どうですか?これなら満足してくれると思っていたのですが。
あ、忘れていました。
猿ぐつわを付けたままじゃ喋れませんね、今外してあげますよ。
それじゃあビデオの撮影を始めるので、笑顔でお願いしますよ…、カルメルさん♪
周りを埋める色は銀。ここは坂井悠二の封絶空間内であり、坂井家
一階のリビング。中には坂井親子とヴィルヘルミナ・カルメルの3名。
当然のことだが、封絶が掛かっているので坂井千草は止まったまま。
「これまでのビデオはどうでしたか?」
「そ、そんなことを言われても…わからないのであります」
いつものメイド服を着てはいるが、その上は荒縄でキツく縛られており
全身をもじもじと動かすことしかできない。
「そうですか…、でもここは素直に反応してますよ。
正直に言ったらどうですか?」
長いスカートを捲れば露わになる性器。事前に下着を脱がされている
ので、細い太もものみならず食い込む荒縄までもが愛液で妖しく濡れて
いる。ヴィルヘルミナは唯一自由になる首から上だけを動かし、悠二を
視界から外していた。
試しに性器を触ろうと手を伸ばしただけで溢れ出す愛液。フローリングに
また新しい水たまりができたようだ。
「こんなあわれもない姿を母さんに見られて興奮してるのかな。
そうだ、母さんのアソコでも舐めてみる?」
「な、なにを!?むぐぅッッ」
悠二は突然の思いつきを行動に移す。動けないヴィルヘルミナを後ろから掴み、
千草の下半身に押し付けた。
「ほら、口だけを使って母さんの服を脱がせてあげなよ」
彼女は無言で千草のスカートについているファスナーに口を近づけた。千草の
性器を目指して、器用に頭だけを動かし嫌々と脱がしていく。悠二はその姿に
満足したのか笑いが止まらないでいた。
やっとのことで彼女が下着の端に口を伸ばしずり下げようとする内に、坂井悠二が
封絶を解いた。その気配にヴィルヘルミナは気付いたが、言い訳の出来ないこの格好を
改善しようとするまでには気が回らなかった。ただ驚きの表情を浮かべるだけ。
日常に移り変わる坂井家、その中で非日常なリビング一室。この状況を理解できない
千草と理解したくないヴィルヘルミナだが、現実を最初に受け入れたのは千草の方だった。
「あらあら、よくわからなけど…カルメルは欲求不満なのね」
千草はヴィルヘルミナの頭を両手で包み、目を見つめる。弱々しいヴィルヘルミナの目…それを
千草が強く見つめることで、どちらが主導権を握るべきかが決まってしまった。
「母さん、カルメルさんがどーしてもアソコを舐めたいんだってさ。
舐めさせてあげれば?」
「な!?そんなこと一言も言っていないであります」
「あらあら、それならさっきしようとしていたことの続きをしてもらえるかしら」
ヴィルヘルミナを無視して千草はそう言うと、再び下着を脱がせようとさせる。当然口で…。
ヴィルヘルミナは抵抗を試みようとするが、千草を見るとどうしてもやらなければ
いけないような気になってしまう。もし、激しい抵抗を見せれば後々どんなことを
されるかわからないからだ。
「それだけじゃおもしろくないから、時間制限でもつけようか。
5秒経つごとにカルメルさんのお尻をひっぱたくからね」
「え……?…あうぅッッ!!」
悠二の言葉を理解しようと口ごもるなか、容赦の無い張り手が彼女の尻にとんだ。
その場所は赤くハレていて、彼に遠慮する気がないことがよくわかる。ヴィルヘルミナの
思考は止まりながらも、自分がやるべきことは明確なのでただ千草の下着を下ろす
ことだけに集中する。椅子に1人座る千草だけは、動かずに事が終わることを
微笑みながら待っていた。
ヴィルヘルミナは思うように下着を脱がせないことに焦っていた。
「…んッ!……」
原因は千草だ。
「…んむゥーッッ」
椅子に座っているのだから脱がせないことは当たり前ではある。
「…む゛む゛ぅぅッ」
それを千草に告げていいものかヴィルヘルミナは迷っていた。
「…んんッ………」
そんなことを考えている間も打たれてしまうので、
「…むぐッッ…ぅ……」
気持ちだけが空回りしていく。
「…………………………?」
打たれない。もう何秒もたっているのに悠二はなにもしてこない。なにもされない
ことは逆にいじらしく、そんな感情は彼女をひどく絶望させた。それを確認した
