「あの…池君?今週の日曜、うちに来てくれる?教えて欲しいことがあるんだけど…?」  
吉田にそう言われたので、池は断るはずもなく、吉田の家に行くことにした。  
もう坂井悠二への宣戦布告をしたのだから、そろそろ自分から動かないと。そう考えていた矢先のことであった。  
「でも、テスト期間でもないのに、どうして勉強なんだろう…」  
などと考えながら歩いていると、吉田の家に着いた。  
ぴんぽん  
「こんにちは、吉田さん。」  
「あ…池君!いらっしゃい。私今から色々準備することがあるから、二階の私の部屋で待ってくれる?」  
「うん、分かった。じゃあ、待ってるね。」  
そう行って二階まで上がり、吉田の部屋に入ると、  
「おっ、池君!」  
緒方がいた。  
「やっほー池くん。二人っきりじゃなくてごめんね〜」  
中村がいた。  
ちなみに中村とは、]T巻での挿し絵の立役者であり、その指使いはシャナをして「ひゃわっ!!」と言わしめたほどである。  
「こんにちは。二人も今日は勉強するの?まだ何を教えればいいのか知らされてないんだけど。」  
「えっとね、とりあえず、おとなしくしてくれるかな?」  
そう言うと緒方は、池に関節をかけて、そのままベッドに押し倒した。  
「あだだだだ!一体どうしたの!」  
「ごめんね〜?おとなしくしてくれればすぐに済むからね!」  
そういって中村は、池の服を手際よく脱がし、縄でベッドに縛り付けた。  
「ちょ、ちょっと!何をするつもりなんだよ!?」  
池が抗議の声を上げると、緒方が、  
「今日私と一美に教えてほしいことは…セックスについてなの。  
私は田中をひぃひぃ言わせるために、一美は坂井君を籠絡するために、どうしても上手くなる必要があるの!」  
という無茶苦茶なことを言いながら、服を脱ぎだす。。ぺったんこではあるものの、無駄な肉のない、ある意味完璧な体だった。  
「私は池君と一緒に二人に教える側ってわけ。皆には当然内緒にしとくから。ね?」  
笑顔でそう言いながら、中村も服を脱ぐ。こちらは緒方と対照的に、出るところが適切に出ている。  
「な、なんで僕が!?いくら何でも経験の無いことには教えられないよ!」という池の必死の抗議は、  
「「メガネマンに不可能は無いわ!」」  
という二人の意見に一蹴させられた。  
 
と、そこに  
「遅くなってごめんなさい!」  
と、もう一人の女の子が入ってきた。  
手に持っているのは、コンドームと、ローションと、元は心臓病の薬であった、いわゆる“バイアグラ”である。  
「それじゃ、私も早速…」  
そう言って吉田も服を脱ぎ始めた。吉田は二人とは比べものにならないような、まるで黄金比のような立派な身体をしている。  
すでに学内トップのおっぱい偏差値80越え、グラビアアイドルのスカウトからも声が掛かっていると噂の美貌に、池は思わず息を飲んだ。  
「ふふ、池君すっかり大人しくなっちゃって……。よし、じゃあ始めようか!」  
中村の一声で、宴は始まった。  
 
講義の進行は、中村が  
「じゃあ手コキから始めようか、まずは…」  
と実践して見せ、  
「こ…これで田中をひぃひぃ言わせて見せる!」  
と緒方が実習しながら意気込み、  
「ふふ、こうすると気持ちいいみたいですね。」  
と吉田が花のような笑顔を池に向ける。すると、その痴態と笑顔にやられた池が  
「も…もう出る」  
と弱音を吐き、  
「ちょ、ちょっと一美ストーップ!」  
と中村が必死で寸止めする。という繰り返しである。「うぅ…そろそろイかせて欲しいな……。」  
「ふふ…じゃ、そろそろ一発イキますか…。じゃ二人とも、やるわよ!」  
「「はいっ!先生!」」  
なんだかすごい力関係である。中村は耳、緒方は乳首、吉田は陰部にそれぞれスタンバイした。  
くちゅ、くちゅ、といういやらしい響きが、部屋のなかに立ちこめる。  
吉田が、自分の想い人が、自分ののモノを胸で挟んで、顔を赤くしながら、上目遣いで  
「い、いっぱいお漏らししてくださいね!」  
などと言うので、池は開始から一分と持たずに、今まで出したことのない量の体液をぶちまけてしまった。「あちゃ〜、こりゃ出しすぎ…。髪にかかっちゃったからシャワー浴びてくるわ!」  
「ごめん緒方さん…あんな不意打ちがくるとは思わなかったから……。」  
「か、一美すごいね…あんな言葉どこで覚えたの?」「ふぇ!?あ…気のせいですよ!」  
緒方がシャワーに行き、中村が第一講の終了を告げ、休み時間になる。  
「では、シャワー終わったらこんどはコンドームを使った実習を始める!」  
「「はいっ!大先生!!次も宜しくお願いします!」」  
なんだか力関係がさらに強くなっている。夜はまだ始まったばかりだ――  
(ワッフルワッフル)  
 
 
悠二「という夢を見たんだ。」  
池「ははは、よせよ、食事中だぞ?」  
吉田「わ、私そんなことしません!////」  
緒方「そうか!その手が…////ってコラ!坂井くんのエッチ!」  
田中「はっはっは。溜まっているのではないかね坂井クン?」  
佐藤「ひひ、シャナちゃんが何もさせてくれないからだろ?」  
シャナ「う…うるさいうるさいうるさい!そういうことは軽々しくしちゃダメって千草が言ってた!」  
アラストール「ぬぬぬぬ…坂井悠二!不埒にも程があるぞ!」  
佐藤・田中・シャナ・悠二・吉田「ちょwwwwwwアラストールwwwwww」  
緒方「へ?今の何?」  
池「ペンダントから聞こえた気が……。」  
中村「アラストール…ってもしかして!?」  
ウァラク「あら、お久しぶりねぇ、“天壌の劫火”。」  
アラストール「む…その声は“き蜴の帥”(←なぜか変換できない)!その子は「魑勢の牽き手」(←こっちはなぜか変換できる)か!?」  
悠二佐藤田中吉田シャナ「ちょwwwwwwなにこの展開wwwwww」  
緒方池「うはwwwwwwもうわけわかんねwwwwww」  
つづかない  
 

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