしまった中の襞にものを押し付ける。  
結合部からは愛液があふれ、潤滑油の役目を果たし、すべりのよくなった悠二の行動はさらに  
激しさを増していった。  
「坂井君! もうらめぇ! いっひゃうぅぅぅ!!」  
中がひときわ強くしまり、再び彼女の身体が痙攣する。  
悠二も我慢を解き精液を彼女の中に放った。  
 
悠二がゆっくりとものを引き抜くと精液と血が混じったものがあふれ出し、シーツに  
しみを作っていった。  
お互いにボーッとしたまま見つめあい、どちらからではなくゆっくりと距離が近づき  
再びキスを交わす・・・  
先ほどの激しいものとは違い優しく触れ合わせるだけ、だが二人にはどんな菓子よりも  
甘美なものに感じられた。  
「あ・・・坂井君、また・・・」  
「え? あはははは・・・」  
視線を落とすと先ほど大量の精液を出したにもかかわらず硬度を取り戻している。  
「坂井君がよければ私は何度でもいいですよ」  
真っ赤にしながらもそういわれては断れるわけがない。  
そのまま彼女をベッドに押し倒し、  
「吉田さん、いくよ?」  
「はい、お好きなように」  
ゆっくりとものを秘所にうずめていく。先ほどまでは抵抗を見せていた今度はすんなりと  
入っていく。  
そのまま悠二と吉田は正常位で結合した。  
ずちゃ、ぬちゃと水音を立てながら必死に前後に突き動かす。  
その動きは激しいものではなかったが、心から満たされる快感を得る行為に二人は没頭していった。  
突き動かすたびに精液が竿を上ってきて、射精を必死にこらえていると、吉田の身体が震え、  
中がきゅっと収縮する。それは悠二のものを締め付け、精液を搾り出させようとする。  
締め付けに耐え切れず、悠二は精液を最奥に吐き出していった・・・  
 
 
 
何度も愛し合い、吉田は幸せそうな寝顔をしながら隣に横になっている。  
最愛の人が隣にいる、これほどの幸福はないだろうと悠二は思う。  
 
しかし、幸せな時間は小さなことから崩れる。  
急に窓の外が明るくなる。  
枕もとの時計を見るとまだ夜中。朝日が出るには早すぎる。  
その明かりは朝日ではなく、炎髪灼眼の嫉妬の炎だった・・・  
 

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