さわやかな早朝、僕はいつものように鍛錬をしていた……
バシッ
「いっ、イッター!もう少し加減してくれよ。」と僕は声を漏らす。
「何甘いこと言ってんのよ!手加減なんてしていたら上達しないでしょ。」
小柄な少女にキツイ事を言われるまま朝の鍛錬は続く………
不意に居間の網戸が開く
「悠ちゃん、シャナちゃん、鍛錬はそのくらいにしてお風呂に入って朝ご飯にしましょう」
「う、うん」
「わかった。」
小柄の少女の名は「シャナ」と言っても僕がつけた名だ。
そして僕の名は坂井悠二。母さんは千草。
ここまでは、いつもと変わらない朝だった………
「いってきまーす。」とダルイ感じで言い、学校へ向かう。
(はぁ、なんかダルイなぁ……)
「悠二、どうしたの?」
「貴様がダルそうなのはいつものことだが、今日はいつも異常だな」とシャナの首飾りが言う。
首飾りとはもとい、コキュートスといい、天壌の業火アラストールとかいう魔人がいるらしい。
「なんか、シャナに叩かれたところが痛くて………。」
「零時になれば治るわよ、きっと。」と無責任なことを言っている。
「シャナ、好きだ!」
(つい、思っていたことを口に出していた)
「な、なななななに言ってんのよ!ばか!」
「いや、本気なんだ。こうして一緒に登校しているだけで僕はおかしくなりそうなんだ。」
「悠二がおかしいのはいつもの事よ。それより、いい加減にしないと怒るわよ!」
その時、僕の中で何かが目覚めた。
僕の中に眠っていた力が………
「シャナ!」といって彼女をその場で押し倒した。
「ちょ、何するのよ、どきなさい!」
「はぁはぁ、もう我慢できないんだ!シャナ」
僕はシャナに誓いの行為をした。
シャナは多少の抵抗をしていたが、今はもうしていない。
「アンタ、本当におかしくなったんじゃないの!?」
「僕は正常だよ。でも、シャナが誘っているから…」
「な、誰も誘っていないわよ!」顔を真っ赤にさせながら反論する。
「いつも僕のベットで寝て何言ってるのさ。まぁ、今回はちょっと細工させてもらったけどさ。」
「えっ!?」
カチッ
僕は手に持っていたリモコンを操作した。
すると………
「ひゃ、あぅぅ、あぁあん……」
シャナが身体をクネクネしながら悶えている。