ついにベルペオル軍師にも手をかけてしまって  
段々エロさにも磨きがかかって来たユウジ王子。  
しかしこれも全て男御子を作るためなので仕方ありません。  
さて今日は誰がユウジ王子の毒牙にかかってしまうのでしょうか…  
 
「うむ。息子よ、鍛練の程はどうだ?」  
ここはある日の謁見の間。このお堅い雰囲気は、  
アラストール王にはたまらない、彼のお気に入りの場所です。  
「は、はい、頑張ってます、一応…」  
逆にユウジ王子はこの雰囲気が苦手でした。  
やる気満々のアラストール王の声がいつにも増して大きく、  
威圧的になるからです。  
「武術はAランク、学問、はDランクといった感じです」  
イケ侍従長が補足します。どうやらユウジ王子は切れる頭を勉強に使うことは出来ないようです。  
「そして性技はSランク。駿台偏差値で言えば70越えぐらいです。」  
ユウジ王子はどうやらコッチにかけては  
右に出るものが居なくなってしまったようです。  
ちなみに駿台模試男性の部一位はソラトです。  
何の模擬試験なのかは知ったこっちゃありません。  
「まぁ、ユウちゃん優等生ね、でもあんまり遊びすぎちゃ駄目よ?」  
チグサ王妃が釘を刺します。でも得意なものはしかたありませんね。  
「しかし息子よ、お前も十分強くなった。そろそろ戦場へも出てみないか?」  
アラストール王がとんでもない事を言ってのけます。  
それもそのはず、ユウジ王子は最近武術でもめきめき力を付け始め、  
シンデレラへの勝ち星もあげてきているのです。通算で3勝9876敗くらいです。  
「な、何言ってるんだよ父さん!?王子が死んだら国も終わりだよ?」  
おそらくユウジ王子はシンデレラの教育方針により突撃兵とかにされるのでしょう。  
そうなったら本当にヤバいのです。  
「む…しかしこの城も慢性的な兵士不足なのだ。  
シンデレラの教育のおかげで一人一人は強いのだが…」  
シンデレラはすっかり軍の教育を任されているようです。  
最近は屈強な男たちが最近すっかり女っぽくなったお姫さま教官に  
ハァハァしながら指導を受ける姿が日常茶飯事です。  
夜な夜な兵士達の寝室から「ハァハァシャナたん中に出すよー!」とか  
「オッス!シュドナイ兄貴もう出そうっす!」とか独り言が聞こえてくるのが  
社会問題になっているのが悩みの種です。  
 
「うふふ、兵士の募集なら掲示しておきましたよ、あなた」  
チグサ王妃がフォローします。この国はいま隣国と緊張状態なのです。  
「今日はユウちゃんお休みだけど、夜のお勤めはきちんとするのよ?」  
「今日の夜はベルペオルさん出掛けてるだろうから、シンデレラとだね?」  
現在ベルペオル軍師は会議室にこもりっきり、サンドリヨンは外交に大忙しです。  
そんな中今日はお休みで呑気なユウジ王子はわくわくして言いますが、  
「ユウちゃんがきちんと節度のあるセックスが出来るようになるまで、  
シャナちゃんとはお預けです。」  
チグサ王妃はそれを却下します。なぜなら、この間は泣かせてしまった  
シャナへのお詫びと、ユウジ王子が張り切りすぎたせいで、  
シンデレラを快楽のどん底につき落としそうになったからでした。  
 
