「ああ、坂井君、坂井君・・・・っ!!」
彼女の股間で動いている手が速さを増す。
そこには彼女の想い人よりも巨大であろう怒号が鎮座ましている。
「あぁ、あぁ、あぁっ!!」
頭の中は、彼の顔で埋め尽くされている。
笑い顔、自分の弁当を食べて微笑んでいる顔、思案顔、りりしい顔。
「ああー!」
耳には彼の声が張り付いている。
ありがとう、おいしいよ、はははは。
「悠二君・・・・!!!」
ドクドク、ドクドク。
ティシューの上に彼女の欲望が吐き出される。
そのまま一分ほど快楽の余韻に浸っていたが、やがて嫌悪感もあらわに片付ける。
「またしちゃった・・・・。坂井君でしちゃった・・・・。ごめんなさい」
彼女は自分の臀部を剥き出し、平手で叩きだす。
「ああ、あぁ、ごめんなさい、ごめんなさい」
その手を彼のものだと思い込む。彼女の女の部分はぬるい情を吐き出す。
先ほどの行為で硬度が減っていた柱もまたも上を向いてきた。
パチン、パチン、パン、パン、バシン。
打つ手にちからが込められてくる。
「ごめんなさい・・・・!!」
最後に赤く腫れ上がるほどきつく叩くと、蜜壷からだくだくと蜜が零れ、
前の大樹からは再び樹液が勢い良く飛び出した。
「坂井君、ごめんなさい。でも、ありがとうございます」