「じゃあ、シャナから……」
「うん……」
悠二に指名され、シャナはほんのりと嬉しそうに微笑みながらベッドの上を這い、ヘカ
テーと入れ替わるように悠二に抱きつく。
一美は少しだけ羨ましそうにしつつも微笑ましそうにシャナを見る。一方、ヘカテーは
少し不機嫌そうに2人を見ながら後ずさった。
「悠二」
いつの間にか満面の笑顔になったにシャナが、猫の様に悠二の胸に頬を摺り寄せた。
悠二は左腕をシャナの右脇から背中に回しつつ、指先でつつっ、とお腹を伝って、その
股間に指を伸ばす。
「ん、ふっ」
シンプルな形をしたシャナの秘裂に悠二の指が浅く潜りこむ。シャナの目がきゅっと閉
じられ、反射的に脚を閉じかける。
「シャナ……っ」
悠二はシャナの小柄な肢体を愛らしそうに抱き寄せつつ、重ねるだけのキスを押し付け
る。
「んっ……」
キスを押し付けながら太股を右手で擦る。
「ふぁっ……くすぐったぃ……」
シャナは掠れそうな小声で漏らす。
「シャナ」
悠二がシャナの耳元で息を吹きかけるように囁く。すると、シャナの震える脚がおずお
ずと開かれる。
悠二の指がシャナの割れ目を、下から上に向かってなぞり上げる。
「んは、ふ……ぅっ……」
シャナはゾクゾクと背筋を振るわせつつ、声を漏らす。綺麗な筋状を保っているそれだ
が、興奮による充血によって軽く綻び、中からあふれ出して、つつ、と幾筋も下に伝わっ
ていく。
「シャナ、もうこんなになってる」
悠二が耳元で囁くと、シャナはさらに顔を上気させ、湯気が出そうなほど真っ赤にして、
視線を俯かせる。
悠二はちらりと一美に視線を向ける。
一美は悠二の視線に気付くと、口元で微笑んだ。
「可愛いよ、シャナ」
悠二はシャナの方に視線を戻して、耳元で囁く。
さらに、その耳たぶを唇で食んだ。
「ひゃっ、んぅ……っ」
耳たぶを火照った唇で刺激され、シャナは甲高い声を上げる。
すり……と割れ目を指でなぞり上げ、その頂点を指でまさぐる。
「ひぁっ、そこっ……ぉっ……」
びくんっ、とシャナの身体が跳ねる。
悠二の指が、シャナの幼いままの性器の頂を覆う、厚めの包皮をつつっ、と向き上げる。
「んっ、あっ、んんっ!!」
シャナは喘ぎ声を漏らしながら、その感触に、身体を開くように引き攣らせながら何度
も跳ねさせる。
「はぁっ……ぁぁっ……」
露わになったシャナのクリトリスを、悠二の指が爪を立てずに擦り上げていく。
シャナの口から、甘い声が途切れ途切れに漏れる。
「シャナ、気持ちいい?」
「う……ん……」
掻き消えそうな声を出して、シャナは頷く。
綻んだクレヴァスからあふれ出したそれは、既にシーツにまで滴り、大きく染みを描い
ていた。
「シャナ、もうぐちょぐちょだ……」
「バカ……恥ずかしいから……言わないでよ……」
掠れそうな声で、シャナは抗議するように言う。
「シャナ、もう……良いんだろ?」
悠二が耳元で訊ねると、シャナは抗議するような表情のままこくんと頷いた。
「んっ」
傍らにいた一美がそっと避ける。
ダブルベッドの開いたスペースに、悠二は上下を入れ替えるようにしてシャナを組み敷
いた。
「悠二ぃ……」
シャナが普段のイメージらしからぬ艶っぽい猫なで声を出す。熱っぽい潤んだ瞳で悠二
を正面に見据える。
「シャナ」
悠二はシャナの前髪を梳く様に撫でながら、その腰元をシャナへ近付けていく。
悠二の逸物がシャナの割れ目に押し付けられる。ぐちゅり、と水音がたった。
「んっ、はぁぁぁっ……ふーぅ……っ」
シャナはそれを感じると、全身の力を抜くように息を吐き出す。
それを見た悠二が、ずっ、と腰を突き出した。
「あっ、はっ、ぁぁっ!!」