『ふふふ……、シャナ、今日の君は、とってもいやらしいね……』  
『ううぅ〜、はずかしいよぅ……』  
 
『あぁっ、ゆうじぃ、らめぇ、わらひ、こわれひゃうぅぅ……』  
『シャナ、気持ちいい?よがり狂ってるシャナも、可愛いよ……』  
『らめぇ、あっ、あっ、あっ、あっ、あ……』  
こんな、何時もの気の強いシンデレラとのギャップは、  
どうしてもユウジ王子の嗜虐心をそそってしまうのです。  
「それでは今日の相手はマージョリー・ドブッ」  
スケジュール帳とにらめっこしていたイケ侍従長が突然群青色の  
炎弾をぶつけられて昏倒しましたが、犯人はあえて追求しません。  
「では、私がやりましょう」  
そこに現れたのは城の専属巫女という、役どころのよくわからない少女です。  
「あら…でも、児ポ法とか、大丈夫かしらね…?」  
チグサ王妃はシンデレラについては言及しないようです。  
最近はシンデレラ(≠フレイムヘイズ)も膨らみ始めたからでしょうか。  
「大丈夫です。この国に児ポ法はありません。生殖の方法も、本で読みました。」  
この子は頭は良いようですが、文章に対する信仰が厚すぎるようです。  
将来いい官僚になってくれそうな逸材です。  
「そうね……。じゃユウちゃん、今日はヘカテーちゃんを  
ちゃんとエスコートしてあげるのよ?よがり殺しちゃだめだからね。」  
「はは…何だか根本的に間違ってる気がするんだけどな……」  
 
これも全て男御子を作るためなので仕方ありません。  
 
今日の相手はヘカテーです。しかしどうやらヘカテーちゃんは初めての様子。  
「大丈夫、本に書いてあったとおりにすれば、大丈夫……」  
ヘカテーちゃんはどうやら本が命綱のようです。  
社会の厳しさを教えてやるいい機会なのかも知れません。  
「ヘカテーさん、入るよ〜」  
「!!!!」  
ユウジ王子がドアを開けた瞬間、ヘカテーの体が飛び上がりました。  
それに気付いて、ユウジは優しく諭します。  
「ヘカテーさん、いいの?嫌なら嫌って言わないと。」  
「だ、大丈夫です。それでは…」  
明らかに大丈夫じゃないヘカテーは、服を自分で脱ぎ始めました。  
まだ幼い、可愛らしい身体が、なんともいえない罪悪感をそそります。  
(いいのか?いやシャナはもっと成長してたけどこれはさすがに)  
シンデレラをロリとすると、ヘカテーはペドです。  
つまりこんな小さい子に真面目に勃起する人は、  
一部のヘンタイさんのみなのです。  
シュドナイ将軍が欲情する身体は、ユウジ王子にはいまひとつ理解できませんでした。  
「それでは、いきます。」  
ヘカテーは、ユウジの口に舌を入れてきました。その間も、  
ぷるぷる震えるヘカテーが、ユウジは可愛く思えました。  
(ふふ…本で読んだって、キスのやり方なんか、分かるわけないのに)  
ヘカテーは舌を口の中でぺろんぺろんするだけでした。  
それでも、ユウジはキスを受けてやります。  
「ふ…、ふぁ…、ドキドキします…。」  
ヘカテーは、一人でドキドキしてしまいました。  
(う〜ん、この拙い感じが、ペドの醍醐味なのかなぁ)  
これはシンデレラには一方的に攻めるだけなので、今まで  
気付かなかったことでした。  
「で、では大きくして差し上げます。」  
ヘカテーはユウジのタオルを取ると、へなへなしているユウジ二号を手に取り、  
しゅっこしゅっことしごきにかかりました。  
「き、気持ちいいですか?」  
「あ、あはは、気持ちいいな〜、、、」  
頑張るヘカテーちゃんを励ますユウジですが、身体は正直です。  
 
ユウジ二号が立たないのは、サンドリヨンがあんなに気持ちの良い手コキをするからです。  
サンドリヨン曰く、『うふふ…王子さま、この手を知ってしまったら、  
もう自分の右手じゃ満足できませんよ?それでもいいんですか?』らしいです。その後ユウジは本当に自分の手より気持ち良い右手を味わって  
三日間くらいサンドリヨンでしかイけなくなったので、  
今は恐いから禁じ手にしています。  
全部サンドリヨンの陰謀です。  
ユウジのへなへなはいつまで経ってもへなへなでした。  
「あ、あのさ、ヘカテーちゃん?」  
ユウジ王子は耐えかねてもうお開きにしようとします。  
こんな子には立たないどころか気が咎めるのでした。  
「きょ、今日は僕のユウジ二号が調子悪いみたいだからさ、もうお休みにしない?」  
何だかバカみたいですが、ユウジ一号も必死なのです。  
「それは、わたしが、下手だからですか……?」  
ヘカテーちゃんの声が震えています、ユウジはついに泣かせてしまいました。  
「いやほらそんなんじゃなくて、僕にも人間として  
最低限の倫理があるというか」  
女の子を泣かせたのは二度目です。土下座はまた出るのでしょうか。  
「うっ、王子さま、私も、王子さまと、  
したいのに、ひっく、ごめんなさい、ごめんなさいぃぃぃ!」  
 
