「えーと、始めは・・・・」
「ひゃん!?」
ローションを手に取り確かめるようにゆっくりと手を動かすシャナ。
冷たさに驚くヴィルヘルミナ。顔は彼女の炎の色と同じ桜色に染まっている。
「あん、ヴィルヘルミナ、動いちゃ駄目よ」
冷たさと恥ずかしさから身をよじる彼女を無理やり押さえつける。
まずは頬に軽い口付けを。そのまま舌で舐めあげ首をなぞる。
「ヒッ、い、ひぃ!?」
いつも愛情を向けている相手からだからだろうか、ただそれだけのことで
ヴィルヘルミナはパニックを起こす。
「こらー、おとなしくしなさい」
いつもは頼りになる姉のような存在が子犬のようにぶるぶると震えてるのを見、
シャナはにんまりと笑うと彼女の唇を奪った。
「う?むー!?んー!!」
混乱に錯乱が加わり、脱力。ヴィルヘルミナはなすがままにされる。
「うん、私の時と一緒だ。ねえ、私が誰かにしてあげるのは初めてだから、
千草みたいに上手じゃないかもしれないけど我慢してね」
シャナは自分の時を思い出す。あの時は千草が後ろから抱くようにしてくれた。
だが今回は自分よりも相手の方が大きい。
「上に乗るけど、ごめんね」
自分の腿にローションを塗り、ヴィルヘルミナの股に当てて押し付ける。
「・・・・・・・・」
もうヴィルヘルミナは口をパクパク開け息をするので精一杯で声も出せない。
口付けを再開し、手は(腹立たしいことに)自分よりもふくよかな胸へ。
撫で、擦り、掴み、揉み、時には先端を指で弾く。
陰部の体毛が張り付いているのはローションの所為だけではなくなってきた。
「じゃあちょっと失礼して・・・・」
お腹を撫で、花園に手をやる。
「〜〜〜〜〜っ!!」
瞬間、背をそらせ、高い声を出す。そして脱力。
「ヴィルヘルミナ?なんだ、もう気絶しちゃったの」
シャナはぐったりした彼女の体を石鹸で洗ってやり、乾いたタオルを何枚も使いしっかり拭いてやる。
そして、揃いの寝間着を着せ、キングサイズのベッドに乗せる。
「ヴィルヘルミナ、お休み」
頬にそっと口をつけ、自分もその横に潜り彼女を抱きかかえるようにして夢に落ちた。