悠二がシャナの膣内に押し入り、その奥まで一気に貫く。あっという間に悠二の先端が
シャナの子宮口を擦り、膣底を叩いてしまう。
「くっ、……やっぱり、シャナの中、は、きつい……」
幼い膣がぎゅうと締め付けてくる感触に、悠二もまた表情を軽くゆがめてうめくように
声を上げる。
「はぁ、はぁ……悠二っ、ごめ、私っ……」
周囲には小柄な同級生で通しているが、シャナの実際の肉体年齢は12〜13歳である。成
長期も後半の状態にある悠二を受け止めるには未成熟と言えた。
「もう、シャナちゃん毎日言ってる」
困ったような苦笑で、一美が脇、悠二の傍らからシャナを覗き込んできた。
「一、美……」
ガクガクと震えながら、シャナは何かに縋るような視線を一美に向ける。
「大丈夫だから、ね?」
「で、も悠二、は……」
一美が子供を諭すように言うが、シャナはなおも不安そうな表情をして、悠二と一美の
顔を交互に見る。
「こ……んなにきつく、て、気持ち良くないわけ、無いだろ……」
うめき声を漏らすように、悠二が言った。
シャナの膣底まで押し込んだ状態で、馴染ませるように腰を止めている。
「入れてるだけでも……イきそうだ……っ」
「ちょっと羨ましいかも」
悠二の言葉に、一美が冗談めかしてそう言った。
「ふ、あ、よ、よかっ、た……」
シャナはどこか安堵の様子を見せてから、
「動い、て……良いか、ら……じゃ、なくて……動い、て……欲し、い……」
「あ、ああ……」
シャナの途切れ途切れの声を聞いて、悠二はずっ、ずっとゆっくりと腰を動かし始める。
「ふぁっ、あふっ……っぁ……」
悠二が動くたびに、その物理的に窮屈な場所を抉られる感覚を与えられ、シャナは揺さ
ぶられる。
「ふぁふ、んっ、!?」
悠二のストロークに合わせて声を漏らすシャナの口に、不意に一美の唇が押し付けられ
た。
「んん、ぅ……ひゃひゅひ……ひゅっ……」
シャナはぎゅっと目を閉じてしまいながら、悠二に揺さぶられつつ、押し付けられてき
た一美の唇を吸う。
「ちゅ……ちゅっ……れりゅ……っ」
一美はしばししっとりとシャナに唇を押し付けると、自らの舌をそっと差し出す。シャ
ナは差し出された一美の舌に吸い付いた。
小さな肢体の上下から淫靡な水音を立てつつ、シャナは悠二のストロークに揺さぶられ
ていく。
そのうちに、シャナの表情が苦しそうに歪んだ。
「ぷはっ……」
それを見て、一美はシャナからキスを離す。シャナも熱に浮かされた眼で、離れていく
一美の顔を見つめる。お互いの唇に銀の糸が伝う。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁぁっ……」
シャナは酸素を求めて激しく息をするが、徐々にだが激しくなってくる悠二の突き上げ
に、呼吸を上回ってそれを浪費していく。
だが、シャナはそれを拒絶しようとはせず、逆に貪欲に求めるかのように自ら身体を揺
すっていく。
「ヘカテーちゃん」
それまで3人の行為を、当てられたかのように見つめていたヘカテーに、不意に一美が
声をかける。
一美は、ヘカテーが自分に気付いたのを確認すると、彼女に目配せするようにしてから、
その顔を、悠二の腕の中で喘ぐシャナの胸元に近付けていく。
「か、一美……何を……ひゃっ、ふにゃぁっ!」
一美の舌が、充血し尖りきったシャナの舌を、ざらりと舐め上げた。
敏感になった乳首を刺激され、ぎゅう、とシャナの膣が反射的に締まる。
「ぐっ、し、締まるっ」
悠二が声を漏らし、一瞬そのストロークが鈍くなった。
「か、一美……ひゃぁんんっ」
すると、それを見たヘカテーが、シャナを挟んで一美の反対側に腰を下ろすと、かがん
でシャナの胸元に顔を近づけた。