あ〜あ、という感じでしょうか。この辺で下の階のバーのテレビは、普通の番組を映し始めます。  
「う〜ん、今日はどっちらけだったわねぇ…」  
チャンネルを変えたのは、バーのマスターでした。  
ユウジ王子が大失敗したときは、別番組に差し替えるのです。手動で。  
「ユウちゃんも、やっぱり気が咎めたのかしら。最低限の倫理があってよかったわ。」  
チグサ王妃は、あくまでプラス思考です。  
「ちくしょー俺のヘカテーを泣かせやがって〜!  
明日の剣の時間は色々な意味でしごいてやる〜うっうっうっ」  
シュドナイ将軍が、まるで自分のことのように嘆き悲しんでいました。  
これがヘンタイさんです。  
「ふん、フルハウスのほうが面白いじゃないか。」  
この声は最近の徴兵でお城にやってきたテンモクイッコ家の元長女のメリヒムです。  
今は男に性転換しました。マージョリーとともに、フルハウスを見ています。  
「野球はやっておらんのか」  
「ペナントレースはとっくに終わっているぞ。」  
アラストール王にタメで話す辺り、かなり古い仲なのでしょう。  
このへんで場面は元に戻ります。  
 
「わたしだって、わたしだって、大人の女に、なりたい…ひっく」  
しゃくり上げながらヘカテーは、本来の目的を口にします。  
「どうしてそんなに大人になりたいの?」  
ユウジはヘカテーを抱きしめながら理由を聞きます。  
「だって、シュドナイが、シュドナイが、いつも私をおかずにして、  
オナニーするんだもん」  
ヘカテーはヘカテーなりに、幼女であることに悩みを感じていたようです。  
「大人の女に、なれば、ひっく、シュドナイもわたしのことを、  
見なくなるって、考えて、うぅぅ」  
思いの外ディープな悩みです。  
「でも、やったからって、いきなり大人にはならないんだよ?」  
王子は優しく諭します。  
「大人になるには、時間がいるんだ。それまでは、我慢だよ。  
でも、もし困ったことがあったら僕やマージョリーさんのとこにおいでよ。」  
「ううぅ…ありがとうございます…。」  
「うん。落ち着いたら、もう一ラウンドだね。」  
王子さまは、ヘカテーの意図を、少し汲んでやることにしました。  
(数分後)  
「それじゃ、僕が責めるよ、いいね?」  
こんどは震えずに頷くヘカテー。この雰囲気に慣れたようです。  
(この子には悪いけど、一撃で終わらせる)  
ユウジはヘカテーを包みこむように抱きしめ、その唇を優しく奪います。  
(きもちいい、これが、大人の)  
口内を犯され、ヘカテーは何も考えられなくなります。  
ユウジはそのまま、ヘカテーの股間に手をやり、優しくいじってやります。  
「〜〜〜〜〜!」  
ぷしゃーー  
声なき声をあげて、ヘカテーはシーツにおしっこを撒き散らしました。  
 
 
(数分後)  
「すぅ…、すぅ…」  
すやすやと眠るヘカテーを胸に抱き、今日は何もせずに終わるユウジ王子。  
だんだんと「待て」が出来るようになってきたようです。  
(だんだんと成長しつつあるな僕も)  
ユウジ王子は自分で自分を誉めていると、  
ぼわん  
明るすぎる水色の煙が辺りに立ちこめました。  
「わわっ、なんだなんだ!?」  
「ん〜?おはよ……」  
煙が晴れた時には王子の胸の中には、深紅の髪と瞳が魅力的な女性がいました。  
「あれ、お楽しみ後だった…?私この子の意識がなくなると自動的にでてきちゃうんだわ」  
炎髪の女はら○ま1/2みたいな言い訳をして、部屋を出ようとしますが、  
「待って」  
王子は離しません。  
「な…、なぁに?」  
「僕まだ一発もしてないよ?」  
マティルダは嫌な予感がします。  
「私とやったら、やっかいなことになるんじゃないかなぁ…」  
王子さまはすっかりその気です。マティルダを抱きながらその頭をなでなでします。  
「問題:僕はいったい誰でしょう?」  
「この国の…王子さま?」  
「ふふ、正解。商品は、快楽ぢごく巡りの旅だよ」  
「ちょ、ちょっと話だけでも聞いてくれるかな?」  
「問題:王子さまの命令は?」  
「絶対です?」  
「ふふ、良い子だ」  
王子はマティルダの形の良いおっぱいに手を伸ばします。  
「ちょ、ほんとダメだってひゃうん!」  
数十年ぶりの性感に、マティルダの感度も良好になってしまいます。  
「へぇ〜、乳首弱いんだ〜……」  
ユウジはマティルダの乳首の周りを焦らすように舌で舐め回します。  
もう止まりません。  
「あぁ!ちょ、駄目あっ、駄目だってああぁ!」  
王子の身をとろかすような愛撫に、  
マティルダは今にもスイッチが入ってしまいそうです。  
「大丈夫、優しくしてあげるから、恐がらないで…あと、」  
 