坂井千草は目線で息子と会話をかわした。
「…ッ!?うあ゛あ゛ぁ…止めるであります!それはッ……それだけはぁ!!」
「あら、ダメよカルメルさん。まだ下着も脱がせていないのに口をはなしちゃ」
「しかじぃ…お尻だけはッッ……い゛あ゛あ゛ぁぁ」
「そうだよ。お尻貫かれただけで大げさだなぁ。」
「ん゛あ、ん゛あ…、いぐッッ…いぐッうあ゛あ…ぁ……」
「困ったわねぇ…、カルメルさんなら、下着を引きちぎってでも
舐めてくれるものだと思っていたのに…」
尻を刺されたままの姿で罵倒されるヴィルヘルミナは、頭を地面にもたれかけ
余韻に浸っている。それが気にさわったのか千草は彼女の頭を踏みつけて呟いた。
「あらあら、1人だけで逝くなんて随分と節操無しねぇ」
「………ッッ」
千草は足に体重をかけ罵倒を続ける。
「お尻を叩かれてたときも嬉しそうだったし、カルメルさんの将来が心配だわ…」
「また教育が必要みたいだよね」
そう言うと、悠二はまたヴィルヘルミナのお尻を叩き、腰を動かし始めた。
「ッッ!?…んあ゛、うあ゛、あ゛う…」
彼女のお尻は尚赤くはれてペニスをくわえたまま肛門をひくひくさせている。
「ダメよカルメルさん。あなたはわたしと同じ悠ちゃんの人形で、
勝手に感じたり逝く権利なんて全くないのよ」
「は…ぃ…、…わたッッ…じは…あ゛ぐッ!んぁあ゛ッッ…
…人形…で……あり、ます…ん゛んッッ!!…」
「そうよ、続きを言えればご褒美をあげるわよ」
千草は頬に手をあて、足にかける体重を少し軽くした。相変わらずアナルを
攻める悠二は2人の会話にあえて入らず、ヴィルヘルミナの返答を待つ。
「わたし…はあ゛あ゛ッ……許可、な゛く…逝けない…
…んん゛ッッ…にん…ぎょうで……あり、ます…」
「いいわよカルメルさん。その顔だけでもわたしは逝けちゃいそうだわぁ…」
ヴィルヘルミナの頭から足を離し、彼女の視線と同じ位置まで千草はしゃがむ。
少し動けば唇と唇が触れる距離。
「だから…、だからもう逝かせて欲しいであります!!」
叫ぶように頼むが千草は妖しく微笑むだけだった。
「僕が逝くまで駄目だよ。それまで母さんの相手でもしといてよ」
「う゛あッ……そん…な……ん゛ん゛んッッ!!…」
ヴィルヘルミナはてっきりご褒美で逝かせてもらえると思っていたらしく、
まだ焦らされると知り悲しみに暮れる。眼前の千草はそんな彼女がとても愛おしく
なり唇を寄せた。
「いいわぁ…んぁッ…その表情…んッ…ぷはぁ……」
いつの間にか千草はヴィルヘルミナと体を密着させ彼女の全身を弄る。
「はぁ…悠ちゃん…わたし、もう我慢できないわぁ…いじっていい?
わたしのオマンコ自分でいじっていい?」
「今日は頑張ったから、思う存分ヤってもいいよ。激しく…ね」
「あ゛ぅッ…ゆう、じ……さん……わたしは……?」
千草に許可は出したが、ヴィルヘルミナに許可を出す気はまだ無いらしく、答えを
スパイキングで返した。
「んあッッ!?……お願いであります!あ゛あ゛ぁッッ!?……お願いであります!!」
「あぁぁ…いいわぁ…ホント、可愛い…」
三者三様の光景。余裕を見せる悠二に笑みを魅せる千草、そして足掻くヴィルヘルミナ。
「あぐッッ、んあ゛ッ!い゛あ゛あッッ」
「それじゃあ出すよ。ちゃんと受けとめてね」
「あぁ、悠ちゃん。わたしも逝く!!んッ…あぁぁぁ…」
「…逝っちゃ…だめッ…、…であり、ます…………逝っちゃだめ…、…であり…、ます…」
2人が逝く中、合い言葉のように呟き絶頂感を我慢する。
最後の仕上げとばかりに悠二は奥にもうひと突きし、千草はクリトリスを摘み潰す。
それは前もって計画していたかのように息の合った仕上げ。
「う゛ッあ゛ぅッあ゛、あ゛、だめッッ、ん゛あ゛
逝っちゃ、あ、が、だ…めッ、あ゛、あ゛あ゛……ぁ…ぁぁ…」
どれだけの刺激だったのかは彼女のアソコから出る大量の愛液が物語っている。
「あー、また許可してないのに逝っちゃって…」
「あらあら、またお仕置きが必要みたいね」
「う゛、あ゛、そん…なぁ…ん゛ぁッ!」
未だに止まらない刺激は断続的な絶頂を生み出す。
「今度はどんなお仕置きが必要かなぁ…」
「わたしも楽しみに待ってるわよ」
「…ぁ……ぅぁ……ぁ…」
ここでTVの映像が消えた…