一美のそれと比べてもたどたどしい動きで、シャナの乳首を舌先で突いた。
「ふひゃっ、らめっ、両方らめぇ……」
シャナの呂律が回らなくなってくる。
一美はどこかうっとりしたような表情でシャナの右の乳首に、ちゅっ、ちゅっと音を立
てて吸い付く。
ヘカテーはシャナの左の乳首を舌先でくりくりと、稚拙ながらも執拗に舐る。
「ふぇっ、ふぇぇっ、ぇぅっ……」
敏感な部分を3ヶ所も同時に攻められて、シャナはいやいやをするように首を振りなが
ら、子供が泣くような声を漏らし始める。
「あ……やりすぎだった?」
一美は口を離して、シャナの顔を覗き込む。ヘカテーも驚いたように口を離した。
「あ……ううん……しょっと、刺激が強すぎた、けど、大丈、夫……」
シャナはふるふると首を振り、刺激のあまりに涙のにじみ出た眼で一美を見た。
「ごめんね……」
「だ、い丈夫、だって……ば」
一美はシャナの乳首には触れず、乳房をぺろぺろと舐め始めた。
ヘカテーはそれを見て一瞬キョトンとしたが、やがて一美の真似してシャナの乳房に下
を這わせ始める。
「はぁ……はぁ……はぁぁ……はぁっ……」
シャナは熱っぽい声を織り交ぜながら、酸素を求めて荒く息をする。
「はぁ……はぁ……くっ……はぁっ……」
悠二もまた荒々しく息をし、時折シャナのきつさにうめき声を上げる。腰のストローク
がだんだんと早くなり、荒くシャナの膣底を突き上げる。
「しゃ、シャナもう、僕……っ、ぅ……」
悲鳴の様に、悠二がうめき声を上げる。途切れ途切れに声を上げながらも、腰は一心不
乱にストロークを繰り返していた。
「ゆ、うじ、私、も、……中で……お願い……っ」
シャナは身体を緩くくねらせながら、ねだる様に言う。
「も、もう……くっ、あ、ぁぁぁっ……」
「ひっ、ぁ、は、ぁ、ぁぁっ、ぁぁぁっ!」
悠二はシャナの膣底まで突き込んだ状態で、そこで激しく射精した。爆ぜた精液がシャ
ナの膣底に激しく叩きつけられる。
シャナはひときわ深く突き込まれた感触に、びくん、びくんと背を仰け反らせながら身
体を跳ねさせる。ただでさえ狭い膣が悠二のものを搾り取らんとばかりに締め上げる。
シャナの身体の反応に、一美とヘカテーは驚いたように身体を起した。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……はぁっ……はぁっ……」
悠二は荒い息をしつつ、ずるり、とシャナの中から引き抜く。軽く開いてしまったシャ
ナの性器から、悠二の精液と自身の愛液が混じったものが溢れ出す。
「んっ……」
悠二はシャナを抱き起こして、重ねるだけのキスを交わす。
シャナの性器から溢れ出した混じり物を、一美がもったいなさそうに指先で掬って口に
運んだ。
「んっ、ぅ」
一美の指の刺激を感じて、シャナがびくっと身体を反応させて短く声を漏らした。
「悠二」
シャナはまだ蕩けたような眼をしつつ、視線を悠二から一美へと移しながら、小さくも
はっきりと声を出す。
「ああ……」
悠二も返事をしつつ、一美とヘカテーを見回した。
シャナが自らベッドに手をついて体重を支えると、悠二は名残惜しそうに遮那から手を
離した。
「それじゃあ、次は」
悠二は、笑顔でベッドの上に佇む一美と、キョトンとしたようにしているヘカテーを交
互に見る。
「んっ……」
シャナは膝を曲げて脚を引き、自分の股間に右手を差し込んで、余韻を味わうように自
らの性器の粘膜を擽った。
「ヘカテー……かな」
悠二が少し躊躇いがちな口調で言う。
すると、一美の笑顔が少しだけ苦笑へと変化した。
一方のヘカテーは、そんな一美の表情を振り返るでもなく言う。
「いいえ、すみませんが悠二、一美からお願いします」