「な、なに?」  
「堕ちないように、気を付けてね?」  
その言葉とともに、王子さまは焦らしていた乳首にしゃぶりつきます。  
「あぁあぁあぁあ〜!」  
 
バーでは、チグサ王妃と魔女のマージョリーが、ヘッドホンの音声のみでその様子に聞き入っています。  
「ちっ、中継消さなきゃよかったわ。テレビに繋ぐ?」  
魔女は新たなる乱入者に舌打ちします。  
「今は駄目よ。ほら……」  
チグサ王妃の視線の先には、カウンターでくだをまく二人?の男がいます。  
「…もうすぐマティルダの命日だ。」  
メリヒムが、ウイスキーを煽りながら呟きます。  
「うむ。墓参りには必ず行く。」  
アラストールは激務のなかでも、この行事だけは欠かさないのです。  
「この城にいると、色々思い出すな…」  
メリヒムは昔、このお城の兵士でした。  
「…このバーでは貴様と殴り合った思い出しか出てこないな」  
「貴様が俺の女に手を出すからだろう」  
「自惚れるな。貴様はマティルダと同じ兵団で仕事をしていただけだ」  
「お前だって王という地位を利用してマティルダに近づいていただけだろう?」  
「何だと?」  
「やるか?」  
「ヒヒ、我が麗しき酒杯、マージョリー・ドー、ご氏名だぜ?」  
「あ〜はいはい、喧嘩はここではやんないでね〜。」  
マージョリーはけだるそうに言うと、アラストールを人間に顕現させ、  
バーの中央にリングを設置すると、二人をそこに促しました。  
「ギャーッハッハッハー!!!やれ!やれ!ぶっ潰せー!」  
リングの上では、ライバル同士の因縁の戦いが、十数年ぶりに再開です。  
 
一方ユウジ達は  
「はぁ…、はぁ…、はぁ…、ま、マティルダさん、凄かった…。」  
「あ、アンタもなかなか…やるじゃない…、」  
ケンカ後の番長同士みたいになってました。  
「で、どうしようこの後…」  
マティルダが不安げに言いますが、  
「大丈夫…偽装工作は、完璧だから…ごにょごにょ」  
ユウジは偽装の手立てをすでに立てていたようです。  
着々と悪(わる)になっていってます。  
「すごい計画ね…わかったわ。」  
「じゃ、そんなわけで、よろしく。カルメルさん」  
ユウジがそう言うと、給仕服の無表情なあの人が、屋根裏からしゅたっと降りてきます。  
「御意であります」  
無愛想にそう言うと、そのまま風のような速さでどこかに言ってしましました。  
 
下の階では  
「うおおおおお!!」  
「ぬあああああ!!」  
丁度クロスカウンターが入ったところでした。  
今回の試合はドローのようです。  
「もう…あなた無理しちゃって」  
チグサ王妃はアラストール王を介抱もとい回収に行きます。  
「メリヒムを借りるであります」  
どこからともなくやってきたヴィルヘルミナに、メリヒムは連れていかれました。  
「ヒッヒ、いい試合だったぜぇ、御両人?」  
マルコシアスが二人の戦士に称賛を送り、  
「マティルダと互角なんて…そろそろボーヤも食いどきね。」  
マージョリーが一人の少年に熱視線を送ります。  
バーの夜は、まだまだ明けません。  
 

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