……採点中……  
 
「残念でしたね、74点です」  
「そんな……それは先生が  
「先生のせいにするつもりですか? そんなこという生徒にはお仕置きです」  
錫杖を鳴らすと、悠二は急に眩暈を起こし倒れてしまった。  
 
 目を覚ますと悠二は後ろ手に手錠をかけられ、裸にされ、ベッドに寝かされていた。  
辺りを見回すとそこには大きな帽子とニーソックスだけをつけたヘカテー先生の姿があった。  
「先生!?」  
「つかまっているというのに大きくして……坂井くんは変態ですね」  
「……男としては正常だと思います」  
「口答えは許しません」  
ぐっと足で『悠二』を踏みつける。  
「ああっ!?」  
「踏まれてるのに気持ちいいんですか」  
ソックスのわずかにぬれた湿り気、暖かさが悠二を興奮させる。  
「うっ……あっ……」  
「気持ちいいんですか、答えてください」  
確かに気持ちはいいのだが、認めたくないという抵抗感が答えるのを許さなかった。  
「それなら……」  
踏む力を弱め、やわらかくなぞるような動きに変える。  
「ううう……」  
刺激が弱まったことでかえってしてほしいという願望がふつふつと湧き出す。  
「ほら、どうなんですか」  
我慢できずに本音を漏らしてしまう。  
「き、気持ちいいです……」  
ヘカテー先生は意地悪く笑い、踏む力を強めると  
「素直な生徒は好きですよ、坂井くん」  
『悠二』は震え始め、出しそうになるが、悠二はこらえて我慢しようとする。だが、  
「ぬるぬるしたものが出てきましたよ。靴下が汚れるので出さないでください」  
先っぽだけをネチネチといたぶり、ニチャニチャと音を立ててくすぐっていく。  
「うあっ……くうっ……」  
「いじめられて喜ぶなんて、ほんと、変態……」  
「あっ、あっ、ああっ!」  
白い精液がソックスを汚していくが気にした様子もなく、  
「汚れちゃいましたね、本当に坂井くんは変態です」  
さらに言葉でなじっていく。  
「でも、本当にかわいいです。食べちゃいたくなるくらいに」  
悠二の足元に座ると、股を広げ、両足で肉棒を挟み込み、上下にしごき始めた。  
悠二はヘカテー先生の大胆な行動に鼻血を噴き上げるのだった。  
 
「せ、先生……その……」  
「どうしましたか、坂井くん」  
悠二が見つめる先に気づきながらも指先を器用に動かし、悠二を感じさせていく。  
「えっと、その……」  
「わかってますよ、坂井くん、こうしてほしかったんですよね」  
自らの割れ目を悠二のそそり立つものに押し付けると上下に動かし始め、  
「先生に坂井くんのを味あわせてください」  
と悠二を高めていく。  
ヘカテー先生のそこはやわらかく、ピッタリと吸い付いてきて、  
「先生……もう……」  
「出してもいいんですよ」  
「先生っ……!」  
ヘカテー先生が持ち上がるほどに腰を激しく動かし、快感を貪る悠二。  
「坂井くん、あっ、気持ち、いいですっ!」  
自らの欲望を満たすために腰を動かし、精液が上っていく。そしてぶちまける。  
「きゃあっ!」  
快感にわれを忘れ没頭していたヘカテー先生、突然のことに思わず悲鳴を上げてしまう。  
「先生……」  
トロンとした目で悠二は白く染まったヘカテー先生を見ている。  
そんな中、急に視界がふさがれる。  
ヘカテー先生は悠二の顔面にまたがると、舌で悠二のものに口付ける。  
「ん……はむっ……ちゅっ……」  
悠二のものをなめ、吸い、歯と手を使いながらしごき上げる。  
悠二はヘカテー先生のにおいに暴走し、割れ目に舌を這わせていく。  
「きゃっ!? 坂井くん!?」  
暴走した悠二はとにかく舌であふれる愛液をかき出していく。  
「んんっ、あっ、坂井くん、上手……」  
恍惚とした表情を浮かべ、さらに悠二のものを味わっていく。  
亀頭をなめて、カリを刺激し、裏筋を軽く指でなぞりながら、吸い出そうと懸命にほおばる。  
悠二も必死に舌を動かし、かき出す動きから吸い付く動きへと行動を変える。  
「坂井くん! それはっ、だめええぇ!!」  
口付けていたものを離し快感に体を震わせる。今までで一番の気持ちよさに脳がしびれていく。  
ぼーっとしながらも再び口付けるとタイミングを見計らったかのように悠二は絶頂に達した。  
 
「坂井くん、お疲れ様でした」  
悠二に口付けを交わすと錫杖を鳴らす。  
悠二は再び眩暈を起こし、気を失った。  
 
 
 白いチョークが頭に突き刺さる。頭を抱えうずくまる悠二。  
「授業を続けます」  
テストが授業の後に返却される。悠二の結果は赤点だった。  
「坂井くん、放課後生徒指導室に来て下さい」  
「はい……」  
あれ? どこかで……  
 
 
おしまい  
 
 
 
蛇足  
 
さらに不幸なシュドナイ先生  
 
ヘカテー先生の後をつけていたシュドナイ先生。校長に捕まって、  
「……誰か助けて」  
「ほら、どうだい? まだ私も捨てたもんじゃないだろう?」  
鎖でがんじがらめにされマージョリ−先生とベルペオル校長のファッションショーにつき合わされていた。  
「校長、こんな衣装も似合うんじゃない?」  
「派手過ぎないかねえ?」  
「な〜に言ってるの。若くあろうと思わないとすぐ歳になっちゃうよ? 校長」  
「そうかねえ?」  
「もう十分ババア……ぎゃあああああああ!!!」  
鎖の締め付けがさらに強くなる。それでもなお、  
「何が楽しくてお前らババアのファッションショーに付き合わねばならんのだ!」  
「ほ〜う?」  
「ババアねえ……」  
失言に青ざめるシュドナイ。二人が許してくれるわけもなく、  
「これはお仕置きかねえ?」  
「覚悟は決まった?」  
「いやあああああああ  
 
シュドナイ先生の悲痛な叫びが市内に響きわたった。  
 
 
 
ほんとにおしまい  
 

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